第1編 臨床医学総論の概要 問題1 他覚的身体所見はどれか。  1.動悸  2.胸痛  3.息切れ  4.心尖拍動  (解答4)  (第8回 問題73) 問題2 身体の診察で正しい記述はどれか。  1.腹部触診は疼痛部から行う。  2.橈骨動脈の拍動は左が右より強い。  3.心臓部は打診で濁音を呈する。  4.高周波音はベル型で聴診する。  (解答3)  (第9回 問題70) 第2編 主な診察法と検査法 第1章 問診法 問題3 問診で誤っている記述はどれか。  1.問診は主訴から始める。  2.問診内容については守秘義務がある。  3.家族歴は現病歴に含める。  4.輸血歴は既往歴に含める。  (解答3)  (第12回 問題65) 問題4 過去の疾患・処置が原因となる疾病で適切でないのはどれか。  1.リウマチ熱後の心臓弁膜症  2.扁桃炎後の糸球体腎炎  3.輸血後の骨粗鬆症  4.心筋梗塞後の心室細動  (解答3)  (第19回 問題62) 問題5 我が国における認知症のうち、アルツハイマー型に次いで多いのはどれか。  1.血管性  2.前頭側頭型  3.レビー小体型  4.アルコール性  (解答1)  (第31回 問題37) 問題6 中高年の失明原因として最も多いのはどれか。  1.緑内障  2.加齢黄斑変性症  3.糖尿病性網膜症  4.網膜色素変性症  (解答1)  (第31回 問題46) 第2章 視診法 問題7 ヒポクラテス顔貌がみられるのはどれか。  1.うつ病  2.パーキンソン病  3.クッシング症候群  4.がんの末期  (解答4)  (第27回 問題49) 問題8 視診所見と疾患の組合せで正しいのはどれか。  1.眼球突出 ーー アジソン病  2.満月様顔貌 ーー クッシング症候群  3.仮面様顔貌 ーー アルツハイマー病  4.眼瞼下垂 ーー 橋本病  (解答2)  (第23回 問題48) 問題9 視診所見と疾患の組合せで正しいのはどれか。  1.マン・ウェルニッケ肢位 ――― クッシング症候群  2.眼球突出 ―――――――――― マルファン症候群  3.満月様顔貌 ――――――――― バセドウ病  4.仮面様顔貌 ――――――――― パーキンソン病  (解答4)  (第31回 問題45) 問題10 歩行異常について正しい組合せはどれか。  1.随意跛行 ーー 先天性股関節脱臼  2.間欠跛行 ーー 小児股関節結核  3.はさみ脚歩行 ーー 脳性小児麻痺  4.墜落跛行 ーー 片麻痺  (解答3)  (第13回 問題68) 問題11 歩行異常と疾患との組合せで正しいのはどれか。  1.動揺性歩行 ーー 多発性神経炎  2.痙性歩行 ーー 筋ジストロフィー症  3.鶏歩 ーー 胸髄部脊髄腫瘍  4.突進現象 ーー パーキンソン病  (解答4)  (第18回 問題59) 問題12 歩行異常と疾患の組合せで正しいのはどれか。  1.間欠跛行 ーー 小脳変性症  2.失調性歩行 ーー 多発筋炎  3.突進歩行 ーー パーキンソン病  4.痙性歩行 ーー 筋ジストロフィー  (解答3)  (第24回 問題53) 問題13 歩行異常と疾患の組合せで正しいのはどれか。  1.間欠跛行 ーー 多発性筋炎  2.失調性歩行 ーー バージャー病  3.痙性歩行 ーー 脳性麻痺  4.トレンデレンブルグ歩行 ーー 腓骨神経麻痺  (解答3)  (第26回 問題52) 問題14 発育性股関節形成不全(先天性股関節脱臼)でみられるのはどれか。  1.鶏歩  2.はさみ脚歩行  3.動揺性歩行  4.トレンデレンブルグ歩行  (解答4)  (第24回 問題51) 問題15 中枢神経疾患でみられやすい歩行はどれか。  1.鶏歩  2.間欠跛行  3.失調性歩行  4.動揺性歩行  (解答3)  (第31回 問題38) 問題16 異常歩行と疾患の組合せで正しいのはどれか。  1.酩酊歩行 ―― 小脳梗塞  2.小刻み歩行 ―― 視床出血  3.分回し歩行 ―― 変形性股関節症  4.トレンデレンブルグ歩行 ―― パーキンソン病  (解答1)  (第32回 問題43) 問題17 貧血の症状でないのはどれか。  1.動悸  2.息切れ  3.易疲労性  4.顔面紅潮  (解答4)  (第15回 問題65) 問題18 貧血をきたす疾患はどれか。  1.パーキンソン病  2.高血圧症  3.全身性エリテマトーデス  4.高脂血症  (解答3)  (第18回 問題64) 問題19 貧血を疑う症状はどれか。  1.徐脈  2.顔面蒼白  3.振戦  4.多尿  (解答2)  (第19回 問題64) 問題20 動眼神経麻痺で認められる所見はどれか。  1.縮瞳  2.外斜視  3.共同偏視  4.眼球陥凹  (解答2)  (第12回 問題73) 問題21 末梢性顔面神経麻痺の症状で誤っているのはどれか。  1.表情筋の左右非対称  2.兎眼  3.顔面の感覚障害  4.味覚障害  (解答3)  (第15回 問題62) 問題22 障害により涙液・唾液分泌の異常をきたすのはどれか。  1.三叉神経  2.顔面神経  3.舌咽神経  4.舌下神経  (解答2)  (第25回 問題49) 問題23 症候と傷害されている神経との組合せで誤っているのはどれか。  1.眼瞼下垂 ーー 動眼神経  2.味覚障害 ーー 滑車神経  3.ベル麻痺 ーー 顔面神経  4.嚥下障害 ーー 舌下神経  (解答2)  (第3回 問題73) 問題24 神経障害により下垂手をきたすのはどれか。  1.正中神経  2.尺骨神経  3.橈骨神経  4.長胸神経  (解答3)  (第16回 問題59) 問題25 姿勢と疾患との組合せで正しいのはどれか。  1.起座位 ーー 胆嚢炎  2.除皮質硬直 ーー 橋出血  3.後弓反張 ーー 破傷風  4.エビ姿勢 ーー 心不全  (解答3)  (解説 哺乳動物の大脳皮質を除去すると、網様体を介してγ遠心系のインパルス発射を抑制する皮質領野が取り除かれ、中等度の固縮が生じる。臨床的には、上肢を屈曲、すなわち肩を内転、肘・手首・手指を屈曲し、一方下肢は伸展、内旋し、足背は伸展した肢位としてみられ、対側の内包〜大脳脚頭側の中等度以上の障害を意味する。)  (第21回 問題58) 問題26 視診と疾患との組合せで正しいのはどれか。  1.太鼓ばち指 ーー 肺気腫  2.チアノーゼ ーー 僧帽弁閉鎖不全症  3.赤色皮膚線条 ーー アジソン病  4.色素沈着 ーー クッシング症候群  (解答1)  (第18回 問題67) 問題27 「30歳の男性。バイク事故で上腕骨骨幹部を骨折した。」最も損傷しやすい神経はどれか。  1.筋皮神経  2.正中神経  3.尺骨神経  4.橈骨神経  (解答4)  (第21回 問題63) 問題28 猿手をきたす罹患神経はどれか。  1.筋皮神経  2.橈骨神経  3.正中神経  4.尺骨神経  (解答3)  (第22回 問題68) 問題29 神経麻痺と関係しない変形はどれか。  1.猿手  2.