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理数科より

  • 2026年07月18日理数科より理数科先輩と語る会

    7/18(土)に理数科先輩と語る会を開催しました。

     理数科を卒業して10年目になる先輩に来校いただき高校時代の過ごし方から進路選択そして受験勉強について、その後の大学生活から今の職業に就くまでの考えや意志について、広く語っていただきました。生徒からすると同じ理数科の卒業生ということで、「自分事」として話を聞くことができ、自分と重ね合わせることで人生を見つめなおすいいきっかけになったのではと思います。質問コーナーでは、勉強法だけではなく、医師国家試験に関することや地域課題についての質問が飛び出るなど、とても盛況に終わりました。理数科としては今後も、「今」と「未来」を繋げていく取組を引き続き行っていきたいと考えています。


    先輩お二人から。スライドはお勧めの本の紹介です。

    2
    2年生(前方)と1年生(後方)の約80名が受講しました。


    質問も沢山!聞きたいこと色々でました。

     

  • 2026年07月13日理数科より【理数探究】「概念思考(コンセプトマップ)」と「発散思考」を学び、研究テーマを深掘りしました!

    これまでの「3Dプリンター実習」や「アート思考」での学びを活かし、今回は一人ひとりが取り組む研究テーマの深掘りを行いました。思考を構造化する「概念思考(コンセプトマップ)」とアイデアを限界まで広げる「発散思考」の2つの思考法を実践し、探究の「問い」をより一層確かなものにブラッシュアップしました。

    1. 思考をつないで構造化する「概念思考(コンセプトマップ)」

    まず、自分の関心や問いの全体像を捉えるために「コンセプトマップ(概念マップ)」を活用した概念思考に取り組みました。

    • キーワードをグループ化し、それぞれの関係性を線や矢印で結ぶ

    • 「なぜ?」「どうして?」といった因果関係や包含関係を可視化する

    バラバラだったアイデアや頭の中のモヤモヤが視覚的につながることで、「自分の探究の全体像」や「本当に解き明かしたい本質的な課題」がクッキリと浮かび上がってきました。

    2. 常識にとらわれず自由に広げる「発散思考」

    構造化した枠組みをもとに、今度は思考の枠を取り払い、関連するキーワードや新たな疑問をどんどん吐き出す「発散思考」に取り組みました。

    • 「質より量」を意識し、批判をせずに思いついたアイデアを出し切る

    • 自分の知っている範囲だけでなく、異分野や一見関係なさそうなテーマとも結びつけてみる

    これらをポスターとしてまとめて、クラス内で発表を行いました。発表の様子です
    poster

    ポスターの様子です。
    poster1 poster2 poster3

    アート思考の講義で学んだ「固定概念を崩す」姿勢をベースに、自由で柔軟な発想をどんどん付箋やノートに書き出し、研究の可能性をどこまでも広げていきました。

    今後の展望:いよいよ本格的な研究活動へ!

    AIの活用、3Dプリンターによるプロトタイプ作成、アート思考による問いの発見、そして今回のコンセプトマップによる思考の整理——。これまでに学んできた数々の武器を携え、生徒たちはいよいよ自分たちの研究・実験へと本格的に漕ぎ出します。

    これからどのようなユニークな探究成果が生まれるのか、ご期待ください!

  • 2026年07月08日理数科より「常識」を疑い、自分だけの視点を見つける「アート思考」の授業を実施しました!

    高校の「理数探究」の授業において、ものづくりの原点となる「アート思考」をテーマにした講義とワークショップを行いました。最新技術を扱うだけでなく、生徒たちの「自分なりの問いを立てる力(思考の枠組みを外す力)」を育む取り組みです。

    1. 30秒で描く「サイコロ」— 私たちの頭にある固定概念

    授業の冒頭、生徒たちに「30秒でサイコロを描いてみてください」という課題を出しました。

    さいころ3 さいころ2 さいころ1 

    提出された絵のほとんどは、遠近法を用いた「斜めから見たリアルなサイコロ」でした。私たちは無意識のうちに、「サイコロを描くならこう」という一般的なイメージや固定概念(常識)に沿って物事を描いていることに気づかされます。

