title静岡県立清水東高等学校

理数科の活動

  • 2026年03月13日SSH活動理数科の活動令和7年度静岡県理数科理数探求発表会

    3月7日(土)、静岡県立科学技術高等学校において「静岡県理数科理数探求発表会」が行われました。

    本校代表班の研究テーマ

    『ソフトテニスにおける「吹く」現象について』

     

     県内の理数科設置校から代表班が集まり、日ごろの課題研究について発表しました。今年度、理数科2年生は8班に分かれて1年間かけて課題研究を進め、2月にクラス内で研究発表会を行い代表班を選出しました。他校の生徒や先生方を前にして発表し、また他校の地域の特徴を生かした研究や、クラス内では無かった分野の研究を知ることは、とても良い経験となりました。

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    発表生徒の感想

    「校内の発表では無かった分野の研究がいくつかあり、新鮮だった。また、身近な現象をうまく科学的に捉えて研究しているグループや、高度な実験器具に頼らず身近なもので十分な実験装置を作成しているグループがあり、とてもいい刺激になった。」

    「自分たちの発表でラケットの角度を推定するために幾何的に考えていたが、他の発表者で空間における点を回転移動する方法として四元数を用いていて、他にもオイラー角やロドリゲス回転があると話しており、ラケットの角度を線形代数的にも考えてみたいと思った。」

    「面白い発表もたくさんあり、順位をつけないものだったので、リラックスできる空気感で発表しやすかった。ソフトテニス、もっと言えば球技にあまり馴染みの無い人たちに、どのようにして伝わる発表をしていくかが大切だと思った。」

    「多種多様な種類のテーマの研究を聞くことができてとても興味が深まった。発表の時にミスが多くなってしまったり質問がなかったのは残念だったが、発表の仕方などに改善点を見出すことができたので今後に繋げていきたい。」

     

    2年生は、これから5月の研究発表会とその後の東海フェスタや全国大会での発表を目指して、さらに研究を続けていきます。

    <お知らせ>

      令和8年度 静岡県立清水東高等学校理数科課題研究発表会

      日程  令和8年5月9日(土)

      会場  清水文化会館マリナート(小ホール)

    一般の方の参観は、事前申込制となっております。詳細は、4月に本校ホームページにてお知らせいたします。

     

  • 2026年02月19日理数科の活動1年理数科 井島校長による特別化学授業を実施しました

     役職定年を控えた井島校長による特別化学授業を実施しました。

     井島校長先生が教壇に立つのは、実に15年ぶりとのこと。久しぶりの授業とは思えないほど、教室内を元気に動き回りながら、生徒に次々と問いかける、活気あふれる授業となりました。そのエネルギッシュな姿に、生徒たちも自然と引き込まれていきました。

     今回のテーマは、「酸化還元・電池・電気分解」。大学入学共通テストの過去問題を教材に用いながら、単に解答を導くだけでなく、背景にある原理や電子の移動の本質まで丁寧に解説してくださいました。

     「なぜその反応が起こるのか」「電子はどこからどこへ移動しているのか」「電池と電気分解はどう整理すれば理解しやすいか」といった問いを投げかけ、生徒の思考を促しながら授業が進みました。問題を“解く”だけでなく、“理解する”ことを重視した、深い学びへとつながる時間となりました。

    授業後、生徒からは次のような感想が寄せられました。

    • 「校長先生がこんなに明るい人だとは思わなかった。」

    • 「特別な授業を受けられてとても楽しかった。」

    • 「とても勉強になった。」

     普段は校長として学校全体を支える立場にある井島校長ですが、今日は“化学の先生”として、情熱をもって生徒と向き合う姿が印象的でした。教室には笑顔と活気があふれ、学ぶことの楽しさを改めて感じるひとときとなりました。

  • 2026年02月19日SSH活動理数科の活動1年理数科SSH 「化学英語で!」最終回

     本校では,化学を英語で学ぶ特別授業「化学を英語で!」を年間4回実施しています。今回はその最終回となりました。

    今回のテーマは “Batteries and Ionization Strength”
    金属のイオン化傾向と電池の原理について,すべて英語で学習しました。

    1 Ionization Strength(イオン化傾向の理解)

     はじめに,銅・マグネシウム・金属Xの3種類の金属板を用い,電圧を測定しながらイオン化傾向の順序を探りました。

    異なる金属を組み合わせ、食塩水中で電圧を測定することで,どちらの金属が陽極になるのか,電子はどちらへ移動するのか,イオン化傾向はどの順になるのかを実験で確認しました。

