「本校で夢の実現に向けた一歩を」
校長 小塩 宜浩
静岡県立相良高等学校は、牧之原台地の南に位置する茶畑と相良海岸に挟まれた、田沼意次ゆかりの歴史ある城下跡に建つ、普通科・商業科の併設校です。
令和9年度に創立100周年を迎える本校は、「これからの新しい時代の担い手となるべき自覚と気迫を持ち、たくましい実力を備え、かつ高い知識と豊かな情操を身につけること」を教育目標としています。
生徒一人ひとりの夢の実現に向けて、個に応じた丁寧な学習指導を行い、基礎学力の定着を図っています。数学と英語、商業での少人数での授業を行うなど、きめ細かな指導を推進しております。また、令和4年度より「グローバルチャレンジ」を開始し、北海道インターナショナルスクールと提携し、一台パソコンを利用して週1回オンライン英会話をおこなっています。実用英語検定準1級、2級に挑戦し、合格者が出るなど、その成果も出始めています。
総合的な探究の時間(通称、相高タイム)では、高校や大学卒業後に社会で必要な力、つまり探究の力(主体性・実行力・チャレンジ力・課題解決力・思考力等)を身につけるため、1年次に探究スキルの習得・自分探究、2年次に地域探究(牧之原市の課題)、3年次に未来の自分と地域社会と3年間計画的に活動を行っています。
平成27年度からスタートしたSCH(スーパー地域密着型高校)も延べ参加者数が1万を超えています。ボランティア活動を通じて地域貢献を果たしていく、その活動を通して多くの方と交流を持ち、生徒を社会人へと育てていただいている活動になっています。
本校では部活動の他、一昨年からサークル活動を開始しました。本年度は、サーフィン・ダンス・ボルダリング・ゴルフ・グローバルチャレンジ・eスポーツの6つの活動をおこなっています。自治体や企業との連携、施設や指導者などの協力により、この活動を行うことができています。
進路指導については、個別指導によるサポート体制により、四年制大学等への進学を実現させています。また、就職希望の生徒には、地域経済界の協力をいただき「ジョブシャドーウィング」の体験により、実際の業務内容を実感することが可能になり、希望する職種への就職を実現させています。
このように、本校では教職員が一丸となって、生徒の夢の実現を全力で支援しています。
これまでの歴史と伝統を大切にしながら、更なる本校の発展のため、これからも地域と共に歩んでいきたいと思います。今後も御理解と御支援をよろしくお願いします。