    2. 「リアル」とは何か?アートの歴史から学ぶ視点の違い

    ここで生徒たちに、「そもそも『リアル』とは何だろう?」と問いかけました。 美術史を振り返ると、時代によって「何をもってリアルとするか」の捉え方が大きく異なります。

    • エジプト時代:視界に見える形ではなく、「そのものの特徴や本質(概念)」を完璧に描くことがリアル

    • 印象派:網膜が感じた「光や一瞬の空気感」を描くことがリアル

    • キュビスム(ピカソなど):一つの視点ではなく、「複数の角度から見た姿を一つの画面に再構成する」ことがリアル

    時代や文脈によって「リアル」の正解は一つではないことを学び、自分たちの「当たり前」を考え直すきっかけとしました。

    3. 「アート思考」で常識と固定概念を解きほぐす

    創造性を発揮するためには、「常識を疑い、自分の中の固定概念を崩し続けること」が不可欠です。今回は、美術教師・末永幸歩さんの著書などでも知られる「アート思考」の考え方を取り入れ、思考のトレーニングを行いました。

    他人の評価や「正解」にとらわれず、自分なりの視点や違和感を大切にすることの実践です。

    4. 五感を使った観察と「問い」をつくるワークショップ

    後半は、机の上にある身近なものを一つ選び、観察と「問いづくり」の実践ワークを行いました。

    【ステップ1】五感で徹底的に観察する

    手元にあるペンやノート、消しゴムなどを、見るだけでなく、触る・聞く・匂いを嗅ぐなど、五感すべてを使って改めて観察しました。

    【ステップ2】3つの方法で「問い」を深める

    観察した対象に対して、次の3つのアプローチで新しい「問い」を作成しました。

    1. 前提を疑う(例:「なぜこれはこの形・色・素材でなければいけないのか?」)

    2. バイアス(先入観)を疑う(例:「これは勉強のためだけのものなのか?」)

    3. 再定義する(例:「もしこれが別の世界にあったら何と呼ばれるか?」)

    【ステップ3】「面白い問い」の全体シェア

    最後に、班ごとに議論を行い、「一番面白い!と感じた問い」を選出してクラス全体で発表・共有しました。固定概念から解き放たれたユニークな問いがいくつも飛び出し、教室は大いに盛り上がりました。

    テクノロジーを使いこなす技術(3DプリンターやAI)と、自分独自の視点で問いを生み出す「アート思考」。この2つを融合させることで、これからの探究活動でより深みのある課題設定や作品制作に繋げていきます!

  • 2026年06月15日理数科より3Dプリンター実習・後編:作品の仕上げ

     前回、生成AIや3D CAD(TinkerCAD)を使って作成した3Dデータ。いよいよ3Dプリンターで印刷した実物を手にとり、作品を美しく完成させるための「仕上げ作業(後処理)」を行いました!

    手作業で命を吹き込む「仕上げ・後処理」

    3Dプリンターで出力されたばかりの作品には、印刷中の落下の防ぐためのサポート材や、印刷時に発生する余計な突起(バリなど)が付いています。生徒たちはツールを駆使しながら、丁寧に仕上げを行いました。

    • サポート材の除去:本体を破損しないよう、手やペンチを使って慎重に取り除きます。

    • 表面の磨き作業:やすりを使ってバリや積層痕を削り、触り心地よく滑らかな質感へ整えます。

    • 細部のカット:細かな不要部分をペンチなどで切断し、細部まで綺麗に仕上げます。

    デジタルで作ったデータが、アナログな手作業を経て「世界にひとつだけの完成品」へと変わっていくプロセスを体感しました。

    自分の分を切り離して、ひたすら綺麗にしていきます。

    1切り離し

    やすりで削ります

    2cut

    時には指で削ります

    2cut

    ペンチで突起を切ります(猫?)

    neko

    大分と形になってきました。

    鹿?猫?

