公開日 2024年08月30日
6月30日、草薙球場にて甲子園をかけた熱き戦いが幕を開けた。3年生にとっては集大成の大会。
108校の頂を目指し、「NISHIKO」が戦いに挑んだ。
初戦の相手は、伊豆伊東高校。初戦ということもあり、序盤は硬さもあったが、吹奏楽部や「NISHIKO」応援してくださる方々の応援をうけ、3年生中心に溌溂としたプレーを見せてくれた。
2回、四球で出たランナーを主将加藤の2塁打でチャンスを拡大し、7番牧之瀬のタイムリーヒットで先制をする。
4回には、加藤のタイムリーヒット、5回には、4番青島のタイムリー二塁打で追加点を重ねていく。8回には、下位打線がチャンスを作り、松下、田川のタイムリーで一挙4点を奪った。
投げては、エース青島が5回までゲームメイクすると、6回からは田川がマウンドを守り、8-3で初戦を突破した。
浜松西 010120040=8 青島5・田川4―中村
伊豆伊東 000100020=3 2塁打:加藤、青島、田川
2回戦の相手は、第2シード静岡高校。今年度の文化祭招待試合でも惜敗しただけに、選手たちはリベンジに燃えていた。
1回、「NISHIKO」は先制パンチに成功する。2死から青島の安打、加藤の四球でチャンスを作り、鈴木真のレフトオーバー二塁打で2点を先制する。さらに3回には、主将加藤の高校初本塁打が飛び出し、追加点をあげる。
先発の青島は1・2回と持ち味を十分に発揮し、静高打線を封じていくが、3回に2点、4回に2点を失い、逆転を許してしまう。その後、赤堀、田川、柿澤と継投していくが、追加点を奪われ、苦しい展開に。
3回以降、「NISHIKO」もランナーを出すが、静高投手陣に要所を締められ、3―7で悔しい2回戦敗退となった。
浜松西201000000=3 青島3・0/3、赤堀1・3/3、田川2、柿澤1―中村
静高 00221020X=7 2塁打:鈴木真 本塁打:加藤
3年生たちは、今までの先輩方が築き上げてきた伝統を受け継ぎ、堂々とした戦いを見せてくれた。
秋・春と悔しい思いばかり経験してきたチームであったが、どうしたら目標である「甲子園で1勝」を達成できるのかを考え抜き、日々の練習に取り組んできた。その取り組みは、「NISHIKO」の伝統にまた新たな1ページを刻んでくれた。
最後に、誰よりも「NISHIKO」を愛し、チームを引っ張ってくれた主将の加藤に想いを綴ってもらった。