鷲手  3.下垂手  4.デュプイトラン拘縮  (解答4)  (第14回 問題61) 問題30 手指の変形と疾患の組合せで正しいのはどれか。  1.スワンネック変形 ――― 変形性関節症  2.クモ状指 ――――――― マルファン症候群  3.ヘバーデン結節 ―――― 感染性心内膜炎  4.太鼓ばち指 ―――――― 関節リウマチ  (解答2)  (第31回 問題43) 問題31 筋緊張について正しいのはどれか。  1.末梢神経障害で亢進する。  2.錐体路障害では変わらない。  3.錐体外路障害で鉛管様となる。  4.小脳障害で弛緩する。  (解答3)  (第26回 問題45) 問題32 下肢からのリンパの流れが減少するのはどれか。  1.仰臥位から立位への体位変換  2.遠位から近位へのマッサージ  3.静脈弁の閉鎖不全  4.散歩程度の運動  (解答1)  (解説 静脈弁閉鎖不全では、静脈血の環流障害のためりんぱの流れは増加する。)  (第11回 問題66) 問題33 全身性浮腫でないのはどれか。  1.心臓性浮腫  2.腎性浮腫  3.低栄養性浮腫  4.炎症性浮腫  (解答4)  (第8回 問題71) 問題34 浮腫が最もみられやすいのはどれか。  1.慢性肝炎  2.ネフローゼ症候群  3.気管支喘息  4.関節リウマチ  (解答2)  (第28回 問題53) 問題35 浮腫の原因となるのはどれか。  1.慢性肝炎  2.ネフローゼ症候群  3.胃食道逆流症  4.脂質異常症  (解答2)  (解説 ネフローゼ症候群とは蛋白尿、低蛋白血症、高脂血症、浮腫をきたす病態の総称である。)  (第30回 問題46) 問題36 浮腫の原因とならない疾患はどれか。  1.心不全  2.腎炎  3.栄養失調  4.痛風  (解答4)  (第3回 問題70) 問題37 浮腫の原因となるのはどれか。  1.高尿酸血症  2.肝硬変  3.気管支喘息  4.前立腺肥大症  (解答2)  (第29回 問題46) 問題38 浮腫がみられないのはどれか。  1.急性腎炎  2.肝硬変  3.甲状腺機能低下症  4.副甲状腺機能低下症  (解答4)  (第13回 問題70) 問題39 浮腫をきたす疾患として、適切でないのはどれか。  1.うっ血性心不全  2.急性肝炎  3.ネフローゼ症侯群  4.急性腎炎  (解答2)  (解説 劇症肝炎という急性肝炎では、腹水や下腿の浮腫が3〜5割でみられるため、不適切な問題である。)  (第4回 問題72) 問題40 浮腫をきたさない疾患はどれか。  1.肝硬変  2.心不全  3.甲状腺機能亢進症  4.腎不全  (解答3)  (第18回 問題66) 問題41 浮腫と症状との組合せで誤っているのはどれか。  1.心臓性浮腫 ーー 下肢に初発  2.腎性浮腫 ーー 顔面に初発  3.肝性浮腫 ーー 腹水  4.低栄養性浮腫 ーー 静脈怒張  (解答4)  (解説 低栄養性浮腫は血漿浸透圧の低下によるもので静脈圧とは関係ない。)  (第7回 問題69) 問題42 心臓性浮腫の初期の特徴として適切なのはどれか。  1.顔面、特に上眼瞼に出現する。  2.全身性に高度の浮腫をきたす。  3.発赤、熱感、疼痛を伴う。  4.下肢に出現する傾向にある。  (解答4)  (第25回 問題50) 問題43 浮腫が起こりにくい部位はどれか。  1.下腿  2.足背  3.手掌  4.眼の周囲  (解答3)  (第10回 問題67) 問題44 浮腫の成因として最も関連の低いのはどれか。  1.血小板減少症  2.低アルブミン血症  3.うっ血性心不全  4.ネフローゼ症候群  (解答1)  (第13回 問題62) 問題45 発疹の種類で原発疹はどれか。  1.鱗屑  2.色素斑  3.びらん  4.膿瘍  (解答2)  (第10回 問題66) 問題46 伝染性膿痂疹について正しい記述はどれか。  1.緑膿菌感染が原因となる。  2.びらんを生じやすい。  3.瘢痕を残し治癒する。  4.再発しない。  (解答2)  (解説 伝染性膿痂疹とはブドウ球菌,連鎖球菌などの化膿球菌が表皮浅層に感染して水疱ないし膿疱を形成するもの.乳幼児から小児に好発し,成人にはほとんどない.健常皮膚面または外傷,虫さされの後に小水疱が生じ,容易に破れてびらん面を呈した後,結痂し痂皮脱落して治癒する.瘢痕は残さない.)  (第8回 問題65) 問題47 発疹をきたさないのはどれか。  1.麻疹  2.梅毒  3.流行性耳下腺炎  4.猩紅熱  (解答3)  (解説  麻疹:コプリク斑  梅毒:バラ疹  猩紅熱:苺舌が有名であるが、1〜2日後、非融合性の紅色小丘疹が全身に密に出現する。)  (第17回 問題62) 問題48 皮下出血がみられる疾患はどれか。  1.紫斑病  2.関節リウマチ  3.肺気腫  4.過敏性腸症候群  (解答1)  (第19回 問題65) 問題49 肝硬変のときにみられる顔色で正しいのはどれか。  1.蒼白  2.紅潮  3.チアノーゼ  4.黄疸  (解答4)  (第1回 問題66) 問題50 皮膚の色調で、還元ヘモグロビン濃度の上昇によってみられるのはどれか。  1.蒼白  2.潮紅  3.色素沈着  4.チアノーゼ  (解答4)  (第32回 問題41)   問題51 肺からの出血に最も関連のある症状はどれか。  1.吐血  2.喀血  3.下血  4.血尿  (解答2)  (第13回 問題61) 問題52 黄疸をきたさない疾患はどれか。  1.急性肝炎  2.脂肪肝  3.胆石症  4.溶血性貧血  (解答2)  (第3回 問題71) 問題53 眼瞼下垂をきたさないのはどれか。  1.重症筋無力症  2.動眼神経麻痺  3.外転神経麻痺  4.ホルネル症候群  (解答3)  (第14回 問題68) 問題54 眼裂狭小がみられるのはどれか。  1.ホルネル症候群  2.顔面神経麻痺  3.バセドウ病  4.眼窩内腫瘍  (解答1)  (第20回 問題66) 問題55 巨大舌がみられるのはどれか。  1.甲状腺機能亢進症  2.ベーチェット病  3.アミロイドーシス  4.猩紅熱  (解答3)  (第13回 問題65) 問題56 疾患と症状との組合せで正しいのはどれか。  1.ジフテリア ーー アフタ性潰瘍  2.百日咳 ーー コプリック斑  3.猩紅熱 ーー いちご舌  4.麻疹 ーー 咽頭偽膜形成  (解答3)  (第10回 問題72) 問題57 ハンター舌炎がみられるのはどれか。  1.溶血性貧血  2.鉄欠乏性貧血  3.巨赤芽球性貧血  4.再生不良性貧血  (解答3)  (第22回 問題62) 問題58 規則的な運動を示す不随意運動はどれか。  1.振戦  2.アテトーゼ  3.舞踏運動  4.ジストニア  (解答1)  (第27回 問題45) 問題59 痙性斜頸と関連があるのはどれか。  1.ジストニア  2.ミオクローヌス  3.アテトーゼ  4.