4月22日(金)、PTA主催にて視覚障害者向け補助具の校内展示会を開催しました。新型コロナウイルス感染対策として、会場を2ヶ所に分けての実施となり、最新式の視覚支援機器をはじめ、日々の学習や日常生活を便利にするグッズを多数展示することができました。
拡大読書器のコーナーでは据え置き型だけで各メーカーのモデルが4台も並び、訪れた生徒がモニターの画質の特徴や、画像を見ながらのノートテイク(筆記)作業のやりやすさを比較する様子もありました。また、まぶしさを軽減する遮光レンズを試していた生徒は、実際に装着したまま校舎の玄関から日差しの強い屋外に出て、「舗装道路の照り返しが気にならない」「濃い色のレンズなのに(裸眼の時より)木々の新緑がきれいに見える」と、効果におどろいていました。
こうした視覚補助用具はインターネットで検索すれば、いろいろ情報を得ることができます。しかし、写真や画像が見えない・見えづらい視覚障害者には、実際に触って試す機会が必要です。使い方を知っている人から直接説明を受けられる対人式の展示会が、これからも無事に行われてほしいと思います。