    学びの結晶!笑顔で記念撮影

     すべての仕上げ工程が終わり、苦労して作り上げた自慢の作品(オリジナルネームプレートや立体造形)が無事に完成しました!実習の最後には、完成した作品を手に受講者みんなで記念撮影を行いました。アイデア出し(生成AI)から設計(CAD)、そして手作業での仕上げまで、ものづくりの一連の流れをやり遂げた生徒たちの表情は、大きな達成感に満ち溢れていました。デジタル技術と手作業の双方を体験した今回の実習。技術の進歩を実感すると同時に、自分の手で形にする面白さを深く学ぶ機会となりました。今後の探究活動にも、今回の経験を存分に活かしていきます!

    集合

  • 2026年05月25日理数科より生成AIとCADを活用した3Dプリンター実習を実施しました!

    理数科・高校1年生の「理数探究」の授業において、3Dプリンターの仕組みや活用方法を学ぶ実習授業を行いました。今回の取り組みは、最新のデジタル技術と生成AIを取り入れた先進的なSTEAM教育の一環として実施したものです。

    授業の取り組み内容

    1. 3Dプリンターの基礎理解と最新技術
     はじめに、3Dプリンターの歴史や造形の仕組みについての基礎講義を受けました。医療分野や建築、農業分野など、様々な分野で活躍する最先端の活用事例を知り、ものづくりの可能性と未来への視野を広げました。

    2. 生成AIと倫理(著作権)の学習
     デジタル技術を使った創作活動に入る前に、生成AIと著作権に関する事前学習を実施しました。技術を正しく安全に使いこなすための情報モラルや権利関係への理解を深めた上で、実際の制作へと移りました。

    3. 生成AIを活用した3Dデータの作成
     立体データの作成には、最新の生成AIを活用しました。
      2次元画像の生成:画像生成AI「Gemini」を用いてアイデアをイラスト化
      3次元データへの変換:「TRIPO AI」を活用し、2次元のイラストを3Dデータへと瞬時に変換
     AIの力を借りることで、自分の頭の中にあるイメージを効率的に立体化するプロセスを体験しました。

    4. TinkerCADを使ったネームプレート制作
     さらに、Webベースで利用できる3D CADソフト「TinkerCAD」の操作にも挑戦しました。基本的な図形の組み合わせやサイズ調整を行い、生徒一人ひとりが趣向を凝らしたオリジナルネームプレートの3Dデータを完成させました。

    生成AIを活用した3Dデータ製作過程・製作物の紹介

    生徒は各自が所有しているクロームブックを用いて活動しました。クロームブックのブラウザーからGeminiやTRIPO AIやTinkerCADへログインすることで、作業を行うことができます。タッチパネルということもあり、画面を直接触りながら3Dデータを「グリグリ」と動かすことができます。下が生徒が作業をしているところです。画面に映っているのは「カメ」でしょうか?

    design

    ここでは生徒が作った3Dデータの一部を紹介します。

    左がGeminiに出力させた2Dデータ、右がTRIPO AIに変換させた後の3Dデータです。
    最初のは「タコ」でしょうか?

    タコ2D  右矢印 タコ3D

    次は「トマトちゃん」でしょうか?

    トマト2D 右矢印 トマト3D

    3Dデータなので、本当はマウスで動かせば「グリグリ」と動いてくれます。他にも建物やかわいらしいペットなど、全員が思い思いのアイディアで製作してくれました。

    助成金のご案内・謝辞

     本一連の授業および実習プログラムは、公益財団法人 村田学術振興財団からの助成を受けて実施しております。助成研究テーマは、「ものづくり」と「アート思考」の融合による「問う力」を育むSTEAM教育の開発、です。最先端のテクノロジーとアート思考を掛け合わせ、生徒たちの「自ら問いを立てる力」や「創造性」を養う貴重な学びの機会となっております。ご支援いただきました関係者の皆様に心より感謝申し上げます。

  • 2026年04月07日理数科より教育助成金受領のお知らせ:理数科新1年生への新しい取り組み

     R8年度の理数科では、理数科高校1年生を対象として新しい取り組みを行います。そのために、公益財団法人 村田学術振興教育財団より教育助成金として100万円を助成していただけることが決定しました。期間は令和8年度4月から一年間。金額は100万円です。

