公開日 2026年07月28日

一人で読むだけでは気づけない多角的な視点を得る
6月16日(火)図書館で掛工読書会が開かれました。日頃から本に親しんでいる生徒25名が集まりました。この読書会は、本を通じた対話によって、自身の視野や思考を広げ、一人で読むだけでは気づけない多角的な視点を得たり、共通のテーマを通じて他者と交流を深めたりすることが目的です。
今回のテーマは安部公房の短編小説『鞄』です。この物語は就職活動中の青年と面接官との対話を通じて、現代社会における「自由」と「生き方」について「主体性を失ったサラリーマン」の姿をシュールに描く作品です。生徒は5名程度のグループを作り、この本を読んだ感想を自分の今の現状と照らし合わせて自由に述べました。
視野と価値観の拡張 読解力とコミュニケーション能力の向上が狙い
生徒は「初めての読書会でみな違う意見を持っていて面白かった。自分では考えれなかったことを聞けて、こういう発想もあるんだと感じた。他人の意見を聞いて本に対する自分の想像力が高まった」と感想を述べました。
またあなたの持つ「鞄」についてどう思うかという問いに対して、スマートフォンや普段持ち歩く小さな鞄、イヤホンなど、身近な物を「鞄」として捉えること以外に、人間関係やストレスなど、現代社会の抱える問題についての回答もありました。


参加した生徒は、この読書会を通じて「本が好きな人達と話し合えるというのはすごく楽しかったし、色々な人の考え方を知れて、新たな発見もあってよかった。自分の考えに対して共感してもらえたのも嬉しかった。このような機会がなければ他学年との交流はないので、とても新鮮で楽しかった」と振り返りました。
