リハビリテーション国家試験問題(あマ指) 第1章  リハビリテーションの概要 問題1 リハビリテーションの理念として誤っている記述はどれか。  1.障害者も健常者も一緒に社会で生活する。  2.障害者が日常生活で必要に応じて健常者の助けを借りる。  3.障害者と高齢者では人間としての社会的価値は異なる。  4.障害者の自己決定権は尊重される。  (解答3)  (第14回 問題95) 問題2 ノーマライゼーションの考え方として正しいのはどれか。  1.障害のある者とない者が地域で共に暮らす。  2.理学療法によって身体障害を取り除く。  3.障害者同志の心の交流を図る会を作る。  4.障害者の健康増進を目指す。  (解答1)  (解説 ノーマライゼーションの思想とは、障害者を特別扱いするのではなく、通常の人々とともに一般社会で生活できるようにすべきだという考えのことをいう。)  (第13回 問題97) 問題3 ノーマライゼーションの考え方として正しいのはどれか。  1.障害者施設を増やす。  2.障害者同士の交流を深める。  3.障害者の機能回復を促進する。  4.障害者と健常者が地域で共に生活する。  (解答4)  (第28回 問題798) 問題4 ノーマライゼーションの基本理念はどれか。  1.障害者同士が交流を図る。  2.障害者が健康増進を目指す。  3.障害者が訓練により機能を回復する。  4.障害者と健常者が地域で共に暮らす。  (解答4)  (第19回 問題92) 問題5 ノーマライゼーションとして正しいのはどれか。  1.施設内の介護  2.運動療法の施行  3.エレベーターの導入  4.障害者同士の交流  (解答3)  (第22回 問題91) 問題6 身体障害者福祉法に基づく内部障害でないのはどれか。  1.心機能障害  2.肝機能障害  3.腎機能障害  4.直腸膀胱障害  (解答なし)  (解説 内部障害とは、医学的には心臓、呼吸、腎尿路、消化など内部機能障害の総称であり、身体障害者福祉法では、心臓機能障害、腎臓機能障害、呼吸機能障害、膀胱 (ぼうこう)直腸機能障害、小腸機能障害ヒト免疫不全ウイルスによる免疫機能障害(HIV感染症)、肝臓機能障害(2010年に追加)の7つを指す。)  (第4回 問題97) 問題7 身体障害に含まれないのはどれか。  1.肢体不自由  2.内部障害  3.聴覚言語障害  4.てんかん  (解答4)  (解説 身体障害は、視覚障害、聴覚言語障害、肢体不自由、内部障害に分類される。)  (第7回 問題98) 問題8 身体障害者福祉法で定められている身体障害の種類で正しいのはどれか。  1.嗅覚障害  2.味覚障害  3.高次脳機能障害  4.そしゃく機能障害  (解答4)  (第30回 問題63) 問題9 障害と医学的リハビリテーションの方法との組み合わせで適切なのはどれか。  1.機能・形態障害 ーー 車椅子の使用  2.機能・形態障害 ーー 家屋の改造  3.能力障害 ーー 利き手の交換  4.能力障害 ーー 合併症の予防  (解答3)  (第3回 問題97) 問題10 障害をもった個人としての機能の低下を表す言葉で正しいのはどれか。  1.機能障害  2.内部障害  3.能力低下  4.社会的不利  (解答3)  (第5回 問題100) 問題11 障害とそのアプローチとの組み合わせで誤っているのはどれか。  1.機能障害 ーー 外科的治療  2.機能障害 ーー 特殊技能の獲得  3.社会的不利 ーー 職場復帰の促進  4.社会的不利 ーー 介護の保障  (解答2)  (第7回 問題97) 問題12 WHOの定義による障害分類で誤っているのはどれか。  1.能力低下  2.機能障害  3.後遺障害  4.社会的不利  (解答3)  (解説 WHOは障害を三つのレベルにわけている。外傷や疾患そのものによる機能障害。機能障害が残り、人間個人のレベルで失われた能力低下。機能障害や能力低下の結果、社会から受ける不利益(社会的不利)である。)  (第9回 問題97) 問題13 障害分類における機能障害でないのはどれか。  1.筋力低下  2.知覚低下  3.歩行困難  4.記憶障害  (解答3)  (解説 歩行困難は能力低下にあたる。)  (第11回 問題101) 問題14 障害分類における機能障害はどれか。  1.歩けない。  2.嚥下ができない。  3.着替えができない。  4.トイレ動作ができない。  (解答2)  (第13回 問題98) 問題15 障害分類における参加の制約(社会的不利)の評価項目として誤っているのはどれか。  1.経済状態  2.家族構成  3.家屋構造  4.家事動作  (解答4)  (第15回 問題91) 問題16 国際生活機能分類(ICF)において、(課題や行為の個人による遂行)にあたるのはどれか。  1.心身機能  2.身体構造  3.活動  4.参加  (解答3)  (第16回 問題91) 問題17 国際生活機能分類(ICF)において、(活動)に該当するリハビリテーションはどれか。  1.神経筋促通法  2.就労支援  3.関節可動域訓練  4.利き手交換  (解答4)  (第20回 問題91) 問題18 ICFの(活動)に該当する内容はどれか。  1.腎機能  2.調理  3.筋力  4.医療制度  (解答2)  (第25回 問題79) 問題19 ICFに関する組合せで正しいのはどれか。  1.身体構造 ―― 生活への関わり  2.活動 ―― 肢体とその構成部分からなる解剖学的構造  3.参加 ―― 人生場面への関わり  4.環境因子 ―― セルフケア  (解答3)  (解説 セルフケアは、食事・更衣・トイレ・入浴などのADLを指し、ICFでは活動や参加に含まれる。)  (第29回 問題63) 問題20 ICFでセルフケアに該当するのはどれか。  1.心身機能・身体構造  2.活動  3.参加  4.健康状態  (解答2)  (第31回 問題63) 問題21 経済的問題の解決を図るリハビリテーションの分野はどれか。  1.医学的リハビリテーション  2.教育的リハビリテーション  3.社会的リハビリテーション  4.職業的リハビリテーション  (解答3)  (第8回 問題97) 問題22 リハビリテーション領域で福祉事務所が主たる役割を担っているのはどれか。  1.医学的リハビリテーション  2.社会的リハビリテーション  3.教育的リハビリテーション  4.職業的リハビリテーション  (解答2)  (第6回 問題97) 問題23 社会的リハビリテーションに該当するのはどれか。  1.職業訓練  2.障害者支援施設利用  3.特別支援教育  4.廃用症候群予防  (解答2)  (第27回 問題79) 問題24 医学的リハビリテーションに該当するのはどれか。  1.回復期リハビリテーション  2.就労移行支援  3.特別支援教育  4.通所リハビリテーション  (解答1)  (第21回 問題91) 問題25 在宅ケアとして利用されるのはどれか。  1.通所介護施設  2.脳卒中ケアユニット  3.重度心身障害児病棟  4.回復期リハビリテーション病棟  (解答1)  (第32回 問題63) 問題26 リハビリテーションについて正しいのはどれか。  1.安静のため発症後1週間は行わない。  2.急性期から介護保険の利用が可能である。  3.回復期には機能訓練を積極的に行う。  4.高齢者では維持期のリハビリテーションは不要である。  (解答3)  (第27回 問題80) 問題27 地域リハビリテーションについて正しい記述はどれか。  1.行政機関は関与しない。  2.自宅でのADL自立を目的とする。  3.障害児は対象とならない。  4.地域住民も協力する。  (解答4)  (第18回 問題91) 問題28 18歳以上の在宅身体障害者で最も多い原因疾患はどれか。  1.脳血管疾患  2.腎臓疾患  3.心臓疾患  4.骨関節疾患  (解答3)  (解説 財団の答えは1だが、平成25年度では心臓疾患が最も多く10.0%で、脳血管障害が7.5%、骨関節疾患が6.8%、腎臓疾患が4.7%である。)  (第19回 問題91) 問題29 急性期リハビリテーションとして行うのはどれか。  1.調理訓練  2.入浴動作訓練  3.座位保持訓練  4.書字訓練  (解答3)  (第22回 問題92) 問題30 急性期リハビリテーションとして適切でないのはどれか。  1.拘縮予防  2.早期離床  3.体位ドレナージ  4.家事動作訓練  (解答4)  (第26回 問題84) 問題31 脳卒中の急性期リハビリテーションについて正しいのはどれか。  1.廃用症候群予防のため早期離床を目指す。  2.急性期にはリスクが高いために行わない。  3.理学療法を行うには医師の処方は不要である。  4.自立活動が期待できない重度障害者は対象にならない。  (解答1)  (第27回 問題85) 問題32 回復期リハビリテーション病棟で医療チームの構成メンバーとなるのはどれか。  1.柔道整復師  2.義肢装具士  3.ジョブコーチ  4.ケアマネジャー  (解答2)  (第28回 問題8) 問題33 回復期リハビリテーション病棟で医療チームの主な構成メンバーとなるのはどれか。  1.作業療法士  2.ジョブコーチ  3.柔道整復師  4.ケアマネジャー  (解答1)  (第30回 問題64) 問題34 回復期リハビリテーションで主に作業療法士が行う項目はどれか。  1.摂食嚥下訓練  2.実用的移動手段獲得  3.床上動作訓練  4.拘束運動療法(CI療法)  (解答4)  (第26回 問題87) 問題35 回復期リハビリテーション病棟において在宅復帰を目指した退院準備で正しいのはどれか。  1.福祉用具のレンタルを検討する。  2.排尿にカテーテル留置を導入する。  3.ADLの介助量を下げる必要はない。  4.リハビリテーション治療の訓練強度を下げる。  (解答1)  (第29回 問題64) 問題36 回復期リハビリテーションの内容で正しいのはどれか。  1.就労定着支援  2.更衣動作訓練  3.地域の体操教室参加  4.障害者スポーツの継続  (解答2)  (第32回 問題64) 問題37 維持期リハビリテーションで主に取り組むべきことはどれか。  1.麻痺の回復の促進  2.ADLの早期獲得  3.社会参加の促進  4.早期離床  (解答3)  (第25回 問題80) 問題38 身分が法律で定められていない職種はどれか。  1.作業療法士  2.言語療法士  3.社会福祉士  4.義肢装具士  (解答2)  (第2回 問題106) 問題39 医療ソーシャルワーカーが行うのはどれか。  1.社会資源を紹介し活用する。  2.障害児への特殊教育を行う。  3.職業的リハビリテーションを行う。  4.応用動作訓練を行う。  (解答1)  (第10回 問題99) 問題40 職種とその業務との組合せで誤っているのはどれか。  1.作業療法士 ーー 社会的適応能力訓練  2.