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2026年10月21日山岳山岳部大会報告(R8高校総体登山競技新人大会)
令和8年度静岡県高等学校総合体育大会登山競技新人大会に参加しました。
10月17日(土)~18日(日)、御殿場市の国立中央青少年交流の家に幕営し、翌日水ヶ塚公園近くの須山口登山道から宝永山手前(須山四合)まで挑む大会に参加しました。
この大会は県予選を見越した大会ではあるもの、部員全員で登り、2年生が様々な技術を1年生に教える意味合いが強い場でもあります。
交流の家のグラウンドで幕営するのですが、今回は諸事情あって今年度殆ど作ることができなかったカレーを調理できるということで生徒たちはウキウキしていました。また、「キャンプ富士」のお隣ということで、夕方は演習の音が、夜間は照明弾が空に輝くなど、独特の雰囲気の中で夜を過ごします。
翌朝を迎え、当初霧の中を歩くのではないかと予想されましたが、当日は秋晴れの中気持ちの良い登山を行うことができました。
西部の高校から順番に登り、最後は東部の高校が登っていく様子です。
ただ、「油断ならぬは登山口」ということで、本校山岳部は登山道最初の分岐をいきなり間違えてしまい、30分程ロスしてスタート地点に戻り、東部最後尾の高校と合流することになってしまいました。
普段の山行であれば、本校OBの山本コーチが的確なガイドをしてくださるのですが、今回は新人大会です。コーチと顧問はパーティの最後尾で生徒たちの判断を見守りました。その後はどんどんペースを上げ、結果的に先頭集団近くまで追いついてしまいました。体力をロスする歩行は好ましくないのですが、顧問としては「なんという体力モンスターたちを育ててしまったのだ」と思ったりもしています。本校山岳部では勉強とのバランスを考え、活動時間自体は短いのですが、その分高負荷のトレーニングを行っているので、体力や筋力をつけたい人たちにもバッチリです。
お昼頃に下山を完了し、砂ぼこりまみれになった体の汚れを落として登山行動終了です。
①カレーを調理します。コロイドの乱反射「チンダル現象」を利用したペットボトルライトが役に立ちます。水とポカリスエットの光り方は大きく違います。

②今回は公式戦ですので、「読図」ポイントがあります。

③富士山の裾野は自然豊かで、巨大なミミズをたくさん見かけました。

④2年生が読図とコースの先導を行います。

⑤気持ちの良い秋晴れです。
⑥山頂までくっきりみえます。

⑦下山しつつ、「二ツ塚」に向かいます。別名「双子山」と言い、富士山の寄生火山(側火山)です。

⑧今回も本校山岳部OBの山本コーチが大活躍です。

⑨ダイナミックな富士山を臨みつつ下山します。

⑩最後はお楽しみの、いわゆる「砂走り」です。軽快に下ることができました。

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2026年09月28日山岳山岳部活動報告(9月 白馬鑓温泉小屋~白馬鑓ヶ岳~杓子岳~白馬岳)
秋山合宿活動風景
【1日目】
【2日目】
【3日目】
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2026年09月28日山岳山岳部活動報告(9月 白馬鑓温泉小屋~白馬鑓ヶ岳~杓子岳~白馬岳)
秋山合宿を実施しました
9月19日(土)~21日(月)に長野県で2泊3日の秋山合宿を実施しました。
本年度の登山ルートは、猿倉荘前から登山行動を開始し、2日後に同じ場所に戻ってくるものとなりました。当初のルートから何度も変更をして最終的にこのルートになったのですが、その経緯を説明します。次の地図を御覧ください。

