公開日 2024年11月01日
10月1日の活動
今日の掛け軸は「布袋図」でお菓子は「打ち物」です。
打ち物は、干菓子の一つで、水分が少ないため日持ちしやすいお菓子です。
寒梅粉やみじん粉に砂糖を加え、細かく掘られた木の型で型をとって作ります。
お菓子を好みの木型で形成したら、打ち出して表面に蒸気をあてて、
乾燥して仕上げられるのです。
寺社への供え物や、祝い事の際にも用いられることから、
鶴や亀、鯛、松竹梅などのおめでたいものを象徴する
様々な形が作られるようになりました。
掛け軸には「あの月が欲しくばやろう取ってゆけ」と書かれています。
10月22日の活動
今日の掛軸は「山峰染月寒」で、峰々は月光に染め出されて、
見るからに寒いという意味です。
お菓子は「菊花」です。
五節句のうち9月9日は旧暦で「重陽の節句」にあたり、
別名「菊の節句」ともいわれます。
菊は邪気を払い長寿の効能があるとされており、
菊の花の上に真綿を乗せてその夜露で体を拭うと
不老長寿に恵まれるという伝説もあります。
10月30日の活動
今日の掛け軸は小笠原長生によるもので『和』です。
調和、仲の良さ、そして共生の理念を意味し、
日本人の人間関係、自然そして社会に対する独特な理解と追求を表しています。
お菓子はジャックオランタンの練り切りです。
ハロウィンがアメリカに伝わるまでは、
ジャックオランタンはカボチャではなく、
カブが使われていたそうです。
アメリカではカブの生産量が少なかったため、
より多く収穫されていたカボチャを使うようになったとされ、
これが世界各地へと広がり、
「ハロウィン=カボチャ」が定着するようになりました。