4月21日(金)に視能訓練士の田中恵津子先生を講師に迎え、第4回新任者研修「ロービジョン理解」が行われました。
今回は「幼児児童生徒の視覚を最大限利用する!そのためにおさえておきたい基礎知識」という演題で、幼児児童生徒の個々の見え方を理解し、学習支援を行っていくために何が重要かをお話していただきました。
見え方を判断するには一般的に行われている視力検査の数値だけでは不十分であり、視野・コントラスト感度・目の動かし方・明るさ調整・読書速度・色の識別など様々な評価が必要です。検査で得られたデータや日常生活や学校の環境下でどんな様子が見られるかといった行動観察から、一人の生徒の見え方や残存する視機能を最大限生かすための支援方法を選んでいかなくてはなりません。田中先生のお話は専門的な内容だったにも関わらず、本校の実例に当てはめて解説していただいたのでポイントがつかみやすく、理解が深まりました。
これからも個々に応じた幼児児童生徒への支援方法を導き出していけるよう、知識を広げ、適切な支援を行っていくための活動を続けていきたいと思いました。