     助成金のタイトルは、「ものづくり」と「アート思考」の融合による「問う力」を育むSTEAM 教育の開発、になります。理数科1年生を対象として、ハンドランチグライダー製作を通じアート思考による独創的な「問う力」を育むことにより、生徒の問題解決能力を高める取り組みです。アート思考とは、アーティストが作品を生み出す過程で用いる独自の考え方やプロセスを問題解決に応用しようとする思考法のことです。アート思考に触れながら、既成概念や常識・固定観念にとらわれることなく「問い」を立てる力を育みます。そして、問いをレベル分けし、良質な問いを練習する教育プログラムを実施します。また、AI による画像生成や自動3Dモデリングを通して、3D プリンターの基礎を学びます。本校の所在する磐田市は輸送機器産業が集積する工業都市であり、次世代モビリティについて学びながら、ハンドランチグライダーを製作し校内で競い合います。

    期待する成果として以下の4点を掲げています。
    1)デジタルものづくり人材の育成
    2)次世代輸送機器産業を担う人材の育成
    3)独創的な問いを通じたイノベーション人材の育成
    4)アーティストと科学者の融合によるSTEAM 教育の先進校

    以下に、村田学術振興教育財団のホームページへのリンクを貼り付けます。https://corporate.murata.com/ja-jp/group/zaidan/educational/results-of-adoption/2026#grant-b
     

  • 2025年12月25日理数科より令和7年度 科学の甲子園静岡県大会最終予選

    令和7年12月25日(木)、静岡県総合教育センターあすなろにおいて、令和7年度科学の甲子園静岡県大会最終予選が開催され、本校理数科2年生の1チームが参加しました。

    一次予選を突破した7チームで競い合い、優勝チームが全国大会への切符を勝ち取れる大会です。

    開会式

    競技内容に関しては未公表のため詳細を示すことはできませんが、モノづくりを中心とした課題で、その中で発想力や問題解決力、チームワークが試される活動でした。

    作成中

    激戦の結果、見事準優勝に輝きました! 惜しくも優勝は逃したものの、メンバー全員が全力を出し切り、確かな手応えを掴んだ大会となりました。

    表彰  集合

     

  • 2025年12月23日理数科より理数科・企業による出張講座(浜松ホトニクス・アルバック)

     2025年12月23日、企業による出張実験講座「光と真空の科学~屈折率の正体に迫ろう~」を開催しました。今回は県内企業の浜松ホトニクス株式会社より4名、株式会社アルバックより2名の若手研究者をお迎えしました。高校2年生理数科の生徒約40名を対象とした会場は、普段の授業とは違った緊張感と、技術開発に携わる研究員の方から直接お話を聞ける「ワクワク感」にあふれていました。

     講座は企業の紹介に始まり、物質中の光の伝搬や真空技術に関する講義を受けました。続いて4グループに分かれ、光の干渉装置や真空ポンプの仕組み、真空状態の装置にかかる大気圧を体感する実験(マグデブルク半球の実験)などを見学・体験し、理解を深めました。  実習では、空気の存在によって光の伝搬が妨げられ、位相が変化することで生じる干渉縞を観察しました。その変化を光センサーの強度から読み取り、変化した回数から空気の「絶対屈折率」を計算によって求める演習を行いました。高度に調整された装置で測定しても、文献値とはわずかなズレが生じます。それが何に起因するのかを考察する過程を通じ、「探究する心」を持つことの大切さを再認識しました。

     講座終了後には自由参加形式の座談会を行い、生徒が研究員の方々に個別にお話を伺いました。実験装置の詳細な内容はもちろん、高校での学びが最先端技術とどうつながるのか、時にはキャリアに関する考え方など、人生の先輩からの言葉に真剣に耳を傾けていました。今年で4年目となる取り組みですが、生徒にとっては科学への関心を高めるだけでなく、自分の将来を考える上で非常に有意義な時間となりました。出張講座を開催してくださった浜松ホトニクス・アルバックの皆様に心より感謝いたします。