ジスキネジー  (解答1)  (第22回 問題63) 問題60 失語症で言われたことが理解できないのはどれか。  1.運動失語  2.感覚失語  3.伝導失語  4.健忘失語  (解答2)  (第27回 問題46) 問題61 誤っている組合せはどれか。  1.スワンネック変形 ーー 関節リウマチ  2.ヘバーデン結節 ーー 変形性関節症  3.デュプイトレン拘縮 ーー 痛風  4.クモ状指 ーー マルファン症候群  (解答3)  (第12回 問題75) 問題62 貧血で正しいのはどれか。  1.徐脈となる。  2.眼球結膜が充血する。  3.鉄欠乏は原因の一つである。  4.血液データの赤血球数で診断される。  (解答3)  (第30回 問題42) 問題63 疾患と所見の組合せで正しいのはどれか。  1.鉄欠乏性貧血 ーー スプーン状爪  2.急性白血病 ーー 関節内血腫  3.特発性血小板減少性紫斑病 ーー 脾腫  4.血友病 ーー リンパ節腫大  (解答1)  (第23回 問題56) 問題64 肥満をきたす疾患はどれか。  1.クッシング症候群  2.アジソン病  3.バセドウ病  4.尿崩症  (解答1)  (第7回 問題65) 問題65 体重増加をきたす疾患はどれか。  1.甲状腺機能亢進症  2.パーキンソン症候群  3.クッシング症候群  4.アジソン病  (解答3)  (第25回 問題53) 問題66 単純性肥満で誤っている記述はどれか。  1.脂肪沈着は体幹に限局する。  2.内分泌機能は正常である。  3.摂取カロリーの過剰による。  4.遺伝性因子が関与する。  (解答1)  (第8回 問題67) 問題67 肥満を呈する疾患はどれか。  1.シーハン症候群  2.シモンズ病  3.アジソン病  4.メタボリックシンドローム  (解答4)  (第20回 問題65) 問題68 中心性肥満がみられるのはどれか。  1.クッシング症候群  2.橋本病  3.バセドウ病  4.先端巨大症  (解答1)  (第19回 問題61) 問題69 多毛がみられるのはどれか。  1.クレチン症  2.甲状腺機能亢進症  3.副甲状腺機能亢進症  4.クッシング症候群  (解答4)  (第12回 問題67) 問題70 次の文で示す症例で最も適切な疾患はどれか。  「7歳の男児。外傷などの誘因はなく、右大腿から膝関節の痛みを訴えて来院した。」  1.ペルテス病  2.発育性股関節形成不全  3.先天性内反足  4.モートン病  (解答1)  (解説:ペルテス病とは成長期、特に4〜8歳の男児にみられる大腿骨頭の虚血性壊死を生じる疾患。疼痛や歩き方の異常で発症する。疼痛は股関節部だけでなく、大腿や膝関節部の場合がある。3年程度で骨壊死は自然治癒することが多いが、骨頭変形が永続することがある。)  (第28回 問題47) 問題71 小児運動器疾患と所見の組合せで正しいのはどれか。  1.発育性股関節形成不全(先天性股関節脱臼) ーー 股関節内転制限  2.ペルテス病 ーー 外旋拘縮  3.大腿骨頭すべり症 ーー ドレーマン徴候  4.内反足 ーー 扁平足  (解答3)  (第24回 問題49) 問題72 腹部視診の所見と疾患との組合せで正しいのはどれか。  1.赤色皮膚線条 ーー 急性膵炎  2.臍周囲腹壁静脈怒張 ーー 肝硬変  3.腹部膨隆 ーー 胃潰瘍  4.鼡径部手術痕 ーー 虫垂炎  (解答2)  (第19回 問題60) 問題73 臍部から放射状に走る腹壁静脈怒張をきたすのはどれか。  1.肝硬変  2.下大静脈血栓症  3.臍ヘルニア  4.急性膵炎  (解答1)  (第15回 問題68) 問題74 振戦を主訴とする疾患はどれか。  1.進行性球麻痺  2.脳梗塞  3.パーキンソン病  4.ギラン・バレー症候群  (解答3)  (第8回 問題76) 問題75 静止時振戦が特徴的にみられるのはどれか。  1.パーキンソン病  2.甲状腺機能亢進症  3.多発性硬化症  4.アルコール中毒  (解答1)  (第11回 問題76) 問題76 門脈圧亢進症による症状はどれか。  1.黄疸  2.くも状血管腫  3.女性化乳房  4.内痔核  (解答4)  (第11回 問題68) 問題77 外傷性脱臼で起こらないのはどれか。  1.疼痛  2.腫脹  3.変形  4.脂肪塞栓  (解答4)  (解説 脂肪塞栓は骨折・骨の手術後などでみられる。)  (第10回 問題76) 問題78 脊柱の生理的弯曲で正しいのはどれか。  1.頚椎前弯  2.胸椎前弯  3.腰椎後弯  4.仙椎前弯  (解答1)  (第9回 問題72) 問題79 疾患と症状との組合せで誤っているのはどれか。  1.慢性膵炎 ーー 背部痛  2.肝硬変 ーー クモ状血管腫  3.胃潰瘍 ーー 喀血  4.クローン病 ーー 下痢  (解答3)  (第14回 問題62) 第3章 触診法 問題80 触診について正しいのはどれか。  1.聴診より先に行う。  2.最初は力を強く加える。  3.疼痛のある部位は最後に行う。  4.体位変換は避ける。  (解答3)  (第24回 問題50) 問題81 現代医学における腹部の触診について正しいのはどれか。  1.聴診より先に行う。  2.下肢は屈曲させる。  3.胸式呼吸をさせる。  4.疼痛部位から触れる。  (解答2)  (第32回 問題40) 問題82 体表から最も触知しやすい神経はどれか。  1.筋皮神経  2.橈骨神経  3.正中神経  4.尺骨神経  (解答4)  (第25回 問題45) 問題83 臓器と触診部位の組合せで正しいのはどれか。  1.肝臓 ーー 右季肋部  2.腎臓 ーー 心窩部  3.虫垂 ーー 左下腹部  4.膵臓 ーー 右側腹部  (解答1)  (第25回 問題46) 問題84 胆嚢炎の腹痛はどれか。  1.臍部痛  2.左腸骨窩部痛  3.右季肋部痛  4.左側腹部痛  (解答3)  (第24回 問題55) 問題85 脾腫の触れる部位はどれか。  1.心窩部  2.左悸肋部  3.右悸肋部  4.右腸骨窩  (解答2)  (第1回 問題67) 問題86 脾腫をきたすのはどれか。  1.慢性膵炎  2.肝硬変  3.胆嚢炎  4.腎硬化症  (解答2)  (第18回 問題61) 問題87 右季肋部痛をきたすのはどれか。  1.急性膵炎  2.心筋梗塞  3.急性虫垂炎  4.総胆管結石  (解答4)  (第28回 問題50) 問題88 右下腹部痛をきたす疾患はどれか。  1.急性胃潰瘍  2.急性膵炎  3.急性胆嚢炎  4.急性虫垂炎  (解答4)  (第30回 問題41) 問題89 虫垂炎の触診で圧痛を認めるのはどれか。  1.右季肋部  2.左季肋部  3.右下腹部  4.左側腹部  (解答3)  (第26回 問題46) 問題90 臓器と触診部位との組合せで正しいのはどれか。  1.肝臓 ーー 左悸肋部  2.脾臓 ーー 左下腹部  3.虫垂 ーー 右下腹部  4.