静岡県高等学校新人バスケットボール大会西部地区予選
順位決定戦
1月8日(日) 浜松商業高校にて
1月9日(月祝)さわやかアリーナにて
順位決定1回戦 浜松北79-39磐田南
前のゲームが長引き、直前のアップが10分ほどしかなかったが、近隣での会場の利を生かし、アップ十分で試合開始。今まで幾度となく練習試合を行っている相手。練習どおりプレーしようと心がけた。相手は3分ごとに選手を入れ替え、疲れず、体を冷やさず、力を出し切ろうとしているのか。しかし選手たちは動じることはなかった。お互い声を掛け合いながらプレーし、コーチのアドバイスを良く聞いて対応し徐々に得点していく。相手のパスミスを誘うプレー、相手の動きを読んだプレー等安定しており安心して見守ることができた。普段は控えめな選手も存分に目立つことができた試合であった。
順位決定2回戦 浜松北78-61浜松西
先制点を奪われた後、1試合目に成功しまくっていた3ポイントシュートに頼ってしまい、思うように得点が入らない。コーチの「中に入ってのジャンプシュート!」の声をきっかけに得点し始める。ディフェンスは練習してきたいくつかのパターンを繰り広げ、相手に対応させず、連続の得点は許さない。しかし、点差がなかなか広がらず、ハーフタイムまでは安心できなかった。後半は、相手のキーになる選手を徹底的にマークし、得点源である3ポイントシュートを打たせないようなディフェンス。少しずつではあるが点差を広げ、第4Q。相手は逆転するために必死である。疲労もあり、動きが鈍くなりつつあった選手もいたが、気力は負けていない。控えとなることが多い選手が激しく動き回り勝利。県大会出場が決まった。
順位決定最終戦(9位決定戦) 浜松北46-104磐田北
1つでも上位で県大会へ、と臨んだ最終戦。思うようにシュートが決まらず、パスもつながらない。誰が見ても動きが鈍い。疲労困憊であるのは間違いない。相手は第1Qだけで5本の3ポイントシュート成功。完全に波に乗られた。選手の集中力・判断力は継続せず、ベンチも沈み気味。いつもの笑顔も見られない。最後まで流れをかえることができずに試合終了。練習してきたしぶといディフェンスを実行できた者がいたことはせめてもの救いか。試合前の調整方法、うまくいかないときの流れを変えるための方法など考えさせられる試合であった。
最終戦は敗れたが、西部地区10位、3年連続(総体とあわせ5期連続)の県大会出場となった。年明け早々の試合であり、コロナの影響でマスク着用、常時換気をしながらの極寒の体育館での練習など、制約のある中、選手たちはよく頑張った。試合では疲れて体が思うように動かなくても全力を出し切ろうとする姿に感服した。これからも試合を重ねるごとに成長していくチーム、チームの柱となるキャプテンが中心でありながらも誰が試合に出ても活躍できるチーム、いつも笑顔で強いメンタルをもったチーム、誰からも応援されるチームでありたい。
無観客試合となってしまったため観戦できなかった保護者の方々もライブ配信を見ながら応援してくださった。
1週間後に共通テストを控える3年生も勉強の傍ら、我が事のように後輩たちを応援してくれていたという。
共通テストでの健闘を後輩たちも祈っている。頑張れ3年生!!
そして現役部員は2週間後の県大会。強豪校との対戦となるが、自分たちの今できるプレーを出しきりたい。頑張れ1・2年生!!