公開日 2026年03月04日

【報告】焼津中央高校で行われた環境DNAを用いた教育実践が国際誌に掲載されました

2023年9月26~28日,11月8~10日に当時の1年生(現在の3年生)の生物基礎の授業などで実施した環境DNA分析を用いた河川調査活動・アンケート調査を通した環境教育の成果が,国際誌『Biodiversity and Conservation』に掲載されました。

筆頭著者であり,本校での授業を支援くださった木谷さんから以下のコメントをいただきました。

本研究では、複数の高校の生徒たちとともに、環境DNA分析という方法を用いて河川に棲む魚類の調査を行いました。環境DNA分析とは、環境中に残された生物のDNAを調べることで、そこにどんな生物がいるのかを推定する手法です。刑事ドラマで現場のDNAを鑑定することで犯人を特定するように、川の水に含まれるDNAを分析することでそこに棲む魚の種類を知ることができます。
焼津中央高校の近くを流れる瀬戸川での調査では、川の水から22種類の魚のDNAが検出されました。その中には絶滅危惧種であるニホンウナギも含まれており、瀬戸川が自然豊かな環境であることが裏付けられました。
また、生徒たちに実施したアンケートの結果は、この調査を通して地域にたくさんの生物がいることを実感したことや、地域の自然を守りたいという気持ちが向上したことを示していました。地球上の生物が減少を続けている現代においては、生物多様性の保全が急務となっています。今回の取り組みを通じて地域の自然を守ることへの意識が高まった生徒たちが、地域の自然環境にいっそう愛着を持って守り続けてくれることを期待しています。

以下のリンクより論文にアクセスできます。

https://link.springer.com/article/10.1007/s10531-026-03280-5

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