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てんてんリレーについて
今年度も教職員の点字能力の維持、継承のため、てんてんリレーを行っています。現在、第3回目が回覧形式で行われています。今回の課題は点字板を使って日付と名前を書き、五十音を書くです。そろそろ新任の先生も点字に慣れてきたことと思います。次回は難易度を上げて楽しめる課題を考えていきたいと思います。これからも点字にたくさん触れ、親しめる機会を設けていきたいと思います。

自立活動研修会1歩行訓練
 6月24日(金)に、本校職員を対象に第1回自立活動研修会「歩行訓練」を行いました。講師として、歩行訓練士でNPO法人六星(ろくせい)ウイズ蜆塚の施設長である古橋友則氏を迎え、白杖歩行に必要な基礎的知識と、指導の工夫について御指導をいただきました。
 講義の後は、手引き歩行や白杖歩行の体験も行いました。歩行の前に、歩く場所の様子を手や杖で触れたり、音を聴いたりして確かめることが大切です。白杖歩行の指導場面では、「止まる」ことと、「方向確認」が最も重要であることも学びました。また、「◯◯までの行き方を教えてください」などと、周囲へ援助を依頼をする力も身に付ける必要があると感じました。
 今回学んだことを今後の歩行指導に生かしていきたいと思います。

補助具展示会2022
 4月22日(金)、PTA主催にて視覚障害者向け補助具の校内展示会を開催しました。新型コロナウイルス感染対策として、会場を2ヶ所に分けての実施となり、最新式の視覚支援機器をはじめ、日々の学習や日常生活を便利にするグッズを多数展示することができました。

 拡大読書器のコーナーでは据え置き型だけで各メーカーのモデルが4台も並び、訪れた生徒がモニターの画質の特徴や、画像を見ながらのノートテイク(筆記)作業のやりやすさを比較する様子もありました。また、まぶしさを軽減する遮光レンズを試していた生徒は、実際に装着したまま校舎の玄関から日差しの強い屋外に出て、「舗装道路の照り返しが気にならない」「濃い色のレンズなのに(裸眼の時より)木々の新緑がきれいに見える」と、効果におどろいていました。
 こうした視覚補助用具はインターネットで検索すれば、いろいろ情報を得ることができます。しかし、写真や画像が見えない・見えづらい視覚障害者には、実際に触って試す機会が必要です。使い方を知っている人から直接説明を受けられる対人式の展示会が、これからも無事に行われてほしいと思います。

新任者研修①から③
 本校では毎年、教職員の視覚障害教育の専門性を高めるための研修を実施しています。年度当初の4月には、3回の「新任者研修会」が行われました。
 1回目の研修会では、「全盲とロービジョン」、「情報障害と移動障害」、「視覚障害者と接するときの配慮」など、視覚障害の理解について学びました。後半は、アイマスクを着用して「手引き歩行体験」を行いました。
 2回目の研修では、点字の基礎と自動点訳ソフトの使い方を学びました。点字の歴史や仕組みについての説明を聞いた後、点字盤を使って点字を打つ演習を行いました。
 3回目の研修では、自立活動室の利用の仕方と主要な補助具について学びました。実際に、拡大読書器や点字ディスプレイ、パーキンスブレイラーなどに触れ、簡単な操作方法を理解しました。

自立活動ワンポイントアドバイス
 本校では幼児、児童、生徒、教職員が安全安心に学校生活を送れるよう、新任者研修で視覚障害者に対する配慮事項や学校でのルールを学びます。しかし、日々の学校生活の中でつい忘れてしまったり、ハッと思うようなことがあったりします。自立活動ワンポイントアドバイスでは、職員会議の後に時間を設け、気付いた点について再度確認します。
 2月は、「廊下は右側通行がルールです。」というものでした。当たり前のようですが、衝突事故が起きてからでは遅いです。特に、曲がり角や階段では危険が伴いますので、これにプラスして「足音を鳴らして歩く」、「言葉掛けを行う」ことなどが必要になります。
 このようなソフト面での基礎的環境整備をこれからも心掛けていきたいと思います。

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