静岡県立静岡聴覚特別支援学校(静岡県立静岡聾学校)

校長あいさつ

ワクワクを求めて

     

子供たちとともに・・・
 令和6年の年初めは、能登半島地震という“忘れられない衝撃”で始まりました。
 私が子供の頃から既に「50年以内には大地震が来る」と言われ続けていた静岡県にとって他人ごとではない思いで、元旦のテレビからの映像を見ていました。始業式の日は、それから1週間ほど経っていましたが、帰省中の本校職員が親御さんとともに避難生活をし、3学期の始業式には戻って来られないことを知った子供たちにとっても、他人ごとではありませんでした。そんな中、ある小学生が、「〇〇先生を元気づけたい」と声を上げて、自ら寄せ書きを回しはじめてくれたのです。それも、学部の異なる先生に対してです。賛同した子供たち、先生たちの言葉がすぐに寄せられました。週をまたぎ幸い無事に出勤してきた〇〇先生の、何よりの励ましになりました。今思い出しても、胸が熱くなる・・・これが本校です。
 令和6年度も、幼稚部、小学部、中学部の縦のつながりがもてる良さを生かしつつ、一人一人の子供たちの“自分らしさ”に寄り添い、主体性を引き出しながら、自信と勇気を育む教育を展開していきます。『人との関わりを楽しみながら、自分らしくたくましく進んでいく子』を目指していきます。
 令和6年度、幼稚部6人、小学部10人、中学部6人に、乳幼児教室5人、通級指導教室33人も含めた子供たちと教職員で、保護者や地域の方々、医療、福祉等の関係機関の皆様ともつながって、“学びをつなげる学校”づくりに邁進します。

令和6年 4月  
静岡県立静岡聴覚特別支援学校(静岡聾学校)校長 佐藤 容子

                       

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