プラン①から②への変更理由 → 観光登山繁忙期でテント場の確保ができないため。
プラン②から③への変更理由 → 今年の大雨で白馬大雪渓が通行止めとなったため。
プラン③から④への変更理由 → 台風に伴う風雨を警戒し稜線の縦走を避けるため。
紆余曲折を経てプラン④に落ち着きましたが、山の天気は現地に行かないとわかりません。特にプラン④に決定するにあたって、登山をしながら気象予報図とにらめっこをし、コーチたちと相談の上「生徒の安全を確保した上で最大限登山を楽しむことができるもの」ということを考慮しました。その結果、特に2日目は魅力的なコースでありつつも、かなりの距離を歩くこととなりました。
1日目 猿倉荘前駐車場~白馬鑓温泉小屋
水平移動距離5.8km(標高1250m~2100m)
2日目 白馬鑓温泉小屋~白馬鑓ヶ岳~杓子岳~白馬岳
水平移動距離13.0km(標高2100m~2903m~2812m~2932m)
3日目 白馬鑓温泉小屋~猿倉荘前駐車場
水平移動距離5.8km(標高2100m~1250m)
【※今回は写真データが多いため、そちらはPDFにまとめましたので御覧ください】
1日目は林道から登山道に入り、ルートの途中からゴールの白馬鑓温泉小屋を視野にとらえることができました。斜面にへばりつく形ではるか頭上の雲の切れ目に見えるゴールは「あそこまでいけばいいのだ」という安心感と共に、「あんなに高くまで登るのか」という不安感を我々に与えました。道中でこの3日間のルートについて各種情報を得ながら決定し、途中の沢で休憩をとりつつ、最後の急な登りを攻略し、湯煙立ち上るテント場に到着することができました。
2日目は朝の時点では雨に降られてしまいましたが、その後は天候が回復し、涼しい状態から登山行動開始です。白馬鑓温泉小屋を出ると雄大な谷川の横の登山道を進みます。途中急な登りや鎖場、さらに濡れて滑る岩の上を進むことになり、慎重な足運びを心掛けました。樹林帯を抜けると、長く続くガレ場を攻略し稜線に出ました。最初のピークである白馬鑓ヶ岳まで至るコースタイムを大幅に短縮するペースで歩くことができ、この日の天候と部員の体力を考えて白馬岳まで歩けるのではないかと判断しました。その判断は功を奏し、天候と部員の体力は最後までもちました。テント場まで戻ると、その日の夕食の塩焼きそばを調理し、温泉で疲れを癒し、翌日に備えます。
3日目の夜遅くに雨が降り、翌朝の天候が危ぶまれましたが、明け方には天候が回復し、薄曇りの中でテントの撤収及び朝食を済ませ、雨が降るまでに猿倉荘駐車場を目指す下山行動開始です。一度通った道を歩くのは心理的プレッシャーが小さく、3日間の疲労がたまった足も軽く、想定よりも早くゴールに到着することができました。帰り道には宿泊山行恒例の温泉に入ることができました。今回は毎日温泉に入ることができたとはいえ、ゆったりと入ることで疲労が大きく回復しました。
今年度の宿泊を伴う単独山行はこれで終わりです。今の1年生と2年生が合宿を経験することはもうありません。この後の大会や月例山行の中で後輩たちに技術と知識を伝授して欲しいところです。
【生徒感想より】
今回が最後の合宿で比較的天気もよく過ごしやすい気温で良かった。体力も去年の秋山と比べてかなり成長したと感じられた。山では特に大きな事故もなく終えられたので良かった。山の中で温泉に入る貴重な経験ができてよかった。山の温泉をあまり想像できなかったが思っていたよりも硫黄の匂いがきつかったので驚いた。炊事ではいつもと違うメニューもあって楽しかった。山頂の売店がおいしくて白馬まで歩いて良かったと思った。テントでは1年生とも話せたので楽しかった。引退するまでに1年生に教えないといけないことをしっかり伝えておきたい。合宿はもうないけど大会があと2回あるかもしれないので油断しないようにトレーニングしておきたい。(2年生 上杉くん)
今回の秋山合宿では、北アルプスの雄大で荘厳な自然を楽しむことができました。圧倒されるような大きな音をたてて流れる沢、遠くに見える山々の荒々しい岩肌など、登っている途中、ふと周りを見回すとさまざまな景色を見えてきました。沢で汲んだ水は、とても冷たく、普段飲むような水よりも何倍も美味しく感じられ、飲んで元気が出ました。また、毎回そうだと思いますが、とにかく1年生は登山中のどんなときでも元気がいいです。2日目の白馬三山の登山はとても長く、きついと感じる部分も少しありましたが、常にみんなで励ましあい合いながら登ることができました。みんなにたくさん元気をもらい、明るく良い雰囲気の中登山ができてとても楽しかったです。しかし、まだまだ課題もたくさんあります。まず、時間を守った行動ができていなかったことです。朝食の時間が遅くなってしまい、行動開始時刻の6時に間に合わなかったことです。次に、これは私個人の課題ですが、荷物の準備です。2日目の鑓温泉から白馬岳への移動の際、持っていく荷物を最小限に減らし、サブザックで行けばかなり楽だったはずなのに、メインザックを使ってしまったことです。メインザックを使ってしまったことで体への負担が大きくなり、途中で休憩をしてみんなの行動を止めてしまったり、メインザックからサブザックに荷物を交換してもらったり、先輩方に心配をさせてしまったりと、さまざまな人たちに迷惑を掛けてしまいました。今回の合宿は、北アルプスの大自然を満喫できた一方で、さまざまな課題も発見することもできてとても有意義な経験となりました。日々の練習や山行準備、そして実際の山行の際に今回発見した課題を生かしていき、今後も仲間とともに登山を楽しんでいきたいです。(1年生 山本くん)
今回の山行でよかったことは、何より楽しい山行にできたことです。最初は天候の心配もありましたが、行動中に雨が降ることもなく、3日間無事にやり遂げることができたのは、とても素晴らしいことだと感じています。特に、2日目に白馬山荘で食べたカツカレーがとても美味しかったことが印象に残っています。1年生が大きく成長していると感じたのは、挨拶と声かけです。最初の頃と比べて、すれ違った人に対して挨拶や感謝の言葉を爽やかな声で伝えられるようになり、とてもいい雰囲気になったと感じました。また、浮き石や滑りやすい場所の伝達はもちろん、瑛人をはじめとして、「後ろが来ていないよー」などの声かけも積極的にできていたので、とても良いことだと思います。また、調理についても成長を感じています。今回の山行では、普段よりも1年生が積極的に調理に参加していました。まだ2年生ほど上手ではありませんが、少しずつ上達しているように感じています。これからは、2年生のサポートがなくても上手に調理ができるように努力したいです。(1年生 桝田くん)
①白馬三山(※撮影している地点が白馬鑓ヶ岳、手前右手が杓子岳、中央が白馬岳)

