校長挨拶
この度は、裾野高校ホームページにお越しいただきありがとうございます。
今年度(令和7年度)、校長として着任いたしました鎌田正幸(かまた まさゆき)です。よろしくお願いいたします。
以下、「校長挨拶」をさせていただきますが、私が申し上げたいことは次の3点に要約することができます。
- 裾野高校は、120年以上の歴史と伝統のある学校でありながらも、時代の要請に応じて変化を遂げてきたこと。
- 裾野高校では、生徒のみなさんそれぞれの夢や進路希望を実現するための、「専門的かつ深い学び」ができるカリキュラムが用意されていること。
- 裾野高校では、教職員もまた積極的に学び、その成果を生徒のみなさんへの指導・支援に活かしている(いく)こと。
伝統と変化について
裾野高校(以下、本校)は、明治36(1903年)に佐野農業補習学校として産声をあげ、昨年10月に創立120周年記念式典を挙行した「歴史と伝統」のある学校です。
「歴史と伝統」という言葉を使うと、「昔から何も変わっていないのではないか」と思われるかもしれませんが、本校の場合は決してそのようなことはありません。時代の要請に応じて「変化」を遂げてきました。
その「変化」のひとつの例が、平成17年の「総合学科」への移行です。「総合学科」は、「普通科」と「専門学科(商業、福祉、家庭等)」双方の良さを取り入れた、つまり「いいとこ取り」の学科であるとともに、生徒のみなさんの多様な夢や進路希望に対応するための学科でもあります。
現在、静岡県内で「総合学科」を設置している公立高校は9校のみで、本校はそのうちの1校です。
総合学科について
「総合学科」は前述のように、生徒のみなさんの多様な夢や進路希望に対応するための学科です。そのため本校では、「人文国際」、「自然科学」、「ビジネス」、「福祉介護」、「保育」の5つの系列を設置し、高校の多くを占める普通科にはない専門的な教科・科目を深く学ぶことができるようにしています。
また、本校が所在する裾野市と「連携協力に関する協定」を結び、「総合的な探究の時間」等における生徒のみなさんの学びに、裾野市役所の職員の方々が「伴走者」として深く関わってくださっています。
さらに、例えば「介護福祉系列」では大学等から講師をお招きしたり、「保育系列」では地域の保護者の方々やお子様を対象とした「親子教室」を開催したり、「ビジネス系列」では商工会議所の方々と連携を深めたりして、地域や外部機関の皆様方と共に、生徒のみなさんの「専門的かつ深い学び」を支援しています。
教職員の学びについて
本校では、生徒のみなさんの学びや成長、夢や進路実現に資する研修を積極的に行っています。
少し難しい話になりますが、「教育基本法」第9条には「法律に定める学校の教員は、自己の崇高な使命を深く自覚し、絶えず研究と修養に励み、その職責の遂行に努めなければならない」と規定されています。
本校の教職員はまさに、生徒のみなさんの学びや成長、夢や進路の実現を支援するという「崇高な使命」を果たすために日々懸命に研修(研究と修養)に励み、その成果を指導・支援に活かしていますし、今後も活かしていきます。
最後になりますが、私は本校の校長として、生徒のみなさんばかりでなく教職員の学びや成長、そして幸せのために微力ではありますが、精一杯頑張っていく所存です。
皆様方の御理解と御支援を、何卒よろしくお願い申し上げます。
鎌田正幸
挑戦・変化・地域貢献
- 創立120周年の歴史と伝統を踏まえて、総合学科としての新たな歴史を刻む
- 校訓「自覚」のもとに、次世代を担う人材育成
- 裾野市と人材育成等に関する連携協定を締結。保護者や地域の人々とともに、愛され、信頼される学校づくり
特色ある教育活動
- 充実の「キャリアアップセミナー」
- 「産業社会と人間」での自己理解と系列の体験授業を通じての進路希望の絞り込み
- 2年次より系列に分かれての専門教育
- 保育・介護体験実習、インターンシップ等の専門教育
- 少人数制による授業展開