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日本学生科学賞中央審査 入選3等受賞
日本学生科学賞中央審査 入選3等受賞! 
共生班 「水耕栽培におけるAMF共生Ⅲ」


日本学生科学賞の中央審査は論文の全国大会になります。
全国で32,000点の応募があり、全国の各都道府県すべてから優秀作300点が選ばれて中央審査に応募。
(静岡県では県知事賞と県教育長賞がそれにあたります)
その中で「入選3等」は全国の31位から41位に選ばれたことになります。
生物部の前回の中央審査受賞は2013年の入選3等なので、10年ぶりの受賞です。
おめでとうございます。

科学系部活動の全国大会につながる県大会は、
「プレゼン発表」である高文連の生徒理科研究発表会 県大会の他に、
「論文の大会」である静岡県学生科学賞があります。

<これまでの活動>
1.静岡県学生科学賞表彰式


県知事賞(1位)と、県教育長賞(2位)の表彰式が行われ、
県知事賞受賞のTLC班は代表としてお礼の言葉を述べました。
読売新聞にも11月7日(火)に特集が、11月12日(日)に受賞と代表挨拶 の記事が掲載されました。

静岡県学生科学賞代表挨拶 TLC班


県知事賞  TLC班 スギナに見られる蛍光成分Ⅲ


県教育長賞 
共生班 水耕栽培におけるAMF共生Ⅲ



2.高文連生徒理科研究発表会県大会

県大会において、共生班が最優秀賞に選ばれました。

最優秀賞受賞 共生班


県大会プレゼン
共生班


TLC班


県大会では、ポスター発表も行われました。

共生班



TLC班



ホウネンエビ班
 ポスター発表にはホウネンエビ班も応募しました。



3.磐田市役所 いわた高校生まちづくり研究所企画提案発表会

「モイナふりかけを作ろう」
1年生が甲殻類であるミジンコをふりかけにする企画を磐田市に提案し、
フライパンで炒って粉末状にしたミジンコを市長さんに試食してもらいました。
モイナはタマミジンコの学名です。
調味料無しでも、エビの香りと味がします。好評でした!

プレゼン発表

試食の配布


優秀賞を受賞しました。立派な盾もいただきました。


静岡県学生科学賞ダブル受賞!
2023年度 静岡県学生科学賞ダブル受賞!

2023年度 静岡県学生科学賞
において、
次の研究論文がダブル受賞しました!
昨年のダブル受賞に引き続きの快挙です!

県知事賞(1位) スギナに見られる蛍光成分Ⅲ (TLC班)
県教育長賞(2位)水耕栽培におけるAMF共生Ⅲ(共生班)

どちらも、先輩から受け継ぎ、深めてきた研究です。
11月11日(土)に、表彰式があります。


これまでの生物部の活動

<2023年度 全国大会出場>

高文連の全国大会 かごしま総文に出場しました。
発表会場の下の階では秋篠宮殿下が発表を見学していましたよ。




鹿児島では桜島のジオツアーを満喫しました。
 

<高文連 静岡県西部大会>

2023年度 優秀賞受賞


出場班2つとも、県大会出場が決まりました。
共生班とTLC班は、11月19日(日)に県大会に出場します。


<文化祭>

文化祭の様子です。

ウニランタン
ウニの五放射がよくわかります。






<2023年度 夏休みの活動>
富士山世界遺産センター



地学部と一緒に、世界遺産センターで講義を受け、
そのあと、散策に行きました。

富士山樹海と洞窟(サイエンスミーティング)


サイエンスミーティングは静岡県の科学系部活動の交流会です。
樹海を歩いた後、洞窟に入りました。

静岡県立大学分析

共焦点レーザー顕微鏡を使わせていただき、
スギナなど植物茎の蛍光を撮影しました。
ありがとうございました。



蛍光が波長ごとに美しく映し出されます。

<2学期活動>
静岡理工科大学SISTコロキウム
SISTコロキウムに話題提供者としてプレゼン発表しました。
今年は、静岡市とWebでつながり発表しました。


幸えび様見学
ミジンコを増殖させる方法をご講義いただきました。ありがとございました。
研究者のすばらしさを体感しました。
何を研究しているかは、今はヒミツです。


浜松科学館 科学の学園祭

「ひっかいてつくる暗闇に浮かぶ動物たち(アニマルズ)」
で出展。プラスチック版に暗闇で浮かび上がる
恐竜の骨やホウネンエビ、藻類、ヒトデ、ウミウシ、鳥、古代の海・・
子供たちの歓声がうれしかった!