    2 Daniell Cell(ダニエル電池)

    続いて、ダニエル電池の原理を学習しました。

    亜鉛硫酸塩水溶液と硫酸銅(Ⅱ)水溶液を用い,セロハン膜を通したイオンの移動によって電池ができることを確認しました。

    3 Making a Lead-acid Battery(鉛蓄電池の製作)

    最後は,鉛蓄電池の製作を行いました。

    硫酸中で鉛板を充電し,色の変化を観察。その後,放電させて反応を確かめました。

    実際にプロペラを回すことで、「化学エネルギーが電気エネルギーへ変換される」ことを体験的に学びました。

    この講座を10年以上にわたり指導してくださっている狩野先生からは,次のようなメッセージをいただきました。

    “I hope you will go abroad and take on many challenges.
    Please expand your world of science through English.”

    科学は世界共通の言語です。英語で学ぶ経験は、生徒たちの将来の可能性を大きく広げてくれるはずです。

    年間4回の講座を通して培った力を胸に、生徒たちがさらに大きな舞台へ挑戦していくことを期待しています。

  • 2026年02月05日SSH活動理数科の活動1年生理数科SSH 「少人数実験講座Ⅱ」を行いました。

    本校理数科1年生では、クラスを2グループに分けて行う少人数実験講座を実施しています。
     化学分野では、分光光度分析を用いた吸光度測定を行い、検量線の作成を通して未知試料の濃度を求める実験に取り組みました。生徒一人ひとりが測定操作を行うことで、物質の性質を定量的に調べる方法への理解を深めました。
    また、生物分野ではウニの受精と発生の観察を行いました。ウニのオスとメスから、受精卵を作り、生命が誕生し成長していく過程を実際に確認しました。
    少人数ならではの丁寧な指導のもと、実験を通して科学的な思考力や探究心を養う講座となっています。

  • 2026年02月02日SSH活動理数科の活動2年理数科課題研究 クラス内発表会を実施しました!

    令和8年2月2日(月)、本校視聴覚室にて「令和7年度 理数科課題研究 クラス内発表会」を実施しました。
     本発表会は、理数科2年生がこれまで取り組んできた課題研究の成果を発表する場であり、1年生も聴講し、研究発表を通して学びを深めました。

     当日は、物理・化学・生物の各分野から計8題の研究発表が行われました。
    発表は1班あたり9分間、質疑応答3分間という構成で、どの班も実験やデータ分析をもとにした工夫ある発表を行い、活発な質疑応答が交わされました。

     また、本発表会は静岡県理数科課題研究発表会(3月開催)への選考会も兼ねており、教員による審査に加え、生徒同士の相互評価も実施しました。発表を聞く姿勢やコメントからは、生徒一人ひとりの研究に対する意識の高さが感じられました。

    当日は、物理・化学・生物分野から、以下の8テーマについて発表が行われました。

    • 液の性質変化による水飛沫の形状についての考察

    • ソフトテニスにおける「吹く」現象について

    • 過酢酸を用いた納豆菌の殺菌

    • フラクタル図形を用いた植物の日焼け対策

    • リン酸イオンとアンモニウムイオンの除去手法の検討

    • 微生物電池の発電効率の向上

    • 色素の種類による色素増感太陽電池の発電性能の比較

    • ハニカム構造と橋について

     今回の発表会で得た経験や講評を生かし、今後の研究活動および次回の発表会に向けて、さらなる探究の深化が期待されます。

  • 2026年01月23日SSH活動理数科の活動1年理数科SSH 「化学を英語で!」

    1年理数科 SSH 「化学を英語で!」を実施しました

    清水東高校 理数科1年生では、SSHの取り組みの一環として、化学の実験を英語で行う授業(全4回のうち3回目)を実施しました。

    今回のテーマは
    “Molar Expressions of Chemical Reactions”です。

     生徒たちは、炭酸カルシウム(CaCO₃)と塩酸(HCl)の反応を題材に、反応によって発生する二酸化炭素(CO₂)の量を測定し、そこから塩酸の濃度を求める実験に取り組みました。実験の手順説明、器具名、記録表、考察課題はすべて英語で提示され、生徒同士のやり取りも英語を意識して行われました。

    また、班ごとに得られたデータを共有し、全体でグラフを作成・比較することで、誤差の原因や反応の限界についても考察しました。
    今後も理数科では、科学的探究力と国際的な発信力を両立させるSSH活動を通して、将来の研究者・技術者につながる学びを深めていきます。

  • 2026年01月15日SSH活動理数科の活動1年生理数科SSH 「少人数実験講座」最終回!

