三南Q&A
Q1 単位/単位制とは何ですか?
A1 【単位】とは、学習の量を示す言葉です。
1週間に1時間の授業を1年間受けて、その科目の学習内容を理解し、修得したと認められれば1単位となります。
一般の学年制の学校では、学年ごとに学習する科目と単位数が決められていて、その決められた科目を学習し、決められた単位数を修得したときに学年の課程の修了の認定を受けて進級します。一定の単位数を修得できない場合には進級が認められず原級留置(留年)となり、その学年を最初からやることになります。
これに対し、本校では各学年ごとの進級の認定は行いません。3年間のトータルで考えていますので、必履修科目を履修した上で、幅広い選択科目の中から各人の進路等に応じて科目を選択して学習し、一定の単位を修得すれば卒業が認定されます。
Q2 単位制のメリットは何ですか?少人数・習熟度別授業等はありますか?
A2 進路希望および興味関心に応じて、多様な選択科目の中から科目を選べます。少人数指導も可能になります。
各自の進路希望に添った自分に最適な時間割で授業を受けるために、より積極的な取り組みが期待でき、進路実現に直線的なシステムです。
自分の興味・関心により幅広く、あるいは深く学ぶこともできます。教科によってはその授業で演習等により大学受験に向けての学習が可能です。
また、少人数での授業が多く、習熟度別授業も展開されています。
Q3 単位制は留年がないそうですが、楽なのですか?
A3 全てが自己責任となり、ある意味では学年制より厳しいと思います。留年はありませんが、3年で卒業できない場合はあります。
一般には、例えば「3科目成績不良で留年」となるような学校が多いのではないでしょうか。本校ではその「留年」という措置を取らず、成績不良の科目を持った生徒も「2年次生」「3年次生」になれます。そういう意味で楽と考える人がいるのかもしれませんが、卒業するために決められた単位数を習得しなければならないことに違いはありません。卒業に必要な単位数がとれない場合は「4年次生」「5年次生」となるか、進路変更を考える必要が出てきます。