2023年度全国大会出場
1 全国大会出場
「シダ植物に見られる蛍光成分の特定Ⅱ」
2023年度も、県大会で最優秀賞を受賞し、生物部TLC班が全国大会に出場します。


紫外線を当てると青く美しく蛍光する謎の水溶性物質の正体に迫ります。
紫外線を当てると、美しく光るこの成分は細胞壁、特に道管で強く蛍光します。
青い蛍光といえばリグニンですが、リグニンは水溶性ではないため、リグニン前駆物質ではないかと考えています。

県大会でのポスター発表



2 静岡県学生科学賞
県知事賞・県教育長賞ダブル受賞
県知事賞「シダ植物に見られる蛍光成分の特定Ⅱ」
県教育長賞「水耕栽培におけるアーバスキュラー菌根菌とネギの共生」


3  山﨑賞 2論文受賞
共生班とホウネンエビ班の論文が、山﨑賞を受賞しました。
共生班「水耕栽培におけるAM菌共生Ⅱ」
ホウエンネビ班「ホウネンエビの孵化条件」


4 静岡ライフサイエンスシンポジウム高校生ポスター発表
静岡大学で行われたライフサイエンスシンポジウムのぽsyたー発表において
最優秀ポスター賞と優秀ポスター賞をいただきました。
最優秀ポスター賞 TLC班「シダ植物に見られる蛍光成分Ⅱ」
優秀ポスター賞 カメ班「ミシシッピアカミミガメの忌避行動について」


学生科学賞「県知事賞」「県教育長賞」ダブル受賞!
<学生科学賞受賞>
静岡県学生科学賞に論文応募し、2つの論文が受賞しました!
県知事賞
(県1位)「シダ植物にみられる蛍光成分の特定Ⅱ」
県教育長賞
(県3位)「水耕栽培におけるアーバスキュラー菌根菌とネギの共生関係」

2つの論文は優秀作品として、中央審査(全国審査)に応募します。

Q シダ植物の蛍光成分って何?
シダ植物の葉や茎に紫外線を当てたら、他では見られない青い蛍光成分を発見しました。
鮮やかな青色の美しい成分で水溶性です。シダに多く含まれるこの水溶性成分についての文献が少なく、私たちの研究以外では知られていない可能性があります。私たちは青い蛍光成分の謎を解明しようと、研究を続けています。今年は共焦点レーザー顕微鏡を使わせていただき、細胞壁が蛍光することがわかりました。


Q なんで水耕栽培? ア-バスキュラーって?
土がなくても育つ水耕栽培ってすごくないですか? 土の中では陸上植物のほとんどが、根に住む菌と共生して水や肥料を吸収しているそうです。その中で、アーバスキュラー菌根菌はたくさんの種類の植物に共生しています。今まで水耕栽培では菌は共生しないといわれていましたが、共生させたらもっと成長するかも!? という考えのもと、日々研究を行っています。



1、高文蓮の大会
<県大会出場決定!> 10月9日(磐田)
2022生徒理科研究発表会西部大会
優秀賞「シダ植物に見られる蛍光成分の特定Ⅱ」県大会出場が決まりました。




<全国大会「とうきょう総文」出場> 8月2-4日(東京)
昨年の県大会で優秀な成績を収めたため、8月に全国大会に出場しました。
2021県大会高文蓮会長賞(県1位)「水生生物の共生~ホウネンエビと藻類」
 藻類はホウネンエビの呼吸からCO2をもらい、利益を得ていることを実証
https://gakusyu.shizuoka-c.ed.jp/science/sonota/ronnbunshu/top.htm
より、令和3年度の中に「水生生物の共生~ホウネンエビと藻類」はあります。

2021県大会最優秀賞「シダ植物に見られる蛍光成分の特定」
 蛍光成分は水溶性で、F1~F5に分かれることがわかりました。
https://gakusyu.shizuoka-c.ed.jp/science/sonota/ronnbunshu/R3/213074.pdf

ホウネンエビ ポスター発表


シダ班 プレゼンテーション発表


全国大会とうきょう総文会場で



2,文化祭 6月4日
めだま生物はトカゲの、フタアゴヒゲトカゲと、ヒョウモントカゲモドキ。他にもペーパークロマトグラフィーの体験や、共生藻類の顕微鏡観察。ハエトリソウ。ウーパールーパーやウナギやカメも大人気でした。




3.山﨑助成金伝達式 7月3日
研究計画が認められ、山﨑自然科学振興会の助成金をいただくことができました。




4、日本進化学会 8月6日(沼津)
高校生ポスター発表 優秀賞「シダ植物に見られる蛍光成分の特定」
 大学の先生や学会の方にポスたー発表する「高校生ポスター発表」に参加しました。ここで甲南大学院の八木様から、静岡県立大学の田村先生をご紹介いただき、共焦点レーザー顕微鏡を使わせていただけるようになりました。ありがとうございました。共焦点顕微鏡はスゴイ!




