コロナウィルスの蔓延による高校野球選手権大会の中止に伴い静岡高校野球連盟が企画した
代替大会が行われました。
一回戦 浜松西 11-1 小笠
二回戦 浜松西 11-4 磐田北
三回戦 浜松西 8-0 袋井商
四回戦 浜松西 2-5 聖隷クリストファー
部活動を引退する主将に3年間の野球に取り組んだ思いを言葉にしてもらいました。
浜松西高野球部は「考える野球」をチームの基盤とし、佐藤監督の指導の下「甲子園出場」を目標に日々取り組んできました。西高の監督は野球が誰よりも好きで、選手と全力でぶつかってくださります。野球の技術だけでなく、物事の考え方や、人としてあるべき姿も教えてくださり、困っているときこそ選手と会話し、全力で野球に打ち込める環境を共に築き上げてくださいます。 監督の考える「考える野球」とはただ考えるだけでなく、何を根拠にどのような方法で課題を克服するか、常に高いレベルで中身を追求し続けることです。普通の公立高校が普通の練習をしたり、私学と同じ方法で練習をしたとしても「甲子園出場」という目標にたどり着くことはできません。「甲子園出場」という目標に対して自分たちの現在地を知り、何をする必要があるのか、甲子園レベルに近づくためにはどんな練習が必要なのか、選手が主体的に考え、練習メニューを考えています。「努力で追いつき、工夫で追い越す。」野球は能力だけでは勝てません。野球というスポーツは時に番狂わせが生じます。最後までどちら勝機が転がってくるかわからないのが野球です。だから野球は楽しくて面白いです。
私は28ヵ月間という限られた時間の中で野球の面白さ、楽しさ、考える事の大切さ、コミュニケーション能力の重要さなど数えきれないぐらいたくさんのことを学ばせていただきました。コロナ禍で春夏と2つの大会はなくなってしまいましたが、代替大会にチーム全員で「県大会優勝」という目標に全力で取り組めたことは一生の宝物です。結果はベスト16と昨年を超えることができず、目標は達成できませんでしたが、全力で自分たちのやってきたことを試合で出すことができました。本当に野球が楽しいと思えた28ヵ月間でした。
第73期生 主将 水野航介 (丸塚中)
3年間野球に打ち込んだ気持ちを書いて欲しいと頼んだところ、こんな長い文章で書いてくれました。