②立山連峰(遠くに黒部ダムや槍ヶ岳も見えます)

③白馬鑓ヶ岳に挑む

④このような道も通ります

⑤予定通り3つのピークを踏むことができてよかったです。



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2026年09月03日山岳山岳部活動報告(餅を食べたい!)
第2回調理実習を行いました。
夏山合宿2日目の夕方、蝶ヶ岳ヒュッテテント場で隣になった浜松北高校山岳部のつくる「ちらし寿司」を見て、「いいなあ」「酸っぱいのいいよね」「出汁使いこなしたいよね」という声が部員から上がりました。また、更に聞くと別日には「お雑煮」を作ったという話です。その辺りから本校山岳部員の一部では「餅を食べたい」という思いが高まり、今回のテーマが決まりました。
炊くのに失敗すると致命的なお米に比べて、調理の簡単さ、扱いやすさ、腹持ちの良さなど、次回の登山に取り入れることはできないかと考え、お雑煮をつくることになりかけました。しかしながら「今の時期暑くないか?」ということで、あれよあれよと「お汁粉」を作ることになりました。
結果、非常に簡単に、また非常に美味しいお汁粉が完成しました。「これは秋山の朝食べたい」「正月の登山で食べたい」など、レパートリーの1つに加わった模様です。
夏山を経て「荷物の軽量化」が1つテーマとして浮上しています。しかしながら、安易に装備や携行品を減らすわけにはいきません。高価な装備に買い替えるのも現実的ではありません。その中で、「水分」をどうコントロールするかが軽量化の鍵となりそうです。今回作ったお汁粉も上手に軽量化しながら山の冷たい空気の中で味わいたいものです。
①1・2年生で連携します。

②いい具合です。

③完成!

④文句なしの味でした!

