本校では、地域で古くから親しまれているあさはた蓮根の種を農家の方から譲り受けて栽培してきました。他の地域の蓮根よりも粘り気が強く、徳川家康も好んで食べたと言われる蓮根です。しかし、その栽培の難しさから年々蓮根栽培に携わる人が減少していると農家の方が語っていました。地域の魅力を知り、またそれを発信する取り組みが明るい地域づくりにつながるとして、静岡県より顕彰をいただくことになりました。
栽培の際には地域の方に来ていただき、アドバイスをいただいたり、収穫する前には、地域の方の畑に出向き、収穫の様子を見学させていただいたりしました。蓮の葉茶を作る際には、多くの葉が必要であったため、地域の連合会長にも協力を得て、地域の蓮の葉をいただきました。また今後は農業協同組合にも働きかけ、あさはた蓮根の魅力をチラシやポップ等にまとめ、地元のじまん市に掲示をしてもらいます。「地域の方が、自分の住む地域の魅力を改めて知る機会となるのでは。」そこに生徒たちは価値を感じながら取り組んでます。