静岡県立浜松みをつくし特別支援学校

校長室より

令和7年度 校長挨拶

「共に学び 共に育ち 共に夢をつかむ」

 元気いっぱいの25人の小学部1年生、初めての制服に少し大人びた表情の17人の中学部1年生、新生活の期待に胸をふくらませた27人の高等部1年生を迎え、全校生徒244人で、開校5年目の春を迎えました。

 令和7年度も244人の子供たちがどのような姿を見せてくれるのか、楽しみな気持ちでいっぱいです。

 冒頭の言葉「共に学び 共に育ち 共に夢をつかむ」は、本校の教育目標です。

 本校の教育目標には、二つの大切なキーワードがあります。

 一つ目は、「共に」です。この「共に」は、「児童生徒同士」に限らず、保護者、教職員、地域の皆様、関係機関の皆様など、本校に関わる全ての方々を意味しています。

 また、もう一つ大切なキーワードがあります。それは「夢」です。

 「夢」というと、将来自分がやりたいことやありたい姿など、少し先の未来をイメージされるかもしれません。本校の教育目標に出てくる「夢」は、そういった少し先の未来も含めて、今この瞬間にやりたいこと、明日への希望や意欲など、一瞬一瞬の自分の思いも含めて幅広く「夢」と考えています。また、一人一人の多様な生き方や価値観なども「夢」と考え、互いに認め合いながら生活していくことも大切にしています。

 今の社会は、先行きが不透明で変化の激しい「VUCA(ブーカ)の時代」と言われています。そんな時代だからこそ、学校が地域の核となって、人々が集い、一緒に学んで一緒に育っていく。そして、お互いの違いを認め合いながら、学校で過ごす一瞬一瞬を充実させ、少し先の明るい未来に向かって進んでいく。そんな学校であり続けたいと考えています。

 今後とも、本校への皆様の温かなご理解と御支援をいただけますよう、よろしくお願い申し上げます。

 

静岡県立浜松みをつくし特別支援学校 校長 池田昌史

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