静岡県立浜松北高等学校 公式サイト
静岡県立浜松北高等学校 書:松井博幸先生
 
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中部高校選抜大会に女子シングルスカルが出場しました。
10月22日、23日に愛知池漕艇場で中部大会が行われました。

本校からは女子シングルスカル・安藝日向(2年)が出場致しました。
目標は全国選抜出場権獲得でしたが、準決勝敗退という結果で今大会を終了致しました。他クルーと比べ、身体が細いということが敗因の一つです。


また、男子舵手付きクォドルプルですが、新人二次では3位という結果で中部大会には出場出来ませんでしたが、浜松湖南と浜松西がそれぞれ2位3位という結果で自ら全国選抜出場権を得たため、浜松北高校は地元枠という形で全国選抜に出場します。地元枠だからといって物怖じすることなく本番に挑みます。


全国選抜は天竜ボート場で開催されます。

今大会をもって、祝日や週末は佐鳴湖で漕ぎますが、平日は佐鳴湖で漕がず、冬のトレーニング時期に入りジムへ行き身体を大きくするような練習、学校では体力や柔軟性などを身につける陸上トレーニングに変更します。ここでは、さらに体力を身につけ、体が変わる練習をしていきます。今後とも応援の程、よろしくお願いします。

令和3年度 漕艇部活動報告②

 バタバタの春休み~GWを終え、令和3年度の報告を終える前に令和4年度も1ヵ月以上経過してしまいました…

 ・東海高校総体(6月12日~13日 三重県奥伊勢湖漕艇場)
  県総体2次で各種目3位までに入ったクルーが出られる本大会。
  本校漕艇部からは、女子舵手付きクォドルプルと男子シングルスカル2艇の合計3艇が出場しました。

  ・男子シングルスカル 浜松北A 準優勝 原田燿輔(3年 入野中)  
  
  県総体2次で優勝した原田は、東海総体でも優勝すべく高い目標をもって参加をしました。
  決勝まで危な気なく駒を進めましたが、決勝ではここぞ!というところでアタックを仕掛けられず、
  準優勝。インターハイでの雪辱を誓いました。

  男子シングルスカル 浜松北B 準決勝敗退 栗田大楽(3年 西部中)
  
  もともと、5人乗りのクォドルプルに乗っていた経験の長い選手でしたが、種目を変更し自らの力で
  上を目指すと熱い気持ちを抱き練習を積み重ねてきた選手である。練習では、大事なところでミスを
  してしまうこともあったのだが、レースでは、周りがミスをするなか栗田は大きなミスをすることなく、
  自分の漕ぎに集中することができた。メンタルが強くなった。

  女子舵手付きクォドルプル 浜松北 3位
  S間瀬有里菜(3年 富塚中)、3伊藤小夏(3年 篠原中)、2髙橋莉子(2年 南陽中)
  B嶋田佳奈(3年 雄踏中)、C笠原美亜(2年 南部中)
  
  総体2次での雪辱を果たすために練習を積み上げたクルー。予選では、総体2次3位の沼津東が
  好タイムを出し決勝進出。決勝では、岐阜県加茂高校と静岡3校(浜松湖南・沼津東・浜松北)の
  4クルーでのレースとなった。準決勝のタイムでは、1番遅いタイムとなり緊張感高まる決勝だった。
  毎年、日本代表選手を輩出している加茂高校はダントツトップ。静岡3クルーは僅差でゴール。
  浜松湖南に僅か負けてしまい、全体3位で終了。全て出し切ったレースだった。

  この大会をもって原田以外の3年生は引退となりました。
  次回はインターハイ特集です。
  

令和3年度 漕艇部活動報告①
 みなさま こんにちは!

時間が経つのは本当に早いですね。ちょっと前に入学したと思っていた生徒がもう大学受験…1か月後には、本校を巣立ちます。3年生の数名は、大学入学後もボート競技を継続したいと言ってくれていて嬉しい限りです。 ボート部のある大学の中から行きたい大学を探したという「ツワモノ」もいるようです。…涙が出ます。

 さて、表題の件ですが、遅ればせながら今年度の実績報告をします。

 今年度入学した1年生は8名(男子6名、女子2名)です。中学校でボート部に所属していた者、保護者が競技(漕艇)経験者、他競技で実績(中学校)を挙げていた者、そして楽器を演奏できる者などがおり、これまで以上にバラエティーに富んだチームになる予感がしています。

 しかし、問題は部員数です。今の3年生が入学したあたりから入部者が減りました。これまでは各学年15人位いたのですが、・・・それは最早過去の話。漕艇部としての魅力が足りないのか、何か良からぬ力が働いている?のか分かりませんが、漕艇部としては死活問題です。これからは、競技の魅力や楽しさをもっと多くの新入生に伝え、入部希望者が殺到するようにアピールしていきます。