膵臓 ーー 右側腹部  (解答3)  (第2回 問題65) 問題91 痛みの部位と疾患との組合せで誤っているのはどれか。  1.心窩部 ーー 胃潰瘍  2.左悸肋部 ーー 胆石症  3.右下腹部 ーー 虫垂炎  4.左下腹部 ーー 急性大腸炎  (解答2)  (第3回 問題76) 問題92 右季肋部痛をきたしやすい疾患はどれか。  1.急性虫垂炎  2.急性胆o炎  3.虚血性腸炎  4.胃食道逆流症  (解答2)  (第32回 問題46)   問題93 腹部の触診で触れないのはどれか。  1.肝臓  2.脾臓  3.腎臓  4.前立腺  (解答4)  (第9回 問題75) 問題94 腹部の触診と病態との組合せで誤っているのはどれか。  1.筋性防御 ーー 腹膜炎  2.マックバーネー点 ーー 急性虫垂炎  3.波動 ーー 腹水  4.ランツ点 ーー 急性胆嚢炎  (解答4)  (解説 ランツ点は虫垂炎の診断点である。)  (第3回 問題75) 問題95 直腸の指診で検査できないのはどれか。  1.前立腺  2.子宮  3.ダグラス窩  4.虫垂  (解答4)  (第5回 問題72) 問題96 症候と疾患との組合せで正しいのはどれか。  1.ランツ点の圧痛 ーー 胃潰瘍  2.ブルンベルグ徴候 ーー 腹腔内腫瘍  3.腹水 ーー 肝硬変  4.蠕動不穏 ーー 麻痺性イレウス  (解答3)  (第15回 問題67) 問題97 筋性防御をきたすのはどれか。  1.汎発性腹膜炎  2.C型肝炎  3.糸球体腎炎  4.前立腺炎  (解答1)  (第9回 問題73) 問題98 触診で発見できないのはどれか。  1.リンパ節腫脹  2.胸部大動脈瘤  3.肝臓の腫大  4.腹部の腫瘤  (解答2)  (第7回 問題73) 問題99 リンパ節腫脹の原因疾患として適切でないのはどれか。  1.悪性腫瘍の転移  2.風疹  3.結核  4.慢性膵炎  (解答4)  (第16回 問題58) 問題100 リンパ節腫脹をきたさないのはどれか。  1.伝染性単核球症  2.梅毒  3.白血病  4.メニエール病  (解答4)  (第18回 問題63) 問題101 悪性腫瘍のリンパ節転移における触診で正しい記述はどれか。  1.熱感を伴う。  2.圧痛がある。  3.表面は整である。  4.可動性に乏しい。  (解答4)  (第19回 問題59) 問題102 疾患と好発する性・年齢との組合せで正しいのはどれか。  1.慢性関節リウマチ ーー 20〜40歳の女性  2.痛風 ーー 思春期の男性  3.重症筋無力症 ーー 高齢期の女性  4.アルツハイマー病 ーー 若年男性  (解答1)  (解説 重症筋無力症は若い女性に多い。)  (第3回 問題72) 問題103 関節リウマチの症状として適切でないのはどれか。  1.朝のこわばり  2.対称性の関節痛  3.遠位指節間関節の腫脹  4.皮下結節  (解答3)  (第20回 問題58) 第4章 打診法 問題104 打診で濁音が認められるのはどれか。  1.肺気腫  2.気胸  3.腹水  4.鼓腸  (解答3)  (第7回 問題70) 問題105 打診で鼓音を呈するのはどれか。  1.気胸  2.無気肺  3.肺炎  4.肺腫瘍  (解答1)  (第12回 問題66) 問題106 右前胸腹部の打診において濁音の拡大がみられるのはどれか。  1.腎腫大  2.脾腫大  3.膵腫大  4.肝腫大  (解答4)  (第21回 問題57) 問題107 打診音はどれか。  1.清音  2.グル音  3.ラ音  4.捻髪音  (解答1)  (第10回 問題74) 問題108 打診音でないのはどれか。  1.清音  2.濁音  3.鼓音  4.ラ音  (解答4)  (第14回 問題63) 問題109 空気嚥下症に対する心窩部の聴診・打診で増強するのはどれか。  1.清音  2.濁音  3.グル音  4.鼓音  (解答4)  (第24回 問題54) 問題110 胸部の打診で鼓音を呈するのはどれか。  1.肺炎  2.無気肺  3.肺結核  4.COPD  (解答4)  (第31回 問題44) 第5章 聴診法 問題111 聴診で呼吸音が減弱するのはどれか。  1.肺炎  2.肺結核  3.気管支炎  4.胸水貯留  (解答4)  (第15回 問題57) 問題112 健常人の肺底部で聴取できる呼吸音はどれか。  1.気管呼吸音  2.気管支呼吸音  3.気管支肺胞呼吸音  4.肺胞呼吸音  (解答4)  (第22回 問題57) 問題113 呼吸音の減弱がみられるのはどれか。  1.肺結核  2.気胸  3.気管支喘息  4.気管支肺炎  (解答2)  (第23回 問題54) 問題114 呼吸音が減弱するのはどれか。  1.早期肺癌  2.気管支炎  3.緊張性気胸  4.気管支喘息  (解答3)  (第25回 問題48) 問題115 呼吸音が減弱するのはどれか。  1.早期肺癌  2.緊張性気胸  3.気管支喘息  4.肺血栓塞栓症  (解答2)  (第31回 問題39) 問題116 水泡音を聴取する疾患はどれか。  1.気管支肺炎  2.COPD  3.気管支喘息  4.肺線維症  (解答1)  (第32回 問題39) 問題117 腸の蠕動音が減弱するのはどれか。  1.逆流性食道炎  2.急性腹膜炎  3.機械性イレウス  4.大腸炎  (解答2)  (第22回 問題59) 問題118 血管雑音を聴取するのはどれか。  1.高血圧  2.狭心症  3.心筋梗塞  4.腹部大動脈瘤  (解答4)  (第28回 問題49) 問題119 理学的検査で誤っている組合せはどれか。  1.瞳孔 ーー 輻輳反射  2.肺 ーー ラ音  3.心臓 ーー グル音  4.腹部 ーー ブルンベルグ徴候  (解答3)  (解説 グル音=腹鳴)  (第9回 問題69) 第6章 バイタルサインの検査 問題120 バイタルサインはどれか。  1.体重  2.体温  3.尿量  4.顔色  (解答2)  (第11回 問題69) 問題121 生命徴候に含まれないのはどれか。  1.体温  2.脈拍  3.呼吸  4.瞳孔径  (解答4)  (第16回 問題61) 問題122 生命徴候(バイタルサイン)の検査項目として、誤っているのはどれか。  1.体温  2.脈拍数  3.呼吸数  4.瞳孔対光反射  (解答4)  (解説 対光反射消失は死の判定の一つであるが、反射弓のどこかに障害があれば反射は消失するので生体が生きている示標とは言えない。)  (第4回 問題65) 問題123 生命徴候に含まれないのはどれか。  1.呼吸  2.脈拍  3.体温  4.意識  (解答4)  (第7回 問題74) 問題124 バイタルサインに含まれないのはどれか。  1.尿量  2.呼吸  3.体温  4.脈拍  (解答1)  (第13回 問題72) 問題125 生命徴候(バイタルサイン)に含まれないのはどれか。  1.意識状態  2.自発呼吸  3.排便  4.