自分たちの武器を磨きあげ目標を叶えたい
昨シーズンは、新型コロナウイルスが五類となり、例年と比べると新型コロナウイルスによる制限が緩和され、毎日の練習や試合などで部員一人一人が着実に力をつけていた。しかし、高校サッカー選手権では、飛龍高校に敗れ、県ベスト十六とはならなかった。
チームの柱であった三年生が引退し、選手一人一人が次の目標に向けて成長している。その目標は先輩たちが叶えることができなかった県ベスト十六だ。昨年は内容と結果が伴った試合や改善すべき点が多い試合もあった。そして、三回戦の飛龍高校との試合では僅差で負けて部員全員が悔しい思いをした。だから今年こそは、自分たちの武器を磨きあげ目標を叶えたい。
新チームには、昨年とは違う強みと課題がある。新チームの強みは学年関係なく仲が良いことである。なので、練習中や試合に出ていないときに互いに意見を言い合えることができている。これからも続ければ練習は質の高いものになるし、試合でのびのびとプレイすることができるようになると思う。また、トレーニング室で体を強くしたり、自主練習で個人の練習をしている人など積極的に自分のために取り組んでいる選手が多くサッカーに費やす時間を増やせている。
次に新チームの課題は、昨年より技術、フィジカル的に劣っていることや声を出して練習の雰囲気を盛りあげれる選手が少ないことだ。そのため先輩たちがやっていたようなサッカーが同じようにできるかというとすぐにはできない。そして、試合をしてみてうまくいかないこともある。だから僕たちは練習で試合でうまくいかなかったことを改善していったり、個人で見つけた課題は練習だけでなく自主練習で克服していけばチームは強くなっていけると思う。また、アップから全員で声を出せばチーム全体を良い雰囲気に包み、練習は楽しく、質の高いものになると思う。試合でも声を出し自分たちの雰囲気をもっていくチームになりたい。一人一人が物事をプラスの方向に考えること、チームのためにできることを考えこれからどんなチームになっていくか楽しみだ。
最後に、僕はこの部活動で「自立していくこと」、「感謝の気持ちを持つ事」を大切にしたい。部長としてチームをまとめることも必要だが、サッカー部部員それぞれが目標をもってその目標を叶えるためにめげずにチャレンジしてほしい。部員全員が自立してサッカーの面ではもちろん、人としても成長していきたい。サッカーができる環境、サッカーをするために必要なものを買ってくれる親、部員全員に丁寧に戦術、練習を考えてくださる先生に感謝をして自分たちのサッカーをしていきたい。そうすれば、多くの人から「応援したい」と思ってもらえる良いチームになっていくと思う。部員が悔いの残らないサッカーをして、最後は目標を叶え、笑顔で終われるように残りの時間を大切にし、励んでいきたい。