    1.浜松ホトニクス講義
     浜松ホトニクスの企業紹介にくわえて、物質中(空気中)の光の伝わり方について理解を深めました。

    出張講座1

    2.アルバック講義
     真空技術について、基本的な構造に加えて様々な装置とその特徴について理解を深めました。

    出張講座2

    3.浜松ホトニクス実験
     光の干渉装置を見学し、干渉縞を観察しました。光を反射させる鏡の位置を微調整することで干渉縞に変化が表れました。

    出張講座3

    4.アルバック実験1
     真空装置の仕組みを体験し、真空中での自由落下実験を行いました。

    出張講座4

    5.アルバック実験2
     真空引きされた容器にかかる大気圧を感じることのできるマグデブルグの半球実験を体験しました。

    出張講座5

    6.全体集合写真
     最後で全体で記念写真です。いい笑顔です!

    出張講座6

  • 2025年12月06日理数科より理数科企業訪問・浜松ホトニクス(豊岡製作所・中央研究所)

     理数科の生徒を対象とした事業の一つとして、浜松ホトニクス株式会社への企業訪問を2025/12/5(金)に実施しました。

     世界的な光技術のリーディングカンパニーである同社の豊岡製作所(磐田市豊岡)と中央研究所(浜松市中央区平口)を訪問し、最先端の技術と研究に触れる貴重な機会となりました。

    • 豊岡製作所(光電子倍増管の制作現場) 光技術の根幹を支える光電子倍増管の制作現場を見学しました。また、ショールームでは、私たちの生活や産業を支える光技術について、理解を深めることができました。

    • 中央研究所(最先端研究の紹介) 中央研究所では、同社が取り組む最新の研究について学びました。特に以下の5分野について、担当の研究員の方々から直接説明をいただき、高度な内容を深く理解することができました。

      • 有機半導体センサー

      • 植物の光診断技術

      • 生体イメージング技術

      • PET診断技術

      • 空間光変調器をもちいた応用分野

     生徒たちは、通常の授業では得られない知識や体験に触れ、未来の研究や技術が生まれる現場の雰囲気を肌で感じることができました。理数科の学びを深める良い機会となり、生徒たちも二学期末定期テスト終業後の午後ということもあり、普段とは違う「遠足」気分で、終始笑顔で楽しく充実した一日を過ごしました。

    豊岡製作所説明を受ける

    豊岡製作所の光電子倍増管の前で説明を受ける生徒達

     

    豊岡製作所全体写真

    豊岡製作所にて記念写真

  • 2025年11月08日理数科より理数科生徒による科学教室を開催!中学生約100名が参加 オープンスクール11/8(土)

     11月8日(土)に開催された磐田南高校オープンスクールにおいて、理数科生徒による科学教室を実施いたしました。中学1年生から3年生まで、117名もの中学生に参加希望をいただき、盛況のうちに終えることができました。

    高校生が主体となり「科学の面白さ」を伝授
     今回の科学教室は、高校2年生の理数科生徒が企画から運営までを主体的に担いました。参加した中学生は、以下の3つのグループに分かれ、実験を交えながら高校レベルの専門的な内容にも一歩踏み込んで学びを深めました。

    物理:「「あいうえお」どうして声がでるの?」

    化学:「鉛蓄電池の仕組み」

    生物:「DNAの構造と役割」

     高校生は、自身の専門分野について、分かりやすい解説とデモンストレーションで「科学の面白さ」を熱心に伝えました。中には、本校への受験を視野に入れている中学生もおり、高校の学びを体験する楽しい機会となったようです。

    参加中学生からの高い評価
     終了後のアンケートでは、参加した中学生の97%が「講座に出て良かった」と回答してくれました(残り3%も「普通」との評価)。この結果から、今回の取り組みが大成功を収めたことがうかがえます。

     また、高校2年生にとっても、自分が中学生だった頃を思い出しながら教えることで、自らの成長を再認識できる貴重な経験となりました。ご来場いただいた中学生の皆様、そして保護者の皆様に心より感謝申し上げます。