血圧  (解答3)  (解説 生命徴候は通常体温・脈拍・呼吸をいい、これに血圧を加えることもある。しかしこれ以外にも生命徴候はあり、本題では、より定義から離れたものを選ぶ。)  (第1回 問題73) 問題126 健康成人のバイタルサインで異常値はどれか。  1.体温36.9℃  2.呼吸数25回/分  3.脈拍数85回/分  4.収縮期血圧100mmHg  (解答2)  (第30回 問題45) 問題127 健康成人のバイタルサインで異常値はどれか。  1.脈拍48回/分  2.体温36.2℃  3.血圧110/60mmHg  4.呼吸数16回/分  (解答1)  (第26回 問題50) 問題128 体温測定で、最も高値を示す部位はどれか。  1.直腸  2.口腔  3.腋窩  4.前額  (解答1)  (第4回 問題66) 問題129 体温について正しいのはどれか。  1.夜間は日中より高い。  2.月経前は月経後より低い。  3.腋窩温は直腸温より低い。  4.甲状腺機能低下症で上昇する。  (解答3)  (第28回 問題52) 問題130 体温について正しいのはどれか。  1.卵胞期より黄体期が高い。  2.口内温より腋窩温が高い。  3.午後より午前中が高い。  4.小児より成人が高い。  (解答1)  (第21回 問題68) 問題131 高熱が持続し、日内変動が1℃以内なのはどれか。  1.間欠熱  2.弛張熱  3.稽留熱  4.周期熱  (解答3)  (第28回 問題54) 問題132 熱型と疾患との組合せで正しいのはどれか。  1.弛張熱 ーー マラリア  2.稽留熱 ーー 粟粒結核  3.間欠熱 ーー 敗血症  4.波状熱 ーー 化膿性疾患  (解答2)  (解説 粟粒結核とは一時に多量の結核菌が血流中に入り,全身の多くの臓器に多数の結核結節ができる重篤な疾患である.波状熱はブルセラ症ホジキン病であらわれる。)  (第9回 問題65) 問題133 体温が持続的に高く、日内変動が1℃以上の熱型はどれか。  1.稽留熱  2.弛張熱  3.間欠熱  4.周期熱  (解答2)  (第25回 問題54) 問題134 熱型において最低でも37℃以上で日内変動が1℃以上なのはどれか。  1.稽留熱  2.弛張熱  3.間欠熱  4.波状熱  (解答2)  (第11回 問題71) 問題135 高熱期と平熱期が交互にみられ、日差が1℃以上あるのはどれか。  1.稽留熱  2.弛張熱  3.間欠熱  4.波状熱  (解答3)  (第17回 問題68) 問題136 体温の日内変動が1℃以上で最低体温が平熱まで下がるのはどれか。  1.間欠熱  2.稽留熱  3.弛張熱  4.波状熱  (解答1)  (第27回 問題52) 問題137 発熱を疑わせる症状で適切でないのはどれか。  1.発汗  2.頻脈  3.悪寒  4.起坐呼吸  (解答4)  (第17回 問題63) 問題138 発熱がみられやすいのはどれか。  1.アジソン病  2.悪性貧血  3.パーキンソン病  4.全身性エリテマトーデス  (解答4)  (第21回 問題61) 問題139 安静時の脈拍数で正しい記述はどれか。  1.成人では80/分以上を頻脈という。  2.成人では60/分以下を徐脈という。  3.乳幼児は約40/分である。  4.鍛錬されたスポーツマンでは100/分以上ある。  (解答2)  (第21回 問題65) 問題140 頻脈がみられるのはどれか。  1.脳圧亢進  2.粘液水腫  3.褐色細胞腫  4.完全房室ブロック  (解答3)  (第20回 問題60) 問題141 頻脈がみられるのはどれか。  1.脳圧亢進  2.粘液水腫  3.褐色細胞腫  4.パーキンソン病  (解答3)  (解説 褐色細胞腫は、細胞からカテコールアミンが分泌するため、交感神経緊張状態になり頻脈になる。) (第29回 問題44) 問題142 徐脈がみられるのはどれか。  1.うっ血性心不全  2.甲状腺機能亢進症  3.出血性ショック  4.頭蓋内圧亢進  (解答4)  (第30回 問題44) 問題143 徐脈をきたすのはどれか。  1.完全房室ブロック  2.期外収縮  3.奇脈  4.交互脈  (解答1)  (解説 完全房室ブロックのときは心室は房室結節のリズムで動くので徐脈となる。他は脈拍数とはあまり関係ないが、交互脈では頻脈となるものもある。)  (第10回 問題75) 問題144 頻脈とならないのはどれか。  1.発熱  2.運動  3.精神的緊張  4.睡眠  (解答4)  (第4回 問題67) 問題145 動悸がみられないのはどれか。  1.低血糖  2.褐色細胞腫  3.脚気  4.甲状腺機能低下症  (解答4)  (第10回 問題71) 問題146 アダムス・ストークス症候群でみられるのはどれか。  1.バリズム(バリスムス)  2.失神  3.運動失調  4.振戦  (解答2)  (第22回 問題64) 問題147 拍動が触れにくいのはどれか。  1.橈骨動脈  2.椎骨動脈  3.総頚動脈  4.足背動脈  (解答2)  (第5回 問題65) 問題148 触知できない動脈はどれか。  1.椎骨動脈  2.橈骨動脈  3.膝窩動脈  4.後脛骨動脈  (解答1)  (第11回 問題70) 問題149 呼気時に呼吸困難を呈するのはどれか。  1.気管支喘息  2.肺線維症  3.鼻閉  4.異物による上気道閉塞  (解答1)  (第16回 問題67) 問題150 呼吸機能検査で閉塞性換気障害を示すのはどれか。  1.肺塞栓症  2.慢性膿胸  3.COPD  4.間質性肺炎  (解答3)  (第30回 問題40) 問題151 呼吸困難の所見でないのはどれか。  1.呼吸補助筋を使う。  2.意識障害がある。  3.息切れがする。  4.起坐位で楽になる。  (解答2)  (第11回 問題65) 問題152 徐呼吸がみられるのはどれか。  1.脳圧亢進  2.発熱  3.肺炎  4.心不全  (解答1)  (第15回 問題58) 問題153 最も危険な状態を示す呼吸はどれか。  1.チェーン・ストークス呼吸  2.クスマウル呼吸  3.あえぎ呼吸  4.睡眠時無呼吸  (解答3)  (第11回 問題75) 問題154 呼吸異常と疾患との組合せで正しいのはどれか。  1.チェーン・ストークス呼吸 ーー 糖尿病性アシドーシス  2.起坐呼吸 ーー うっ血性心不全  3.クスマウル大呼吸 ーー 気管支喘息  4.下顎呼吸 ーー 過換気症候群  (解答2)  (第13回 問題73) 問題155 呼吸困難の成因と疾患との組合せで誤っているのはどれか。  1.気管支喘息 ーー 呼吸筋性  2.左心不全 ーー 心臓性  3.尿毒症 ーー 代謝性  4.頭蓋内圧亢進症 ーー 神経性  (解答1)  (第12回 問題69) 問題156 気管支喘息発作時の呼吸で誤っているのはどれか。  1.呼吸数の増加  2.吸気の延長  3.起坐位  4.