    少人数実験講座(第3ローテーション最終回)を実施しました

     少人数実験講座の第3ローテーションも、いよいよ最終回を迎えました。今回は生物分野と物理分野の実験を紹介します。

     生物分野では、顕微鏡を用いた原核生物の観察を実施しました。身近な存在であるヨーグルト中の乳酸菌を観察することで、目に見えない微生物が私たちの生活と深く関わっていることを実感することができました。さらに、ネンジュモの葉緑体を観察し、光合成を担う細胞内構造について理解を深めました。顕微鏡を操作しながら、自分の目で確認することで、教科書だけでは得られない学びとなりました。

     物理分野では、気中共鳴管の実験を行いました。管の長さを変化させることで音の大きさや響き方が変わる様子を観察し、音の性質や共鳴の仕組みについて考察しました。実験結果をもとに理論と結び付けることで、理解が一層深まりました。

    少人数ならではの丁寧な指導のもと、生徒一人ひとりが主体的に実験に取り組み、科学の面白さを実感する講座となりました。今回の講座で得た経験が、来年行う課題研究への意欲につながることを期待しています!

     

     

     

     

  • 2025年12月23日理数科の活動理数科1年生 国立遺伝学研究所訪問

    12月17日(水)国立遺伝学研究所(静岡県三島市)を訪問しました。

     

    中村保一教授の講義では、ネコのゲノム解析とデータベース化を中心にネコ愛溢れるお話を聞き、佐藤豊教授の講義では、「現在食べられているイネは1万年前にはどこにもなかった?」という意外な話題から野生イネの収集、ゲノム解析の可能性についてお話を聞きました。

    その後の施設見学では、シーケンサー室で最新のゲノム解析機器を見学し、イネ施設では何十年にも渡って収集、研究され続けられている世界中の野生イネやその施設について研究しました。

    講義と見学のどちらにおいても生徒から活発な質問が行われ、先生方からより興味深い解説を受けることができ、より良い知的刺激の場となりました。

    遺伝研1

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  • 2025年12月08日SSH活動理数科の活動鈴木賞 準賞 受賞

    鈴木賞 「準賞」 受賞

    本年度の 鈴木賞 において、本校3年理数科の課題研究から以下の 3研究が準賞を受賞しましたので、お知らせいたします。

    鈴木賞は、オリザニン(ビタミンB₁)を発見した 故・鈴木梅太郎博士 の学徳を称え、その偉業を顕彰するとともに、後進の理科学研究への意欲向上を目的として 昭和30年に制定 された歴史ある賞です。

    ■「身近な物質を用いた光アップコンバージョン溶液の固体化」

    中村 優心 岩本 航成 鳥居 秀成

     


    ■「流体を用いた衝撃吸収率の変化」

    竹廣 駿斗 秋山 侑大 佐藤 優真 望月 風生和 黒沢 太誠
    佐藤 颯真 大塚 陽人 河村 勇飛


    ■「清水港を守る防波堤の形状」

    市川 宗二郎 金森 賀久 今村 滉岐 吉田 航 川満 佑醐 西澤 孝次郎

     

  • 2025年12月05日理数科の活動理数科2年生 シンガポール研究旅行(11月25日~29日)

    鹿島建設での研修 「The GEAR」前にて 集合写真 マリーナバラッジ研修 令和7年11月25日(火)から29日(土)の5日間、本校2年理数科がシンガポール研究旅行へ行ってきました。本研究旅行では、鹿島建設の研究施設での研修や、マリーナバラッジ(Marina Barrage、治水用水門)での水資源に関する講義、そして2日間の班別自主研修を行いました。

     特に、鹿島建設の研究施設兼本社ビルである「the GEAR」での研修では、環境保全を意識した太陽光や自然風を取り入れた空調設備や、AIカメラとスマートリングを用いた最先端の研究など、学校生活では得難い知見に触れる貴重な機会となりました。また、現地で活躍されている静岡県にゆかりのある方々からのお話をきかせていただき、日本から遠く離れた地で活躍する同郷の諸先輩方の姿を目の当たりにすることで、生徒たちはこれからの将来を考える上で非常に大きな刺激を受けました。

     初めての海外経験、また、言語や文化の異なる環境での活動を通じて、生徒たちは大きく成長して帰ってきたように思えます。今回の研究旅行で得た学びと経験を、今後の人生の選択に生かしてくれることを期待しています。

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