    R7磐田南オープンスクール・科学教室1 R7磐田南オープンスクール・科学教室3

  • 2025年08月21日理数科より理数科・高大連携実験実習講座・静岡大学

     2025年8月21日、理数科1年生の20名が静岡大学を訪問し、高大連携の一環として実験実習講座を受講しました。この講座は、高校生が大学の最先端の研究に触れ、科学技術への探究心を深めるとともに、将来の進路選択に役立てることを目的としています。生徒たちは、各自が希望する以下の5つの講座に分かれて、大学の先生方から直接指導を受けました。

    (1) 振動と波について学ぼう(機械工学科 臼杵 深 先生)

    (2) 熱中症対策 暑さ指数計の製作(電気電子工学科 冨木 政宏 先生)

    (3) 野菜や果物の色素で太陽電池を作ろう(電子物質科学科 昆野 昭則 先生)

    (4) AI vs 君の最強デッキ!ポケモンカードで戦う学習バトル(数理システム工学科 呉 偉 先生)

     各講座では、大学の充実した設備を使い、高校の授業とは一味違った専門的で高度な実験・実習が行われました。生徒たちは、最初は緊張した面持ちでしたが、先生方や大学生のティーチングアシスタントの丁寧な指導のもと、次第に主体的に課題に取り組むようになりました。それぞれのテーマについて深く掘り下げる中で、科学の面白さや奥深さを改めて実感している様子でした。

     残念ながら、予定されていた「時計反応:時間差で色が変わる不思議の仕組み(化学バイオ工学科 細見 圭 先生)」の講座は急遽中止となる事態に見舞われました。受講を予定していた生徒たちは、他の講座に追加で参加するなどして対応しました。この経験は、計画通りに進まない事態に直面した際の対応力を学ぶ、予期せぬ機会ともなりました。

     参加した生徒からは、「大学の研究室の雰囲気を肌で感じることができて、とても刺激になった」「AIとの対戦は、数学的な思考がカードゲームにどう活かされるのかが分かって面白かった」といった声が寄せられ、知的好奇心が大いに刺激された様子がうかがえました。

     今回の講座は、一部予定の変更がありましたが、参加した生徒にとって、大学での学びの面白さや科学技術の可能性を実感する貴重な機会となりました。静岡大学と本校では、今後もこのような連携を深め、未来を担う人材の育成に貢献してまいります。

    高大連携静大2

    (1) 振動と波について学ぼう(機械工学科 臼杵 深 先生)

     

    高大連携静大1

    (2) 熱中症対策 暑さ指数計の製作(電気電子工学科 冨木 政宏 先生)

     

    高大連携静大3

    (3) 野菜や果物の色素で太陽電池を作ろう(電子物質科学科 昆野 昭則 先生)

     

    高大連携4

    (4) AI vs 君の最強デッキ!ポケモンカードで戦う学習バトル(数理システム工学科 呉 偉 先生)

  • 2025年08月06日理数科より理数科・高大連携実験実習講座・浜松ホトニクス

     2025年8月6日、本校の理数科生徒9名が、世界的な光技術のリーディングカンパニーである浜松ホトニクス株式会社様を訪問し、特別な実験実習講座に参加しました。普段の授業では体験できない最先端の研究開発の現場で、生徒たちは科学への探究心を一層深める貴重な一日を過ごしました。

     当日のプログラムは、知的好奇心を刺激する講義と、本物の装置を使った実験で構成されていました。講座は、光が持つ波と粒子の二重性といった根源的なテーマを探る特別講義から始まりました。物理の奥深い世界に引き込まれ、生徒たちは熱心に耳を傾けていました。

     講義の後は、実際に手を動かす実験です。「光の分光」と「吸光度測定」をテーマに、専門的な分光器を使って溶液の濃度を計測しました。教科書で学んだ原理が、目の前の現象を解明していく過程に、生徒たちは科学の面白さを改めて実感した様子でした。

     圧巻だったのは、浜松ホトニクス様が世界に誇る技術に触れた「超微弱光計測」です。光電子増倍管(フォトマル)という特殊な検出器を使い、肉眼では決して捉えられない、極めてかすかな光を検出する実験に挑戦。最先端技術の精度と威力に、生徒たちからは驚きの声が上がりました。