⑤使用済みのガス缶処理をします。秋山に向けて残量とストック数の管理を行います。

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2026年08月19日山岳山岳部活動報告(8月 常念岳~蝶ヶ岳~上高地)
夏山合宿活動風景
【1日目】
【2日目】
【3日目】
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2026年08月19日山岳山岳部活動報告(8月 常念岳~蝶ヶ岳~上高地)
夏山合宿を実施しました
8月2日(日)~4日(火)に長野県で2泊3日の夏山合宿を実施しました。
本年度の登山ルートは、一ノ沢登山口から登山行動を開始し、上高地に下るものです。
今回の山行には、普段から帯同をお願いしている本校山岳部OBの山本コーチに加えて、同じくOBの川合さん(大学院生)も参加していただきました。今回は宿泊や日本を代表する登山エリアということもあり、お二人の知識と体力と経験に随所で助けられました。
1日目 一ノ沢登山口~常念小屋テント場
水平移動距離6.8km(標高11323m~2450m)
2日目 常念小屋テント場~常念岳~蝶槍~蝶ヶ岳ヒュッテ
水平移動距離5.6km(標高2450m~2857m~2661m~2677m)
3日目 蝶ヶ岳ヒュッテ~長塀山~徳沢園~上高地インフォメーションセンター)
水平移動距離11.3km(標高2677m~2564m~1555m)
【※今回は写真データが多いため、そちらはPDFにまとめましたので御覧ください】
1日目は日差しのある中での行動開始でしたが、すぐに林道コースに入ります。途中の沢で休憩をしながら登り続けると霧が出てきて涼しくなってきました。しかし、そこからは林道に設置された急な階段やつづら折りの坂道を登り続けるルートです。胸突八丁と呼ばれる終盤では階段がありがたくもあり、憎らしくもありました。階段を登るということは確実に標高が上がりゴールに近づくのですが、それと同時に狭い登山道に設置されたゾーンを休憩なく登り続けなければならないという難所です。常念小屋のテント場に到着すると、休む間もなくテントを設営し、夕食の準備にとりかかります。この日の夕食は豚バラ炒めとサラダです。コーチが用意してくれたミニトマトや、その他各自持ち寄った行動食や気の利いた食材を交換し、夜を迎えます。終始霧が立ち込めていましたが、時折霧が晴れ、近くには翌日登る常念岳を、遠くには槍ヶ岳を含む穂高連峰を望むことができました。
2日目は晴天の中登山行動開始です。まずは眼前にそびえる常念岳を登ります。山頂が見えたと思ったらそれは偽りの山頂でその奥、まだまだ遠く高くに真の山頂が見えました。山ではこのようなことがよく起きます。常念岳山頂で休んでいると、眼前にライチョウが現れました。現2年生は昨年度の夏山山行でもライチョウを見ることができています。ライチョウに癒されていると徐々に霧が出始め、ここから縦走スタートです。雄大な景色を眺めながら山の稜線を歩いていくのが縦走の醍醐味ですが、この日はあいにくの霧、そして途中雨にも降られながら林道コースを含むアップダウンを繰り返し、部員の疲労感はどんどん高まっていきます。ゴールの蝶ヶ岳ヒュッテを目前にして、再びライチョウを見ることができました。今度は4羽の親子連れです。ところで、ライチョウの名前の由来ですが、悪天候や雷の鳴る天気の悪い日に姿を現すため、あるいは雷の鳴る高山に住むためだそうです。蝶ヶ岳ヒュッテでは上高地から登ってきた浜松北高校山岳部と同じテント場で宿泊しました。この日の夕食は醤油ラーメンでしたが、調理を始めると大雨がしばらく降り続け、雨の中で急いで食事を済ませました。夜になると星空が見え、雲海が幻想的でした。
