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令和4年度 科学系コンテストの結果
日本地学オリンピック本選 銅賞受賞

3月12日(日)~14日(火)、茨城県つくば市で行われた日本地学オリンピック本選に、1年理数科の伊良部真絃さん・佐藤天哉さんの2人が出場し、伊良部さんが銅賞を受賞しました。


理数科は、科学系コンテストに積極的に参加しています。
令和4年度の参加状況は、以下の通りです。

地学オリンピック   一次予選 57名参加  二次予選 4名進出    本選 2名進出 1名銅賞受賞
化学グランプリ    一次選考 14名参加  二次選考 1名進出・銀賞受賞 
情報オリンピック   一次予選 19名参加  二次予選 11名進出
生物学オリンピック  一次予選 46名参加
数学オリンピック   一次予選 9名参加

2年理数科課題研究発表会
2023年2月13日(月)、ワークピア磐田にて、2年理数科課題研究発表会が行われました。
1年秋から進めてきた研究の成果を発表し、質疑応答を行いました。

また、外部審査員として、静岡理工科大学から中澤博志先生、髙部稚子先生、中村啓先生、山下博通先生にお越しいただき、質疑応答や講評でご助言をいただきました。


  
発表1 音の望遠鏡の製作                発表2 落下中の水の形状と見え方に関する研究

  
発表3 任意の数に対するn乗根の作図        発表4 廃棄食物から環境に優しい紙づくり 

  
発表5 モンテカルロ法を用いた面積と体積の精測    発表6 遠州灘の漂着軽石を探る 

  
発表7 セルロース系原料を用いたバイオエタノールの製造   発表8 紅葉の条件を探る


発表9 自家製酵母とその作用


審査の結果、「遠州灘の漂着軽石を探る ~福徳岡ノ場起源の軽石との比較~」班が、県理数科課題研究発表会の代表になりました。

今後、論文とポスターを作成します。
ポスターは、来年度の文化祭の「理数科展」で展示します。
関心のある方は、ぜひご覧ください。


令和4年12月26日 企業による出張講座が行われました
株式会社アルバックと浜松ホトニクス株式会社の研究者の皆さんによる出張授業が行われました。

光と真空の科学 ~屈折率の正体に迫ろう~」という内容で、空気中の光の屈折率を求めるための講義と実験を行っていただきました。

高校物理の内容をきっかけにしながらも、発展的な内容まで丁寧に説明していただき、研究に対する強い思いを感じることができました。

講義後は座談会も開催していただき、最後まで生徒たちの質問に答えていただきました。

今回の講義は生徒にとってよい刺激となったことと思います。











令和4年度 課題研究中間発表会 を行いました
9月22日(木) 午後
2年生理数科 課題研究中間発表会を行いました。

1年間かけて研究してきた内容について、どの班も堂々と発表することができました。

中には英語で発表する班もあり、質疑応答の時間が足りなくなるほど盛り上がりました。

2月の本発表に向けて、更なる研究の積み重ねを行ってもらいたいと思います。

 






 8月25日(木) 高大連携実験実習講座@静岡理工科大学
静岡理工科大学を会場に、本校理数科1年生を対象とした高大連携実験実習講座が行われました。
「天然由来の化学成分で学ぼう」をテーマに、理工学部物質生命科学科の鎌田昂先生及び研究室の学生の方々にご指導いただきました。

「天然物化学」は、生物が作り出す有用な物質を発見し、本当に有用かを確認、供給法を確立する研究分野です。そして、「天然物化学」の研究対象に「二次代謝産物」があり、二次代謝産物のよく知られている例として、ケシからのモルヒネ、青カビからのペニシリンなどがあります。

本日の講座では、天然物化学の研究とはどのようなものかに始まり、生物のもつ二次代謝産物の解説、大学で行っている研究についての講義と実験を実施しました。

実験では、海藻から物質を単離するための作業工程の一部(薄層クロマトグラフィーによる分画)を体験しました。 また、二次代謝産物由来の製品例として、天然成分由来の香料を用いた抗菌作用のある防虫スプレーをつくりました。











高大連携実験講座「放射線講座」
 2022年8月24日に理数科の特別講座である高大連携実験講座として「放射線講座」を開きました。 静岡エネルギー環境懇談会のサポートの元、静岡大学名誉教授の奥野健二先生に講義・実験を指導していただきました。

 前半は、放射線の基本についての講義でした。椎茸・煮干し・ほうれん草・御影石から放出されている自然放射線について、クイズ形式を交えながら理解を進めました。食品を通じて内部から、そして身の回りの建物や空気中の塵(エアロゾルともいう)等を通じて外部から、の二方面からの放射線について分かりやすく説明していただきました。特に、海外と日本との被ばく量の違いは、海外での石作りの住宅(レンガ・コンクリート中に含まれるカリウムやカルシウム)と、日本での木造住宅との違いにあるということなど、驚きをもって聞いていた生徒も多かったと思います。

 後半は放射線の測定実験です。シャーレー内の飽和アルコール気体を使った簡易霧箱を使い、御影石から放出される二つの放射線(α線とβ線)を見分ける実験は、一人一台分の材料を配布し、各自で作成し実験しました。目の前で見える放射線の軌跡は、とても印象深くとらえられたことと思います。さらにγ線測定器を用いた、放射線の遮蔽実験では、物質の透過度合が指数関数的に減少していく予想に対して、明らかな実験誤差を測定したチームもあり、実験にはミスがつきものという醍醐味を味わえました。大型の霧箱では、宇宙線などを含む自然放射線が目に見える頻度で発生している様子から、身の回りにあるけど目に見えない「物理現象」に興味を引かれたと思います。

 2時間という短い時間ではありましたが、満足のいく内容だったのではないでしょうか。理数科では生徒の興味関心を引き出し「ワクワク」を育てる取り組みを、今後も続けていきたいと考えております。






理数科先輩と語る会を実施しました
令和4年7月23日(土)
「理数科先輩と語る会」を実施しました。

理数科を卒業して10年になる2名の先輩の講演を1、2年生が聞きました。

高校時代の学習方法から大学生活、現在の仕事の内容まで大変貴重なお話を聞くことができました。
自分たちも同じように成長していけるのかと不安を抱きながらも、進路に向けての決意を新たにすることができました。

    

理数科1年 高大実験実習講座(7月21日)を実施しました 
7月21日(水)本校にて、高大連携出張講座を行いました。

静岡理工科大学教授 齊藤明広先生をお迎えし、「静岡県の農耕地と微生物」をテーマに講演いただきました。
理数科1年生全員と生物部員が参加し、土壌の役割、農作物の生産性と環境保全の両立、微生物と植物とのパートナーシップなどの内容を聴講しました。
内容に関心が深まるとともに、研究することを身近に感じられた時間でした。



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