美術部の石川亮太君が静岡県高等学校美術・工芸展において全体の3位にあたる静岡県美術・工芸研究会会長賞を受賞しました。これを記念して石川君にインタビューを行いました。
1 今回の静岡県美術・工芸教育研究会会長賞受賞について率直な感想を聞かせてください。
かなり気合を入れて取り組んだ作品なので、正直なところ何かの賞をいただけるのではないかと思ってはいましたが、まさか会長賞をいただけるとは思ってもみなかったので大変驚いたと同時に、努力が報われてとても嬉しく思います。
2 今回の作品『Save the earth』作成にあたってのモチーフを聞かせてください。
伊東若冲の『老松白鳳図』をイメージして鳳凰を作成しました。神話の中の伝説の鳥が私たちの地球を包み込むようにして守っている様子を表現したいと思いました。
3 制作する上で大変だったこと、工夫したことなど聞かせてください。
この作品は紙で造られていますので強度をしっかり持たせることが必要でした。紙は湿気に弱いため時間をかけてしっかり乾燥させることに気を使いました。工夫した点は羽毛にリアリティを持たせるために鳥の毛並をしっかり観察して一本一本植毛したことです。
4 今後の創作活動について意気込みを聞かせてください。
私は鳥だけでなく他の動物、昆虫、恐竜など生き物が大好きです。現在、地球環境の変化によって多くの生き物が生存の危機にさらされています。私は自分が得意な生物の造形を通して、環境問題や社会問題などについて多くの人に気づいてもらえるような作品を作りたいです。
美術部1年生の石川君
こだわりの角度3選