3日目は朝日と雲海、そして穂高連峰をまとめて味わうことができる絶好の天気で、部員たちも疲労を忘れて景色に見とれていました。前日は霧の奥にかすかに望むことしかできなかった槍ヶ岳もくっきりと見ることができました。この日は殆どが下り道のコースなのですが、その分疲労をため込んだ足にはダメージが大きく、膝や足の指に負担がかかり、特に徳沢園に下る林道では辛そうな生徒が多かったです。もちろん顧問も辛かったです。上高地の徳沢園に降りると部員たちは、お待ちかねのソフトクリームや近くの沢を楽しみ、つかの間の休息をとりました。休憩後、上高地インフォメーションセンターに向かいます。これまでは登山道を歩き続け、ここからは高原のリゾート地を歩いていくので一見簡単なルートですが、ここから約7kmの道のりを、汗を吸って重くなったザックを背負ってひたすら歩いていきます。山道と違い歩くペースが上がり、また標高を下げたことで気温も上がるため、思いのほか難儀なコースでした。途中これから登山に向かう静岡高校山岳部とすれ違いました。帰り道には宿泊山行恒例の温泉に入ることができ、3日ぶりに体をきれいにすることができました。次の山行は9月19日(土)~21日(月)に再び長野県の北アルプスに挑みます。次回は白馬岳を目指すコースです。
今回の夏山合宿前後では登山に関するいろいろなニュースが出ました。高校山岳部生徒の滑落事故や、本校山岳部が挑んだ少し北の温泉地では天候悪化により登山道が崩落し、山の上で登山者が孤立する事態も発生しました。また、今回は遭遇しませんでしたが相変わらず熊出没のニュースが目立ちます。3日目に到達した上高地では、数日前に熊の目撃情報がありましたし、上高地の林道には熊のフンらしきものもありました。
次回の山行ではこれらに加え、大雪渓を下ったり、秋の冷え込む山だったり、いろいろな不安要素がありますが、トレーニングや知識を積んで安全に山に挑みたいと思います。
【生徒感想より】
1学期間のトレーニングの成果が詰め込まれた山行であったと感じました。筋力的な面やその時々に対応する力など、先輩頼りになっていた頃と比べ成長を実感できました。今回は共同装備があったため、普段の山行と比べかなり荷物の重量が重かったですが、キツさというのはあまり感じませんでした。3日目に怪我をしてしまった副顧問の荷物を全員で分担する時は想定外の重量に少し不安も感じましたが、無事に下山することができ安心しました。長時間森の中を歩いたり、かなり強い雨に打たれたりなど、精神的にかなり苦しくなる場面が多々ありましたが、部員同士で励まし合うことで乗り越えることができました。特に1年生の間では「笑顔足りないぞ!」や「上向いていけ!」など気持ちを前に向かせてくれる言葉が飛び交い、いい雰囲気で登れたと思います。苦しくなるとどうしても下を向いて表情も硬くなってしまいますが、誰かがそうなるたびに声を掛け合い1人にさせないようにできていたと思います。皆で登る意味というのを再認識できた3日間にすることができました。
(1年生鈴木さん)
登山の楽しさと辛さを同時に体験する、とても有意義な経験だったと思います。1日目の最後や3日目の道中は、体力的にも精神的にも余裕がなく、いつになったら到着するのか、最後までついていけるのかという不安があり、とても苦しかったです。他の1年生と比較して、自分は一番体力がないと自覚していますから、前回の富士山のようにならないように、今回は絶対についていこうと思っていました。特に3日目は、心にも余裕がなくなっていて、人と会話する気力もなくなっていました。休憩のとき、そんな素振りを見せる私に、鈴木や内山が心配して優しく声をかけてくれました。いろいろな面で苦しかった自分に声をかけてくれたことがとても嬉しく、少し取り乱してしまいました。それに気づいて、コーチや山崎先生も優しく声をかけてくれたことも、とても嬉しかったです。今回の活動は、本当に周りの人の優しさを直に感じる経験でした。登山の大変な経験があったからこそ、その感情をより強く感じることができたのだと思います。
(1年生桝田さん)
初日は暑すぎてきつかったです。2日目も天気が悪くてきつかったですが、山頂からの景色はとても良かったです。2日目が思っていたより長くて絶望しました。作ったラーメンがおいしかったので良かったです。カレーがなくなったことで鍋が汚くならなくなったのでちょっとうれしかったです。3日目の朝は山脈がはっきり見えたり朝日がきれいだったり進研模試の偏差値が上がっていたのでとても良かったです。1年生たちがとても体力があってすごいと思いました。今年もライチョウを見ることができて良かったです。帰りのソフトクリームがおいしかったですが、シナモンの味は難しかったです。山の前日にあまり眠れなかったので睡眠の練習が必要だと思いました。テントの中では1年生ともよく話せたと思うので良かったです。仲良くなれたらいいなと思います。
(2年生上杉さん)
①常念岳山頂付近にて

