韮山高校公式HP
 
学校案内学校生活校内行事進路状況運動部文化部韮高を目指す方へ事務室より
 
ホーム>学校生活>志龍塾

第51回志龍塾
1月23日(火)、今年度3回目となる第51回志龍塾を開催しました。
 今回は、国立精神・神経医療研究センター神経研究所の室長で本校の卒業生でもある若月修二氏を講師とし、「遺伝子変異と神経難病」を演題に御講演いただきました。アルツハイマー病を例にして、遺伝子のわずかな複写のミスが難病の発症につながること、遺伝子のレベルで難病の治療方法を研究されていること、後半には大学での研究に関するお話しなど、生徒は大変興味深く聴いていました。、
 質疑応答では、生徒の様々な視点からの質問に対して、丁寧な回答をいただきました。生徒にとってとても有意義な講演になったと思います。




第50回志龍塾
9月15日(金)、今年度2回目となる第50回志龍塾を開催しました。今回は、日本中の学校で使われているロイロ・ノートを開発した杉山浩二さんを講師としてお招きしました。杉山さんは本校の卒業生でもあり、本校生徒は、先輩が開発した学習アプリを普段の授業で使用していることになります。本日は「生成AI後の学習を体験してみよう!」をテーマに、実際にロイロ・ノートを使用しながらお話しを聞く、大変活動的な講演となりました。急速に進化している生成AIの機能を目の当たりにし、生徒たちもAIとの関わり方について考える機会を得ることができ、お話しの後、生徒たちは活発に質問していました。










第49回志龍塾
5月26日(金)、第49回志龍塾を開催しました。今回は一般社団法人モバイルスマートタウン推進財団副理事長兼専務理事の落合正和氏に「生成AI&ソーシャルメディアの基礎知識とリスクマネジメント」を演題として御講演いただきました。まさに今話題の生成AIや身近なソーシャルメディアをテーマとする内容であり、生成AIやSNSについてさらに理解が進んだのではないでしょうか。












第48回志龍塾
 1月31日(火)、今年度3回目となる第48回志龍塾を開催しました。
 今回は、東京大学定量生命科学研究所教授の小林武彦氏を講師とし、「生物はなぜ老い、そして死ぬのか」を演題に御講演いただきました。
 講演の冒頭で、生物はそもそも物質の化学反応が原点であり、化学反応により壊れたためまた作るという「変化と選択」の連続が進化であるというお話しがありました。そして生物が老いて死ぬのは、ゲノム(遺伝子配列)が壊れるからであり、死があるものだけが進化し現存するというお話しに展開していきました。生の前提として死があるとは、ある意味衝撃的ではありますが、死に関して改めて考えさせられる内容でした。また、寿命を決めるのは不安定な10%のDNAによるので、その10%を安定させることが老化の防止や若返りにつながるとのことで、年老いていくことを苦とする人間の未来に光明が射す感がしました。 
 質疑応答では、所定の時間ぎりぎりまで先生のお話の内容を踏まえた質問がなされ、先生から良い質問だとのお言葉をいただいていました。



第47回志龍塾
 11月15日(火)、今年度2回目になる第47回志龍塾を開催しました。今回は、(株)アブストラクトエンジン取締役/ライゾマティクス主宰、愛知県立芸術大学美術学部特任教授で本校卒業生でもいらっしゃる石橋素氏を講師とし、「テクノロジーと表現」をテーマに御講演いただきました。石橋氏は、映像を用いたショーウィンドウや広告の制作から始め、メディアアート作品を多くのイベントや美術館で展示、発表された後、エンターテイメント領域に活動を広げて世界的に活躍されています。たとえば、音楽ユニット・パフュームのステージやリオデジャネイロオリンピックの閉会式で行われた東京オリンピックへの引き継ぎのセレモニーなど世界中の多くの人が見たことがある作品を手がけられています。
 講演では、年代ごとに進化していく作品を映像で拝見しながら制作時の思いやエピソードなどのお話しをうかがいました。華やかなステージ、作品ができるまで何倍もの試行と失敗を重ねてきたこと、生本番で起こりうるミスを想定しその対策を予め練っておくことなど、私たちにも当てはまる示唆に富んだ内容でした。特に失敗から学ぶことの大切さ、むしろ失敗する方がよいというお話しは様々なことに挑戦し、試練に臨んでいく生徒にとって大変心強い言葉だったと思います。
 興味が尽きないお話しを生徒たちは熱心に聴いていました。講演後の質疑応答では、時間が足りなくなるほど何人もの生徒が質問しました。









第46回志龍塾
5月27日(金)、第46回志龍塾を開催しました。今回は本校の卒業生でもいらっしゃる俳人の石寒太先生をお招きし、「うつくしい日本の季節のことば」を演題に御講演いただきました。俳句は伝統文化であり、高校生には敷居が高いと思われがちだが、テレビ番組で好評を博していたり、高校生も知っている著名人が作句したりするなど、実は親しみやすいものであること、四季折々の事象を表す美しいことばが数多くあること、五・七・五の計十七音が美しい言葉の並びであることなど、俳句にまつわる興味深いお話を伺うことができました。継続することが大切で、俳句作りにあっても続けているうちにふと開眼することがあるというお話は、生徒の心に響いたのではないでしょうか。