中谷財団中谷賞大賞受賞者セミナーに登壇しました

公開日 2025年03月26日

3月24日(月)東京で開催された中谷賞大賞受賞者オンラインセミナー「質量顕微鏡法の開発と応用展開」において、浜松医科大学教授瀬藤先生に御招待いただき、科学部の1年生3名がトークセッションに登壇しました。最先端の研究の話から開発の苦労話や仲間つくり、進路に関することまで多岐に渡るお話をすることができました。

参加生徒の感想:今回の中谷賞大賞受賞者オンラインセミナーへの参加は有意義なものとなりました。その理由として、日常生活では経験することのできない貴重な体験であったことです。まず、最先端の科学について、携わっている研究者から直接伺うことができ、自分の知見を広げることに加え、大きな刺激となりました。研究内容だけでなく、進路に関することや、社会で生きていく上でのアドバイスなども伺うことができました。今回、苦労したことは、話す内容をその場で考え伝えることです。普段は文章を推敲しながら書き、内容を伝えるというように準備があるからです。そのため、セミナーでは自分の意見をその場で構成し、正しい意図で伝えるという点で難しさを感じました。この講演とトークセッションを通して特に印象に残っていることは、分野を横断して考え、行動すること、そして仲間の大切さです。1つの分野に縛られることなく、他分野にも興味をもつことにより新たな価値を生み出すことにも繋がること。さらに、そこに科学としての面白さもあることに気づかされました。今回のトークセッションの題は「仲間を集めて冒険の旅にでよう」でした。瀬藤先生の「仲間を集めることにより1人では1000年かかることでも、500人では2年でできるかもしれない」という言葉は印象的でした。仲間とともに取り組むことにより、困難に思えることでも成し遂げることができるということに気づかされ、今後は挑戦する際にはまず、仲間を集めることから始めていきます。瀬藤先生の質量顕微鏡は医療現場だけでなく多くの分野に応用できる技術であり、大きな可能性があると感じられます。そうした最前線の科学に触れ、先生にお話を伺うことができたことは自分自身を成長させることのできる素晴らしい経験であったと考えます。その経験を、これからの人生の中で活かしていき、科学に対する興味、楽しさを持ち続けていきたい。

 

 

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