10月10日(日)に行われた、高文連の生徒理科研究発表会西部大会にて、優秀賞に選ばれ、
県大会出場が決まりました。
県大会出場は「ホウネンエビ班」と「TLC班」の2つの班です。
感染症対策で思うように実験のできない中、頑張って研究してきました。
西部大会のプレゼンの様子です。
<ホウネンエビ班>
水生生物の共生~ホウネンエビと藻類~ 田んぼに発生する甲殻類「ホウネンエビ」には藻類がつくことがあります。
ホウネンエビと藻類の関係は共生なのか? を探っています。
ホウネンエビの研究中
毎日の生物室での研究の他、
夏には、大学や科学館様、iZoo様にご協力いただき、研究を進めてきました。
<TLC班>
シダ植物にみられる蛍光成分の特定 本年度4月に新入生の部活体験にて、シダ植物に含まれる青い蛍光をみつけました!
この青い蛍光成分は何なのか、の謎を探っています。
通常は生物室で TLC(薄層クロマトグラフィー) や ろ紙 で分析していますが、
8月には、静岡理工科大学の鎌田研究室と先端機器分析センターで、分析装置のお力をお借りしました。
次の写真は静岡理工科大学の機器で濃縮して分けた、青い蛍光成分です。幻想的な青い蛍光ですね。
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私たちは、濃縮していただいた成分の展開や削りだし、成分抽出を行いました。
<カメ班>
在来種カメの生息しやすい環境を探る~環境DNAによる調査法の確立~ 在来種のイシガメの生息しやすい環境を探るために、水をくむだけで生息の有無を推測できる環境DNA調査を始めました。「水をくむだけ」なんて言葉に騙されてはいけない、手間のかかる実験ですが、1年生が頑張っています。
神戸大学の源先生に環境DNA研究のノウハウを教えていただきました。
左はろ過を行っています。右はPCR処理でDNAを増やした後、電気泳動の準備中です。
<トカゲ班>
ヒョウモントカゲモドキ表皮の撥水性 ヤモリの仲間のヒョウモントカゲモドキの表皮は撥水性があります。
電子顕微鏡で見ると、同じく水をはじくハスの葉と同じような小さな凸凹が・・!
浜松科学館に研究協力をいただき、電子顕微鏡をお借りしました。
また、iZooの皆さまに、脱皮殻の採集のご協力をいただきました。 ありがとうございます。
<食虫植物班>
捕虫で枯れるハエトリソウの利点を探る ハエトリソウは、虫を数回捕虫すると、その葉が枯れてしまいます。
枯れることが生きるために有利だったのではないか、という仮説の元、研究を行っています。