公開日 2025年05月14日
浜北西高校の国際交流
本校の3本柱の1が「国際理解教育」です。本校はキャリア教育に国際理解教育、地域連携・協働活動などを取り入れた探究的な活動を通して、グローバルな視野で、将来、地域社会(ローカル)で活躍できる能力と態度を備えた人材の育成を目指しています。
交換留学・語学研修
海外からの浜北西高校へ『留学体験記』
フィリピンからの留学生アーロンさんへのインタビュー
(2024年9月~12月在学)
○出身はどこですか?
私はフィリピンのバギオ市という都市から来ました。私の故郷は山の中にあり、時々寒くなることもあります。そして楽しめる場所がたくさんあります。
○好きな日本の食べ物は何ですか?
私は何でも食べるのが好きですが、一番好きなのは鶏の唐揚げです。
○日本に来て、何に驚きましたか?
みんなとても時間に正確なところです。いつも時間通りに来て、お互いのスケジュールを尊重しているところです。
○部活動から何を学びましたか?
弓道は、私が日本で経験した中で最も興味深く、楽しい体験でした。正しい作法や、訓練の重要さを学びました。みんながとても親切に教えてくれて、いつも感謝しています。
○浜北西の印象は何かありますか?
浜北西は素晴らしい学校です。どこに行ってもみんなとても親切です。ちょっとした挨拶に対して、みんながちゃんと返してくれます。先生方も本当に素晴らしいです。授業でわからないことがあれば助けてくれて、クラスで楽しんでいるかどうかも気にかけてくれます。生徒から先生まで、みんながとても話しやすいです。
○生徒たちにメッセージはありますか?
ここで勉強できて本当に嬉しいです。4ヶ月は、皆さんを十分に知るには足りませんでした。私が理解できないとき、いつも助けてくれてありがとうございます。この経験をとても思い出深いものにしてくれてありがとう。
皆さんと未来にまた会えることを願っています。
イタリアからの留学生ダフネさんへのインタビュー
(2019年4月~2020年6月在学)
○出身はどこですか?
イタリア北部のボローニャ出身です。
○日本に来たきっかけは何ですか?
私のお父さんが東京で働いています。私のお母さんは日本の文化が大好きです。だから私はいつも日本を第二の故郷だと感じていました。いつも学生としてここに住みたいと思っていました。だからここにいます!
○日本で一番驚いたことは何ですか?
なんて繊細な人々なの!日本の学生が、そんなに繊細でお互いに思いやるとは意外でした。これはうれしい驚きでした。
○日本で一番楽しかったことは?
私は友人と出かけるのが大好きなので、他の留学生たちと名古屋で過ごした日がとても気に入りました。また、新しい体験をするのが大好きなので、体育大会もとても楽しかったです。
○あなたの国と日本の違いは何ですか?
多くのことが違います。例えば、イタリアで高校は5年間続きます。私たちは学校で制服を着ません。ほとんどの学校には部活がありません。アニメと漫画は人気がありません。私たちはほぼ毎日パスタを食べます。男の子と女の子が一緒に友達として出かけるのは普通です。私の親友は男の子です。家に入る前に靴を脱ぎません。私たちは香水をつけることが好きです。私たちは土曜日に学校へ行きます。夏休みは3ヶ月続きます。私たちは政治についてたくさん話します。
○好きな日本のアニメは何ですか?