喘鳴  (解答2)  (第5回 問題71) 問題157 気管支喘息発作時の呼吸困難で楽な体位はどれか。  1.仰臥位  2.起坐位  3.側臥位  4.腹臥位  (解答2)  (第6回 問題71) 問題158 呼吸異常と疾患の組合せで正しいのはどれか。  1.起坐呼吸 ―― うっ血性心不全  2.下顎呼吸 ―― 気管支喘息  3.クスマウル大呼吸 ―― 過換気症候群  4.チェーン・ストークス呼吸 ―― 糖尿病性ケトアシドーシス  (解答1)  (第29回 問題45) 問題159 口臭で「甘酸っぱい果物のにおい」がするのはどれか。  1.尿毒症  2.肝性昏睡  3.肺化膿症  4.糖尿病性昏睡  (解答4)  (第32回 問題42) 問題160 血圧について正しいのはどれか。  1.最低血圧は静脈の血圧をいう。  2.最高血圧は心室の拡張期の血圧である。  3.上肢と下肢とで血圧値は同一である。  4.最高血圧と最低血圧との差を脈圧という。  (解答4)  (第T回 問題75) 問題161 血圧について正しい記述はどれか。  1.触診法では最低血圧はわからない。  2.収縮期血圧と最低血圧とは同じである。  3.個人の血圧は一日中一定である。  4.拡張期血圧は血管が最も拡張した時の血圧である。  (解答1)  (第2回 問題66) 問題162 血圧について正しい記述はどれか。  1.最高血圧とは拡張期圧をいう。  2.単に血圧といえば静脈内圧をいう。  3.触診法では収縮期圧を測定する。  4.左右の手の血圧の差を脈圧という。  (解答3)  (第3回 問題65) 問題163 健常者の血圧について、正しい記述はどれか。  1.右手より左手の方が高い。  2.臥位と立位とでは異なる。  3.拡張期血圧が収縮期血圧より高い。  4.上肢と下肢とでは差がない。  (解答2)  (第4回 問題68) 問題164 血圧測定に関して正しいのはどれか。  1.マンシェットは肘窩を中心に巻く。  2.触診法で拡張期血圧が測定できる。  3.脈圧は収縮期血圧と拡張期血圧の差である。  4.収縮期血圧はスワン第5点で判断する。  (解答3)  (第24回 問題52) 問題165 聴診法による血圧測定で収縮期血圧に相当するのはどれか。  1.音が聴こえ始める点  2.音が最も大きく聴こえる点  3.突然音が小さくなる点  4.音が完全に消失する点  (解答1)  (解説 コロトコフ音: スワンの第1点(音が聞こえ始める。最高血圧)、スワンの第2点(雑音が現れる)、スワンの第3点(高調清音となる)、スワンの第4点(急に音が小さくなる)、スワンの第5点(音が聞こえなくなる。最低血圧))。  (第6回 問題70) 問題166 随時血圧測定で誤っている記述はどれか。  1.坐位で測定する。  2.圧迫帯の中心が心臓の高さで測定する。  3.圧迫帯の減圧は1心拍に約6mmHgとする。  4.収縮期血圧はスワン第1点で判定する。  (解答3)  (解説 圧迫帯の減圧は1心拍に約2mmHgである。)  (第13回 問題71) 問題167 高血圧を伴う疾患はどれか。  1.膀胱腫瘍  2.前立腺肥大  3.睾丸腫瘍  4.腎硬化症  (解答4)  (第6回 問題65) 問題168 感染症と症状との組合せで適切でないのはどれか。  1.髄膜炎 ーー 項部硬直  2.気管支炎 ーー 乾性咳嗽  3.腸炎 ーー 裏急後重  4.膀胱炎 ーー 血尿  (解答2)  (第16回 問題68) 問題169 患者の症状と考慮すべき疾患との組合せで誤っているのはどれか。  1.夏でも寒い ーー 粘液水腫  2.血圧が低い ーー 褐色細胞腫  3.舌が大きい ーー 先端肥大症  4.眼球が突出 ーー バセドウ病  (解答2)  (第9回 問題76) 第7章 内臓−体性反射に関する診察法 問題170 汎発性腹膜炎でみられないのはどれか。  1.腹部陥凹  2.反跳痛  3.グル音増強  4.腹壁緊張  (解答3)  (第16回 問題60) 第8章 徒手による整形外科的検査法 問題171 頸腕症候群の検査法でないのはどれか。  1.アドソンテスト  2.スパーリングテスト  3.マクマレーテスト  4.ライトテスト  (解答3)  (第16回 問題66) 問題172 頸部を健側に側屈固定し、患側上肢を下方に牽引して痛みの誘発をみるのはどれか。  1.イートンテスト  2.ジャクソンテスト  3.スパーリングテスト  4.ライトテスト  (解答1)  (第20回 問題57) 問題173 頸椎疾患の徒手検査法はどれか。  1.ジャクソンテスト  2.モーレイテスト  3.ヤーガソンテスト  4.トーマステスト  (解答1)  (第25回 問題52) 問題174 頸椎症性神経根症について正しいのはどれか。  1.痙性麻痺を認める。  2.膀胱直腸障害を認める。  3.上肢腱反射の減弱を認める。  4.病的反射を認める。  (解答3)  (解説 頚椎の加齢による椎間板の変性や靭帯が厚く硬くなることなどにより、頚肩部、上肢の痛みなどの症状が発現したものを総称して、頚椎症と呼んでいる。障害される部位により、頚椎症性脊髄症、頚椎症性神経根症に分けられる。 ・頚椎症性脊髄症とは、加齢により椎間板の変性が進み、骨がとげ状に大きくなって骨棘を形成することや、靭帯が厚く硬くなることで、脊柱管にある脊髄が圧迫され、四肢に痛みや、しびれ、運動障害を生じる疾患である。最初に手のしびれや歩行困難などが見られる。徐々に四肢の感覚異常や、手指の巧緻性障害へと進行し、膀胱直腸障害も見られることがある。中枢性神経障害であることから病的反射が出現する。 ・頚椎症性神経根症とは、頚椎の変性(椎間板ヘルニア、骨棘形成など)により、椎間孔の狭窄が生じ、神経根が圧迫されて起こる疾患である。首、肩、手指にかけて痛みやしびれ、脱力感があらわれる。症状の多くは片側に見られる。末梢性神経障害であることから、上肢腱反射は減弱する。)  (第25回 問題55) 問題175 頸椎疾患の徒手検査法はどれか。  1.スパーリングテスト  2.ラセーグテスト  3.スピードテスト  4.モーレイテスト  (解答1)  (第26回 問題53) 問題176 徒手検査と検査対象との組合せで正しいのはどれか。  1.ケンプ徴候 ーー 頸神経  2.スパーリングテスト ーー 腰神経  3.モーリーテスト ーー 胸鎖関節  4.ペインフルアーク徴候 ーー 棘上筋腱  (解答4)  (第22回 問題60) 問題177 手根管症候群でみられない徴候はどれか。  1.手掌のしびれ  2.レイノー現象  3.母指球の萎縮  4.チネル徴候  (解答2)  (解説 チネル徴候とは手根管部をハンマーや指で叩打または圧迫すると手掌や指先に痛みが放散する現象で,手根管症候群でよくみられる.)  (第8回 問題70) 問題178 手根管症候群の診断に用いられるのはどれか。  1.アドソンテスト  2.アレンテスト  3.ファレンテスト  4.