5、サイエンスミーティング 8月22日
自然科学系部活動の研修「サイエンスミーティング」に参加し、説明を受けながら科学館を見学したり、プラネタリウムを見たりした後、青色LEDの投影装置を作りました。





6、SISTコロキウム(静岡理工科大学)9月11日
話題提供者として、一般の人や大学の先生にプレゼン発表させてもらいました。理工科大学の先生方、ありがとうございました。




7、分析に出かけよう
<浜松科学館> 5月
電子顕微鏡をお借りしました。ありがとうございました。
ヤモリの皮膚の撥水性はヤモリの皮膚の微小突起で生じるらしいことに加え、突起によって汚れが落ちやすいことが電顕で解明できました。
https://gakusyu.shizuoka-c.ed.jp/science/sonota/ronnbunshu/top.htm
より、令和3年度の「ヤモリの撥水性」で見ることができます。




<静岡県立大学 田村先生> 8月
 共焦点レーザー顕微鏡をお借りしました。ありがとうございました。
蛍光は普通の顕微鏡では焦点が合わないため、どこが蛍光しているか確定できませんでした。でも、共焦点レーザー顕微鏡を使わせていただいたことによって、「細胞壁が蛍光している」ことや、「地下の茎の方が蛍光が強い」ことがわかりました。



<静岡大学 加藤先生> 8月
シダの蛍光成分を、高速液体クロマトグラフィーで分析してくださいました。本当にありがとうございました。

<最後に!>
スギナ胞子嚢(のう)中の胞子
の写真です! 美しいと思いませんか?
共焦点レーザー顕微鏡で3つの波長の光を当てて撮影しました。 

スギナの胞子とは、一般的に言う「つくしの粉」です。
スギナとつくしは地下でつながった同じ植物で、スギナは光合成を担当し、つくしは生殖を担当します。
胞子についている4本の「弾子」は、湿気があると胞子に巻き付き、乾燥すると広がります。
普通の顕微鏡で、乾燥したつくしの「胞子」を見ながら、そっと息を吹きかけると、
弾子の縮む勢いで胞子が踊っているように見えます。
乾燥したよく晴れた日に、広がった弾子で風に乗り、胞子は飛んでいきます。
この写真は、胞子が外に出ていない未熟な胞子嚢(のう)を撮影したため、
胞子一つ一つに弾子がぐるぐる巻きついているのがわかります。


生物部、京都大学ポスターセッション優秀賞を受賞

2022年3月12日に京都大学主催の京都大学ポスターセッションが行われました。
ポスターによる発表と、質問への的確な応答により、
全国から応募した26校中3校の選ばれる「優秀賞」を受賞することができました。



賞状とたてをいただきました。おめでとう!

山﨑賞 4つの研究で受賞!
磐田南高校生物部では、現在多くの班が研究を行っています。
そのうち、山﨑賞を4つの班でいただくことができました。

<水生生物の共生~ホウネンエビと藻類~>


 藻類は光合成のために二酸化炭素をもらうことを目的として、ホウネンエビにくっついているらしいことを解明!

静岡大学の先生に、藻類の同定などご協力いただきました。ありがとうございました。

<ヤモリの撥水性>


ヤモリの仲間の皮膚はごく小さな突起を持ち、そのせいで水をはじくようです。水をはじくことで汚れが付きにくく、皮膚を清潔にできるのではないかと考えています。

iZoo
の皆様が脱皮殻を採取してくださったおかげで、必要な皮膚を入手できました。 ありがとうございました。
浜松科学館様が電子顕微鏡を使わせてくださったおかげで、突起の発見ができました。ありがとうございました。

<シダ植物に見られる蛍光成分の特定>


シダ植物に見られる謎の青い水溶性の蛍光成分を探っています。謎の解明が宝探しみたいに面白い研究です。

静岡理工科大学の先生方に御助言をいただき、分析機器をお借りして研究しました。ありがとうございました。

<ハエトリソウの捕虫と葉の開閉による利点>


ハエトリソウは葉を開閉すると枯れてしまいます。葉は枯れるけれど、窒素源を他の葉に運ぶなどの利点があるのではないかと考えました。


もう一つ、難しいことに挑戦したカメ班があります。まだ結果がでていないために、山﨑賞は逃がしましたが、本当によく取り組みました。
<在来種カメの生息しやすい環境を探る>


