2学期が始まりました!
夏休みが終わり、今日から2学期が始まります。皆さんの明るい笑顔に会えて嬉しいです。夏休み中もいろいろなことがありましたね。特に男子バスケット部の全国大会第3位おめでとうございます。陸上部のお二人もお疲れさまでした。それぞれが感じた、生の感覚を忘れずに自分の成長のために役立ててください。
部活動がなかった皆さんもそれぞれの夏休みを過ごしたことと思います。特に4年生、3修生の3年生は進学、就職に向けた準備の時間だったでしょう。ここからが本番です。自立した自分のお姿をイメージし、前に向かって歩んでいただきたいと思います。
1年生2年生、3修生を選んでいない3年生の皆さんはどんな風に時間を過ごしていましたか?1学期の終わりにWho are you?のお話をしました。少しでも自分について考えていただけたら嬉しいです。
今日は私が夏休みに感じたことをお話します。それは「不可能が可能になる」ということです。岐阜県の岐阜市にある、ぎふメディアコスモスという施設を訪れ、管長さんとしてその中にある新しい図書館を作り上げた方のお話です。
新しいコンセプトの図書館を作りたいということで岐阜市から館長になってほしいと依頼を受けたのが元みんなの森ぎふメディアコスモス総合プロヂューサーの吉成信夫さんです。みんなの森ぎふメディアコスモスは本当に素敵な図書館です。大きな特徴はまず、壁がないということです。次に大きなドーム型の傘が天井から釣り下がっていて市民の皆さんはその下で読書をしたり勉強をしたりすることができています。走りまわる小さな子もいました。皆が思い思いのペースで自分の時間を楽しんでいるのが初めて行った私にも伝わってきました。
しかしながら、吉成さんが初めてここに来た時は昔ながらの図書館の空気があったということでした。私たちが図書館で思い浮かべるのは「おしゃべりはだめ」「食べるのはだめ」「飲み物はふたがついていないとだめ」「走り回ってはだめ」のだめだめ尽くしです。それを変えたい。図書館とはいったい誰のための公共施設なのか?市民の皆さんのものなのではないだろうか。と図書館をまちに人々にひらく、ひととまちをつなぐ場所にしたいと考えたそうです。不可能にも思えましたが、吉成さんは皆さんに納得してもらう方法を考え続けました。考えて考えて、ある日に「子供の声は未来の声」というキャッチフレーズが頭に浮かび、その言葉を使って皆さんを説得したということです。子供が、赤ちゃんが泣いてもいい。お互い様だ。みんなに優しい図書館を作ることが始まりました。
図書館は本を読む場所ですから、本好きな子供は来ます。けれども本の苦手な子はやってきません。ではどうするか。考えた吉成さんたちは図書館から外へ出て本の魅力を伝える活動を始めたということです。犬の大きなぬいぐるみでカートを飾って作った「わんこカート」に本をたくさん積んで小学校へ出かけたということです。そういう活動を通じて本好きの生徒さんを増やし、図書館へ足を運んでくれる人を増やしていきました。そうしていくうちにこのぎふメディアコスモスが「人とまちをつなぐ屋根の付いた公園」として市民の皆さんに受け入れられるようになってきたということです。
新しい建物でも皆さんに受け入れられなければ意味がありません。最初、不可能に見えたことでも信念を明確に人々を説得し続け、強い思いを持って行動し続けると少しずつ可能になるのだろうと吉成さんのお話を聞いて考えさせられました。
やろうと思うことが不可能に見えるのはどんな時なのでしょうか。案外、自分が勝手に不可能だと思っているだけなのかもしれません。思いを持ってあきらめないこと。周りの皆さんに分かっていただくこと。皆さんを巻き込んで行動に移すこと。それらが不可能を可能にするのかもしれません。
2学期が始まります。
それぞれに強い気持ちを持って良い2学期にしていきましょう。
Be Positive and always smile.
