公開日 2026年05月13日

文化ホールの音響設備 プロセニアムサイドスピーカ 生徒が分解修理
電気電子工学科エンターテイメント班はこのほど、県内にある文化会館に出向いてホールの音響機器のメンテナンスを行いました。現場での出音はプロセニアムサイドスピーカの明瞭度が落ちていました。スピーカ本体から高域のホーンと2インチのコンプレッションドライバーを外し、ダイヤフラムを回路テスターで測定すると導通がありません。つまりボイスコイルの変形と断線でした。
銘機 EV(Electro-Voice) DeltaMax DML1122 ドライバー半田付けと移設
本体は1990年代のEV(Electro-Voice) DeltaMax DML1122というバイアンプ駆動専用の銘機で、システムコントローラーDMC1122と共に使用する設備スピーカとして、全国の文化ホールなどに導入されています。イベントなどで見かける移動用スピーカSX300に比べて、ボイスコイルの大きさや重量が全く異なります。このボイスコイルはメーカーの交換部品の調達もできないことから、生徒がとった策がダイヤフラムの半田付けと既存の機器からの移設です。作業は順調に進み3時間ほどで左右2本のスピーカの修理が終了しました。




明瞭なサウンドがホール全体に響き渡る
この後、ホール内に最大出力で基準音や音楽を流しながら、プロセニアムセンタースピーカーと共に、客席のどこにいても明瞭なアナウンスが聞けるように、音響室のパワーアンプ架にあるDMC1122システムコントローラのアンプキャリブレーションやバイアンプ駆動のパワーアンプPC2002のHIとLOゲインを調整して終了しました。このような作業は通常音響システムマネージメント会社が行いますが、今回は生徒がその作業に挑戦しました。これで観客に音で感動を与えられます。


次回はホールの音響室のニアフィールドスタジオモニタースピーカ「EV製センチュリー500」のメンテナンスを行います。