・静岡県高等学校総合体育大会ボート競技第2次予選(5月29~30日 浜松市佐鳴湖漕艇場)

 インターハイ出場をかけた、1年間の中で最も熾烈な県大会が佐鳴湖漕艇場で実施されました。インターハイ出場は各種目の1位のみ、東海総体出場は上位3位以内が条件です。

 当初、天竜ボート場で5月22~23日に予定されていましたが、大雨の影響によりコース設置ができないことから、翌週に延期となり、さらに会場も「佐鳴湖漕艇場」に変更されました。本校としては、練習場所が「佐鳴湖漕艇場」なので、ラッキーだったと言えます。地の利を生かせます。

 予選大会には男子舵手付きクォドルプル(5人乗り)2クルー、男子ダブルスカル(2人乗り)1クルー、男子シングルスカル(1人乗り)2クルー、女子舵手付きクォドルプル1クルー、女子シングルスカル1クルーの計7クルーが出漕しました。

【レース結果(主要なもののみ)】
 ・男子シングルスカル
  浜松北A(原田) 優勝 ⇒ 全国・東海総体出場
  浜松北B(栗田) 3位 ⇒ 東海総体出場

 ・男子舵手付きクォドルプル
  浜松北A(C藤田・S山口陽・3杉本・2恩田・B山中) 5位

 ・女子舵手付きクォドルプル
  浜松北(C笠原・S間瀬・3伊藤・2髙橋・B嶋田) 準優勝 ⇒ 東海総体出場

 2018年を最後にインターハイ(全国総体)出場が途絶えていましたが、3年生エースの原田が健闘して優勝をつかみ取ってくれました。女子クォドは予選で浜松湖南に勝っていたものの、決勝は僅差で負けてしまいました。ゴール地点の光景と言葉にあらわし難い悔しさ・・・、一生忘れられないレースとなりました。東海総体でのリベンジを誓い、総体二次を無事終えました。51代(現3年生)は、このレースで区切りとなります。上位大会に進んだメンバーは、その大会まで続けます。

次回は、東海総体について報告します。

漕艇部の紹介
本日(4/7)、令和3年度の入学式が挙行されました。
新入生の皆様、御入学おめでとうございます。新たな目標を掲げ、邁進してもらいたいと思います。



9日(金)には部活動紹介が行われる予定であり、熾烈な部活勧誘も幕を開けます。最初の部活動紹介で新入生にどのようなインパクトを与えられるかがポイントですね!

さて、漕艇部の紹介をしたいと思います。

漕艇部はメインの活動場所を佐鳴湖としており、自然豊かな環境で目標達成に向けオールを握っています。令和3年度(51代)の目標は『県大会で出場した全クルーが決勝に進出すること!』です。力のある部員だけでなく、チーム一丸となり、静岡県No.1のチームになろう!という思いが込められています。昨年度、悔しい思いをした3年生(令和2年度(50代))の気持ちを背負い、決戦の日(5月22日~23日)に向け突き進みます!

ところで、新入生の皆様は入部予定の部活動を決めているでしょうか?
漕艇部は歴史と実績のある部活動です。その一例(最近の)を紹介します。

・平成27年度 兵庫総体 女子ダブルスカル・準優勝 男子ダブルスカル・準決勝進出
・平成28年度 島根総体 男子舵手付きクォドルプル・6位 女子ダブルスカル・5位 男子シングルスカル・8位
・平成30年度 愛知総体 男子舵手付きクォドルプル・3位 女子舵手付きクォドルプル・6位
・令和元年度 茨城国体 女子舵手付きクォドルプル・優勝(静岡県選抜として1名出場)

さらに、進学実績も残しており、東京大学をはじめ超難関といわれる大学にも進学しています。
大学進学後も漕艇競技を続ける卒業生も多く、昨年度は、東京大学・京都大学・浜松医科大学の漕艇部主将は本校漕艇部の卒業生でした。中でも、京都大学漕艇部主将であった山田OB(平成28年度卒)はインカレ(全日本大学選手権)で優勝し、月間rowingという漕艇雑誌(全国版)の表紙を飾りました。



今年度は、早稲田大学漕艇部の主将が本校漕艇部の卒業生です。難関10大学と呼ばれる大学や早慶にも漕艇部があります。日本では、まだまだマイナーなスポーツですが、世界的に見ると実はメジャーなスポーツであり、特にヨーロッパでは、未経験者の方が少ない競技です。将来、グローバルな仕事をしたいと考えている人は、やってみてはいかがでしょうか!

