公開日 2025年11月08日
中央セミナー「応用行動分析学(ABA)に基づく指導や支援の方法」セミナー開催!
10月31日(金)放課後に、横浜国立大学教育学部の神山努先生をお招きし、「応用行動分析学(ABA)に基づく指導や支援の方法」と題したセミナーを開催しました。
セミナーで学んだ「応用行動分析学」とは、ある人の行動を「意志が弱い」「やる気がない」といった精神論で判断するのではなく、その行動(B:Behavior)が起こる直前の「きっかけ(A: Antecedent)」と、行動によって得られる「メリット(C: Consequence)」に着目し、「環境」から要因を探る心理学の手法です。
神山先生は「家で勉強を後回しにしてスマホを見てしまう」という身近な例を挙げ、それは意志の問題ではなく、「スマホがアクセスしやすい」「課題が難しすぎて一人でできない」といった環境が影響していると解説してくださいました。
そして、支援の方向性として、「○○しないで」と行動を否定するのではなく、「ではその子は何をすれば良いか? 何ができるか?」と問い、「望ましい行動」をどう増やすかを考えることが重要であると学びました。
さらに、こうした支援は「インクルージョン(包摂的な教育)」の考え方にも繋がります。これは、特定の誰かに合わせるのではなく、「あらゆる人の支援ニーズを包み込む環境づくり」を目指すものです。
参加した生徒たちからは、以下のような感想が寄せられました。
「行動のみに焦点を当てるのではなく、本人の取り巻く環境を変えることが重要だと知ることができた」
「これまで特別支援教育について詳しくは知らなかったが、特性を持つ子との関わり方を知り、非常に興味がわいた」
「インクルージョンの考え方は、一人のために行動することが周りの子たちにもメリットがあるという視点で、素晴らしいと感じた」
今回のセミナーは、生徒たちが「問題解決」のための具体的な思考法を身につける実りある機会となりました。これから始まるCH(総合的な探究の時間)での「小・中学校での授業体験」をする生徒は、今回学んだ「なぜ」に着目する視点や、相手に寄り添う支援の考え方を、活かしてくれることを期待します。