今、私の好きなアニメは『進撃の巨人』です。しかし、アニメを見るのが大好きなので『君の名は』『デスノート』『鬼滅の刃』『寄生獣』『とらドラ』なども好きです。
浜北西高校から海外へ『留学体験記』
第1回タイ研修体験記
2018年「40年記念事業」として、8月19日~8月25日までの日程で、タイ王国シリントン学校へ生徒10名と教員3名が派遣されました。シリントン学校からは平成18年以来13年間にわたり、毎年本校を訪れています。研修に参加した生徒の報告です。
○3年 波多野 さん
私は夏休みにタイのシリントン学校へ行き、英語の重要性とタイの国民性について学びました。まず、シリントン学校の生徒たちは流暢な英語を話しており、英語の実力不足を痛感しました。SNSでも英語でのやり取りが普通で、ネットスラングを調べて理解するなど、英語が国際的にどれだけ重要かを実感しました。これを通じて、英語を学んでおくことの重要性を改めて感じました。
次に、タイの国民性について、タイの人々は非常にフレンドリーで、特に学校では生徒間の親密さが印象的でした。日本とは異なり、全員が仲良く、SNSに自分のIDを載せる文化もありました。このような信頼関係や文化の違いに驚き、国ごとの考え方の違いに魅力を感じました。
この研修を通じて、英語の難しさや文化の違いを実感し、視野が広がりました。海外に行くことで新しい発見があり、他の文化に触れることの大切さを感じました。悩んでいる人には、ぜひ海外に行くことを勧めたいと思います。
○2年 大橋 さん
私はタイ研修を通じて、言語の壁を越えてコミュニケーションができることと、タイの食文化が自分に合っていることを学びました。タイ語はほとんど知識がなく、ホストファミリーとの会話は通訳を頼りにしていましたが、自分で伝えようと努力した結果、翻訳機やジェスチャーを使って会話を成立させることができました。この経験から、言葉が通じなくても努力すれば必ず伝わることを実感しました。
また、タイの食文化に対する不安がありましたが、辛い料理だけでなく甘い料理や辛くない料理も豊富で、意外と自分に合っていることが分かりました。特に、ホームステイ先で食べたグリーンカレーがとてもおいしく、タイ料理に対する印象が大きく変わりました。
多言語を学ぶことに興味を持つ私は、将来日本以外で働きたいという思いを持っています。今回の研修では言語面での大きな発見はありませんでしたが、コミュニケーション能力や伝える努力の大切さを学びました。この経験を今後の成長に活かしていきたいと思います。
イタリア留学
(2018年7月~2019年5月)
○2年 酒井さん
留学した理由は、家で受け入れていた留学生たちとの交流を通じて、自分も外国でさまざまな経験をしたいと思ったからです。また、1人でどれだけできるかを試したいという気持ちもありました。留学先の国との違いは、文化、料理、言葉、ルール、考え方、建築など様々な点で感じました。特にイタリアでは、イタリア独自の良さ(陽気な人柄)と悪さ(ゴミや治安)を実感しました。日本には日本の良さ(和食や日本語)と悪さ(意志の弱さやマナー)があることを理解しました。留学して良かったことは、異なる文化を学び、イタリアで出会った留学生と友達になることで、他国の文化や言葉、考え方を知り、自分の考え方が変わったことです。また、留学先の好きなところは、みんなが優しくて温かい雰囲気で、文化を大切にしているところです。困ったことは、言葉の壁でうまく伝えられないことでしたが、自分で言葉を調べたり、簡単な言葉を使って説明することで乗り越えました。
カナダ留学
(2018年7月30日~8月12日)
○2年 一瀬 さん
私はこの夏、カナダのビクトリアに2週間留学しました。留学のきっかけは、国際交流に興味を持ち、外国から見た日本を知りたかったからです。カナダでは、午前中に授業を受け、午後はベリーピッキングやカヤックなどのアクティビティがありました。授業はすべて英語で、最初は理解が難しかったものの、徐々に会話ができるようになり、嬉しく感じました。また、ホームステイでは台湾人やメキシコ人と共に過ごし、言葉の壁を感じながらも、家族のように温かく迎えてくれるホストファミリーに支えられました。留学を通じて、他国の文化や価値観に触れ、自分の英語力の不足を実感しましたが、友達との交流や異文化体験を通じて視野が広がり、将来について考える良い機会となりました。
世界とつながる地域密着型国際交流活動
ホストファミリー募集
皆様のご家庭で、ホストファミリーとなって留学生を受け入れて異文化交流をはかりませんか?日本にいながら多様な価値観や文化を体験できる機会です。本校ではホストファミリーとして留学生を受け入れていただける方を募集しています。今までにフィリピン・タイ・イタリア・アメリカなどから留学生を受け入れ、ホームステイをしています。
主な募集条件 | ・家族の一員として学生を受け入れていただけること ・浜松市及び周辺の市町にお住いのご家庭で、徒歩・自転車等で1時間以内の通学距離にあることが望ましい。 ・居室(ルームシェア可)と朝昼夜をご提供いただけるご家庭 |