ぜひ一度漕艇部を見に来てくださいね。

漕艇部(県大会まで1か月)
こんにちは。
ポカポカと陽気な天気が続き、佐鳴湖で艇に乗ってプカプカ浮いているとウトウトしてしまう今日この頃です。

佐鳴湖での乗艇練習においては、少しずつ実戦形式のトレーニングに移行し始め、生徒の気持ちも自然と高まりつつあります。


   ※画質が悪く見にくい写真になってしまい、申し訳ございません。


 本校漕艇部が出場する2021年最初のレースは、4月10日(土)と11日(日)に天竜ボート場(天竜区月)で開催される『静岡県高校総体ボート競技1次予選(通称:総体1次)』です。漕艇部のある学校は県内で9校(沼津東・沼津工業・天竜・浜松西・浜松湖南・浜松大平台・新居・湖西、そして、浜松北)しかないため、高校総体(以下、「総体」といいます。)は地区大会がなくいきなり県大会からのスタートとなります。この大会(総体1次)は、5月中旬に開催される総体2次の言わば前哨戦。総体2次で優勝するとインターハイに出場できます。他の競技(運動部)と比べれば、『全国大会に(比較的)出場しやすい競技』とも言えるでしょう。総体1次は、チームとクルーの総体2次までの課題を明確にするためにも重要な試合になります。御声援をよろしくお願いします!


☆ボートトピック☆

 『オール』 英語で書くと"oar" 基本的には左右セットになるので"oars"

 水を掴み、水に力をかけ、ボートを走らせる重要なパーツです。オールの一部をボートに固定し、片方を選手が握り、その反対側が水に浸かる様なイメージでしょうか。ボートに固定した部分が回転軸となり、弧を描くような動きをします。昔(40~50年くらい前?)は木のオールが一般的でしたが、最近はカーボンが主な素材であり、軽くて強いオールを使ってローイングを楽しめるようになりました。

 また、オールには様々な種類(固さ、太さ、水を掴む部分やグリップの形状など)があります。長さは自分の好みに合わせて自由にセッティングが可能です。写真はグリップ(握る部分)と水を掴む部分(ブレード)です。ブレードはチームで自由にデザインすることができます。ブレードカラーと言いますが、創設者の思いが込められています。北高の場合は、緑色の佐鳴湖(笑)がベースとなっており、北高の前身である一中の制帽に2本線が入っていたことから2本のラインを入れることになりました。さらに、斜めにれることによってVサインのような形にしようとなり、今のブレードカラーができあがりました。これにはもう少し裏話があるのですが…それは、またの機会に。
 

北高漕艇部のブレードカラー



最後に、オールの長さはどのくらいだと思いますか?


ちょっとおふざけが入りましたが、285~288cmくらいです。1cm変わるだけでも、重さが変わります。その違いはぜひ漕いで感じてみてください!

漕艇部(春の訪れ)
学年末テストを終え、練習を再開しました。
テスト前の休みとテスト期間を合わせて2週間もあったので、佐鳴湖の表情もさすがに変わっていました。そして、うれしいことに艇庫の横に咲いている河津桜が見頃になっていました。



再スタートを切った22日(月)は少し風が吹いていましたが、何とか乗艇練習をすることができ、久しぶりのローイングをみんなで楽しみました。しかし、翌日の23日は暴風でした。せっかくのお休み(祝日)で存分にボートを楽しめると思っていた矢先…でも、アウトドアスポーツだから仕方がありません!生徒もすぐに陸上トレーニングに切り替え、浜ランをすることに決めました。




佐鳴湖から南へ4kmほど走ると浜に着きます。長距離をゆっくり走るトレーニングとダッシュを実施。いい汗をかくことができました。

そのあとは、令和2年度 部内度胸試し大会を実施!
「波打ち際から沖に向かって走り、誰が一番遠くに木を刺すことができるか?」を競いました!波と風が強く、なかなかうまく刺せませんでした。クイックターンで足がつってしまう生徒、ズブ濡れになってしまう生徒もいましたが、みんなで楽しい時間を過ごすことができました。




『目の前にある壁を仲間とともに乗り越える!目標を見据え、今できることに全力を尽くす!そして、集団を牽引する存在になる!』そんなことを考えながら、漕艇部は活動をしています。

漕艇部(体力測定会)
本日は冬季トレーニングの締めとなる体力測定を実施しました!

 体力測定は、『インドアローイング』というマシンを使用して行います。これは、測定のみならず陸上練習においても、よく使用するものです。今日は、2,000mをどのくらいの時間で漕げるかを計測しました。


 ※測定前 女子5人の選手たち 女子はもう1人敏腕マネージャーがいます!


 ※測定中は、みんなで応援! 気合が入ります!

