令和4年7月3日に草薙球場で3年ぶりの開会式が行われ、7月9日より各球場で熱戦が繰り広げられた。
スクールカラー緑色が彩るスタンドの応援団、吹奏楽部、生徒の熱い応援を背に初戦に挑んだ。
相手に2回に先制、3回に追加点を許し、追いかける苦しい展開になるが髙井、牧野を尾田がリードし、その後は追加点を許さなかった。攻撃陣は、相手投手の巧みな投球の前になかなか反撃の糸口をつかめない。6回に3番龍野のタイムリーで1点差に追い詰めるもあと1本が出ず、悔しい初戦敗退となった。
7/9(土) 浜松球場
浜松西000001000=1 髙井2.1/3・牧野5.2/3ー尾田
天竜高01100000X=2
今年の3年生は、新チームスタート時に「
甲子園1勝」という目標、「
常熱野球」というスローガンを掲げ、日々の練習から全国どこのチームよりも“
熱く”そして“
本気”で野球に打ち込んできた。秋季大会では、28年ぶりの県ベスト4に進出。3年生が残してくれた「
常熱野球」という財産は、今後浜西野球部の伝統として後輩たちが引き継いでいく。
最後に、1年間誰よりも熱くチームを引っ張ってきた主将伊藤に思いを記してもらった。
今年1年間「甲子園1勝」を目標とし、「常熱野球」をチームカラーに掲げて、どんな時も常に熱く、すべてにおいて甲子園を意識して取り組んできました。日々の練習から、1人1人が受け身にならず、主体的に考えることで、勝負の場面で力を発揮できることを実感し、自信をつけてきました。しかし、目標であった「甲子園1勝」を達成することができませんでした。ですが、自分たちは入学してからの28か月間で目に見える形で心・技・体全てにおいて大きく成長することができました。これは、全員が自信をもって言うことができます。これこそが全員日々の練習から、頭と心と体全てを使って、常に熱く取り組んだ結果であると思います。これまで多くの方々の支えや応援があって、ここまで本気で野球に打ち込むことができました。本当に感謝しています。
これからは、先輩方が自分たちに繋いできてくれたように、ここ西高野球部で学んだ多くのことを後輩たちに繋いでいき、素晴らしい西高の野球を甲子園で披露できること信じています。佐藤先生と自分たちで甲子園に向かって積み上げてきた日々は、本当に宝物です。ありがとうございました。
浜松西高校野球部主将 伊藤聡汰