校長挨拶

校長挨拶

令和7年度3学期始業式               

                               令和8年1月7日

皆さん、おはようございます。

​ つい2週間余り前の2学期終業式で話したことを、少し思い出してみましょう。自分の評価は他人をあてにせず、自分自身で、時々足元をみつめて行うようにしよう。特にSNSは外国で利用制限されるくらい、人を変えてしまうこともある、ということを念頭におき、SNSの自分自身の評価や他人に対する評価をうのみにせず、自分で考える社会人基礎力を身に付けましょう。また「お金を稼ぐ」ことは、誰かの役に立ち、感謝されることの対価です。今は、授業や部活動、委員会活動などそれぞれの役割や「やるべきこと」に取り組むこと、それは自分自身への「投資」であり、自分の価値を上げて社会に貢献できることを証明する時期だということでもある。

といった話をしました。

さて、新年を迎えました。「一年の計は元旦にあり 一生の計は少壮にあり」と言われます。一年の計画は元旦に立てること、一生の計画は少壮つまり、若いころ、皆さんくらいの年齢で立てること、という意味です。早速ですが、具体的に見通せる現実的な目標を立て、自分自身への投資を粘り強く行ってくれることを願います。

 さて、この区切りの日に、やがて社会に出る一人の人間として、常に心に留めておいてほしい、大変大切なテーマについてお話ししたいと思います。それは、「清潔感」と「信頼感」です。これも、自分への投資と考えることができます。

​皆さんは、「清潔感」と聞くと何を思い浮かべますか。

​単に「服が汚れていない」ということだけではありません。清潔感とは、自分を律する「意識」と、周囲への「配慮」が形になったものです。

​ 乱れのない制服の着こなし。​

きちんと整えられた髪型。

​ 爪や靴への細やかな注意。​

そして、教室や机の上を常に整理整頓する姿勢。

​ これらはすべて、自分を大切にし、また、相手に不快な思いをさせないための努力であり、自分自身の価値を上げる投資です。

​ 清潔感は、他者に好意的な第一印象を与えるための最初の、そして最も重要なステップです。人は無意識のうちに、見た目からその人の「生き方」を読み取ろうとします。清潔感が保たれていることは、「この人は自分の生活と気持ちを、きちんと管理できている」というメッセージを相手に伝えることにつながるのです。

​ ​清潔感が「外見的な整然さ」だとすれば、一方の「信頼感」は「内面から築かれる重み」です。

​ 皆さんにとって、信頼できる人とはどんな人でしょうか。

​ それはきっと、「約束を必ず守る人」であり、「嘘をつかず、誠実な態度で接してくれる人」でしょう。信頼感は、特別な才能や能力によって生まれるものではありません。日々の地道な行動の積み重ね=継続によってしか培われません。

​ 遅刻をしないこと、授業や集合時間に遅れず参加すること、集中して授業を受けること、身の回りを整理整頓すること、友人や先生、家族との会話では、誠実で丁寧な言葉遣いを心がけること。与えられた役割や仕事を、責任を持ってやり遂げること。誰も見ていなくても努力を継続できること。

​ これらは、2学期終業式で話した自分の将来への投資そのものです。信頼は、人間関係や社会生活における最大の財産です。そして、その価値は計り知れません。しかし、一度失った信頼を取り戻すのは、非常に困難な道のりです。だからこそ、皆さんは常に、一つ一つの行動に誠実に向き合う姿勢を大切にしてほしいのです。

​ この二つ、「清潔感」と「信頼感」は、深く結びついています。

​ 清潔感を維持することは、まさに自己指導力が身についていることの証です。自分の身の回りや時間、行動を律することができる人は、他者から見ても「きちんとしている人」という評価を得ます。この「きちんとしている」という印象が、やがて「この人なら任せられる」「この人なら信じられる」という信頼感につながっていくのです。

​ 皆さんがこれから社会に出ていくとき、この「清潔感があり、信頼できる人」という評価こそが、皆さんの価値を上げ、皆さんの未来を切り開く強力な武器にもなります。

 三学期は、誰もが「きちんとしている」評価を受け、「〇〇には、いつも気を付けて、きちんとしていた」と自己評価できるよう生活してほしい。

 何度も繰り返しますが、「きちんとする」とは、何をどうすることか、考えて行動することが皆さんへの三学期のミッションです。徐々に、ではありません。今すぐ、全てを「きちんとする」ことを、完璧さを、求めます。皆さんに期待しています。

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