ライトテスト  (解答3)  (解説 ファレン・テスト: ひじを机について前腕を立て、手首と指の力を抜いて手首が垂れ下がった状態(幽霊の手の形)を保ち1分以内にしびれが強くなるなら手根管症候群の疑いが濃い。)  (第10回 問題68) 問題179 徒手検査と疾患との組合せで正しいのはどれか。  1.アドソンテスト ーー 変形性頸椎症  2.トムゼンテスト ーー 先天性股関節脱臼  3.ラセーグテスト ーー 腰椎椎間板ヘルニア  4.ジャクソンテスト ーー 胸郭出口症候群  (解答3)  (第22回 問題66) 問題180 運動機能検査と傷害の組合せで正しいのはどれか。  1.スパーリングテスト ーー 頸髄損傷  2.ペインフルアーク徴候 ーー 肩甲下筋損傷  3.トーマステスト ーー 股関節屈曲拘縮  4.ラックマンテスト ーー 膝後十字靱帯損傷  (解答3)  (第23回 問題50) 問題181 徒手検査と検査対象の組合せで正しいのはどれか。  1.ファレンテスト …… 膝関節  2.トーマステスト …… 股関節  3.マクマレーテスト …… 肘関節  4.スパーリングテスト …… 腰椎  (解答2)  (第27回 問題50) 問題182 ラセーグテストで適切でないのはどれか。  1.仰臥位で行う。  2.膝を伸展する。  3.患者に自分で下肢を挙上させる。  4.下肢の疼痛発現の有無を確かめる。  (解答3)  (第15回 問題61) 問題183 マクマレーテストが陽性となる疾患はどれか。  1.半月板損傷  2.十字靭帯損傷  3.側副靱帯損傷  4.膝蓋靭帯損傷  (解答1)  (第7回 問題72) 問題184 股関節痛の診断に用いる整形外科的徒手検査法はどれか。  1.ブラガードテスト  2.ジャクソンテスト  3.ラックマンテスト  4.パトリックテスト  (解答4)  (第30回 問題43) 問題185 膝関節障害の検査法でないのはどれか。  1.パトリックテスト  2.ラックマンテスト  3.マクマレーテスト  4.アプレイテスト  (解答1)  (第14回 問題64) 問題186 膝関節疾患と徒手検査法との組合せで正しいのはどれか。  1.前十字靱帯損傷 ーー ラックマンテスト  2.内側側副靱帯損傷 ーー 膝内反ストレステスト  3.半月板損傷 ーー 後方引き出しテスト  4.後十字靱帯損傷 ーー マクマレーテスト  (解答1)  (第21回 問題64) 問題187 膝前十字靭帯損傷の検査法はどれか。  1.トーマステスト  2.パトリックテスト  3.マクマレーテスト  4.ラックマンテスト  (解答4)  (第28回 問題51) 問題188 検査について、誤っている組合せはどれか。  1.トーマステスト ーー 股関節の屈曲拘縮  2.ラセーグテスト ーー 頚部脊椎症  3.マクマレーテスト ーー 膝半月板損傷  4.膝の引き出しテスト ーー 十字靭帯断裂  (解答2)  (第4回 問題73) 問題189 疼痛の発現を陽性判定の根拠としない検査法はどれか。  1.ラセーグテスト  2.パトリックテスト  3.トーマステスト  4.マクマレーテスト  (解答3)  (第17回 問題59) 問題190 四肢の測定法について正しいのはどれか。  1.上肢長は上腕骨大結節から橈骨茎状突起まで  2.前腕長は橈骨頭から橈骨茎状突起まで  3.下肢長(棘果長)は上前腸骨棘から足関節内果まで  4.足長は踵後端から母指MP関節部まで  (解答3)  (第23回 問題49) 第9章 神経学的検査法 問題191 神経について正しい記述はどれか。  1.知覚神経は遠心性に刺激を伝える。  2.運動神経は平滑筋に分布する。  3.交感神経は血管に分布する。  4.副交感神経は骨格筋に分布する。  (解答3)  (第2回 問題74) 問題192 表在反射はどれか。  1.対光反射  2.アシュネル反射  3.下顎反射  4.腹壁反射  (解答4)  (第7回 問題66) 問題193 表在反射でないのはどれか。  1.咽頭反射  2.下顎反射  3.腹壁反射  4.挙睾筋反射  (解答2)  (第17回 問題58) 問題194 表在知覚でないのはどれか。  1.聴覚  2.痛覚  3.温度覚  4.触覚  (解答1)  (第2回 問題73) 問題195 音叉を用いて検査するのはどれか。  1.位置覚  2.振動覚  3.運動覚  4.触覚  (解答2)  (第23回 問題53) 問題196 デルマトームに一致した感覚障害を示すのはどれか。  1.脳卒中  2.頸椎椎間板ヘルニア  3.糖尿病性ニューロパチー  4.ギラン・バレー症候群  (解答2)  (第10回 問題69) 問題197 デルマトームにおいて膝窩の分節はどれか。  1.L3  2.L5  3.S2  4.S4  (解答3)  (第31回 問題41) 問題198 デルマトームにおいて臍周囲の分節はどれか。  1.Th1  2.Th4  3.Th10  4.L1  (解答3)  (第32回 問題45)   問題199 手袋靴下型の感覚障害をきたすのはどれか。  1.視床出血  2.多発性神経炎  3.頚椎椎間板ヘルニア  4.脊髄空洞症  (解答2)  (第15回 問題63) 問題200 感覚鈍麻を伴う末梢神経障害がみられるのはどれか。  1.パーキンソン病  2.ギラン・バレー症候群  3.ウィルソン病  4.アルツハイマー病  (解答2)  (第24回 問題47) 問題201 深部感覚はどれか。  1.触覚  2.温度覚  3.二点識別覚  4.振動覚  (解答4)  (第8回 問題68) 問題202 アキレス腱反射の反射中枢はどの脊髄分節か。  1.C3、C4  2.C5、C6  3.L2、L3  4.S1、S2  (解答4)  (第2回 問題76) 問題203 生理的反射はどれか。  1.オッペンハイム反射  2.バビンスキー反射  3.膝蓋腱反射  4.チャドック反射  (解答3)  (第2回 問題70) 問題204 膝関節の診察法と障害部位の組合せで正しいのはどれか。  1.後方引き出しテスト ーー 後十字靱帯  2.ラックマンテスト ーー 内側側副靱帯  3.マクマレーテスト ーー 膝蓋大腿関節  4.外反ストレステスト ーー 外側側副靱帯  (解答1)  (第24回 問題48) 問題205 脊髄性失調症でみられるのはどれか。  1.ブルンベルグ徴候  2.ロンベルグ徴候  3.トレンデレンブルグ徴候  4.ケルニッヒ徴候  (解答2)  (第23回 問題51) 問題206 病的反射でないのはどれか。  1.アシュネル  2.チャドック  3.バビンスキー  4.オッペンハイム  (解答1)  (第5回 問題75) 問題207 病的反射でないのはどれか。  1.バビンスキー反射  2.ホフマン反射  3.アシュネル反射  4.チャドック反射  (解答3)  (第7回 問題68) 問題208 下肢の病的反射はどれか。  1.ワルテンベルグ反射  2.