言語聴覚士 ーー コミュニケーション訓練  3.義肢装具士 ーー 義足の処方  4.医療ソーシャルワーカー ーー 社会資源の活用  (解答3)  (解説 義足に関する業務は以下のように分けられている。 義足の処方 → 医師 義足の製作と調整 → 義肢装具士 義足の装着訓練と歩行訓練 → 理学療法士や作業療法士  (第12回 問題97) 問題41 理学療法士が中心的に行うリハビリテーションで正しいのはどれか。  1.運動療法  2.言語訓練  3.嚥下訓練  4.自助具作製  (解答1)  (第27回 問題81) 問題42 医学的リハビリテーションを担う職種とその内容との組合せで正しいのはどれか。  1.理学療法士 ーー 嚥下訓練  2.作業療法士 ーー 自助具作成  3.言語聴覚士 ーー 利き手交換  4.義肢装具士 ーー 装具処方  (解答2)  (第21回 問題92) 問題43 介護保険法による(訪問リハビリテーション)を行う職種はどれか。  1.看護師  2.作業療法士  3.介護福祉士  4.あん摩マッサージ指圧師  (解答2)  (第24回 問題79) 問題44 介護保険のケアプランを作成するのはどれか。  1.医師  2.社会福祉士  3.介護支援専門員  4.医療ソーシャルワーカー  (解答3)  (第31回 問題64) 問題45 リハビリテーションと主に担当する職種の組合せで正しいのはどれか。  1.自助具作製 ーー 理学療法士  2.物理療法 ーー 看護師  3.嚥下訓練 ーー 言語聴覚士  4.義足歩行訓練 ーー 作業療法士  (解答3)  (第30回 問題67) 第2章 障害の評価 問題46 リハビリテーションにおける目標の設定で誤っているのはどれか。  1.疾病の治癒を目指す。  2.障害者のニーズに応じて行う。  3.最大限の身体機能を予測して行う。  4.補装具製作を計画に入れる。  (解答1)  (第9回 問題98) 問題47 障害における能力低下の評価はどれか。  1.関節可動域テスト  2.徒手筋力テスト  3.日常生活動作テスト  4.ブルンストロームのステージ  (解答3)  (解説 ブルンストロームのステージは、中枢神経系麻痺での協調運動の障害程度を評価するもので、機能障害の評価である。)  (第6回 問題98) 問題48 運動の協調性をみる評価法はどれか。  1.徒手筋力テスト  2.拮抗運動反復テスト  3.バーセルインデックス  4.ブルンストロームステージ  (解答2)  (第19回 問題94) 問題49 失調症の検査として正しいのはどれか。  1.指鼻試験  2.徒手筋力検査  3.カロリックテスト  4.トレンデレンブルグ徴候  (解答1)  (第24回 問題80) 問題50 関節可動域について正しいのはどれか。  1.股関節屈曲:0°〜45°  2.膝関節屈曲:0°〜90°  3.肘関節屈曲:0°〜145°  4.手関節掌屈:0°〜40°  (解答3)  (第3回 問題101) 問題51 関節の正常可動範囲で正しいのはどれか。  1.肩関節屈曲:0°〜70°  2.手関節掌屈:0°〜40°  3.股関節屈曲:0°〜70°  4.足関節底屈:0°〜45°  (解答4)  (第4回 問題98) 問題52 関節可動域で誤っている記述はどれか。  1.肩関節屈曲は伸展より大きい。  2.手関節橈屈は尺屈より大きい。  3.股関節外転は内転より大きい。  4.足関節屈曲は伸展より大きい。  (解答2)  (第12回 問題100) 問題53 関節運動と最大可動域との組合せで正しいのはどれか。  1.肩関節外旋 ーー 45度  2.前腕回内 ーー 10度  3.股関節外旋 ーー 45度  4.足関節屈曲(底屈) ーー 20度  (解答3)  (第14回 問題96) 問題54 関節運動と最大可動域との組合せで正しいのはどれか。  1.肩関節内転 ーー 30度  2.肘関節屈曲 ーー 145度  3.膝関節伸展 ーー 180度  4.足関節伸展(背屈) ーー 50度  (解答2)  (第17回 問題92) 問題55 関節可動域について正しい記述はどれか。  1.頸部の伸展(後屈)は屈曲(前屈)より大きい。  2.肩関節の外旋は内旋より大きい。  3.手関節の屈曲(掌屈)は伸展(背屈)より大きい。  4.股関節の伸展は屈曲より大きい。  (解答3)  (第18回 問題92) 問題56 基本肢位における関節可動域角度で正しいのはどれか。  1.肩関節外転30度  2.肘関節屈曲90度  3.膝関節伸展20度  4.足関節背屈0度  (解答4)  (第19回 問題95) 問題57 関節可動域で正しいのはどれか。  1.足関節底屈:0度〜10度  2.前腕回内:0度〜30度  3.膝関節屈曲:0度〜60度  4.肩関節外転:0度〜180度  (解答4)  (第20回 問題93) 問題58 徒手筋力テストで重力除去すれば完全に運動できるのはどれか。  1.筋力5  2.筋力4  3.筋力3  4.筋力2  (解答4)  (第8回 問題99) 問題59 右大殿筋の徒手筋力テストの際、3以上の場合に検査時の体位で正しいのはどれか。  1.背臥位  2.腹臥位  3.右側臥位  4.左側臥位  (解答2)  (第15回 問題92) 問題60 徒手筋力テストでMMT3以上の場合に側臥位で測定するのはどれか。  1.中殿筋  2.腸腰筋  3.大腿四頭筋  4.前脛骨筋  (解答1)  (第16回 問題93) 問題61 肩関節運動に対する徒手筋力テストの際、MMT2を評価するときに側臥位で実施するのはどれか。  1.伸展  2.外転  3.内旋  4.外旋  (解答1)  (第18回 問題93) 問題62 徒手筋力テストで4以上の筋力を評価する際に座位で行うのはどれか。  1.三角筋前部線維  2.腹直筋  3.中殿筋  4.下腿三頭筋  (解答1)  (第22回 問題93) 問題63 筋力と運動療法との組合せで適切でないのはどれか。  1.筋力0 ーー 他動運動  2.筋力1 ーー 自動介助運動  3.筋力2 ーー 抵抗運動  4.筋力3 ーー 自動運動  (解答3)  (第11回 問題98) 問題64 下肢の運動と筋の組合せで正しいのはどれか。  1.股関節の伸展 ーー 半膜様筋  2.股関節の内旋 ーー 外閉鎖筋  3.膝関節の伸展 ーー 縫工筋  4.母趾の背屈 ーー 長趾伸筋  (解答1)  (第28回 問題83) 問題65 痙性麻痺を呈するのはどれか。  1.頸椎症性脊髄症  2.腕神経叢麻痺  3.ポリオ  4.手根管症候群  (解答1)  (第11回 問題105) 問題66 下肢の痙性麻痺がみられるのはどれか。  1.頚髄損傷不全麻痺  2.腰椎椎間板ヘルニア  3.閉塞性動脈硬化症  4.総腓骨神経麻痺  (解答1)  (第12回 問題104) 問題67 下肢の筋緊張が増強するのはどれか。  1.腰部脊柱管狭窄症  2.坐骨神経麻痺  3.胸髄損傷  4.ポリオ  (解答3)  (第15回 問題96) 問題68 筋緊張が亢進し、痙縮をきたす疾患はどれか。  1.脳梗塞  2.パーキンソン病  3.ギラン・バレー症候群  4.進行性筋ジストロフィー  (解答1)  (第30回 問題65) 問題69 サルコペニアの診断基準はどれか。  1.骨格筋量  2.BMI  3.骨密度  4.認知機能  (解答1)  (解説 サルコペニアとは高齢期にみられる骨格筋量の低下と筋力もしくは身体機能(歩行速度など)の低下が起こることをいう。)  (第32回 問題65) 問題70 検者が母指と示指で輪を作り、それを模倣させる動作ができない時に疑われる高次脳機能障害はどれか。  1.失行  2.失語  3.失認  4.失見当識  (解答1)  (第21回 問題94) 問題71 高次脳機能障害はどれか。  1.失調  2.失認  3.片麻痺  4.てんかん  (解答2)  (第32回 問題68) 問題72 高次脳機能障害の評価で正しいのはどれか。  1.バーセルインデックス  2.線分抹消テスト  3.徒手筋力テスト  4.拮抗運動反復テスト  (解答2)  (第25回 問題81) 問題73 改訂版長谷川式簡易知能評価スケールの質問内容として誤っているのはどれか。  1.お歳はいくつですか。  2.右手を上げて下さい。  3.これから言う数字を逆から言って下さい。  4.100から7を順番に引いて下さい。  (解答2)  (第16回 問題94) 問題74 改訂長谷川式簡易知能評価スケールで正しい質問はどれか。  1.足し算  2.生年月日  3.数字の逆唱  4.昨日の出来事  (解答3)  (第23回 問題80) 問題75 ADLの意味はどれか。  1.筋力評価  2.作業療法  3.生きがい  4.日常生活活動  (解答4)  (第3回 問題99) 問題76 ADLの項目として正しいのはどれか。  1.掃除  2.入浴  3.買物  4.調理  (解答2)  (第18回 問題94) 問題77 日常生活関連動作(APDL)はどれか。  1.整容  2.洗濯  3.入浴  4.更衣  (解答2)  (解説 日常生活動作(ADL)は、家庭内での身の回りの動作であり、日常生活関連動作(APDL)は、個人の住む地域における生活までを含んだ範囲の動作あるいは活動ということができる。 日常生活動作:起移動作、家屋内の移動、トイレの使用、食事摂取、更衣、洗面、入浴、コミュニケーション 日常生活関連動作:近隣への移動、調理、整理整頓、洗濯、階段の昇降、交通機関の乗り降り、言語)  (第12回 問題98) 問題78 バーセル・インデックスの評価項目はどれか。  1.記憶  2.入浴  3.社会的交流  4.コミュニケーション  (解答2)  (解説 バーセルインデックスは日本で最も用いられている代表的なADL評価法だが、記憶、社会的交流、コミュニケーションなどの認知機能に関する項目はない。米国で開発されたFIM(機能的自立度評価法)には、これらの項目がある。)  (第29回 問題65) 問題79 FIMの運動項目のうちセルフケアに該当するのはどれか。  1.歩行  2.食事  3.理解  4.社会的交流  (解答2)  (解説 FIMにおけるセルフケアは食事、整容、清拭、更衣(上半身)、更衣(下半身)、トイレ動作の6項目である。)  (第30回 問題66) 問題80 廃用症候群でみられるのはどれか。  1.肥満  2.筋肥大  3.肝硬変  4.尿路結石  (解答4)  (解説 廃用症候群は寝たきりなど活動の低下により発症する。 局所性:関節拘縮、肩亜脱臼、筋廃用萎縮、骨廃用萎縮、皮膚萎縮、褥瘡、静脈血栓症。 全身性:心肺機能低下、起立性低血圧、消化器機能低下、利尿・脱水・血液濃縮、易疲労性)  (第12回 問題103) 問題81 廃用症候群に含まれないのはどれか。  1.胆石  2.骨萎縮  3.起立性低血圧  4.沈下性肺炎  (解答1)  (第15回 問題95) 第3章 リハビリテーション治療 問題82 理学療法について正しい記述はどれか。  