校長挨拶
寒かった冬を耐え、草木が少しずつ芽吹き、自然のもつ力の強さを感じつつ、あたたかな日差しにほっとする日が多くなりました。季節の移り変わりを感じる4月、新年度が始まり、校舎内は、子供たちの元気な声が響き、笑顔があふれています。
伊豆の国特別支援学校本校は、小学部新入生16人、中学部新入生16人、高等部新入生31人を迎え、全校児童生徒199人で、元気よく第1学期がスタートしました。
学校教育目標『良さが輝き 未来をひらく』のもと、令和7年度も「地域とともに歩む学校づくり」を積極的に進め、「地域に根差した教育」に努めて参ります。
さらに、防犯・防災の視点からも本校が果たす役割は大きいと考えており、地域の方々が気軽に本校に足を運んでいただける学校周辺の環境づくりにも努めたいと思います。
また、伊豆の国特別支援学校は、伊豆下田分校(下田市立下田小学校併設)、伊豆松崎分校(静岡県立松崎高等学校併設)の2校の分校があります。分校2校は、本校から少し離れていますが、本校と分校のつながりを大事に、本校と同様、その地域の特性を生かした「地域とともに歩む学校づくり」を進めています。
伊豆下田分校は、小中学部児童生徒17人が、下田小学校や下田高等学校南伊豆分校との交流や、地域の方との温かなふれあいの活動をとおして、豊かな学びを積み重ねていきます。
伊豆松崎分校は、「地域に学び、地域に活きる人」を校訓に、高等部生徒12人が、松崎高等学校との合同学校行事等をとおして交流を深めていくとともに、地域作業を積極的に行い、地域に貢献する教育活動にもさらに力を入れます。
今年度も、児童生徒が元気いっぱい、笑顔いっぱいで充実した学校生活が送れるよう本校教職員132人、伊豆下田分校教職員23人、伊豆松崎分校教職員13人の3教場の全教職員が密に連携し、子供たちの良さを伸ばし、心を育み、子供たちの力が発揮できるよう力を注いでいきます。
めまぐるしく変化する社会において、取り組まなければならないことや課題はたくさんありますが、保護者の皆様や地域の方々と一緒に考え、学校と地域が活気あるものになることを願っています。
保護者の皆様、そして地域の皆様、今年度もどうぞよろしくお願いいたします。
校長 松本 仁美