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令和4年度 課題研究中間発表会 を行いました
9月22日(木) 午後
2年生理数科 課題研究中間発表会を行いました。

1年間かけて研究してきた内容について、どの班も堂々と発表することができました。

中には英語で発表する班もあり、質疑応答の時間が足りなくなるほど盛り上がりました。

2月の本発表に向けて、更なる研究の積み重ねを行ってもらいたいと思います。

 






 8月25日(木) 高大連携実験実習講座@静岡理工科大学
静岡理工科大学を会場に、本校理数科1年生を対象とした高大連携実験実習講座が行われました。
「天然由来の化学成分で学ぼう」をテーマに、理工学部物質生命科学科の鎌田昂先生及び研究室の学生の方々にご指導いただきました。

「天然物化学」は、生物が作り出す有用な物質を発見し、本当に有用かを確認、供給法を確立する研究分野です。そして、「天然物化学」の研究対象に「二次代謝産物」があり、二次代謝産物のよく知られている例として、ケシからのモルヒネ、青カビからのペニシリンなどがあります。

本日の講座では、天然物化学の研究とはどのようなものかに始まり、生物のもつ二次代謝産物の解説、大学で行っている研究についての講義と実験を実施しました。

実験では、海藻から物質を単離するための作業工程の一部(薄層クロマトグラフィーによる分画)を体験しました。 また、二次代謝産物由来の製品例として、天然成分由来の香料を用いた抗菌作用のある防虫スプレーをつくりました。











高大連携実験講座「放射線講座」
 2022年8月24日に理数科の特別講座である高大連携実験講座として「放射線講座」を開きました。 静岡エネルギー環境懇談会のサポートの元、静岡大学名誉教授の奥野健二先生に講義・実験を指導していただきました。

 前半は、放射線の基本についての講義でした。椎茸・煮干し・ほうれん草・御影石から放出されている自然放射線について、クイズ形式を交えながら理解を進めました。食品を通じて内部から、そして身の回りの建物や空気中の塵(エアロゾルともいう)等を通じて外部から、の二方面からの放射線について分かりやすく説明していただきました。特に、海外と日本との被ばく量の違いは、海外での石作りの住宅(レンガ・コンクリート中に含まれるカリウムやカルシウム)と、日本での木造住宅との違いにあるということなど、驚きをもって聞いていた生徒も多かったと思います。

 後半は放射線の測定実験です。シャーレー内の飽和アルコール気体を使った簡易霧箱を使い、御影石から放出される二つの放射線(α線とβ線)を見分ける実験は、一人一台分の材料を配布し、各自で作成し実験しました。目の前で見える放射線の軌跡は、とても印象深くとらえられたことと思います。さらにγ線測定器を用いた、放射線の遮蔽実験では、物質の透過度合が指数関数的に減少していく予想に対して、明らかな実験誤差を測定したチームもあり、実験にはミスがつきものという醍醐味を味わえました。大型の霧箱では、宇宙線などを含む自然放射線が目に見える頻度で発生している様子から、身の回りにあるけど目に見えない「物理現象」に興味を引かれたと思います。

 2時間という短い時間ではありましたが、満足のいく内容だったのではないでしょうか。理数科では生徒の興味関心を引き出し「ワクワク」を育てる取り組みを、今後も続けていきたいと考えております。






理数科先輩と語る会を実施しました
令和4年7月23日(土)
「理数科先輩と語る会」を実施しました。

理数科を卒業して10年になる2名の先輩の講演を1、2年生が聞きました。

高校時代の学習方法から大学生活、現在の仕事の内容まで大変貴重なお話を聞くことができました。
自分たちも同じように成長していけるのかと不安を抱きながらも、進路に向けての決意を新たにすることができました。

    

理数科1年 高大実験実習講座(7月21日)を実施しました 
7月21日(水)本校にて、高大連携出張講座を行いました。

静岡理工科大学教授 齊藤明広先生をお迎えし、「静岡県の農耕地と微生物」をテーマに講演いただきました。
理数科1年生全員と生物部員が参加し、土壌の役割、農作物の生産性と環境保全の両立、微生物と植物とのパートナーシップなどの内容を聴講しました。
内容に関心が深まるとともに、研究することを身近に感じられた時間でした。



令和3年度 科学系コンテストの結果

祝 地学オリンピック本選進出


2年理数科の伊藤佑樹さんが、地学オリンピックの二次予選を通過し、本選に進出しました。
本選は、2022年 3月13日(日)~15日(火)の3日間、茨城県つくば市にて行われます。

理数科は、科学系コンテストに積極的に参加しています。
令和3年度の参加状況は、以下の通りです。
地学オリンピック  一次予選 47名参加  二次予選 5名進出  本選 1名進出
情報オリンピック  一次予選 20名参加  二次予選 8名進出
化学グランプリ   一次予選 28名参加  二次予選 1名進出
生物学オリンピック 一次予選 57名参加
数学オリンピック  一次予選 10名参加
物理チャレンジ   一次予選 2名参加

2年理数科課題研究発表会
2022年2月14日、ワークピア磐田にて、2年理数科課題研究発表会が行われました。

1年秋から進めてきた研究の成果をまとめ、プレゼン形式で発表し、質疑応答を行いました。



審査の結果、「土壌細菌によるプラスチック分解システムの構築」班が、県理数科課題研究発表会の代表となりました。

静岡理工科大学から、審査員として 小澤哲夫先生 斎藤明広先生 中澤博志先生 中村啓先生 山下博通先生に
お越しいただきました。審査、ご助言、ありがとうございました。


今後、論文とポスターを作成します。
ポスターは、来年度の文化祭で、「理数科展」にて展示します。
興味のある方は、是非ご覧ください。


今年度の研究は、以下の通りです。

数学分野
・渋滞学を用いた効率的な避難経路の考察と作成
・折り紙による任意の体積を持つ立体の製作
・数学的視点から見たオセロ必勝法

物理分野
・量子回路上でのパズルゲーム解法プログラムの構築
・音レンズの作成

化学分野
・金属による抗菌作用

生物分野
・土壌細菌によるプラスチック分解システムの構築
・土壌への炭の添加による小松菜の育成への影響

地学分野
・堆砂垣による鮫島海岸の海岸保護


令和2年度理数科課題研究発表会
2021年2月18日磐田市ゆやホールにて理数科課題研究発表会を実施いたしました。
約1年間の活動の集大成として、全ての班が堂々と発表をし、大学の先生方からも、高い評価を頂きました。




全ての班の発表要旨です。
2021.2.18.発表要旨集.pdf

特に優秀だった班の発表スライドです。
5班.令和元年東日本台風の高潮による鮫島海岸の微地形の変化
以下は他の班の発表スライドです。

1班.テーブルクロス引きを成功させるためには
2班.糸コンピュータ
3班.ボトルフリップの総合的かつ詳細な考察
4班.農作物の生育における炭の関与
6班.広義フェルマー点の定義とその性質
7班.Leaf関数 ~数学的観点からの検討~
8班.学力推定モデルの構築と特徴量最適化に関する試み
9班.アスコルビン酸を用いた銀鏡反応
※PowerPointのデータをPDFに変換しているため、アニメーションや動画は再生されません。
※高校生の実験ですので、科学的な誤りや説明が不十分なところもあるかもしれませんが、ご容赦ください。

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