昭和58年4月4日に開校した本校は、本年度、創立40周年です。11日の午後、ご来賓をお招きし、記念式典を行いました。
第一部は、吹奏楽部の演奏に始まり、お祝いのご挨拶や記念事業(視聴覚室の空調設置と部室棟屋根の修繕)の披露が行われました。40年前に思いを馳せ、自分たちの立っている現在地にあらためて感謝する気持ちになりました。
第二部の最初に紹介されたのは、校舎の空撮映像で始まる、会場もどよめく程かっこいい動画でした(生徒による作品です)。その後、2つの生徒発表が行われました。2年生の堀内さんと小林さんによる「奈良から学ぶSDGs」では、古都奈良の街でいろいろなSDGsを学ぶスタディツアーの成果が発表されました。3年生の溝辺さんと村上さんは、「東日本大震災の被災地を訪問して」という題で、被災地で学んだことを紹介し、私たちの地域や生活にそれをどう生かしていくか提案しました。防災はできなくても減災はできる、自分事として考えてほしいと訴えてくれました。
最後の第三部では、NHKニュースたっぷり静岡の防災キャスターである大窪さんを招いて、「すべての経験が将来につながる~防災キャスターの仕事と異文化交流」という題で講演をいただきました。お仕事をする中で、防災というコンテンツに出会った経緯、人にわかりやすく伝えることで防災するための工夫などについてお話しくださいました。最後に、ご自分の経験から高校生に向けたメッセージをくださいました。「自分がどんな風に生きたいか、目標を持ってほしい。とりあえずの目標がない時には、可能性を広げるために、人脈を広げたり、世の中について調べたり、できる行動をしてみたらどうだろうか。すべての経験が将来につながっていく。」力強いメッセージをありがとうございました。
ご来賓への接遇、司会、発表を始めとするいろいろな役割を生徒が担いました。みんな、立派に役目を果たし、ご来賓のみなさまからもよい記念式典だったと褒めていただきました。