1.超短波には温熱作用はない。  2.低周波通電によって神経や筋肉が刺激される。  3.関節可動域訓練は早期から始めない方がよい。  4.関節の屈伸運動は等尺性運動である。  (解答2)  (第2回 問題102) 問題83 理学療法の内容で誤っているのはどれか。  1.関節可動域訓練  2.治療体操  3.電気治療  4.職業訓練  (解答4)  (第7回 問題101) 問題84 運動療法で正しいのはどれか。  1.筋肉の等尺性収縮は筋力増強には効果がない。  2.関節可動域訓練は拘縮の予防または治療を目的としている。  3.神経筋捉通法 (ファシリテーション・テクニック)は麻痺の自然回復が終わってから行う。  4.骨折後の筋力増強訓練にブルンストローム法が用いられる。  (解答2)  (第1回 問題101) 問題85 運動療法で正しい記述はどれか。  1.伸展運動は筋力を増す  2.関節モビリゼーションは痛みと関係なく行う  3.関節の可動域訓練は筋力のない患者にも行う  4.抵抗運動は筋力2 (可)の患者に行う  (解答3)  (第4回 問題100) 問題86 運動療法の効果で誤っているのはどれか。  1.筋力の増大  2.関節拘縮の改善  3.断裂した靭帯の修復  4.持久力の改善  (解答3)  (第13回 問題99) 問題87 運動療法の効果で誤っているのはどれか。  1.最大酸素摂取量の増加  2.収縮期血圧の低下  3.腎機能の改善  4.糖代謝の改善  (解答3)  (第15回 問題93) 問題88 運動療法の中止が必要な状況はどれか。  1.脈拍数が1分間100以上  2.血圧が収縮期150mmHg以上  3.呼吸数が1分間20以上  4.期外収縮が1分間20以上  (解答4)  (解説 運動療法は 脈拍:安静時1分間120以上 血圧:収縮期200以上、拡張期120以上 労作性狭心症、1ヶ月以内の心筋梗塞、明らかな心不全や著しい不整脈では訓練を行わない。 脈拍:1分間140を超えた場合 血圧:収縮期40以上の上昇、拡張期20以上の上昇 1分間10回以上の期外収縮や頻脈性不整脈、徐脈 は訓練を中止する。)  (第2回 問題97) 問題89 運動療法を中止すべき状態はどれか。  1.収縮期血圧180mmHg  2.収縮期血圧160mmHg  3.拡張期血圧95mmHg  4.拡張期血圧85mmHg  (解答1)  (第3回 問題98) 問題90 肩関節周囲炎に対するリハビリテーションで正しいのはどれか。  1.ウィリアムス体操  2.コッドマン体操  3.フレンケル体操  4.バージャー体操  (解答2)  (第27回 問題89) 問題91 治療体操と疾患との組合せで誤っているのはどれか。  1.フレンケル体操 ーー 脊柱側弯症  2.ウイリアムス体操 ーー 腰痛症  3.バージャー体操 ーー 下肢血行障害  4.コッドマン体操 ーー 肩関節周囲炎  (解答1)  (解説 フレンケル体操は、脊髄癆などの失調症のために考案された訓練法である。残存する固有感覚や視覚、聴覚を利用して運動失調を改善する方法である。)  (第11回 問題100) 問題92 訓練法と疾患との組合せで正しいのはどれか。  1.ボバース ーー 五十肩  2.フレンケル ーー 脳性麻痺  3.コッドマン ーー 運動失調  4.ウイリアムズ ーー 腰痛症  (解答4)  (第14回 問題103) 問題93 治療体操で「失調症による協調運動不全に対して簡単な関節運動から複雑な運動へと進めていく」のはどれか。  1.ウィリアムス体操  2.バージャー体操  3.ベーラー体操  4.フレンケル体操  (解答4)  (第31回 問題66) 問題94 デローム・ワトキンス法で用いる運動療法はどれか。  1.漸増抵抗運動  2.等速性運動  3.持久力運動  4.持続伸張運動  (解答1)  (第20回 問題94) 問題95 疾患とその治療との組合せで誤っているのはどれか。  1.関節リウマチ ーー パラフィン浴  2.肩関節周囲炎 ーー ホットパック  3.総腓骨神経麻痺 ーー 低周波療法  4.閉塞性動脈硬化症 ーー 寒冷療法  (解答4)  (第11回 問題106) 問題96 温熱刺激の作用で誤っている記述はどれか。  1.末梢血管が拡張する  2.代謝が低下する  3.関節の可動域の増加を助ける  4.筋のスパズムが低下する  (解答2)  (第4回 問題101) 問題97 温熱の作用で誤っているのはどれか。  1.疼痛の軽減  2.関節可動域の増加  3.筋スパズムの増強  4.末梢血管の拡張  (解答3)  (第5回 問題98) 問題98 温熱療法に用いられないのはどれか。  1.極超短波  2.低周波  3.赤外線  4.超音波  (解答2)  (第11回 問題97) 問題99 温熱効果が期待できないのはどれか。  1.赤外線療法  2.超音波療法  3.低周波療法  4.極超短波療法  (解答3)  (第13回 問題100) 問題100 温熱療法について誤っている記述はどれか。  1.パラフィン浴は通常50〜55℃で用いる。  2.超音波は深部温熱に分類される。  3.極超短波は皮下に金属がある場合には禁忌とされる。  4.紫外線を用いる。  (解答4)  (第16回 問題95) 問題101 温熱療法で直接深部を温めるのはどれか。  1.ホットパック  2.パラフィン浴  3.赤外線  4.超音波  (解答4)  (第17回 問題94) 問題102 温熱療法の分類で深部熱に属するのはどれか。  1.渦流浴  2.極超短波  3.ホットパック  4.パラフィン浴  (解答2)  (第28回 問題82) 問題103 温熱療法の禁忌はどれか。  1.関節拘縮  2.知覚鈍麻  3.呼吸機能障害  4.痙性麻痺  (解答2)  (第20回 問題95) 問題104 温熱療法の効果はどれか。  1.痙縮増強  2.末梢血管収縮  3.組織代謝亢進  4.筋スパズム増強  (解答3)  (第24回 問題81) 問題105 体内金属埋め込み部位への施行が禁忌なのはどれか。  1.赤外線  2.極超短波  3.ホットパック  4.アイスマッサージ  (解答2)  (第12回 問題106) 問題106 マイクロウェーブ(極超短波)の禁忌とされるのはどれか。  1.人口透析患者  2.肝不全患者  3.慢性呼吸不全患者  4.心臓ペースメーカー患者  (解答4)  (第15回 問題94) 問題107 水治療法について正しい記述はどれか。  1.浮力は運動に対して不利な作用をする。  2.温水と冷水を交互に浴びるのは有害である。  3.温水は疼痛を増強させる。  4.ハバードタンクで全身運動浴を行う。  (解答4)  (第2回 問題103) 問題108 水治療法に含まれないのはどれか。  1.渦流浴  2.パラフィン浴  3.交代浴  4.気泡浴  (解答2)  (第6回 問題101) 問題109 筋萎縮を予防する目的で用いる物理療法はどれか。  1.超音波療法  2.赤外線療法  3.ホットパック  4.低周波電気療法  (解答4)  (第23回 問題81) 問題110 歩行訓練について正しいのはどれか。  1.歩行訓練はT字杖使用から始まる。  2.補装具は使わない。  3.患側下肢の力が不十分な時は膝折れに注意する。  4.弛緩性麻痺の方が痙性麻痺よりも体重支持に有利である。  (解答3)  (第1回 問題103) 問題111 通常のリハビリテーション施設で作業療法として行われないのはどれか。  1.ADL訓練  2.機能回復訓練  3.利き手交換  4.職業訓練  (解答4)  (第5回 問題101) 問題112 作業療法について誤っているのはどれか。  1.職業の専門的技術指導を行う。  2.日常生活動作の指導を行う。  3.精神機能の評価を行う。  4.自助具の作製を行う。  (解答3)  (第17回 問題93) 問題113 作業療法の内容で正しいのはどれか。  1.バランス訓練  2.平行棒内歩行  3.自助具活用  4.反復嚥下  (解答3)  (第19回 問題96) 問題114 機能的作業療法として行われるのはどれか。  1.レクリエーション  2.入浴動作  3.立位作業  4.認知訓練  (解答3)  (第21回 問題95) 問題115 機能的作業療法に含まれるのはどれか。  1.職業訓練  2.自助具作製  3.関節可動域訓練  4.日常生活動作訓練  (解答3)  (解説 機能的作業療法とは作業を通して関節可動域、筋力、筋協調性、筋持久力といった基本的動作能力の改善と応用的動作能力の獲得と改善を図る。  (第26回 問題80) 問題116 摂食嚥下障害のスクリーニングでよく用いるのはどれか。  1.水飲みテスト  2.嚥下造影検査  3.嚥下内視鏡検査  4.気管支鏡検査  (解答1)  (第31回 問題65) 問題117 補装具に分類されるのはどれか。  1.平行棒  2.マット  3.低周波治療器  4.義足  (解答4)  (第8回 問題101) 問題118 病態と対応する義肢装具との組合せで誤っているのはどれか。  1.正中神経麻痺 ーー 対立装具  2.大腿切断 ーー PTB義足  3.総腓骨神経麻痺 ーー 短下肢装具  4.変形性膝関節症 ーー 足底装具  (解答2)  (第14回 問題97) 問題119 長下肢装具を用いないのはどれか。  1.脳卒中  2.脊髄損傷  3.脳性麻痺  4.膝前十字靱帯損傷  (解答4)  (第18回 問題95) 問題120 疾患と装具との組合せで誤っているのはどれか。  1.正中神経麻痺 ーー コックアップスプリント  2.腰椎椎間板障害 ーー 軟性コルセット  3.変形性膝関節症 ーー 足底装具  4.総腓骨神経麻痺 ーー 短下肢装具  (解答1)  (第17回 問題100) 問題121 歩行補助具はどれか。  1.ロフストランド杖  2.車椅子  3.足底装具  4.下肢装具  (解答1)  (第26回 問題81) 問題122 歩行補助具はどれか。  1.多脚杖  2.電動車椅子  3.長下肢装具  4.足底装具  (解答1)  (第29回 問題66) 問題123 車いすのパーツの名称として誤っているのはどれか。  1.シレジアバンド  2.ハンドリム  3.フットレスト  4.大車輪  (解答1)  (解説 シレジアバントは大腿切断のときの吸着式大腿義足で、断端が極めて短い時に使用する懸垂補助装置のことをいう)  (第14回 問題98) 第4章 疾患別のリハビリテーション 第1節 脳血管障害(脳卒中)のリハビリテーション 問題124 脳卒中について誤っている記述はどれか。  1.言語障害には失語症と構音障害とがある。  2.運動障害と知覚障害とは比例する。  3.失認失行は訓練の阻害因子となる。  4.麻痺の回復の速度は患者によって異なる。  (解答2)  (第2回 問題104) 問題125 脳卒中に属さない疾患はどれか。  1.脳内出血  2.脳梗塞  3.