 今日は、16人の生徒が計測し、全員が自己ベスト更新!
 冬季トレーニングの手応えを感じる結果となりました。ただ、これで終わりではありません。勝負となるインターハイ予選までは、あと約3か月。更なる成長を目指し、チーム一丸となって頑張りたいと思います。

 明日からは学年末テストに向け、部活動は約2週間お休みとなります。勉強時間もきちんと確保し、メリハリをつけて取り組むことが大切ですね!学年末テスト明けには平日の乗艇練習も開始予定です。いよいよ2021年シーズンの幕開けといったところです。


 ☆ボートトピック☆

 『インドアローイング』 (通称:エルゴ)

 本日の測定で使用したマシンの名称です。ボートを漕ぐときの動きを想定して作られており、ボート選手であれば、必ず使用するマシンです。トレーニングジムにおいてある、トレッドミル(ランニングマシン)のボート版だと思ってもらえれば分かりやすいでしょうか。距離・運動時間・強度・セット数・休憩時間など様々な設定をすることができ、幅広い練習をすることができます。漕ぎ手がどのくらいの力で漕いでいるのか?理想的な力の伝え方になっているか?などが分かり、体力強化だけでなくフォームの改善にも効果があります。



 写真を見てもらえれば分かると思いますが、競技用ボートは公園にある手漕ぎボートと違い、足をかなり使って漕ぎます。ボート競技は全身運動なので、シェイプアップにも最適なスポーツなんですね!1年生のときにポッチャリしていた生徒がスリムな体になって引退することも、もはや当たり前!やってみたくなりますね~!

漕艇部(練習の一コマ)
2月6日(土)の練習は久々の無風静水、凪の落ち着いた佐鳴湖でローイングを楽しみました。
全く風の吹かない、鏡のような水面であることを『ベタ凪』なんて言ったりします。このような水面の時は、みんなのテンションが上がります。ボート競技は自然を相手に行う競技でもあります。特に風が吹くと不安定になってしまい、思うように漕ぐことができず、イメージ通りのスピードを出すことができません。最悪の場合、乗艇練習を取りやめ、陸上トレーニングに切り替えて行うことも…。

冬季は強風になってしまう日が多いのですが、無風かつ暖かい日は自然とボートを漕ぎたくなってしまうのです。
写真をご覧ください。ボートを漕ぐときの目印になるブイ(水面にたくさん浮かんでいるオレンジ色の浮き)もはっきりと見えますね。最高のコンディションでした!



☆ボートトピック☆

 シングルスカル

 今回は一人乗りの種目であるシングルスカルについて。ボート競技には様々な種目がありますが、唯一の単独種目です。練習時も独りなので、好んで乗る生徒は少なめ…。でも、自分自身と向き合い、ボートの動きや水の感覚などもはっきりと分かります。特に、自分のリズムで自由に漕ぐことができるというメリットは、他の種目にはありません。もっと言うと、シングルスカルをきちんと漕ぐことができる選手は、どんな種目にも応用がききます。一番基本なんですね。一度乗ってみませんか?

追加のミニ知識をもう一つ!
『スカル』というのは、操るオールの本数を指します。スカルは一人の選手がオールを2本操ります。一人1本の種目もあり、それは『スウィープ』と言いますが、高校生の種目は全てスカルです。前回記載した舵手付きクォドルプルも大会によっては、『舵手付き四人スカル』と表記されることがあります。

一閃(いっせん)
私たち漕艇部は、『一閃(いっせん)』というスローガンのもと、全国高校総体(インターハイ)の出場を目指し、佐鳴湖漕艇場を活動拠点として、日々練習に励んでいます。1970年に創部され、現在は51代目の生徒が中心となっております。来る2021年度の全レースで、華麗かつ疾走感あふれる漕ぎをお見せします。

漕艇部(練習の一コマ)
こんにちは。

 今日はふだんの練習の様子をお知らせします。

 

 1月31日(日)の練習は強風が予想され、乗艇(じょうてい)練習ができるか不安でしたが、当日は予想を覆す好天となり無事に乗艇練習をすることができました。練習の途中で少し風が強くなってしましましたが、雲一つない快晴で気持ちよく漕ぐことができました。


☆ボートトピック☆

 舵手(だしゅ)付きクォドルプル

 写真は5人乗りの「舵手付きクォドルプル」という種目になります。慣れない内は、早口言葉みたいでうまく言えません。4人が漕いで1人が「COX(こっくす)」という舵取り役を担います。COXはラダーというハンドルのような器具を操作し、船の方向を定めたり、漕ぎ手に指示を出したりすることが主な役割です。4人の漕ぎをしっかり合わせ、5人の意思疎通を図ることが最終の目的です。高校のボート界では花形種目。これで日本一を目指したいものです!

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