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新任者研修⑤
11月1日に行われる点字競技会に向けて、新任職員向けに実際に点字打ちを行いました。競技の内容は2分間の五十音書き、2分間の短文書き、2分間の転写に取り組み総合得点で級が取得されます。初段は700点以上です。間違えずに素早く点字を打つのは、訓練が必要です。

補助具の展示会について
5月2日(火)に業者をお招きし、補助具の展示会を開催しました。年度はじめに遮光レンズや拡大読書器など視覚支援用具に触れることで幼児、児童、生徒、保護者、教職員が、これからの生活や学習でどのような機器を活用すれば、より良い環境を作れるか考える機会となりました。

第4回新任者研修について
 4月21日(金)に視能訓練士の田中恵津子先生を講師に迎え、第4回新任者研修「ロービジョン理解」が行われました。
 今回は「幼児児童生徒の視覚を最大限利用する!そのためにおさえておきたい基礎知識」という演題で、幼児児童生徒の個々の見え方を理解し、学習支援を行っていくために何が重要かをお話していただきました。
 見え方を判断するには一般的に行われている視力検査の数値だけでは不十分であり、視野・コントラスト感度・目の動かし方・明るさ調整・読書速度・色の識別など様々な評価が必要です。検査で得られたデータや日常生活や学校の環境下でどんな様子が見られるかといった行動観察から、一人の生徒の見え方や残存する視機能を最大限生かすための支援方法を選んでいかなくてはなりません。田中先生のお話は専門的な内容だったにも関わらず、本校の実例に当てはめて解説していただいたのでポイントがつかみやすく、理解が深まりました。
 これからも個々に応じた幼児児童生徒への支援方法を導き出していけるよう、知識を広げ、適切な支援を行っていくための活動を続けていきたいと思いました。

新任者研修について
新しく本校に来られた先生方を対象に、新任者研修を実施しています。
 1回目の研修では「視覚障害の理解、手引き歩行」の研修を行い、視覚障害を持つ幼児児童生徒と関わるときに大切にしたい配慮事項について学びました。「挨拶は、見える人から積極的に声を掛けましょう。」「指示語は使わないようにしましょう。」「廊下や通路に物を置くのはやめましょう。」など27個の配慮事項があります。これらの配慮事項については常に意識をし、幼児児童生徒と接していきたいと思います。
 また、手引き歩行体験も行いました。見えない・見えにくいことでどんな不安があるのか、どんな情報があれば安心できるのかについて学ぶ機会となりました。
 2回目の研修では「点字の基礎と自動点訳ソフト」の研修を行い、点字の歴史や点字を書く道具、6つの点の組み合わせで構成される点字の仕組みについて、学ぶことができました。
 自立活動課では、「てんてんリレー」といった与えられた課題を点字盤や点字タイプライターで打ち、隣の席の教職員にリレーする、そんな取り組みを行っています。全職員が点字に触れる機会を作ることで、点字指導力を高めていきたいと思います。
 3回目の研修では「補助具について」の研修を行いました。
点字ディスプレイや拡大読書器、書見台、単眼鏡とはどういったものなのか、実際に触って確認することで、視覚障害児・者が普段活用している補助具について理解を深めることができました。

拡大読書器について
 拡大読書器には、携帯型、アームタイプなどがありますが、今回はモニターに文字を大きく映し出すことができる「据え置き型拡大読書器」を紹介します。
 ルーペでは実現しにくいほど高倍率に拡大することはもちろん、白黒反転させたり、コントラストの調整をしたりすることができます。手元の台(テーブル)に本や書類などを置き、前後左右に自由に移動させ、視線を動かさずに読み進めることができるので、目への負担が少ないです。読書だけでなく、手芸などの細かい作業をするときなどにも利用できます。
 本校の児童生徒は、それぞれ自分に合った読書器を使用しています。

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