脳腫瘍  4.くも膜下出血  (解答3)  (第4回 問題102) 問題126 脳卒中片麻痺に起こりやすい拘縮肢位として誤っているのはどれか。  1.肩関節内転・内旋位  2.手指伸展位  3.足関節内反尖足位  4.股関節屈曲位  (解答2)  (第16回 問題96) 問題127 片麻痺の伸展共同運動でみられるのはどれか。  1.肩甲帯挙上  2.肩関節外転  3.肩関節外旋  4.前腕回内  (解答4)  (第12回 問題101) 問題128 ブルンストロームステージで(痙性が高度であり、随意的な共同運動は十分にできるが分離運動はできない。)のはどれか。  1.ステージU  2.ステージV  3.ステージW  4.ステージX  (解答2)  (第15回 問題98) 問題129 脳卒中のブルンストロームステージで弛緩性麻痺がみられるのはどれか。  1.ステージT  2.ステージU  3.ステージV  4.ステージW  (解答1)  (第22回 問題94) 問題130 ブルンストロームステージで弛緩性麻痺がみられるのはどれか。  1.ステージT  2.ステージV  3.ステージW  4.ステージY  (解答1)  (第30回 問題69) 問題131 脳卒中の障害について正しい記述はどれか。  1.橋病変は対麻痺を生じやすい。  2.小脳病変は難治性疼痛を生じやすい。  3.麻痺性構音障害と嚥下障害は合併しやすい。  4.失語症は左片麻痺に合併しやすい。  (解答3)  (第21回 問題98) 問題132 片麻痺で亜脱臼が起こりやすい関節はどれか。  1.肩関節  2.肘関節  3.股関節  4.膝関節  (解答1)  (第9回 問題105) 問題133 脳卒中に伴う運動障害で正しいのはどれか。  1.小脳の障害では運動失調を伴う。  2.痙性は上肢では伸筋群に出現しやすい。  3.重度の錐体路障害では発症時に痙性麻痺となる。  4.片麻痺の回復で最終段階では共同運動パターンとなる。  (解答1)  (第28回 問題84) 問題134 失語症で誤っているのはどれか。  1.失語症は普通、右側の脳障害で起こる。  2.失語症には運動性と感覚性とがある。  3.言語障害には自然回復がある。  4.言語訓練は聴覚と視覚とを繰り返し刺激して行う。  (解答1)  (第1回 問題105) 問題135 感覚性失語症がみられるのはどれか。  1.前頭葉障害  2.側頭葉障害  3.頭頂葉障害  4.後頭葉障害  (解答2)  (第9回 問題99) 問題136 ブローカ失語の特徴として正しい記述はどれか。  1.復唱は障害されない。  2.錯語がある。  3.発話は非流暢性である。  4.口頭指示に従えない。  (解答3)  (第20回 問題96) 問題137 運動性失語症の特徴で正しいのはどれか。  1.劣位半球損傷で生じることが多い。  2.障害言語野はウェルニッケ中枢である。  3.頭に浮かんだ言葉が発語できない。  4.正確な評価にはMMSEを用いる。  (解答3)  (第28回 問題81) 問題138 言語障害と責任病巣の組合せで正しいのはどれか。  1.運動性失語 ――― ウェルニッケ中枢  2.感覚性失語 ――― ブローカ中枢  3.健忘失語 ―――― 橋  4.構音障害 ―――― 小脳  (解答4)  (第31回 問題68) 問題139 脳卒中患者の二次合併症はどれか。  1.言語障害  2.運動麻痺  3.関節拘縮  4.排泄障害  (解答3)  (第10回 問題102) 問題140 脳卒中の合併症で誤っているのはどれか。  1.褥瘡  2.嚥下性肺炎  3.自律神経過反射  4.深部静脈血栓症  (解答3)  (解説 自律神経過反射は、T6レベル以上の脊髄損傷者のほとんどに見られる合併症である。)  (第17回 問題96) 問題141 脳梗塞急性期の患者で運動を開始してはならないのはどれか。  1.収縮期血圧が150mmHg  2.脈拍が毎分150回  3.呼吸数が毎分12回  4.体温が35.2℃  (解答2)  (第13回 問題103) 問題142 脳卒中患者の運動療法でアンダーソン分類の中止基準となるのはどれか。  1.発汗  2.1分間に1回の期外収縮  3.脈拍100/分  4.収縮期血圧40mmHg以上の上昇  (解答4)  (第20回 問題98) 問題143 脳卒中の運動療法を開始する際にアンダーソン・土肥の基準で訓練を行わない方が良い場合はどれか。  1.安静時に息切れがある。  2.下肢に筋肉痛がある。  3.脈拍が100回/分である。  4.収縮期血圧が140mmHgである。  (解答1)  (第24回 問題84) 問題144 脳卒中患者で積極的なリハビリテーションを行わないのはどれか。  1.労作時に狭心発作がみられる場合  2.安静時拡張期血圧が110mmHgの場合  3.下肢の浮腫がみられる場合  4.安静時脈拍が50回/分の場合  (解答1)  (第26回 問題89) 問題145 脳卒中急性期にみられない症状はどれか。  1.肩手症候群  2.嚥下障害  3.半側空間無視  4.運動性失語  (解答1)  (第14回 問題101) 問題146 脳卒中のリハビリテーションで誤っている記述はどれか。  1.状態に関係なく直ちに開始する。  2.良肢位保持は拘縮を予防する。  3.健側肢の筋力強化を行う。  4.体位変換は褥瘡を予防する。  (解答2)  (第7回 問題102) 問題147 脳卒中のリハビリテーションで正しい記述はどれか。  1.意識障害が強い患者には関節可動域訓練を行わない。  2.嚥下障害に対する訓練を言語聴覚士が行う。  3.歩けない患者には家事動作訓練を行わない。  4.座位がとれない患者に歩行訓練を行う。  (解答2)  (第18回 問題97) 問題148 脳卒中の肩手症候群に対するリハビリテーションで正しいのはどれか。  1.頸椎牽引  2.関節可動域訓練  3.筋力強化訓練  4.協調性訓練  (解答2)  (第22回 問題97) 問題149 良肢位で正しいのはどれか。  1.肘関節伸展位  2.母指対立位  3.膝関節伸展位  4.足関節底屈位  (解答2)  (第22回 問題96) 問題150 摂食嚥下障害に対する対応として誤っているのはどれか。  1.口腔ケア  2.食形態の調整  3.栄養管理  4.頸椎伸展位での食事  (解答4)  (第25回 問題82) 問題151 脳卒中の嚥下障害で正しいのはどれか。  1.食道の通過障害を生じる。  2.仮性球麻痺よりも球麻痺が多い。  3.時間経過で回復しにくい。  4.ゼリーは飲み込みやすい。  (解答4)  (第25回 問題84) 問題152 脳血管障害における嚥下障害で正しいのはどれか。  1.絶食により誤嚥性肺炎を防止できる。  2.食事中にむせなければ誤嚥は否定できる。  3.口腔ケアは誤嚥性肺炎予防に有効である。  4.意識障害があるときでも積極的に経口摂取を行う。  (解答3)  (第27回 問題84) 問題153 仙骨部褥瘡の予防対策で誤っているのはどれか。  1.栄養状態を良くする。  2.頻回に体位変換を行う。  3.仙骨部周囲を清潔に保つ。  4.発赤した皮膚を強く擦る。  (解答4)  (第11回 問題103) 問題154 急性期の脳血管障害の対応で正しいのはどれか。  1.良肢位の保持だけすれば良い。  2.関節可動域訓練は急性期には避ける。  3.足関節は0°で固定しなければならない。  4.肩関節は軽度の外転、外旋位にするのが良い。  (解答4)  (第1回 問題104) 問題155 脳卒中急性期における理学療法の原則として正しい記述はどれか。  1.体位転換は毎日1回とする。  2.側臥位は麻痺側を下にする。  3.良肢位で持続的に固定する。  4.他動的関節可動域訓練をする。  (解答4)  (第3回 問題103) 問題156 脳卒中急性期の理学療法で適切でないのはどれか。  1.体位変換  2.良肢位の確保  3.関節可動域訓練  4.歩行訓練  (解答4)  (第5回 問題103) 問題157 脳卒中急性期の理学療法で誤っている記述はどれか。  1.体位変換を2時間毎に行う。  2.肩関節は軽度外転外旋位に保持する。  3.手指の関節は伸展位に保持する。  4.関節可動域訓練を行う。  (解答3)  (第9回 問題102) 問題158 脳卒中の急性期リハビリテーションで誤っているのはどれか。  1.肩手症候群の治療  2.良肢位保持  3.座位保持訓練  4.関節可動域訓練  (解答1)  (解説 脳卒中片麻痺患者の予後に関連するのは二次的合併症である。よって急性期リハビリテーションとしては、できるだけ早く座位訓練に入り、バランスを教える。この時期は肺炎などの胸部合併症を予防するため呼吸訓練を行い、四肢関節の自動運動と他動運動を加える。とくに肩関節運動を忘れないようにする。片麻痺患者に、かなりの高率で将来肩の痛みを主訴とする肩手症候群が発症して、大きな苦しみを与えるからである。よって 1.は治療ではなく予防が正しい。)  (第17回 問題97) 問題159 脳卒中の急性期リハビリテーションの内容で正しいのはどれか。  1.階段昇降訓練  2.関節可動域訓練  3.利き手交換訓練  4.家事動作訓練  (解答2)  (第23回 問題83) 問題160 脳卒中の急性期リハビリテーションで正しいのはどれか。  1.安静臥床を基本に行う。  2.随意運動の訓練は行わない。  3.バイタルサインに留意して座位訓練を行う。  4.全身状態が安定するまで関節可動域訓練は行わない。  (解答3)  (第30回 問題70) 問題161 脳卒中維持期のリハビリテーションを担うのはどれか。  1.脳卒中ケアユニット  2.救命救急病棟  3.通所リハビリテーション施設  4.集中治療病棟  (解答3)  (第20回 問題92) 問題162 脳卒中の維持期リハビリテーションについて正しいのはどれか。  1.歩行能力の改善は期待できない。  2.医療保険でのリハビリテーションが主体となる。  3.通所リハビリテーションでは機能訓練を行わない。  4.就労年齢では復職に向けたリハビリテーションを行う。  (解答4)  (第28回 問題85) 問題163 脳卒中片麻痺患者の歩行訓練で誤っている記述はどれか。  1.立位バランス訓練を行った後に開始する。  2.不安定な場合は脚杖を用いる。  3.3点歩行ではまず健側下肢を前に出す。  4.内反尖足には短下肢装具を用いる。  (解答3)  (第6回 問題102) 問題164 片麻痺患者の3動作での平行棒内歩行で正しい順序はどれか。  1.手→患側→健側  2.手→健側→患側  3.患側→手→健側  4.健側→手→患側  (解答1)  (第8回 問題102) 問題165 脳卒中患者の杖歩行で誤っている記述はどれか。  1.杖は健側で持つ。  2.杖の次に健側下肢を前に出す。  3.初期は4支点杖が安全である。  4.上達すると揃え型から前型になる。  (解答2)  (第10回 問題101) 問題166 慢性期の脳卒中片麻痺患者に最もよく用いられる装具はどれか。  1.長下肢装具  2.膝関節装具  3.短下肢装具  4.足関節装具  (解答3)  (第24回 問題82) 問題167 脳卒中片麻痺患者に最もよく用いられるのはどれか。  1.短下肢装具  2.長下肢装具  3.膝関節装具  4.足関節装具  (解答1)  (第27回 問題82) 問題168 脳卒中片麻痺患者の歩行訓練で使用するのはどれか。  1.頸椎装具  2.対立装具  3.下腿義足  4.短下肢装具  (解答4)  (第29回 問題68) 問題169 脳卒中患者への指導で正しい記述はどれか。  1.ベッド上の仰臥位から足を降ろして座る時は患側からベッドに近づく。  2.車いすからベッドに移る時は患側からベッドに近づく。  3.階段を降りる時は患側から足を前に出す。  4.シャツを脱ぐ時は患側の袖から脱ぐ。  (解答3)  (第11回 問題104) 問題170 脳卒中左片麻痺患者で適切な記述はどれか。  1.杖は左手にもつ。  2.階段は左足から昇る。  3.歩行介助は左側からする。  4.前開きシャツは右手から通す。  (解答3)  (第19回 問題97) 第2節 脊髄損傷のリハビリテーション 問題171 脊髄損傷について正しいのはどれか。  1.機能障害のレベルは脊椎の損傷レベルと一致する。  2.頸髄損傷で四肢麻痺が起こる。  3.頸髄損傷で呼吸麻痺は起こらない。  4.椎間板障害で脊髄損傷は起こらない。  (解答2)  (第1回 問題106) 問題172 脊髄損傷で誤っている記述はどれか。  1.原因としては外傷が最も多い。  2.頸髄損傷では四肢麻痺となる。  3.受慯初期では弛緩性麻痺がおこる。  4.臥位では血圧が下がりやすい。  (解答4)  (第2回 問題105) 問題173 脊髄損傷について正しい記述はどれか。  1.原因として血管障害が多い  2.発症直後から腱反射が亢進する  3.頸髄損傷では対麻痺となる  4.膀胱直腸障害がおこる  (解答4)  (第4回 問題103) 問題174 脊髄損傷について誤っている記述はどれか。  1.頸髄損傷の好発部位は第5−6頸椎部である。  2.受傷直後は痙性麻痺となる。  3.排尿障害を伴う。  4.自律神経障害を伴う。  (解答2)  (第8回 問題103) 問題175 脊髄損傷の合併症でないのはどれか。  1.てんかん発作  2.起立性低血圧  3.尿路感染症  4.褥瘡  (解答1)  (第3回 問題105) 問題176 脊髄損傷でみられないのはどれか。  1.自律神経過反射  2.異所性骨化  3.けいれん発作  4.深部静脈血栓症  (解答3)  (第18回 問題98) 問題177 脊髄損傷の合併症はどれか。  1.異所性骨化  2.心筋梗塞  3.気胸  4.認知症  (解答1)  (第25回 問題85) 問題178 脊髄損傷の合併症でよくみられるのはどれか。  1.肝硬変  2.自然気胸  3.心筋梗塞  4.膀胱結石  (解答4)  (第27回 問題86) 問題179 脊髄損傷後に生じる合併症で最もよくみられるのはどれか。  1.肝硬変  2.膀胱結石  3.慢性膵炎  4.慢性閉塞性肺疾患  (解答2)  (第24回 問題85) 問題180 自律神経障害で生じる症状はどれか。  1.皮膚の循環障害  2.筋萎縮  3.知覚脱失  4.変形  (解答1)  (第26回 問題88) 問題181 脊髄損傷で自律神経障害により生じる合併症はどれか。  1.痙縮  2.褥瘡  3.異所性骨化  4.起立性低血圧  (解答4)  (第29回 問題69) 問題182 脊髄損傷のリハビリテーションについて誤っている組み合わせはどれか。  1.斜面台 ーー 起立性低血圧の予防  2.弾性ストッキング ーー 骨萎縮の予防  3.プッシュアップ ーー 移乗動作の獲得  4.マット訓練 ーー 起居動作の獲得  (解答2)  (第7回 問題106) 問題183 脊髄損傷完全麻痺の損傷レベルとリハビリテーションで到達するADLとの組合せで正しいのはどれか。  1.第3頸髄 ーー 人工呼吸器の使用  2.第6頸髄 ーー BFOによる食事動作  3.第8胸髄 ーー 電動車椅子による移動  4.第4腰髄 ーー 長下肢装具による歩行  (解答1)  (第28回 問題86) 問題184 頸髄損傷のリハビリテーションで誤っている記述はどれか。  1.C4損傷では電動車椅子を用いる。  2.C4損傷ではプッシュアップが可能となる。  3.C6損傷では寝返りが可能となる。  4.C6損傷では坐位保持が可能となる。  (解答2)  (第10回 問題105) 問題185 第5頸髄節レベル残存の脊髄損傷完全麻痺患者で可能なのはどれか。  1.プッシュアップ動作  2.機能的把持副子によるつまみ動作  3.自助具による食事動作  4.にぎり動作  (解答3)  (第16回 問題97) 問題186 第5頸髄節残存の頸髄損傷患者に可能なのはどれか。  1.肩関節外転  2.手関節背屈  3.肘関節伸展  4.手指屈曲  (解答1)  (第22回 問題98) 問題187 C6損傷(第7頸髄節以下の損傷)の患者ができない動作はどれか。  1.自助具を用いた食事動作  2.車椅子の駆動  3.更衣動作  4.杖による歩行  (解答4)  (第5回 問題104) 問題188 C6完全損傷(第6頸髄節残存)について正しい記述はどれか。  1.手関節背屈筋力は正常である。  2.乳頭周囲の感覚は障害されない。  3.セルフケアは全介助である。  4.杖と下肢装具を用いて歩行できる。  (解答1)  (第15回 問題99) 問題189 第6頸髄節レベルの脊髄損傷患者に可能なADLで正しいのはどれか。  1.スプーンを握って食事する。  2.機能的把持装具の使用で鉛筆を持つ。  3.ベッドから車いすへ側方から乗り移る。  4.車いすの小車輪を挙げて段差を越える。  (解答2)  (第21回 問題99) 問題190 第6頸髄節残存の頸髄損傷患者の移動動作に対する訓練で正しいのはどれか。  1.床面から車いすへの移動  2.車いす転倒からの起き上がり訓練  3.トランスファーボードを利用しての車いすへの移動  4.車いすキャスター挙げを利用しての段差乗り越え  (解答3)  (第23回 問題84) 問題191 第6頸髄節残存の頸髄損傷患者で可能な動作はどれか。  1.車椅子への側方移乗  2.ノブ付き車椅子駆動  3.両長下肢装具での歩行  4.肘伸展によるプッシュアップ  (解答2)  (第26回 問題82) 問題192 第6胸髄節残存高位の脊髄損傷完全麻痺患者について正しいのはどれか。  1.横隔膜麻痺がみられる。  2.排便障害がみられる。  3.下肢の痙縮はみられない。  4.両松葉杖で実用歩行が可能である。  (解答2)  (第30回 問題71) 問題193 脊髄損傷患者で杖と短下肢装具の使用により実用歩行が可能となる損傷レベルはどれか。  1.第6胸髄  2.第1腰髄  3.第3腰髄  4.第1仙髄  (解答3)  (第20回 問題99) 問題194 胸髄損傷による対麻痺患者ができない活動はどれか。  1.入浴  2.杖なし歩行  3.バスケットボール  4.車の運転  (解答2)  (第9回 問題104) 問題195 脊髄損傷急性期の訓練で誤っているのはどれか。  1.関節可動域訓練  2.残存筋力維持訓練  3.呼吸訓練  4.ねがえり動作訓練  (解答4)  (第6回 問題103) 問題196 脊髄損傷後の合併症で最も頻度の高いのはどれか。  1.高血圧  2.褥瘡  3.サルコペニア  4.心不全  (解答2)  (第31回 問題69) 問題197 脊髄損傷患者に生じる自律神経過反射について正しいのはどれか。  1.脳出血の原因となり得る。  2.心理的ストレスが誘因となる。  3.腰髄以下の損傷患者に生じやすい。  4.血圧上昇にはまず降圧薬を投与する。  (解答1)  (第32回 問題69) 第3節 脳性(小児)麻痺のリハビリテーション 問題198 脳性麻痺について正しい記述はどれか。  1.脳の進行性病変に基づく障害である。  2.神経生理学的訓練が行われる。  3.手術的治療の対象とはならない。  4.補装具による治療効果は期待できない。  (解答2)  (解説 脳性麻痺とは受胎から新生児までの間に生じた脳の非進行性病変に基づく永続的な運動発達障害または異常運動発達で2歳までに発現する。)  (第5回 問題99) 問題199 脳性麻痺の病型に含まれないのはどれか。  1.痙直型  2.失調型  3.デュシェンヌ型  4.アテトーゼ型  (解答3)  (第3回 問題102) 問題200 脳性麻痺で最も多い病型はどれか。  1.失調型  2.非緊張型  3.アテトーゼ型  4.痙直型  (解答4)  (第26回 問題90) 問題201 脳性麻痺の病型による分類で最も多いのはどれか。  1.緊張型  2.痙直型  3.失調型  4.アテトーゼ型  (解答2)  (第29回 問題71) 問題202 脳性麻痺について誤っている記述はどれか。  1.病型として痙直型が多い。  2.聴力障害は言語発達を遅らせる。  3.異常な運動パターンを示す。  4.運動療法の開始は3歳まで待つ。  (解答4)  (第6回 問題106) 問題203 痙直型脳性麻痺について正しいのはどれか。  1.運動療法の開始は2歳以降とする。  2.成長に伴い関節拘縮や変形が合併する。  3.頸部の不随意運動を特徴とする。  4.原因に進行性の疾患が含まれる。  (解答2)  (第27回 問題88) 問題204 脳性麻痺について誤っている記述はどれか。  1.脳の非進行性病変で起こる。  2.症状は生後4週間以内に発現する。  3.アテトーゼ型は不随意運動を呈する。  4.痙直型は関節の変形が起こりやすい。  (解答2)  (第8回 問題104) 問題205 脳性麻痺について正しいのはどれか。  1.脳の進行性病変に基づく障害である。  2.精神発達遅滞と麻痺の程度とは無関係である。  3.病型はアテトーゼ型が最も多い。  4.手術療法の対象とはならない。  (解答2)  (第31回 問題71) 問題206 脳性麻痺患者について正しいのはどれか。  1.脳病変は進行する。  2.骨格の変形を生じる。  3.乳児期の診断は容易である。  4.疾患の根治的治療法が確立している。  (解答2)  (第32回 問題71) 問題207 脳性麻痺で起こる痙直型両麻痺の歩行について正しいのはどれか。  1.失調性歩行  2.分回し歩行  3.はさみ脚歩行  4.トレンデレンブルグ歩行  (解答3)  (第25回 問題87) 問題208 痙直型脳性麻痺に典型的な足部変形はどれか。  1.外反足  2.扁平足  3.凹足  4.尖足  (解答4)  (第30回 問題72) 問題209 脳性麻痺について誤っている記述はどれか。  1.