小学部の様子
小学部経営案
基本的な考え方(小学部の押さえ)
小学部は生活の基礎となる土台をつくる最も大切な時期である。健康な身体、基本的生活習慣、コミュニケーションや集団参加への意欲、様々な活動への意欲など、児童一人一人の実態に応じてできることを増やし、生活して行く上で必要な力を身につけていきたい。
小学部では、学校教育目標の「共に育てる自立と輝き」を受け、身辺自立の力をつけることや好きなことを見つけて「やりたい」と目をキラキラ輝かせる姿を引き出す教育を行っていく。
指導にあたっては以下に留意し、意識、意欲、主体性といった内面の育ちを促す。
・児童が考えたり気づいたりする過程を大切にする。
・できる体験を積み重ね、自信を持てるようにする。
・主体的にめいっぱい活動しきる機会を設定する。
・好きなことや興味を示したこと(もの)を大切にする。
・好きなこと(もの)だけでなく、さまざまな体験・経験を拡げる機会やチャレンジする機会を設定する。
(2) 目指す児童像
○ 基本的生活習慣を身につけた子
・着替え、食事、排せつ、挨拶など、自分でできることを増やす
・日常生活動作をスキルアップし、日々を気持ちよく過ごす
○ リズムある生活ができる子
・学校や家庭生活の流れが分かり、見通しをもって過ごす
・活動の始めや終わりが分かり、自分で次の活動に切り替えられる
・さまざまな運動を楽しみ、安定して生活するための体力をつける
○ やることが分かって、自分から取り組む子
・さまざまな経験を重ね、安心して取り組めることが増える
・できることは自分で行う、できないことは自分から支援を求めて目的を達成する
・さまざまな活動に関心をもち、注目したり自分から関わろうとしたりする
○ 集団の中で活動できる子
・身近な人の集団の中で安定して活動する
・友達や集団の活動に関心をもち、すすんで参加する
・学校や家庭生活の中で、身近な大人の手伝いをする
・学校生活の中で、自分ができる役割に取り組み、やり遂げようとする
○ 自分の気持ちを伝えられる子
・身近な大人や友達に分かるやり方で、挨拶や返事をする
・自分の気持ちを身近な大人や友達に受け入れられる方法で表現する
・思いを伝える方法を見つけ、相手に伝わる喜びを感じる
〇 やりたいことを見つけて取り組む子
・学校を楽しみにし、好きなことを見つける
・やりたい気持ちが湧き出し、繰り返しやろうとする