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国際交流にご興味のある皆様に、ぜひご協力いただきたくお願い申し上げます。ご質問等がございましたら、浜北西高校 国際担当係までお気軽にご連絡ください。
ホストファミリー
宿泊を伴う留学生のホームステイを受け入れていただける方のことです。 特別なことをしていただく必要はありません。日本の「普通の暮らし」を通して、日本の良さを世界の人々に伝えていきましょう。
留学生の多くは日本文化や日本の生活にとても興味を持っています。留学生が日本の家庭生活を体験できるようご協力お願いします。
ホームステイレポート(ホストファミリーをされた方による体験談)
1年 野本 さん
Q1ホストファミリーになろうと思ったきっかけ
以前からホストファミリーに興味があった母から「やってみないか」と提案されました。期間も2週間でそれほど長くなかったし海外の友達がほしいと思っていたこともあり、やってみようと思いました。
Q2楽しかった思い出
一緒にインドカレーを食べに行き、おそろいのストラップを作ったこと。
夕飯のあとに毎日、リビングでタイの学校の様子や家族の写真を見せてくれたこと。
最後の夜に家族全員にガパオライスを振る舞ってくれたこと。
Q3日常の家庭生活について、印象に残っていること
日本が寒いと言っていて、私達が薄い布団で寝ている中、ファーは厚い毛布をかけて寝ていたこと。うどんと、板チョコアイスが気に入って、板チョコアイスを毎晩食べていたこと。
家に来たばかりのときは翻訳ソフトを使うことが多かったけど帰国するころには翻訳ソフトを使う回数が減っていったこと。
Q4学校生活について、印象に残っていること
1週間同じクラスで過ごしたのでなにか困ったときにサポートができるといいなと思っていましたが席が遠く、あまり助けてあげられなかったです。彼女はいろいろな部活動体験が楽しかったと話してくれました。
ファーが家に来てくれたおかげで、他のタイの留学生とも学校でお話することができてうれしかったこと。
Q5困ったこと
家に来て3日が経ったくらいでファーがホームシックになってしまい、さみしそうにしていたこと。私の家族を見て自分の家族が恋しくなったのではないかと思い、少し困りました。
その週末に、母とファーがふたりでゆっくりと出かけ、困ったことがあったらHIFA(浜北国際交流協会)の方にいつでも相談すればいいと言うことを話したらだんだんと元気になり、日本の生活を楽しめるようになったのでよかったです。
Q6ホストマザーの感想
最初は仲良くなれるか心配だったけど帰国するころは本当の家族のようでした。最後の夜に家族で作ったアルバムをプレゼントしたとき嬉しくて泣いていたのを見て、私もとてもさみしくなりました。海外の人と一緒に生活するのは初めてでしたが思っていたよりも違和感なく、楽しく過ごすことができました。まだファーとの交流は続いているのでこの先もずっと友達でいられたらいいなと思っています。
2年 中谷 さん
Q1ホストファミリーになろうと思ったきっかけ
母親の思いつきでホストファミリーになりました。
Q2楽しかった思い出
初めての経験だったのでみんなで出かけることやご飯を食べることも楽しいと感じました。
Q3日常の家庭生活について、印象に残っていること
会話は思っていたよりジェスチャーや翻訳を使って会話しています。自分も英語でなんて言うのか気になり調べてみたりしていました。結果的に英語に触れる時間が多くなったと感じました。
Q4学校生活について、印象に残っていること
学校では初め、自分が手伝ってあげないといけない気がして色々考えていましたが、いろんな生徒とも会話しているのを見て安心したことが一番印象に残っています。
Q5困ったこと
文化の違いからか、こちらの生活に慣れてくると電話での通話をスピーカーで夜遅くまで話していることもあり、他の家族の事より自分を最優先してしまう事が多々ありました。
Q6ホストマザーの感想
とても有意義な時間を過ごす事が出来ました。最初は、私の独断でホストファミリーを引き受けてしまったのに、家族も、留学生も私に協力してくれ、私が仕事などで家に居ないときも互いに協力してくれた事に感謝しております。
日常生活では、常に自分の子どもだったら、叱るか?褒めるか?と自問自答しながら、ホストとして過ごしていました。日本では常識的に思っていても、分からなかったり、気が付かなかったりと驚かされる事もしばしばありました。なので、思った事や聞きたい事は、聞くようにしましたし、よく話し合う様に心がけました。あまり伝わっていない様に感じる時はLP(留学アドバイザー)の方のお力もお借りしました。
留学生には、日本にまた来たいと、私の子ども達には世界は広く、色々な国や文化に触れ世界を知っていって欲しいと思っております。また、機会があれば引き受けたいと思っております。