「相手よりも一球多く繋げる」
私たちが目標としているテニスプレーは、「相手よりも一球多く繋げる」ということです。相手より一球でも多く繋げることができれば、一ポイントを取ることができます。それは試合で勝つためには当たり前のことかもしれません。一ポイントを取るために時には五分近く、相手と長いラリーを繋げることもあります。その一ポイントを、自分やペアのミスによって取られてしまったとき、「次はどのようにしたら流れを変えられるのか、ポイントを取ることができるのか」を、短時間で考えなければなりません。しかし、自分で改善点を考え、その場で試すことも一つの経験となり、自分自身の成長につながると思います。
そして、新チームとなり夏休みからいくつか大会を経験してきました。特に九月上旬の
団体戦では、自分よりもレベルの高い相手や練習試合で一度負けた相手に勝利をし、相手
チームの声援に負けず、自分たちらしい試合ができました。結果としては、県大会出場ま
であと一歩の所で敗退してしまいましたが、一年前の自分たちを振り返ると、精神面、技
術面で大きく成長を感じられた試合でした。このことを感じられるようになったのも、自
分自身やペアを信じ、大切な仲間と猛暑の中お互いを鼓舞しながら練習し続けられたから
だと思います。また、一人一人が「相手よりも一球多く繋げる」プレーを忘れず、諦めず
にボールを追い続けられたことも自分自身を超えるきっかけとなりました。時にはお互い
がライバルとなる仲間ですが、技術向上のためアドバイスをし合ったり、常に楽しい雰囲
気の中練習ができたりしています。
今後も県大会出場を目標に掲げ、お互いを鼓舞し合える大切な仲間と、自分たちらしい
テニスで技術をより向上させていきたいです。また、普段指導をして下さる顧問の先生やコーチの言葉を素直に受け止め、部活動ができていることに対して当たり前だと思わず、感謝の気持ちを忘れないで行こうと思います。今のメンバーで一緒に活動ができる日数も残り約半年となってきました。もう一度改めて初心に戻り、「テニス部に入ってよかった」と心から思えるよう、一年生、二年生全員で切磋琢磨して練習に励んでいきます。応援よろしくお願いします。