コンビバレー
男子バレーボール部には純粋な高さやパワーなどの個人の力で他のチームを圧倒できるような選手は居ません。そこで僕たちは、サイドからの攻撃だけでなくいろいろな位置から多様な攻撃を仕掛けて、様々なコンビを組み合わせながら攻めていく、「コンビバレー」というスタイルのバレーボールを展開しています。このスタイルのバレーボールでは、守備が何よりも大切になってきます。守備力があるからこそ、チームの司令塔であるセッターが多彩なコンビを組み立てることができるのです。
しかし、いくらレシーブ練習をしたところで、拾えないようなボールもあります。そこ
でサーブやスパイクといった攻撃で相手を崩し、相手の攻撃をしぼって自由な形で攻撃さ
れないことが大切になります。このようにバレーボールは全てのプレーが繋がっているた
め練習中でも、練習と練習のつながりを意識してプレーをし、また声かけをしながら、チーム力向上にもこだわって取り組んでいます。
僕たちは強豪のチームに比べて練習時間が短く限られています。その中で準備や移動を
素早くして、効率良く質の高い練習ができるようにしています。さらに各々でバレーノー
トをつけながら、チームとしての課題と個人の課題を可視化することによって、それらを
克服するための練習を各自でしたり、全体練習の中でメニューの意味を考えながら、高い
意識を持って練習に取り組んでいます。
また僕たちは部の中で仲が良く、学年に関わらずコミュニケーションをとりあいながら
活動しています。今の二年生が主体となってからの男子バレー部は、思うような結果を残すことができておらず、十一月までの大会の中でも勝ち進むことができていません。そんな中で僕たちが最終的な目標として掲げている県ベスト8に入るためには、県内でもレベルの高いチームが多い西部地区での予選を勝ち上がらなければいけません。この目標を現実にするために、練習の質、個人の能力、そしてチームとしての力を確実に向上させて、一つ一つの試合に勝つための力をつけるべく、毎日の部活動に取り組んでいきます。
そしてなにより、僕たちにご指導をして下さる先生やコーチ、OBの方々、日頃から活動を支えて、応援してくださる父母会の方々、そして今バレーボールができているという環境に対する感謝を忘れず、精一杯努力をして、目標に向けて全力で部活動に取り組んでいきます。