②蝶ヶ岳テント場夜明け

③常念岳山頂

④穂高連峰を望む

⑤蝶ヶ岳山頂にて

⑥蝶ヶ岳ヒュッテテント場

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2026年07月21日山岳山岳部活動報告(7月 富士山3776m)
富士登山を実施しました
7月19日(日)に浜松工業高校山岳部と合同で富士登山を実施しました。
前日に「はぐま会館」に宿泊し、翌日早朝にバスで富士宮口(五合目)に向かうため、1年生にとっては初めての宿泊を伴う登山です。
18日(土)の15:00に集合し、「はぐま会館」で副顧問によるパッキング講座を行いました。普通ザックは自宅で用意してくるため、どのように荷物を詰めるのか、あるいは持っていくと便利な道具などのお役立ち情報に生徒は興味津々でした。
その後はテント設営訓練と炊飯を行い、早めに就寝しました。
19日(日)はいよいよ富士登山です。8:30頃に富士宮口に到着すると、60分程の高地順応後にいよいよ登山活動開始です。
2380m地点をスタートして間もなく霧の中を進み、9合5勺までは霧雨の中の登山となったため、日差しに悩まされることなく進むことができました。1年生も元気に登り、順調に見えた富士登山ですが、ここで思わぬアクシデントです。
昨年から富士山の入山料が4000円になり、登山客の急増に歯止めはかかったのですが、それでも登山客は多く、9合目を過ぎたあたりから登山道の渋滞が目立ち始め、9合5勺以降は山頂までの登山渋滞が発生しました。疲労も色濃く出る登山後半で自分たちの登山ペースが乱れたことで高山病の症状が出始める部員が目立ち始めました。全員登頂を目指したかったところですが、1年生2名が登頂を断念することになってしまいました。
山頂は雲を抜け、晴れ渡っていたため、登頂できた部員たちは雲海を眺めることができました。さて、下山はスムーズにと行きたいところでしたが、今度は山小屋泊の登山客との渋滞が発生し、山道で交通整理による足止めが実施され、結局磐田に戻ったのは遅い時間となってしまいました。
今回高山病を経験した部員たちも体調が回復すると、楽しかったという思いや来年リベンジしたいという思いが湧いてきたようです。
次の登山は8月2日~4日に長野県の北アルプス(常念岳~蝶ヶ岳~上高地)に2泊3日で挑みます。これまでの経験値を夏山で発揮できるようにがんばります。
①はぐま会館でパッキング講座

②カレー完成

③富士宮五合目出発

④霧の中を進みます

⑤この頃はみんな元気でした

⑥頂上近くには万年雪がありました

⑦山頂付近では登山道の大渋滞が発生

⑧雲海を抜けて山頂に到着

⑨山頂で小休止

⑩山頂で集合写真(顧問も登れました)

⑪下山中に宝永山を見ることができました

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2026年07月08日山岳山岳部活動報告(テントを設営しよう!)
テント設営実習
期末テストが終わり最初の活動日に部で保有するテントの設営実習を行いました。
テントの虫干し、破損点検、パーツの欠品確認など色々な目的がありますが、
一番の目的は部員たちが実際にテントを設営することにあります。
練習前に確認すると、1年生でテントを設営経験者はほとんどいませんでした。
今回はいくつかのチームに1年生をわけ、各チームに2年生が入り、
テントの設営方法や各種技術を伝授しました。
また、本校山岳部のメインテントはダンロップのV6というもので、
厳冬期を含むオールシーズン対応の本格的なものです。
名前の通り6人まで収容することができるテントですが、
これはあくまで荷物を外に出し、文字通りすし詰め状態になるので、
部で使用する際は現実的ではありません。
実際は4人程度で使用して快適性を重視していますが、
本当に6人入るとどんな状態になるのかを実験しました。
8月には夏山合宿で長野県の常念岳に、
9月には秋山合宿で同じく長野県の白馬岳に登る予定です。
その際の部屋割りならぬ「テント割」でも和気あいあいと盛り上がっていました。
①V6設営

