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本校は浜松市天竜区に位置しており、地域の特産である天竜杉がふんだんに使われた木の香りのする校舎が特徴的な高校です。また、百年近くの長きにわたりここ天竜区の高等学校教育を支えてきた、二俣高校、天竜林業高校両校の歴史と伝統を引き継ぐ高校でもあります。
本校は県内で唯一である，森林・環境科、福祉科、総合学科の３科をもつ高等学校であり、生徒の興味・関心、地域のニーズ等に幅広く対応できる教育の実現を目指しています。
森林・環境科は１年生で共通の教科・科目を学習し、２・３年生では「森林科学」「造園・土木」「飼育・栽培」の３つの類型に分かれて学んでいます。
福祉科は「介護福祉士国家試験」の資格取得を目指して学習し、介護・福祉に関する知識や技能を習得するための専門的な内容や介護実習など、介護現場のリーダーとして活躍するための学びに取り組んでいます。
　総合学科には「人文自然」「総合ビジネス」「建築」「未来創造」の４つの系列が設けられ、１年次の学びやガイダンスを通して、生徒一人ひとりが自分の興味・関心、適性、進路等に応じた系列を選択し、２・３年生では系列ごとに専門性を深める学習を行っています。
天竜高校の教育目標は、「地域の自然や文化を愛し、地域の発展に貢献することができる人材を育成するとともに、自らの目標に向かって粘り強く努力し、未来を切り拓くことができる人材を育成する」です。校歌の一節にある「地域の竜と成り往かむ」「明日への竜と成り往かむ」という言葉が示すように、地域の核となる人材、明日を切り拓くことのできる人材を育成することを目標としています。
この教育目標を達成するため、次の８つの力を、「天竜高生が付けたい力」として示しています。生徒には、日々の教育活動を通じて、これらの力を身に付けてほしいと思っています。

理解力	書かれたものや話されたことを理解する力
学力	高校生として必要な学力
リスペクト	自分や人、生活する地域を大切にする力
チームワーク	組織の一員として協働する力
自律	自分をコントロールする力
コミュニケーション力	自分の考えを伝える力
向上心	目標を持ち、意欲的に努力する力
適応力	様々な状況に適応する力

　私たち教職員一同、生徒の可能性を伸ばすために、全力で教育活動に取り組んでまいります。今後も、御支援と御協力をよろしくお願いいたします。

　　 　 　 　 　 　 　 　 　　　　　　　　　　　静岡県立天竜高等学校　校長　渡辺　二三彦