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女子バスケ部 新人戦西部地区予選 結果
 1/10(日)、1/11(月)の2日間に渡り、新人戦西部地区予選の決勝トーナメントが行われました。
結果は以下の通りです。

浜松湖南× 50 - 73 〇浜松学院
浜松湖南〇 77 - 69 ×浜松北
浜松湖南× 48 - 81 〇浜松南   

-西部地区大会6位(前年度9位)、2年連続県大会出場権獲得-

詳細につきましては、部活動のページに記事をアップロードしております。
是非そちらもご覧ください。


令和2年度静岡県バスケットボール新人大会西部地区予選 結果
 1/10(日)、1/11(月)の2日間に渡り、新人戦西部地区予選の決勝トーナメントが行われました。
結果は以下の通りです。

浜松湖南× 50 - 73 〇浜松学院
浜松湖南〇 77 - 69 ×浜松北
浜松湖南× 48 - 81 〇浜松南   
-西部地区大会6位、2年連続県大会出場権獲得-

 トーナメント全体の結果としては、第一・第二シードのブロックが決勝戦と5-6位決定戦に回り、第三・第四シードのブロックが3-4位決定戦と7-8位決定戦に回るという、組み合わせどおりの順位となりました。ただし、3位から10位の県大会出場校については実力が拮抗しており、次に対戦した時にはまた大きく順位が入れ替わっているかもしれません。それほど、どこのチームもよく健闘していたと思います。その中で、湖南高校女子バスケ部が昨年度の西部地区9位から6位まで順位を上げることができたのは、ひとえに選手一人ひとりの努力の賜物だと思います。



-浜松学院戦-

 ゲーム開始直後はお互いにディフェンスリバウンドを取り合い、しばらくノースコアゲームとなりました。その均衡を破られ、3ポイントシュートを決められてしまいましたが、それでも臆することなく2点、2点と得点し、第一シード校(今回の準優勝校)を相手に、一進一退の立ち上がりとなりました。
 その後、ボールキープ率から見ると、ワンサイドゲームと言えるほど為す術もなく一方的にやられていたわけではないのですが、ここぞという場面でのシュート決定率が及ばず、徐々に点差を離され、一時は30点差以上の点差をつけられてしまいました。それでも最後まで諦めずに戦い、最終クォーターが終わるまでには10点以上点差を埋めることができました。
 浜松学院高校との対戦に向けて、プレスブレイクを徹底して練習してきました。シュート決定率という課題が見つかったものの、練習してきたことの成果を出すことができました。静岡県西部地区はフルコートマンツーマンやプレスを用いたディフェンスが盛んな地域です。敗れはしたものの、浜松学院高校の強烈なディフェンスを相手に40分間戦い抜いたことは、今後の戦いに向けて大きな自信につながることと思います。


-浜松北高戦-

 第4シード校を破って勝ち上がってきた浜松北高戦では、課題であった先制点を獲得することはできたものの、チームディフェンスのほつれを的確に攻められ、3ポイントシュートも連続で決められたことで、20点以上の点差をつけられる苦しい前半戦となりました。第一試合で限界まで全力で戦ったことで、筋グリコーゲンが戻り切っていない状態で第二試合を迎えたことが、最大の理由だと分析しています。
 それでも逆転を諦めなかった選手たちは、昼食のエネルギーが消化・吸収される時間が後半戦までに来ることを知っており、動きを取り戻せることを信じて戦いました。交代で入った選手たちも、体が動かなくなっている主力選手の分まで奮闘してくれました。結果、最大で25点近くあった点差を縮め、第4クォーターでついに逆転、勝利を収めることができました。ダブルヘッダーの苦しさと厳しさを痛感する試合となりました。


-浜松南高戦-

 激戦続きの前日の疲れが試合前からすでに見えていた浜松南高戦では、「まず4-0を目指そう」というスモールゴールを設定して決戦に臨みました。ところが、反対に0-4にされるという苦しい立ち上がりを強いられ、選手たちは自分の思ったとおりに動かない体に対して苛立ちや焦りを感じていたと思われます。その後も、チームルールに則ったプレイを封じられ、良いところを見せられないまま第1クォーターが終わってしまいました。
 第2クォーターの立ち上がりでは練習したとおりのプレイをすることができ、点差を一気に縮めることができました。しかし反撃もそこまでで、重たい体で勝たせてもらえるほど甘い相手ではなく、新チームになってからの最多失点で敗北する結果となりました。
 主力選手が全然ボックスアウトさせてもらえない一方で、前日にコートタイムの短かった選手はこの試合でもがっちりとボックスアウトできたことから、短期決戦を戦い抜く体力がまだまだ足りないことを痛感させられた試合となりました。


-今後の展望-

 実は、浜松湖南高校は単純な筋量・筋力で言うと、最終日に残った12校の中では、良くて10番目くらいの強さだと思います。指導者が代わり、チームルールが根本的に変わったため、トレーニングに配分できる時間がどうしても足りませんでした。しかし、それを補うために、浜松湖南高校女子バスケットボール部では、現代スポーツのトレンドである「体幹を使う」という認識の更に先を行った、おそらく2030年代に流行し始めるであろうスポーツ認知に基づいたボディーコントロール方法に取り組んでいます。そのため、同じ体の使い方をされない限りは、体重差10kg~15kg程度は物ともせずぶつかり合うことができるよう、体を上手に使うことができています。ただし、より大きな力を発揮できる分、エネルギー消費も激しく、今の筋力のままでは、今回のような短期決戦を戦おうとするとエネルギー切れを起こしやすいという課題を抱えています。筋量増加トレーニングよりも、認知トレーニングを優先してきた結果です。
 この課題に対して、詳細の言及は避けますが、大雑把に説明するならば、①筋グリコーゲンをより多く蓄積するべく筋量を増やす、②ミトコンドリアを増やす(それと並行する心肺機能の増強を含む)等の対策が有効であることが分かっています。ボディコントロール、チームルールの認知が進んできたので、こうしたフェイズに移行して更なるパワーアップを目指していきます。

浜松湖南高校女子バスケットボール部は、科学的事実に基づいたトレーニング、知的なバスケットボールタクティクスを学ぶことのできる部活です。今後とも、応援をよろしくお願いいたします。
 

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