校長挨拶

校長挨拶

令和8年度 入学式 式辞

 

陽光が若葉を照らし、希望に満ちた春が巡ってまいりました。

 本日ここに、ご来賓の皆様、同窓会ならびに後援会の皆様のご臨席を仰ぎ、静岡県立浜松江之島高等学校 第43回入学式を挙行できますことは、本校にとって大きな喜びです。厚く御礼申し上げます。

 

新入生の皆さん、入学おめでとう。

 そして保護者の皆様、今日まで慈しみ育てられたお子様のご入学、心よりお慶び申し上げます。

 

さて、新入生の皆さん。今日から始まる三年間は、皆さんが「大人」へと脱皮するための大切な準備期間です。高校における学びとは、教科書の内容を暗記することだけではありません。「人生のすべてが勉強である」という気概を持って、この門をくぐってください。

 

新しい門出にあたり、私が皆さんに指針として掲げてほしい「三つの心」についてお話しします。

 

一、出会いを尊ぶ心

フランスの作家ロマン・ロランは言いました。「友を持つということは、一つの人生を分け合うことである」と。

 今日隣に座っている友人、部活動、そして新しい教科書。これらすべてが皆さんの世界を広げる「宝」です。自分とは異なる価値観に触れ、対話すること。その驚きと発見こそが、勉強の醍醐味に他なりません。自ら心を開き、新しい世界へ飛び込んでください。

 

二、想像力という思いやりの心

哲学者プラトンは「親切にしなさい。人は皆、厳しい闘いをしているのだから」という言葉を遺しました。

 誰もが、表には見せない悩みや失敗、葛藤を抱えて生きています。相手の立場に立ち、「今、この人のために何ができるか」と想像力を働かせること。多様性を認め合い、互いに譲り合う温かな人間関係を築くこと。これこそが、社会へ出るための、最も重要な「勉強」です。

 

三、生命を尊重する心

私たちは、当たり前の日常がいかにもろく、尊いものであるかを痛感する時代を生きています。

 まずは自身の心身を律し、大切にすること。そして、他者の痛みに寄り添い、共に生きる喜びを分かち合ってください。本校は昨日、浜松特別支援学校江之島分校と共に歩む新たな一歩を踏み出しました。この「共生」の学び舎で、命の重みと尊厳を深く理解できる人になってほしいと切に願います。

 

最後に、皆さんに贈りたい言葉があります。

 「勉強するから、何をしたいか分かる。勉強しないから、何をしたいか分からない」というものです。

 

もし「勉強する意味」に迷ったら、迷わずもっと学んでください。知識と経験が、必ず皆さんの進むべき道を照らします。

 

 この三年間は一瞬かもしれません。しかし、その密度は一生の宝となります。

 皆さんの高校生活が、希望に満ちた最高の物語となることを信じ、式辞といたします。

 

令和8年4月8日

 静岡県立浜松江之島高等学校

 校長 鈴木雅道

                    静岡県立浜松江之島高等学校校長 鈴木雅道 

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