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単眼鏡を持って出掛けよう
 弱視の児童生徒が路線バスや電車を利用するときに、案内表示が見えない、乗り場がわからない等、様々な不安を感じて躊躇することがあります。学校生活ではタブレット端末を上手に活用していても、公共の場所では動画を撮っているのではないかと誤解を招くことがあり、必要な情報を手に入れるのに時間と体力を消耗してしまうケースも少なくありません。そんな時に役立つアイテムが単眼鏡です。双眼鏡を半分にしたような外観で、小型の物ならポケットに入れて持ち運ぶことができ、白杖を持ちながら操作することもできます。路線バスや電車を気軽に利用できるようになれば、行動範囲も広がり、仕事や余暇においても選択肢が増えるのではないでしょうか。 弱視の児童生徒が路線バスや電車を利用するときに、案内表示が見えない、乗り場がわからない等、様々な不安を感じて躊躇することがあります。学校生活ではタブレット端末を上手に活用していても、公共の場所では動画を撮っているのではないかと誤解を招くことがあり、必要な情報を手に入れるのに時間と体力を消耗してしまうケースも少なくありません。そんな時に役立つアイテムが単眼鏡です。双眼鏡を半分にしたような外観で、小型の物ならポケットに入れて持ち運ぶことができ、白杖を持ちながら操作することもできます。路線バスや電車を気軽に利用できるようになれば、行動範囲も広がり、仕事や余暇においても選択肢が増えるのではないでしょうか。

眩しさへの配慮
外に出ると陽の光が眩しすぎると感じて、外出をすることに消極的になってしまう児童生徒がいます。しかし、帽子や日傘、遮光眼鏡の活用により、負担を軽減することができます。屋外での歩行練習だけでなく、プールへの移動や校庭での活動など、ちょっとした場面でも遮光眼鏡を使用することで、周囲の状況を把握しやすくなります。
 遮光眼鏡の特徴は、一般のサングラスと比べて眩しさの原因となる光(紫外線や青色光線)を効果的にカットしてくれることです。必要な光はできるだけ多く取り込むため、全体的な明るさを保つことができます。帽子や日傘を併用するとさらに効果が上がります。眩しさを感じる方はぜひ試してみてはいかがでしょうか。

視覚障害者とICT
情報機器の進歩は、視覚障害者の世界にも大きな恩恵をもたらしました。必要な性能を備えた機器でなら、全盲の方がパソコンの音声を聞きながら墨字の文書を作ったり、インターネットで必要な情報を検索したりできます。弱視の方も、画像を拡大したりコントラストを強めたりして、よりはっきりと見ることができます。
 パーソナルコンピューターの場合、標準的な機能のものでもごく簡単な工夫はできますが、十分な性能を備えるためには専用のソフトウェアを導入することが必要です。
 i-padなどのタブレット端末では、拡大機能が標準的に備わっていますし、機種によっては画面の色調整の自由度も高いものがあります。画面の文字を読む機能がある機種もあります。場合によって専用のアプリが必要です。

■弱視者とICT
 弱視の方がパソコンを利用するときには、次のように様々な工夫ができます。前述のとおり、十分な性能を得るためには専用のソフトウェアが必要です。
 ・画面の一部を拡大する。
 ・画面の色やコントラストを自分の見やすいように調整する。
これらに加えて補助的に音声を聴きながら利用することもあります。

 また、タブレット端末であれば、上記の機能に加えて次のような便利な使い方もできます。やはり専用のアプリが必要な場合もあります。
 ・必要な所に携帯することができる。
 ・対象をカメラ機能で撮影し、拡大して観察したり、記録してあとで見直したりできる。
 ・自分の席から黒板の字を見ることが難しい場合、カメラ機能を利用して手元で見ることができる。
 ・デジタル図書やデジタル教科書を利用することができる。

■全盲者とICT
 全盲の方がパソコンを利用する場合、マウスを使うことは難しいため、パソコンの全てをキーボードで操作します。また、自分が押したキーや画面の文字を読みあげる専用のソフトウェアが必須です。このようなソフトウェアを「スクリーンリーダー」といい、フリーのものから高価なものまで色々な種類があります。
 スクリーンリーダーは、漢字変換で同音異義の漢字を区別できるように、例えば「はままつ」を変換する場合、「浜」は[かいひんのひん・はま]、「松」は[しょうちくばいのしょう・まつ]のように読み上げたりします。これにより、正しい漢字に変換されているか判断することができるのです。
 また、パソコンに接続して、画面の文字を点字で表示する「点字ディスプレイ」も利用できます。さらに、点字ディスプレイを備えた小型の携帯用端末もあり、もち歩いてメモをしたり、保存してある文書を読んだり、音声を聴いたりすることもできます。



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