     最後は、「頭の中(脳)を覗いてみよう」という興味深いテーマの講義です。光技術が医療分野、特に脳機能イメージングなどに応用されている事例を通して、科学技術が社会にどう貢献しているのかを学びました。自分たちの学びが未来の可能性に直結していることを実感し、視野が大きく広がった時間となりました。

     今回の訪問は、生徒たちにとって、科学技術への探究心を深めるとともに、自らの将来像を具体的に考える絶好の機会となりました。第一線で活躍する研究者の方々と交流し、"本物"の科学に触れた経験は、今後の課題研究や進路選択において、大きな指針となることでしょう。このような貴重な機会を提供してくださいました浜松ホトニクス株式会社の皆様に、心より感謝申し上げます。

    浜ホト1 浜ホト2 浜ホト3 浜ホト5

  • 2025年07月24日理数科より理数科先輩と語る会

     2025年7月19日(土)に、理数科を卒業して10年目になる先輩(社会人)を講師に迎えて、理数科先輩と語る会を開催しました。お二人の先輩に、高校時代の部活動や学習はもとより、進路選択で悩んだポイント、受験時の葛藤、さらに大学での学びや交友について、大いに語っていただきました。就職後では、職業に対するイメージと実際とのギャップについてなど、社会人ならではの経験談を語っていただき、これから進路・職業選択を考えていく高校生にとっては、とても新鮮なお話を聞かせていただきました。講演後の質問コーナーでは、学習モチベーションの持ち方から、先輩の実際の成績まで「鋭い」質問が多く飛び交い、高校生にとってはとても有意義な会になりました。

    理数科先輩と語る会・講演1 理数科先輩と語る会・講演2 理数科先輩と語る会・講演3 理数科先輩と語る会・講演4

  • 2025年02月17日理数科よりR6年度理数探究発表会

    2月14日(金)ワークピア磐田にて理数科探究発表会が開催されました。

    静岡理工科大学から4人の教授、28HRのたくさんの保護者の方々にもご来場いただき,

    各班がそれぞれのテーマに沿って研究成果を発表しました。

    各班の研究テーマは以下の通りです。

    1班 セルオートマトンを用いた避難経路の最適化

    2班 オリガミクスの長方形への応用

    3班 板書時に発生する不快音の解析と改善

    4班 直線翼型垂直軸式風車におけるエネルギー変換効率に関する実験的研究

    5班 クエン酸の抽出

    6班 振動反応の持続性に関する考察

    7班 クロロフィルの退色を防ぐ方法

    8班 キノコ由来の農薬開発~キノコでバラを救おう~

    9班 駿河湾・遠州灘の漂着軽石を探る~硫黄島起源の軽石~

  • 2025年01月10日理数科より浜松ホトニクス様とULVAC様による出前講座

    12月23日(月)に、浜松ホトニクス株式会社と株式会社ULVACによる出前講座を、本校理数科2年物理選択者対象に実施しました。

    浜松ホトニクスは光に関する技術を扱う会社、ULVACは真空に関する技術を扱う会社です。今回は二社の専門技術を活かした空気の屈折率に関する実験と、それを理解するための科学授業を行っていただきました。

     

    高校物理では、光の干渉についてヤングの実験などを通して学びますが、空気の屈折率は、真空の屈折率(つまり屈折率=1)と等しいとみなして考えることになっています。しかし、実際にそれらが同じかどうかを私たちは確かめたことはありません。今回は空気と真空の屈折率が明確に異なることを、実験を通して理解しました。

      

    浜松ホトニクスの研究者の皆様による光に関する講義と実験。高校での履修内容から発展的な内容まで教えていただきました。

     

     

    ULVACの研究者の皆様による真空に関する講義と実験。真空の定義や、真空を作り出すための方法などを教えていただきました。

     

     

    最後には、観測結果をもとに空気の屈折率を計算によって導き出しました。

    浜松ホトニクスの皆様、ULVACの皆様、貴重な機会をありがとうございました。

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