②1年生は初めてのテント設営です。

③先輩の指導が光ります。

④平地で設営訓練を繰り返すことで、山での設営に困らないように備えます。

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2026年06月25日山岳山岳部活動報告(6月月例登山 掛川市八高山)
6月月例登山を実施しました
6月13日(土)掛川駅から45分程バスに乗車し、掛川市黒俣(「ならここの湯」から更に4km程奥)からスタートする登山を行いました。今回登るのは八高山です。標高832mのこの山は掛川市と島田市との境界に位置し、大井川鐡道の福用駅から歩き始め、白光神社を経由して山頂を目指すルートが一般的です。
9:00頃に登山行動を開始した時は日差しが弱めでしたが、山に入ると日差しが強くなったようです。ただし、八高山登山は殆どすべての行程で森林の中の登山道を歩きます。見晴らしがいいというわけではないのですが、植物や野鳥の声などが魅力的です。山頂までのルートの足元には、本校の校章のモチーフとなっている「エンシュウハグマ」が多く見られ、時折静岡県の鳥である「三光鳥(サンコウチョウ)」のさえずりを耳にすることができました。名前の由来は「ツキヒーホシ、ホイホイホイ」(月・日・星)と鳴くことからです。
月例山行は登山を楽しむとともに、夏山や秋山で大荷物を背負って登山をする練習の場でもあります。生徒たちは積極的に15kg~20kgのザックを背負い、パッキングやザックの装着の仕方によって楽に背負うことができることを体感したり、途中で断念してザックを交換したり、できる範囲の中で安全に限界に挑戦することができました。
今回の山行では炊飯にも注目が集まり、初めてのレシピである「トウモロコシご飯」に挑戦しました。シンプルな調理方法ながら、お米の炊き加減に生徒は集中し、時間を計測したり、焦げのにおいに敏感になったり、蒸らす時間をコントロールしたりしながら無事に完成しました。最後にバターを加え、疲れた体に優しい甘みと塩味が絶妙な具合です。人数が多い分、それぞれに手際や分担など課題が残る部分もありましたが、体力は殆ど問題なく、各種技術も着実にレベルアップしています。次の山行は7月下旬に富士山に挑みます。これまでとは違い、遮光物がない中登坂を続けるハードな行程ですが、全員登頂できるようにここからトレーニングやパッキングの技術習熟に励んでいきます。
①登山道に入ります。

②今回は2年生の参加者が少ないですが、各所でリーダーシップを発揮してくれました。

③登り道を中心にエンシュウハグマが群生していました。

④無事全員登頂です。

⑤白光神社奥の院の片隅をお借りして、調理スタートです。

⑥初挑戦のレシピですが、工夫が光ります。

⑦非常に良い味でした!

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2026年06月12日山岳山岳部第1回調理実習
第1回調理実習を行いました。
山で調理をする時に、食材を忘れたり、ガスが切れていたり、調理の方法を失敗して食材を無駄にしてしまうのは死活問題です。特に1・2年生は炊飯経験やバーナーを扱う経験が少なくなりがちです。
そこで、今年度は年に3回程度、月例山行の前に調理実習を行うこととしました。
第1回のメニューは「ホットケーキ」と「五目炊き込みご飯」です。
何を作るかは部員が相談して決めます。
ホットケーキは火加減や生ではお腹を壊す食材の調理に習熟することにつながります。しかも、放課後ホットケーキを焼いて食べる非日常感を楽しめます。
五目炊き込みご飯は、牛蒡や人参、油あげなどを用いて調理しました。
ホットケーキは大成功!
五目炊き込み御飯は……少し芯が残りましたが、味は良かったと思います。
御飯を上手に炊くことは山岳部にとって重要なスキルです。
山の上で失敗しないように、日々安全に失敗してスキルを高めています。
今週末は、掛川市にある八高山に登ります。
①いい火加減です。帰宅途中の他の運動部も集まってきました。

②上手に焼けました!

③五目炊き込み御飯はおにぎりにして持ち帰ることにしました。

④余った食材も調理します。

