静岡県立島田工業高等学校

放送技術班 令和6年度静岡県高総文祭郷土芸能部門 県大会 舞台技術依頼

公開日 2024年12月23日

放送技術班は12月22日(日)川根文化センターで行われた「令和6年度静岡県高総文祭郷土芸能部門 県大会」の舞台技術を担いました。今回は舞台照明と舞台監督を担当しました。通常の県大会は舞台制作の業者を使って県大会を行うそうですが、都合がつかず急遽島工の放送技術班に依頼がありすべて乗り込みで対応しました。県大会とあって自分たちの調光で出演校の演技に勝敗が決まるため重要な任務を任されました。また普段はポピュラーミュージックを主体とした舞台仕込みがほとんどですので、郷土芸能という太鼓や笛などの演奏でもポピュラーミュージックのステージを連想するような明かりを施しました。

今回調光卓はホール既存の丸茂電機PRITINAを扱いました。PRITINAは使いやすく、1990年代に建設や更新導入されたホールの調光卓はほとんどが丸茂電機のPRITINAです。放送技術班のメンバーは会場入りすると回路図などの図面をみて直ぐに使用が可能です。このステージは舞台の照明はサスライト2本に加え、サブ光源としてLED PARライトを第3バトンに仕込み、直回路の設置と調光室までの間をDMXケーブルで仮設し対応しました。またステージサイドスポットとしてPAR65の5Nを4本、LEDPAR4本を仕込み対応しました。サスライトはブッチガイと1Kフレネルを組み込み、フラッッドでありながらしっかり演者の顔やエッジが見えるように当て方に工夫を凝らしました。FRに生明かりと#14#78のフィルタで色付けしました。10校の演技はそれぞれ時間で大きく調光するため、手上げ調光では無くすべて「記憶」機能を使いました。あらかじめシーンを打ち込んでおいて、各高校のリハーサル時に大幅修正するなどして対応しました。プリセットフェーダー40本(3段の手上げ操作は使用しません)CFフェーダに加えてグループフェーダーを6本、フリーフェーダー6本をすべてにアサインして使用しました。時間の限られている中で的確に迅速に行えることは舞台業者のプロと遜色ありません。出演校からの当日のオーダーで次の写真のような勇壮的な舞台を作り上げました。

またクセノンピンスポットは2本使用し、持ち込みのLEDPARライトのチェスは島工の調光卓を使用しました。郷土芸能部の顧問から「舞台技術を島工の放送技術班で安心して任される。生徒は良い演技ができた」と話していました。

次回の舞台技術は1月12日(日)島田市はたちのつどい(旧成人式)の舞台照明とライブ配信です。

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