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R5高大連携実験講座(静岡理工科大学)
静岡理工科大学で実験実習を行いました

高大連携実験講座2023 @静岡大学工学部
今年度第2回目の高大連携実験講座として、8月17日(木)に1年生理数科15名が静岡大学工学で講座を受講しました。電子物質科学科の川口昂彦助教より、今後の社会での材料科学分野の重要性や物質毎の熱伝導率などの性質の違いについて説明を受け、ガラスと銅の熱膨張率の違いを計算で求めるなどした後、実際にガラスと銅を接合する七宝焼きの作成を行いました。各自でデザインした図柄を釉薬で描き、色や釉薬の重ね方などを工夫して各自2つの作品を作りました。午後には、それぞれが工夫したことや焼く前と後での釉薬の色の変化などをスライドにまとめ、発表会を行いました。
現役の大学生や大学院生の方との交流も含め、大学で学ぶことの広がりを感じる貴重な体験となりました。
 

 


高大企業連携実験実習講座@浜松ホトニクス
本校は地元の大学や企業のご協力をいただいて高大・企業連携実験実習講座を実施しています。今年度の第1回として、8月9日(水)に1年理数科9名が、浜松ホトニクス(株)中央研究所で行われた実験実習講座に参加しました。
光の性質や光の研究史についての講義の後、午前・午後にまたがって2つの実験講座を受けました。
1つの講座では、回析光子を用いて光が分光される様子を観察し、光のバイオ分野への応用の基礎実験として、試料の吸光度測定を行い鉄イオン濃度の算出を行いました。
もう1つの講座では、レーザーを用いた光の回析と干渉を利用した微小物体(毛髪の太さ)の測定、液晶光学素子によって光の位相を制御し画像を描く実験を行いました。
さらに光技術が医療面で活用されている例として、脳にクローズアップした講義を受け、最後にまとめとして全員で感想等の発表をしました。
机上の知識をさらに具体性を持たせて深められ、充実した1日になりました。

    

理数科先輩と語る会
 本校の理数科を卒業され、今は社会人として活躍している先輩をお二人講師としてお呼びして、本校理数科の高1年生・高2年生を対象に2023年7月22日(土曜日)に理数科先輩と語る会を催しました。





 先輩お二人からは、なぜ理数科を志望したのか?から始まり、高校時代の様子や受験勉強の苦労、 さらに今のお仕事について、スライドを交えながらユーモアあふれるお話をしていただきました。 生徒からは、高校時代の学習方法や学習時間そして探究活動の様子、さらにお勧めの参考書など、 具体的に役に立つであろう質問が飛び交い、学習への助言を頂きました。 また、質問は大学時代の恋愛事情や結婚の話、そして時には各業界の給料事情にまで及び、 講師の方には職場における「裏話」に至るまで、ざっくばらんにお話していただき、大いに盛り上がりました。 「今を生きる先輩方」として貴重な実経験を聞けたことは、高1・2年生にとって大変有意義な経験になりました。






理数科2年生・東大駒場リサーチキャンパス+OB訪問
 2023年6月9日(土)に、東大駒場キャンパスに隣接する東京大学生産技術研究所及び先端科学技術研究センターで行われました、東大駒場リサーチキャンパス2023に、理数科2年生の希望者23名で参加してきました。東京大学付属の研究所ということで、各研究室が次々と並んでいる建物が複数あり、入口が解放されている「自由」な雰囲気の中、各自の興味のある研究の説明を聞いたり、時には実験装置を見学したり、体験したりと盛りだくさんの内容でした。各研究室の研究紹介以外にも、有志の方々の屋外クラシックコンサートが開かれていたり、熊本や埼玉の物産市や、資生堂などの各企業からの機能性デザインの展示等もあり、サイエンスからアートまで幅広く「最先端」に気軽に触れられる素晴らしい取組みとなっていました。研究所内は年に一回しかない貴重な機会ということで、幼児を連れた親子や年配の方々、沢山の制服姿の高校生で賑わっており、所内の食堂はピーク時には行列ができるほど大盛況の様子でした。お陰で、生徒は移動販売車等のスナックも取り入れながら、精力的に食べては見聞を広めていたようです。




 夕方からは、東大本郷キャンパスにあります工学部にお勤めの本校OBでもあります、東京大学大学院工学系研究科・准教授・鈴木康介先生の研究室訪問を行いました。最初に鈴木先生の高校時代の話や研究者になるに至った経緯、今の触媒研究についての説明を聞きました。本校のOBでもあるためか、生徒からは「大学での生活費は?」や「研究生活はブラック?」のようなより「突っ込んだ」質問が飛び交うなどの盛り上がりを見せました。後半は、研究室の大学院生の研究机や、高級車数台クラスの測定装置など、実験室の見学もさせていただき、非常に有意義な時間を過ごすことができました。







令和4年度 科学系コンテストの結果
日本地学オリンピック本選 銅賞受賞

3月12日(日)~14日(火)、茨城県つくば市で行われた日本地学オリンピック本選に、1年理数科の伊良部真絃さん・佐藤天哉さんの2人が出場し、伊良部さんが銅賞を受賞しました。


理数科は、科学系コンテストに積極的に参加しています。
令和4年度の参加状況は、以下の通りです。

地学オリンピック   一次予選 57名参加  二次予選 4名進出    本選 2名進出 1名銅賞受賞
化学グランプリ    一次選考 14名参加  二次選考 1名進出・銀賞受賞 
情報オリンピック   一次予選 19名参加  二次予選 11名進出
生物学オリンピック  一次予選 46名参加
数学オリンピック   一次予選 9名参加

2年理数科課題研究発表会
2023年2月13日(月)、ワークピア磐田にて、2年理数科課題研究発表会が行われました。
1年秋から進めてきた研究の成果を発表し、質疑応答を行いました。

また、外部審査員として、静岡理工科大学から中澤博志先生、髙部稚子先生、中村啓先生、山下博通先生にお越しいただき、質疑応答や講評でご助言をいただきました。


  
発表1 音の望遠鏡の製作                発表2 落下中の水の形状と見え方に関する研究

  
発表3 任意の数に対するn乗根の作図        発表4 廃棄食物から環境に優しい紙づくり 

  
発表5 モンテカルロ法を用いた面積と体積の精測    発表6 遠州灘の漂着軽石を探る 

  
発表7 セルロース系原料を用いたバイオエタノールの製造   発表8 紅葉の条件を探る


発表9 自家製酵母とその作用


審査の結果、「遠州灘の漂着軽石を探る ~福徳岡ノ場起源の軽石との比較~」班が、県理数科課題研究発表会の代表になりました。

今後、論文とポスターを作成します。
ポスターは、来年度の文化祭の「理数科展」で展示します。
関心のある方は、ぜひご覧ください。


令和4年12月26日 企業による出張講座が行われました
株式会社アルバックと浜松ホトニクス株式会社の研究者の皆さんによる出張授業が行われました。

光と真空の科学 ~屈折率の正体に迫ろう~」という内容で、空気中の光の屈折率を求めるための講義と実験を行っていただきました。

高校物理の内容をきっかけにしながらも、発展的な内容まで丁寧に説明していただき、研究に対する強い思いを感じることができました。

講義後は座談会も開催していただき、最後まで生徒たちの質問に答えていただきました。

今回の講義は生徒にとってよい刺激となったことと思います。











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