公開日 2025年12月23日
2025年12月23日、企業による出張実験講座「光と真空の科学~屈折率の正体に迫ろう~」を開催しました。今回は県内企業の浜松ホトニクス株式会社より4名、株式会社アルバックより2名の若手研究者をお迎えしました。高校2年生理数科の生徒約40名を対象とした会場は、普段の授業とは違った緊張感と、技術開発に携わる研究員の方から直接お話を聞ける「ワクワク感」にあふれていました。
講座は企業の紹介に始まり、物質中の光の伝搬や真空技術に関する講義を受けました。続いて4グループに分かれ、光の干渉装置や真空ポンプの仕組み、真空状態の装置にかかる大気圧を体感する実験(マグデブルク半球の実験)などを見学・体験し、理解を深めました。 実習では、空気の存在によって光の伝搬が妨げられ、位相が変化することで生じる干渉縞を観察しました。その変化を光センサーの強度から読み取り、変化した回数から空気の「絶対屈折率」を計算によって求める演習を行いました。高度に調整された装置で測定しても、文献値とはわずかなズレが生じます。それが何に起因するのかを考察する過程を通じ、「探究する心」を持つことの大切さを再認識しました。
講座終了後には自由参加形式の座談会を行い、生徒が研究員の方々に個別にお話を伺いました。実験装置の詳細な内容はもちろん、高校での学びが最先端技術とどうつながるのか、時にはキャリアに関する考え方など、人生の先輩からの言葉に真剣に耳を傾けていました。今年で4年目となる取り組みですが、生徒にとっては科学への関心を高めるだけでなく、自分の将来を考える上で非常に有意義な時間となりました。出張講座を開催してくださった浜松ホトニクス・アルバックの皆様に心より感謝いたします。
1.浜松ホトニクス講義
浜松ホトニクスの企業紹介にくわえて、物質中(空気中)の光の伝わり方について理解を深めました。

2.アルバック講義
真空技術について、基本的な構造に加えて様々な装置とその特徴について理解を深めました。

3.浜松ホトニクス実験
光の干渉装置を見学し、干渉縞を観察しました。光を反射させる鏡の位置を微調整することで干渉縞に変化が表れました。

4.アルバック実験1
真空装置の仕組みを体験し、真空中での自由落下実験を行いました。

5.アルバック実験2
真空引きされた容器にかかる大気圧を感じることのできるマグデブルグの半球実験を体験しました。

6.全体集合写真
最後で全体で記念写真です。いい笑顔です!

