校長挨拶
今年の桜の開花は少し遅れたものの、季節は廻り、伊豆半島の桜は一斉に咲き、校庭のパンジーやチューリップの花 も 春の訪れを知らせてくれました。
年度末の人事異動により、多くの教職員が伊豆の国特別支援学校を去りましたが、4月 に新任教職員を迎え、そして、ピカピカの新入生を迎えて、笑顔で元気な伊豆の国特別支援学校の令和6年度がスタートしました。
学校教育目標『良さが輝き 未来をひらく』のもと、本校小学部児童88人、中学部生徒49人、高等部生徒55人、そして、伊豆下田分校小学部児童9人、中学部生徒7人、さらに、伊豆松崎分校高等部生徒17人の、全児童生徒の学校生活が、充実したものとなることを願っています。
そのために、本校教職員130人、伊豆下田分校教職員23人、伊豆松崎分校教職員13人、3教場全教職員が連携して、子供たちのために力を注いでいきます。
昨年度に続き今年度も、本校は、日本一の雄大な富士山を望むことができる自然豊かな 伊豆の国市韮山の地で、小学部・中学部・高等部の子供たちの実態や発達段階に合わせ、 地域の学校との交流や、地域の人材と場所を活用した校外活動などを積極的に行い、「 地域とともに歩む学校」を進めていきます。
下田市の中心地にある下田小学校に併設の伊豆下田分校は、下田小学校との交流や、地域の方々との温かなふれあいの活動をとおして、学齢期の子供たちの学びを積み重ねます。
山と海に囲まれた松崎町の松崎高等学校に併設の伊豆松崎分校は、「地域に学び、地域に活きる人」を校訓に、松崎高等学校との学習や交流を、さらに深めるとともに、地域作業をとおして地域に貢献する教育活動に力を入れます。
教育活動は子供が主体であり、学校は子供のためにあります。子供たちの健全で心豊かな成長と学びためには、子供の安全が守られ、安心して学べることが大事です。将来の自立した生活を見据えながら、今年度も、さまざま教育活動をとおして、仲間とともに学ぶ喜びや楽しさ、困難なこともやり遂げる力と達成感、満足感を感じ、やる気と自信につなげていきたいと思います。
令和6年度も、保護者の皆様や、地域の皆様の教育活動への御理解と御協力をどうぞよろしくお願いいたします。
校長 松本 仁美