受胎から生後4週までに生じた脳病変を原因とする。  2.永続的な、運動と姿勢の異常がみられる。  3.アテトーゼ型では筋緊張が動揺する。  4.痙直型両麻痺では下肢に比べ上肢の障害が強い。  (解答4)  (第17回 問題98) 問題210 脳性麻痺について正しい組合せはどれか。  1.両麻痺 ーー 上肢より下肢の麻痺が重度  2.アテトーゼ型 ーー 頻度が最も高い  3.失調型 ーー 痙性麻痺  4.痙直型 ーー 不随意運動  (解答1)  (第19回 問題98) 問題211 脳性麻痺によく見られる状態として誤っているのはどれか。  1.脳病変の進行  2.運動発達の遅延  3.筋緊張の亢進  4.股関節脱臼の出現  (解答1)  (第4回 問題105) 問題212 脳性麻痺患者に伴わないのはどれか。  1.骨格の変形  2.知的障害  3.感覚機能の障害  4.脳病変の進行  (解答4)  (第12回 問題105) 問題213 脳性麻痺を疑う根拠として誤っている記述はどれか。  1.超低出生体重児である。  2.新生児期に重症黄疸を認める。  3.頸定(首のすわり)が生後6か月目に始まる。  4.びっくり反射(モロー反射)が生後3か月でみられる。  (解答4)  (第16回 問題98) 問題214 生後4か月児で発達異常が疑われるのはどれか。  1.首がすわらない。  2.寝返りを打たない。  3.ガラガラを握らない。  4.母親を呼ばない。  (解答3)  (解説 把持反射は、新生児期に出現し、3〜6ヶ月で消失する。だが、原始反射である把持反射が消えた後は、自分の意志で握るようになるため、結局ガラガラを握らない時期はない。他選択枝は以下の通り。  首すわりは、生後3〜4ヶ月から  寝返りは、生後7〜8ヶ月から  母親を呼ぶのは、1歳を過ぎてから)  (第13回 問題104) 問題215 脳性麻痺の早期訓練開始の目的で誤っているのはどれか。  1.脳損傷の改善  2.二次的な知的発達遅滞の予防  3.関節拘縮の予防  4.正しい運動パターンの獲得  (解答1)  (第7回 問題103) 問題216 脳性麻痺の早期治療の目的で誤っているのはどれか。  1.正しい運動パターンを獲得する。  2.二次的な知能の発達遅延を予防する。  3.立ち直り反射を抑制する。  4.拘縮を予防する。  (解答3)  (第9回 問題103) 問題217 アテトーゼ型脳性麻痺にみられる二次的合併症で最も多いのはどれか。  1.認知症  2.痙性片麻痺  3.変形性肩関節症  4.頸椎症性脊髄症  (解答4)  (第24回 問題87) 問題218 脳性麻痺に生じる拘縮のない内反尖足に対する治療で最も適切なのはどれか。  1.抗てんかん薬投与  2.ボツリヌス療法  3.ハムストリングス腱延長術  4.足関節固定術  (解答2)  (第28回 問題88) 問題219 歩行において最も転倒リスクの高い変形はどれか。  1.槌趾  2.扁平足  3.外反母趾  4.内反尖足  (解答4)  (第31回 問題67) 第4節 切断のリハビリテーション 問題220 下肢の切断原因で近年特に増加しているのはどれか。  1.腫瘍  2.交通外傷  3.血管障害  4.労働災害  (解答3)  (第18回 問題99) 問題221 近年の下肢切断の原因で最も頻度が高いのはどれか。  1.労働災害  2.悪性腫瘍  3.交通事故  4.糖尿病性足部壊疽  (解答4)  (第32回 問題70) 問題222 下肢切断で最も頻度が高いのはどれか。  1.膝関節離断  2.サイム切断  3.大腿切断  4.下腿切断  (解答4)  (第27回 問題87) 問題223 糖尿病性足部壊疽に対する切断術で最も多い切断高位はどれか。  1.股関節離断  2.大腿切断  3.膝関節離断  4.下腿切断  (解答4)  (第29回 問題70) 問題224 カナダ式ソケットの適応となるのはどれか。  1.股離断  2.大腿切断  3.膝離断  4.下腿切断  (解答1)  (第25回 問題86) 問題225 膝蓋腱部で体重の大部分を支持する義足はどれか。  1.TSB式下腿義足  2.PTB式下腿義足  3.リスフラン義足  4.サイム義足  (解答2)  (第26回 問題86) 問題226 下肢切断患者の幻肢痛について正しい記述はどれか。  1.断端部の神経痛である。  2.麻薬の使用は禁忌である。  3.義足歩行時に著明となる。  4.早期の義肢装着が有効である。  (解答4)  (第21回 問題100) 問題227 下肢切断後の幻肢痛について正しいのはどれか。  1.小児で出現しやすい。  2.荷重時の痛みである。  3.断端創部の治癒により消失する。  4.早期義足装着は治療に有効である。  (解答4)  (第31回 問題70) 問題228 下腿切断術後に起こりやすい拘縮はどれか。  1.脛骨内旋拘縮  2.膝関節屈曲拘縮  3.股関節伸展拘縮  4.股関節内転拘縮  (解答2)  (第23回 問題85) 問題229 下肢切断後の合併症で義足歩行訓練に有利に働くのはどれか。  1.浮腫  2.幻肢感覚  3.血腫  4.骨突出  (解答2)  (第24回 問題86) 問題230 下肢切断で断端管理の目的として誤っているのはどれか。  1.浮腫予防  2.筋力強化  3.断端成熟促進  4.拘縮予防  (解答2)  (第28回 問題87) 第5節 呼吸器・循環器疾患のリハビリテーション 問題231 呼吸器疾患のリハビリテーションで誤っているのはどれか。  1.速い呼吸を行わせる。  2.腹式呼吸を指導する。  3.呼気時に口をすぼめる。  4.胸郭のストレッチを行う。  (解答1)  (第14回 問題102) 問題232 呼吸困難の程度を表わす分類はどれか。  1.ヒュー・ジョーンズ  2.スタインブロッカー  3.ウェクスラー  4.ブルンストローム  (解答1)  (第16回 問題100) 問題233 慢性閉塞性肺疾患に対する運動療法でボルグ・スケールによる負荷量として最も適切なのはどれか。  1.かなり楽である  2.楽である  3.ややきつい  4.かなりきつい  (解答3)  (第24回 問題88) 問題234 慢性閉塞性換気障害に対するリハビリテーションで誤っているのはどれか。  1.体位ドレナージ  2.胸式呼吸訓練  3.持久力訓練  4.口すぼめ呼吸  (解答2)  (第17回 問題99) 問題235 慢性閉塞性肺疾患患者に対するリハビリテーションで正しいのはどれか。  1.胸式呼吸  2.補助筋呼吸  3.口すぼめ呼吸  4.あえぎ呼吸  (解答3)  (第19回 問題99) 問題236 呼吸リハビリテーションを行う疾患で閉塞性換気障害をきたすのはどれか。  1.筋ジストロフィー症  2.高位頸髄損傷  3.肺線維症  4.肺気腫  (解答4)  (第23回 問題86) 問題237 COPD患者に対する呼吸訓練はどれか。  1.体位変換法  2.口すぼめ法  3.スクイージング  4.バイブレーション  (解答2)  (解説 スクイージングとは、気道に溜まった喀痰をスムーズに出す方法で、排痰ドレナージのひとつである。呼気時に、両手でしっかりと胸を絞り込むように押すことにより、肺の容積変化と気流の変動に合わせて痰の排出を促す方法。)  (第26回 問題83) 問題238 呼吸理学療法のうち、筋緊張を取り除くためのリハビリテーションはどれか。  1.排痰訓練  2.呼吸筋強化訓練  3.リラクセーション  4.全身持久力トレーニング  (解答3)  (第31回 問題72) 問題239 心臓リハビリテーションにおける運動療法の禁忌はどれか。  1.心移植後  2.冠動脈形成術後  3.不安定狭心症  4.末梢動脈閉塞性疾患  (解答3)  (第25回 問題88) 問題240 心臓リハビリテーションで、アンダーソン・土肥の基準において「運動を行わない方がよい」のはどれか。  1.拡張期血圧140mmHg  2.安静時脈拍数90回/分  3.収縮期血圧160mmHg  4.1時間に10回の期外収縮  (解答1)  (第32回 問題72) 第6節 骨関節疾患のリハビリテーション 問題241 五十肩について誤っている記述はどれか。  1.肩関節周囲炎と呼ばれる  2.疼痛が治まるまで安静にする  3.運動前に温熱療法を行う  4.拘縮に対し滑車訓練を行う  (解答2)  (第4回 問題106) 問題242 肩関節周囲炎のリハビリテーションで正しい記述はどれか。  1.疼痛が治まるまでは肩関節を安静にする。  2.拘縮に対してウイリアムズ体操を指導する。  3.運動の前には温熱療法を併用する。  4.夜間に肩をクーリングする。  (解答3)  (第18回 問題100) 問題243 コッドマン体操を行う際の正しい記述はどれか。  1.直立姿勢で行う。  2.片側ずつ実施する。  3.体操前に肩をクーリングする。  4.おもりはできるだけ重い物を用いる。  (解答2)  (第15回 問題100) 問題244 コッドマン体操で正しいのはどれか。  1.直立位で行う。  2.おもりは5kgが適切である。  3.おもりを持ち上げる運動を行う。  4.関節可動域を拡大する。  (解答4)  (第28回 問題89) 問題245 肩関節周囲炎に対するコッドマン体操について正しいのはどれか。  1.直立姿勢で行う。  2.左右方向には動かさない。  3.おもりは100gより重くしない。  4.疼痛が軽減してから開始する。  (解答4)  (第23回 問題89) 問題246 肩関節周囲炎に対するコッドマン体操について正しいのはどれか。  1.仰臥位で行う。  2.関節可動域を拡大する。  3.痛みが強い時期から始める。  4.できるだけ重たいおもりを使う。  (解答2)  (第31回 問題73) 問題247 腰痛について誤っている記述はどれか。  1.直立歩行が原因の一つである。  2.腹腔内の臓器疾患でも起こる。  3.ラセーグ徴候は椎間板ヘルニアでみられる。  4.急性期には股関節・膝関節伸展位を保持させる。  (解答4)  (第3回 問題106) 問題248 腰痛の治療で誤っている記述はどれか。  1.急性期から積極的に腰痛体操を行う。  2.漸増期に腰痛の間欠牽引療法を行う。  3.訓練法にウィリアムズ体操がある。  4.温熱療法を行う。  (解答1)  (第2回 問題99) 問題249 腰痛の治療について正しい記述はどれか。  1.極超短波は衣服の上からの照射では効果かない。  2.軟性コルセットは主に脊柱の動きを制限して効果を示す。  3.持続牽引は20kg程度の重錘で行う。  4.ウイリアムス体操は少なくとも3か月以上続ける。  (解答4)  (解説 軟性コルセットは、腹圧を高めることにより、腰椎や傍脊柱筋の負担を減らす。持続牽引は、安静保持のうえ6〜8sで行う。)  (第9回 問題106) 問題250 腰痛の治療で適切でない記述はどれか。  1.急性期には間歇牽引を行う。  2.