公開日 2024年11月26日
今回は、日本画専攻を取材しました。日本画専攻では、授業課題で様々な材料や素材を使い、幅広い表現力を学んでいます。この日は、卒業制作展のための作品作りに取り組んでいました。
日本画専攻では写真のように、様々な画材や道具を使って、自分が作りたいと思った作品を先生の指導の下、完成までの計画を立て、時間をかけて制作しています。また、それぞれの作業空間には個性があり、それもアイデアを生み出すきっかけになっていると感じました。日本画という名称のイメージにとらわれない様々な道具を使った自由な表現と、自身のコンセプトを探究できるのが、日本画専攻の魅力です。
日本画専攻3年生の田村さんを取材しました。
Q どのような指導をいただいていますか
「主専攻の先生には、コンセプトをよく練るようにアドバイスを受けています。
日本画専攻の3年生は、今回の卒業作品展の作品制作に向けてコンセプトノートを作り、自分の好きなもの、興味があるものを調べ上げ、制作したい作品案、コンセプトを決めました。
制作途中で作品に対するアドバイスをいただいたり、それぞれのコンセプトに近かったり、興味がありそうな作家、作品、論述などを紹介してくれました。
先生からは、『見てくれた方から質問された時に、しっかりと答えられるように調べて考えを深めるよう』と指導していただいています。
そのために、コンセプトを日本画専攻内で説明しあったり、先生に説明したりして質問された時の返答をあらかじめ予測して、自分の考えを、より深めています。
こうした経験から、コンセプトを練る力や文章をまとめる力が養われ、作品のコンセプトを考察することの楽しさや作品を見ることの楽しさを学ぶことができました。」
(文・写真/3年 ロコモコ)