野外で水をくみ、その中にある
DNA「環境DNA」を調べると、イシガメが生息しているかどうかがわかります。磐田市の池の中でイシガメの生息している場所を探し、イシガメの生息に適した環境を探るために、まずは一歩を踏み出したところです。
神戸大学の先生に分析方法を何度も確認していただき、御助言をいただきました。ありがとうございました。


上記の研究のうち、次の2つの研究は、高文連の生徒理科研究発表会県大会にて以下の賞を受賞し、R48月に全国大会(全国高総文祭)に出場します。
応援をよろしくお願いします。
生徒理科研究発表会県大会受賞 
R4全国大会出場
<水生生物の共生~ホウネンエビと藻類~> 高文連会長賞

<シダ植物に見られる蛍光成分の特定>   最優秀賞

生物部全国大会出場決定!
2021年11月14日に行われた、静岡県生徒理科研究発表会県大会で、上位入賞し、2つの班の全国大会への出場が決まりました。

1、高文連会長賞 水生生物の共生~ホウネンエビと藻類~
2、最優秀賞    シダ植物にみられる蛍光成分の特定

高文連会長賞は静岡県の1位になります。
2022年8月東京で行われる全国大会「全国高等学校総合文化祭」の自然科学部門に出場します。

<生徒理科研究発表会県大会>
県大会会場、静岡科学館るくるにて、プレゼンテーション発表の様子です


ポスター発表では、質問に丁寧に答えていました。
シダ(TLC班)

ホウネンエビ(ホウネンエビ班)


<学校公開日>
10月、11月の学校公開日には、多くの中学生が生物部の見学に訪れました。
カメやホウネンエビ、ウーパールーパーが人気。
 
 

生物部 県大会出場!!
10月10日(日)に行われた、高文連の生徒理科研究発表会西部大会にて、優秀賞に選ばれ、
県大会出場
が決まりました。
県大会出場は「ホウネンエビ班」と「TLC班」の2つの班です。
感染症対策で思うように実験のできない中、頑張って研究してきました。

西部大会のプレゼンの様子です。
<ホウネンエビ班> 水生生物の共生~ホウネンエビと藻類~
田んぼに発生する甲殻類「ホウネンエビ」には藻類がつくことがあります。
ホウネンエビと藻類の関係は共生なのか? を探っています。


ホウネンエビの研究中



毎日の生物室での研究の他、
夏には、大学や科学館様、iZoo様にご協力いただき、研究を進めてきました。

<TLC班>シダ植物にみられる蛍光成分の特定
本年度4月に新入生の部活体験にて、シダ植物に含まれる青い蛍光をみつけました!
この青い蛍光成分は何なのか、の謎を探っています。
通常は生物室で TLC(薄層クロマトグラフィー) や ろ紙 で分析していますが、
8月には、静岡理工科大学の鎌田研究室と先端機器分析センターで、分析装置のお力をお借りしました。
次の写真は静岡理工科大学の機器で濃縮して分けた、青い蛍光成分です。幻想的な青い蛍光ですね。

私たちは、濃縮していただいた成分の展開や削りだし、成分抽出を行いました。
 

<カメ班>在来種カメの生息しやすい環境を探る~環境DNAによる調査法の確立~
在来種のイシガメの生息しやすい環境を探るために、水をくむだけで生息の有無を推測できる環境DNA調査を始めました。「水をくむだけ」なんて言葉に騙されてはいけない、手間のかかる実験ですが、1年生が頑張っています。
神戸大学の源先生に環境DNA研究のノウハウを教えていただきました。
左はろ過を行っています。右はPCR処理でDNAを増やした後、電気泳動の準備中です。
 

<トカゲ班>ヒョウモントカゲモドキ表皮の撥水性
ヤモリの仲間のヒョウモントカゲモドキの表皮は撥水性があります。
電子顕微鏡で見ると、同じく水をはじくハスの葉と同じような小さな凸凹が・・!
浜松科学館に研究協力をいただき、電子顕微鏡をお借りしました。
また、iZooの皆さまに、脱皮殻の採集のご協力をいただきました。 ありがとうございます。


<食虫植物班>捕虫で枯れるハエトリソウの利点を探る
ハエトリソウは、虫を数回捕虫すると、その葉が枯れてしまいます。
枯れることが生きるために有利だったのではないか、という仮説の元、研究を行っています。