持続牽引は6〜8kgの重錘で行う。  3.温熱療法は筋肉のスパズムを除く効果がある。  4.運動療法は腹筋の強化を行う。  (解答1)  (第10回 問題106) 問題251 腰痛の運動療法で正しいのはどれか。  1.治療よりも予防が主な目的である。  2.速いスピードで体幹を動かす。  3.体幹の回旋運動は行わない。  4.腰椎前弯が増強する姿勢を指導する。  (解答1)  (第13回 問題106) 問題252 腰痛に対する運動療法で誤っているのはどれか。  1.腰椎から骨盤にかけてのアライメント矯正  2.体幹・下肢のストレッチ  3.体幹筋の筋力強化  4.体幹の速い回旋運動  (解答4)  (第16回 問題99) 問題253 腰痛に対して行われるリハビリテーションで正しいのはどれか。  1.ウイリアムス体操  2.フレンケル体操  3.ボバース法  4.ボイタ法  (解答1)  (第23回 問題87) 問題254 腰痛症のリハビリテーションで用いられる治療体操はどれか。  1.バージャー体操  2.コッドマン体操  3.フレンケル体操  4.ウィリアムス体操  (解答4)  (第30回 問題73) 問題255 ウィリアムス体操で正しいのはどれか。  1.体幹の伸展を促す。  2.腰椎の前弩を増強させる。  3.肩甲骨周囲筋を強化する。  4.股関節屈筋群を伸張させる。  (解答4)  (第24回 問題89) 問題256 腰痛症に対するリハビリテーションでよく用いられるのはどれか。  1.促通法  2.筋力増強訓練  3.階段昇降訓練  4.巧緻動作訓練  (解答2)  (第29回 問題72) 問題257 整形外科手術と術後の理学療法との組合せで正しいのはどれか。  1.前腕骨観血的整復固定術 ーー 患肢荷重訓練  2.頸椎椎弓形成術 ーー 頸椎牽引  3.人工股関節置換術 ーー 神経筋促通法  4.前十字靱帯再建術 ーー 大腿四頭筋筋力訓練  (解答4)  (第22回 問題95) 問題258 変形性関節症の症状で誤っているのはどれか。  1.関節強直  2.歩行異常  3.筋力低下  4.運動時痛  (解答1)  (第5回 問題106) 問題259 変形性関節症について正しいのはどれか。  1.特徴として骨粗鬆症がある。  2.関節周辺の筋力低下が起こる。  3.膝関節では膝蓋骨の変形が著明である。  4.マッサージを行ってはならない。  (解答2)  (第1回 問題99) 問題260 変形性膝関節症で適切でない記述はどれか。  1.歩行開始時痛がある。  2.関節水腫を起こす。  3.大腿四頭筋の萎縮がみられる。  4.外反変形が多い。  (解答4)  (第6回 問題104) 問題261 変形性膝関節症のリハビリテーションで適切でないのはどれか。  1.大腿四頭筋の強化  2.ハムストリングのストレッチ  3.安静保持の厳守  4.標準体重の保持  (解答3)  (第7回 問題105) 問題262 変形性膝関節症患者に勧めるものとして誤っているのはどれか。  1.柔軟体操  2.プール内歩行  3.登山  4.適正体重の維持  (解答3)  (第13回 問題105) 問題263 変形性膝関節症に対する歩行訓練で誤っているのはどれか。  1.足底挿板を用いる  2.膝関節装具を装着する  3.下肢に重量負荷を行う  4.踵の柔らかい靴を履く  (解答3)  (第19回 問題100) 問題264 変形性膝関節症患者に対する生活指導として誤っているのはどれか。  1.杖の使用  2.減量  3.階段昇降訓練  4.筋力増強訓練  (解答3)  (第26回 問題85) 問題265 変形性膝関節症に対する人工関節置換術後のリハビリテーションで正しいのはどれか。  1.患肢荷重は翌日から開始する。  2.中殿筋の筋力訓練を重視する。  3.伸展角度は30度までに制限する。  4.屈曲角度は90度までに制限する。  (解答1)  (第22回 問題100) 問題266 骨折のリハビリテーションについて誤っている記述はどれか。  1.固定中の関節は等張性の運動を行う。  2.固定されていない関節の運動も行う。  3.下肢では段階的な荷重歩行訓練を行う。  4.関節可動域訓練前に温熱療法を行う。  (解答1)  (第8回 問題106) 問題267 骨折について誤っている記述はどれか。  1.介達牽引は皮膚に絆創膏を巻きつけ、その上から牽引する。  2.直達牽引は骨に鋼線を刺入して牽引する。  3.ギプス固定中も等尺性筋力強化を行う。  4.関節可動域訓練は骨癒合が完成してから行う。  (解答4)  (第10回 問題104) 問題268 大腿骨頸部骨折に対する人工骨頭置換術後のリハビリテーションで誤っているのはどれか。  1.臥床中の排痰訓練  2.両下肢の関節可動域訓練  3.座位からの立ち上がり訓練  4.患部への極超短波療法  (解答4)  (第14回 問題104) 問題269 大腿骨頸部骨折に対する人工骨頭置換術後のリハビリテーションで正しいのはどれか。  1.骨盤牽引を行う。  2.早期に荷重を開始する。  3.股関節内旋運動を行う。  4.患部に極超短波療法を行う。  (解答2)  (第23回 問題88) 問題270 大腿骨頸部骨折のリハビリテーションで正しいのはどれか。  1.リハビリテーションは手術後から開始する。  2.内固定術の場合、脱臼肢位に注意する。  3.術後疼痛緩和のために極超短波療法を行う。  4.人工骨頭置換術の場合、術直後から歩行訓練を行う。  (解答4)  (第25回 問題89) 問題271 大腿骨頸部骨折に対する人工骨頭置換術後のリハビリテーションで正しいのはどれか。  1.ホットパックは行わない。  2.階段昇降訓練は行わない。  3.患肢の荷重は術後2か月まで行わない。  4.術後早期は股関節の過度な屈曲は行わない。  (解答4)  (第29回 問題73) 問題272 大腿骨頸部骨折に対する人工骨頭置換術後のリハビリテーションで正しいのはどれか。  1.早期から入浴動作訓練を行う。  2.早期から関節可動域訓練は最大域まで行う。  3.早期から健側の筋力強化訓練も行う。  4.術後8週から荷重を開始する。  (解答3)  (第32回 問題73) 問題273 慢性関節リウマチで正しいのはどれか。  1.関節の炎症はない。  2.急性再燃することがある。  3.骨性強直は起こらない。  4.筋強化訓練は不要である。  (解答2)  (第1回 問題100) 問題274 慢性関節リウマチについて正しい記述はどれか。  1.手足のこわばりは夜間に増悪する。  2.関節症状以外に心肺症状の併発に注意する。  3.手指の変形はまれである。  4.クラス1の機能障害では寝たきりとなる。  (解答2)  (第3回 問題104) 問題275 慢性関節リウマチで誤っている記述はどれか。  1.高齢者の発症は少ない  2.中手指節関節に多い  3.炎症症状に応じて運動療法を行う  4.関節可動域訓練は強力に行う  (解答4)  (第4回 問題104) 問題276 慢性関節リウマチについて誤っている記述はどれか。  1.膠原病に属する。  2.男性に多い。  3.疼痛は気候と関係が深い。  4.筋力訓練は自動運動を中心に行う。  (解答2)  (第8回 問題105) 問題277 慢性関節リウマチの自助具として適切でないのはどれか。  1.柄の短い歯ブラシ  2.握りの太いスプーン  3.柄の直角なフォーク  4.てこを応用した蛇口ひねり  (解答1)  (第10回 問題103) 問題278 慢性関節リウマチのリハビリテーションで適切でないのはどれか。  1.巧緻動作訓練を行う。  2.強い抵抗運動を行う。  3.自助具を積極的に利用する。  4.疼痛軽減に物理療法を行う。  (解答2)  (第7回 問題104) 問題279 慢性関節リウマチ患者の理学療法で適切でないのはどれか。  1.鉄アレーを用いた筋力増強  2.歩行器を用いた歩行訓練  3.氷を用いた寒冷療法  4.パラフィンを用いた温熱療法  (解答1)  (第5回 問題105) 問題280 慢性関節リウマチの温熱療法の効果で誤っている記述はどれか。  1.関節の変形が改善する。  2.関節の痛みが軽くなる。  3.筋のスパズムが軽くなる。  4.末梢血管が拡張する。  (解答1)  (第6回 問題105) 問題281 末梢神経の障害で鷲手を起こすのはどれか。  1.正中神経  2.尺骨神経  3.橈骨神経  4.腋窩神経  (解答2)  (第20回 問題100) 問題282 上腕後面への圧迫で生じる末梢神経麻痺に用いる装具はどれか。  1.長対立装具  2.ナックルベンダー  3.コックアップスプリント  4.フレキサーヒンジスプリント  (解答3)  (第22回 問題99) 問題283 末梢神経麻痺と適合する装具の組合せで正しいのはどれか。  1.橈骨神経麻痺 ーー 肩関節装具  2.正中神経麻痺 ーー 短対立装具  3.腋窩神経麻痺 ーー ナックルベンダー  4.尺骨神経麻痺 ーー コックアップスプリント  (解答2)  (第30回 問題74) 問題284 機能障害と適合する上肢装具の組合せで正しいのはどれか。  1.下垂手 ―― コックアップスプリント  2.猿手 ―― スパイダー装具  3.鷲手 ―― 短対立装具  4.MP関節屈曲拘縮 ―― ナックルベンダー  (解答1)  (第32回 問題66) 第7節 神経疾患のリハビリテーション パーキンソン病のリハビリテーション 問題285 パーキンソン病の症状で誤っているのはどれか。  1.振戦  2.片麻痺  3.すくみ足  4.仮面様顔貌  (解答2)  (第27回 問題90) 問題286 パーキンソン病の症候で正しいのはどれか。  1.痙縮  2.対麻痺  3.けいれん  4.仮面様顔貌  (解答4)  (第29回 問題74) 問題287 パーキンソン病でよくみられるのはどれか。  1.反張膝  2.分回し歩行  3.小刻み歩行  4.膝折れ  (解答3)  (第26回 問題79) 問題288 パーキンソン病の症状で正しいのはどれか。  1.固縮  2.弛緩性麻痺  3.温痛覚低下  4.運動失調  (解答1)  (第31回 問題74) 問題289 パーキンソン病でみられやすい症状はどれか。  1.痙縮  2.振戦  3.喘鳴  4.尿閉  (解答2)  (第32回 問題74) 問題290 パーキンソン病患者に対する歩行訓練で最も有効なのはどれか。  1.できるだけ速く歩く。  2.方向転換を繰り返す。  3.止まってから歩く動作を繰り返す。  4.横に引いた線をまたぎながら歩く。  (解答4)  (第23回 問題90) 問題291 パーキンソン病のリハビリテーションについて正しいのはどれか。  1.末期には無効である。  2.寒冷療法が有効である。  3.筋力訓練は無効である。  4.薬が効いているときに行う。  (解答4)  (第24回 問題90) 問題292 脊髄小脳変性症の失調症状に対するリハビリテーションで正しいのはどれか。  