校長あいさつ
富士宮北高等学校のホームページをご覧いただき、誠にありがとうございます。本校は、昭和12年、郷土が生んだ稀代の実業家、望月軍四郎が、「地域社会に貢献できる人材を育成したい。」との強いお気持ちから、私財を投じて設立した「静岡県大宮商業学校・大宮工業学校」に始まっています。その後、昭和28年に静岡県に移管され、県立高等学校となり、現在に至ります。今年で創立88年目を迎える歴史と伝統のある学校であり、公立の高等学校としては類を見ない自然豊かな広大な敷地に、多くの校舎や運動施設を有しており、充実した学びに取り組める、恵まれた環境となっています。令和7年度から教室棟を建て替え、新たな校舎となりました。
本校の校訓は、「覇気・信念・明朗」です。これは、創始者、望月軍四郎が、「日常生活をするために、大切なことは、明朗な性格であり、職業人としては、一つの堅い信念を持って、実行し、人生意気に感じたならば、仕事を完成させる覇気が大切で、これこそ人間形成の根幹である」と伝えたという教えに基づいています。これは現在にも脈々と受け継がれ、創始者の伝記を年度当初に読み、文武両道を目指して、日常生活を大事にし、勉学、部活動に積極的に取り組むという校風を維持しています。
本校のある富士宮は、富士山の裾野にあり、西は山梨県との県境にそって天子(天守)山地が南北に走り、その南に羽鮒山(丘陵)が続き、その丘陵から東西に白尾・明星丘陵が連なり、その丘陵によって、富士山から南流してきた潤井川が東に流路を転じ、その沖積地として広がった平野部にあります。そのため、富士山からの湧水に恵まれ、富士山に抱かれたように、生活圏が広がっており、さらには、富士山信仰の総本宮、富士山本宮浅間神社のもと、地域を大切にし、地域への愛情に満ちた生活文化を持っています。
このような自然環境、生活環境に恵まれた地で、最も多感な、成長著しい高校生の学校生活を送ることができるのは、本当に幸せなことだと感じます。
今、本校の生徒は、自分の未来のため、勉学に部活動に全力で取り組み、実践的な商業教育や、今求められる課題解決の基礎である探究学習などを通して、地域社会に貢献できるグローカルリーダーとなるよう日々、教職員とともに頑張っています。
また、共生・共育を念頭に、富士特別支援学校富士宮分校とともに学び、ともに育つ教育にも前向きに取り組み、人としての幅をもった温かい人として成長しています。
教職員一同、生徒がそれぞれの目標を実現できるよう、対話を通して支援を行い、未来を前向きにとらえられるよう教育の実践を行ってまいります。
北高生のみなさん、ここで、自らの未来を見つけて、これまでの自らを一回り大きく成長させていきましょう。
そのために、微力ではありますが、全力を尽くしてまいります。
これまでに本校で学ばれた同窓生の皆様、後援会はじめPTA、地域の学校関係者の皆様、これまでの御理解御支援に心より感謝申し上げるとともに、今後もこれまで同様あたたかな御支援の程、どうぞよろしくお願いいたします。
校長 小谷 和之 (令和7年度4月1日着任)
令和7年度 校長通信(こや通信)
令和7年5月12日(月) NO.2 [PDF:695KB]
令和7年4月24日(木) NO.1 [PDF:722KB]
令和7年度 校長訓話
令和7年4月7日(月) 第1学期始業式 [PDF:263KB]
令和7年度 入学式式辞
令和7年4月7日(月) 入学式式辞 [PDF:224KB]