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ごあいさつ
 本校は、昨年度、創立150周年を迎えた静岡県内で最も長い歴史と伝統を持つ高等学校です。校訓「忍」と自由闊達、文武両道の校風のもと、高い志と優れた知性、健やかな心身を育み、将来の国家・社会を担うリーダーとして人類の発展に貢献し、国際社会で活躍する人材を育成することを教育目標としています。
 校訓「忍」は、本校の学祖である韮山代官江川坦庵(江川太郎左衛門英龍)公が座右の銘とした言葉です。その意味するところは単に耐え忍んで我慢することではなく、大志をなすために物事に動じない精神の涵養であります。さらに、次への躍動のためのエネルギーを蓄えることでもあります。
 また文武両道については、蘭学をはじめとする海防のための砲術など様々な西洋技術を自ら学ばれ、剣道の免許皆伝をなして武芸に長じ、常に先を見据えて鍛錬されたように、坦庵公が自ら実践されたことを起源としています。
 これらの教えを受け継いだ、坦庵公の高弟(手代)で足柄県令となった柏木忠俊公が、明治6年(1873年)本校を創立しました。以来、坦庵公の教えは、本校の教育理念として脈々と受け継がれ、今日に至っています。
 生徒には文武両道(知力、体力)に人徳を加えた「知、徳、体」の鼎立を図りながら、それぞれ志(目標)を高く掲げ、その達成を目指して努力を重ねてほしいと思います。個人の努力によるところの知性、体力に加え、他者を思いやり大切にする人徳を併せ持つことで、人としてさらに成長していくことを期待しています。
 学校としては、何事にも前向きに努力する生徒たちを支援するため、教育環境の整備に努めることはもちろんですが、時には厳しく時には慈愛をもって生徒たちを育成していきたいと思っています。 本校の教職員はバイタリティーにあふれ、授業のプロと呼ばれる精鋭が揃っております。教職員一同一丸となって、生徒の支援に邁進してまいります。
 今年151年目となる本校に対して、引き続き御支援、御指導を賜りますよう重ねてお願い申し上げます。

  令和6年4月                   静岡県立韮山高等学校長 小川 圭一