1.発症早期から車椅子操作訓練を行う。  2.上肢に重錘を巻くと歩行が安定する。  3.立位姿勢でのバランス訓練が有効である。  4.メトロノームを用いた歩行訓練が有効である。  (解答3)  (第28回 問題90) 基礎運動学編 第1章 運動学基礎 第2章人体の構造と機能 第3章 姿勢と運動のコントロール 問題293 健常成人の立位姿勢で側方からみて重心線が通らないのはどれか。  1.耳垂  2.胸骨  3.大転子  4.膝関節前面  (解答2)  (第14回 問題99) 問題294 正常立位姿勢で重心線が通る部位として正しいのはどれか。  1.第3頸椎  2.第3胸椎  3.第7胸椎  4.第5腰椎  (解答4)  (第21回 問題96) 問題295 人体における側方からみた重心線の通る位置で正しいのはどれか。  1.眉間  2.乳頭  3.大転子  4.アキレス腱付着部  (解答3)  (第29回 問題67) 問題296 立位姿勢が安定する要因で正しい記述はどれか。  1.重心の位置が高い。  2.支持面が狭い。  3.重心線が支持面に落ちる。  4.体重が軽い。  (解答3)  (第7回 問題100) 問題297 運動障害について誤っている組み合わせはどれか。  1.錐体路障害 ーー 痙性麻痺  2.錐体外路障害 ーー 不随意運動  3.脊髄損傷 ーー 固縮  4.末梢神経損傷 ーー 弛緩性麻痺  (解答3)  (第10回 問題97) 問題298 錐体路の障害で生じるのはどれか。  1.アテトーゼ  2.痙性麻痺  3.運動失調  4.筋の固縮  (解答2)  (第25回 問題83) 問題299 錐体路障害で生じるのはどれか。  1.固縮  2.鉛管現象  3.共同運動  4.腱反射消失  (解答3)  (第21回 問題93) 問題300 錐体外路障害の症状はどれか。  1.協調運動障害  2.痙性麻痺  3.固有感覚障害  4.温痛覚低下  (解答1)  (第20回 問題97) 問題301 反射現象で誤っているのはどれか。  1.単シナプス反射は一つのニューロンによって成り立っている。  2.膝蓋腱反射は大腿四頭筋の伸張反射である。  3.痙性麻痺では深部腱反射が亢進している。  4.バビンスキー反射は病的反射である。  (解答1)  (第1回 問題97) 問題302 筋が伸長しながら収縮するのはどれか。  1.強縮  2.単収縮  3.遠心性収縮  4.等尺性収縮  (解答3)  (第23回 問題82) 問題303 深部感覚でないのはどれか。  1.温度覚  2.位置覚  3.運動覚  4.振動覚  (解答1)  (第3回 問題100) 問題304 関節の種類でラセン関節に分類されるのはどれか。  1.橈骨手根関節  2.第1手根中手関節  3.距腿関節  4.肩関節  (解答3)  (第8回 問題100) 問題305 関節の運動方向と動作との組み合わせで正しいのはどれか。  1.母指の対立 ーー 物をつまむ。  2.前腕の回内 ーー 顔を洗う。  3.肩の伸展 ーー 手を前にあげる。  4.股関節の内旋 ーー あぐらをかく。  (解答1)  (第6回 問題99) 問題306 動作と関節の運動方向との組合せで正しいのはどれか。  1.ワイシャツのボタンをかける ーー 肩関節外旋  2.顔を洗う ーー 前腕回外  3.あぐらをかく ーー 股関節内旋  4.背伸びをする ーー 足関節伸展  (解答2)  (第11回 問題102) 第4章 上肢の運動 問題307 肩関節について誤っているのはどれか。  1.球関節である。  2.屈曲とは上腕の前方挙上のことである。  3.肩の運動の際には鎖骨も同時に動く。  4.大胸筋により外転する。  (解答4)  (第1回 問題98) 問題308 肩関節の運動で誤っているのはどれか。  1.屈曲  2.内旋  3.内転  4.回内  (解答4)  (第4回 問題99) 問題309 肩関節の外転運動に関与しないのはどれか。  1.胸鎖関節  2.胸肋関節  3.肩鎖関節  4.肩甲上腕関節  (解答2)  (第9回 問題100) 問題310 肩関節の運動方向で誤っているのはどれか。  1.伸展  2.外転  3.内旋  4.外反  (解答4)  (第10回 問題98) 問題311 肘関節屈曲と前腕回外の作用をもつ筋はどれか。  1.上腕筋  2.肘筋  3.上腕二頭筋  4.尺側手根屈筋  (解答3)  (第32回 問題67) 問題312 前腕にのみみられる動きはどれか。  1.回内  2.屈曲  3.伸展  4.内転  (解答1)  (第7回 問題99) 問題313 肘関節屈曲と前腕回外の作用をもつ筋はどれか。  1.上腕筋  2.腕橈骨筋  3.上腕二頭筋  4.上腕三頭筋  (解答3)  (第30回 問題68) 問題314 前腕が回外位となる動作はどれか。  1.ピアノを弾く。  2.瓶のふたを開ける。  3.床にぞうきんがけをする。  4.両手で水をすくう。  (解答4)  (第13回 問題101) 問題315 手指変形で遠位指節間関節が過伸展位となるのはどれか。  1.手内在筋劣位の変形  2.槌指  3.ボタン穴変形  4.スワンネック変形  (解答3)  (解説 骨間筋および虫様筋などの内在筋を働かせたときには、MP関節は屈曲し、IP関節が伸展する。これを手内在筋優位肢位という。逆に内在筋が麻痺した状態でMP関節が過伸展し、IP関節が屈曲位を呈するのを手内在筋劣位肢位と呼ぶ。 槌指は、末節骨に付着する伸筋腱の断裂もしくは伸筋腱付着部の骨折によりDIP関節の伸展が不可能となる。突き指でよく見かける。 ボタン穴変形は、MP関節の背屈、PIP関節の掌屈、DIP関節の過伸展が特徴である。 スワンネック変形はMP関節屈曲、PIP関節過伸展、DIP関節屈曲が特徴である。)  (第12回 問題99) 第5章 脊柱の運動 問題316 脊柱について正しい記述はどれか。  1.頸椎には回旋できる部分がある。  2.胸椎は前弯している。  3.腰椎は最も可動性が大きい。  4.仙椎が前傾すると円背となる。  (解答1)  (第2回 問題101) 問題317 立位時に生理的にみられないのはどれか。  1.頸椎前弯  2.腰椎後弯  3.膝関節外反  4.足のアーチ  (解答2)  (第10回 問題100) 第6章 下肢の運動 問題318 股関節を動かす作用のない筋はどれか。  1.大内転筋  2.縫工筋  3.半腱様筋  4.外側広筋  (解答4)  (第11回 問題99) 問題319 膝関節について誤っている記述はどれか。  1.大腿骨と脛骨との角度は軽度内反している。  2.内側と外側の半月板をもつ。  3.大腿四頭筋は強力な伸筋である。  4.膝蓋骨は種子骨である。  (解答1)  (第5回 問題102) 問題320 足の変形と原因となる筋との組合せで正しいのはどれか。  1.槌指 ーー 長指伸筋  2.外反母趾 ーー 長母指伸筋  3.尖足 ーー 短腓骨筋  4.内反足 ーー 後脛骨筋  (解答4)  (第21回 問題97) 第7章 正常歩行と歩行の異常 問題321 歩行について正しい記述はどれか。  1.踏み切りとは踵が床を離れた時をいう。  2.立脚中期とは全体重がその足に乗っている時をいう。  3.立脚期と遊脚期との時間の割合は5対5である。  4.正常歩行には二重支持作用はない。  (解答2)  (第2回 問題100) 問題322 正常の歩行周期で踵接地の次にくるのはどれか。  1.足底接地  2.踵離れ  3.つま先離れ  4.遊脚期  (解答1)  (第6回 問題100) 問題323 正常歩行の立脚中期にみられないのはどれか。  1.骨盤の傾斜  2.膝関節屈曲  3.足関節屈曲 (底屈)  4.下腿三頭筋の収縮  (解答3)  (第14回 問題100) 問題324 正常歩行における右足の踵接地時の説明として誤っている記述はどれか。  1.左股関節は屈曲位にある。  2.右前脛骨筋が活動している。  3.骨盤は右側が前方に回旋している。  4.歩行周期において二重支持期にある。  (解答1)  (第18回 問題96) 問題325 脳卒中片麻痺の特徴的な異常歩行はどれか。  1.分回し歩行  2.あひる歩行  3.小刻み歩行  4.墜落性跛行  (解答1)  (第24回 問題83) 問題326 疾患と歩行との組み合わせで誤っているのはどれか。  1.パーキンソン病 ーー こきざみ歩行  2.脳性麻痺 ーー アヒル歩行  3.小脳性失調 ーー よろめき歩行  4.脳卒中 ーー 分回し歩行  (解答2)  (第5回 問題97) 問題327 異常歩行と疾患の組合せで正しいのはどれか。  1.鶏歩 …… 筋ジストロフィー  2.小刻み歩行 …… 変形性股関節症  3.失調性歩行 …… 小脳梗塞  4.トレンデレンブルグ歩行 …… パーキンソン病  (解答3)  (第27回 問題83) 問題328 異常歩行について正しい組み合わせはどれか。  1.分回し歩行 ーー 小脳性失調  2.こきざみ歩行 ーー パーキンソン病  3.はさみ足歩行 ーー 進行性筋ジストロフィー症  4.トレンデレンブルグ歩行 ーー 脊髄損傷  (解答2)  (第9回 問題101) 問題329 異常歩行とその原因との組合せで誤っているのはどれか。  1.墜落跛行 ーー 脚長差  2.間欠跛行 ーー 閉塞性動脈硬化症  3.大殿筋歩行 ーー 筋ジストロフィー症  4.はさみ脚歩行 ーー 大腿四頭筋筋力低下  (解答4)  (第17回 問題95) 問題330 疾患と歩行との組み合わせで正しいのはどれか。  1.脳血管障害 ーー 大また歩行  2.小脳性失調 ーー トレンデレンブルグ歩行  3.パーキンソン病 ーー すくみ足歩行  4.筋ジストロフィ ーー よろめき歩行  (解答3)  (第2回 問題98) 問題331 鶏歩がみられるのはどれか。  1.パーキンソン病  2.筋ジストロフィー症  3.膝前十字靭帯損傷  4.総腓骨神経麻痺  (解答4)  (第13回 問題102) 問題332 突進歩行がみられるのはどれか。  1.パーキンソン病  2.先天性股関節脱臼  3.腰椎椎間板ヘルニア  4.進行性筋ジストロフィー  (解答1)  (第15回 問題97) 問題333 異常歩行で誤っているのはどれか。  1.痙性麻痺では内反尖足になりやすい。  2.失調性歩行では両足を広げる傾向がある。  3.片麻痺では分まわし歩行が見られる。  4.パーキンソン症候群では歩幅が大きい。  (解答4)  (第1回 問題102) 問題334 パーキンソン病にみられる運動障害で適切でないのはどれか。  1.折りたたみナイフ現象  2.リズム形成障害  3.すくみ現象  4.運動の切り換え困難  (解答1)  (第12回 問題102) 問題335 パーキンソン病にみられる症状はどれか。  1.痙縮  2.企図振戦  3.鉛管現象  4.折りたたみナイフ現象  (解答3)  (第25回 問題90)