トレムナー反射  3.オッペンハイム反射  4.ホフマン反射  (解答3)  (第30回 問題38) 問題209 上肢の病的反射はどれか。  1.チャドック反射  2.トレムナー反射  3.オッペンハイム反射  4.シェーファー反射  (解答2)  (第21回 問題66) 問題210 上肢の病的反射はどれか。  1.チャドック反射  2.ワルテンベルグ反射  3.オッペンハイム反射  4.バビンスキー反射  (解答2)  (第14回 問題66) 問題211 病的反射はどれか。  1.トレムナー反射  2.モロー反射  3.下顎反射  4.腹壁反射  (解答1)  (第31回 問題42) 問題212 病巣と神経学的所見との組合せで正しいのはどれか。  1.錐体路 ーー 足クローヌス  2.小脳 ーー 深部腱反射亢進  3.脊髄神経根 ーー 手袋靴下型感覚障害  4.視床 ーー 認知障害  (解答1)  (第14回 問題65) 問題213 クローヌスについて正しいのはどれか。  1.強い痛みを伴う。  2.錐体外路徴候の一種である。  3.不規則な筋収縮である。  4.著明な腱反射亢進でみられる。  (解答4)  (第28回 問題45) 問題214 病巣と症候との組合せで正しいのはどれか。  1.中脳 ーー 舌萎縮  2.小脳 ーー 眼振  3.延髄 ーー 難聴  4.脊髄前角 ーー 感覚障害  (解答2)  (第15回 問題64) 問題215 脊髄性失調症でみられるのはどれか。  1.ブルンベルグ徴候  2.ロンベルグ徴候  3.トレンデレンブルグ徴候  4.ケルニッヒ徴候  (解答2)  (第23回 問題51) 問題216 上位運動ニューロン障害の徴候はどれか。  1.筋萎縮  2.病的反射出現  3.深部反射低下  4.筋緊張低下  (解答2)  (第9回 問題68) 問題217 上位運動ニューロン徴候でないのはどれか。  1.痙性麻痺  2.筋萎縮  3.病的反射陽性  4.深部腱反射亢進  (解答2)  (第18回 問題57) 問題218 錐体外路疾患はどれか。  1.ハンチントン病  2.ギラン・バレー症候群  3.多発ニューロパチー  4.重症筋無力症  (解答1)  (第17回 問題57) 問題219 小脳失調の特徴でないのはどれか。  1.測定障害  2.企図振戦  3.洗面現象  4.筋緊張低下  (解答3) (解説:洗面現象とは、脊髄癆の一症状である。ロンベルグ徴候と同義で顔を洗っている際、被検者は閉眼して両足を揃えて洗面台の前に立つため、身体が動揺する。)  (第28回 問題46) 問題220 小脳障害症状でないのはどれか。  1.企図振戦  2.失調性歩行  3.深部感覚障害  4.交互変換運動障害  (解答3)  (第9回 問題67) 問題221 小脳疾患の症状で誤っているのはどれか。  1.安静時振戦  2.失調性歩行  3.筋トーヌス低下  4.四肢協調運動障害  (解答1)  (第12回 問題72) 問題222 下位運動ニューロン障害でみられるのはどれか。  1.筋萎縮  2.痙性麻痺  3.深部反射亢進  4.病的反射陽性  (解答1)  (第23回 問題47) 問題223 自律神経機能検査でないのはどれか。  1.頚動脈洞圧迫試験  2.ウェーバー試験  3.体位変換試験  4.寒冷昇圧試験  (解答2)  (第12回 問題76) 問題224 交感神経の興奮でみられるのはどれか。  1.瞳孔の縮小  2.気管支の収縮  3.心拍数の減少  4.皮膚血管の収縮  (解答4)  (第16回 問題62) 問題225 アーガイル・ロバートソン徴候に含まれるのはどれか。  1.眼瞼の下垂  2.眼球運動の障害  3.対光反射の障害  4.輻輳反射の障害  (解答3) (解説:アーガイル・ロバートソン徴候とは対光反射は消失するが輻輳調節反射は保たれる症状をいう。)  (第19回 問題66) 問題226 自律神経反射はどれか。  1.対光反射  2.角膜反射  3.腹壁反射  4.膝蓋腱反射  (解答1)  (第22回 問題58) 問題227 自律神経反射はどれか。  1.足底反射  2.下顎反射  3.頸動脈洞反射  4.アキレス腱反射  (解答3)  (第25回 問題51) 問題228 自律神経障害でみられないのはどれか。  1.起立性低血圧  2.視野障害  3.発汗障害  4.便秘  (解答2)  (第14回 問題67) 問題229 糖尿病性神経障害でみられるのはどれか。  1.振動覚低下  2.ブルジンスキー徴候  3.バビンスキー反射  4.筋強剛  (解答1)  (第15回 問題71) 問題230 意識障害の原因とならない病態はどれか。  1.低血糖  2.てんかん  3.ショック  4.狭心症  (解答4)  (第2回 問題71) 問題231 意識障害でないのはどれか。  1.昏迷  2.傾眠  3.せん妄  4.抑うつ  (解答4)  (第5回 問題76) 問題232 意識障害でないのはどれか。  1.傾眠  2.昏睡  3.抑うつ  4.せん妄  (解答3)  (第15回 問題59) 第10章 運動機能検査法 問題233 関節形態が球関節であるのはどれか。  1.肩関節  2.肘関節  3.膝関節  4.足関節  (解答1)  (第2回 問題69) 問題234 三角筋の支配神経はどれか。  1.長胸神経  2.筋皮神経  3.尺骨神経  4.腋窩神経  (解答4)  (第2回 問題75) 問題235 回外運動はどの関節にみられるか。  1.頚椎  2.肩  3.肘  4.股  (解答3)  (第1回 問題70) 問題236 肘関節について正しい記述はどれか。  1.前腕の回外は上腕三頭筋が行う。  2.近位橈尺関節で前腕の回内・回外運動が行われる。  3.肘関節を伸展させる筋肉は上腕二頭筋である。  4.肘部管に正中神経が走行する。  (解答2)  (第21回 問題62) 問題237 関節運動とその主動作筋との組合せで誤っているのはどれか。  1.膝関節伸展 ーー 大腿四頭筋  2.股関節外転 ーー 中殿筋  3.肩関節外転 ーー 三角筋  4.足関節屈曲 ーー 前脛骨筋  (解答4)  (第9回 問題74) 問題238 トレンデレンブルグ徴候はどの関節の障害で起こるか。  1.肩関節  2.肘関節  3.股関節  4.膝関節  (解答3)  (第7回 問題71) 問題239 関節障害でトレンデレンブルグ徴候を起こすのはどれか。  1.肩関節  2.股関節  3.膝関節  4.足関節  (解答2)  (第11回 問題72) 問題240 運動機能障害について誤っている組合せはどれか。  1.錐体路障害 ーー 病的反射  2.錐体外路障害 ーー 不随意運動  3.下位運動ニューロン障害 ーー 筋萎縮  4.神経筋接合部障害 ーー 深部腱反射亢進  (解答4)  (第13回 問題76) 問題241 下位運動ニューロン障害でみられるのはどれか。  1.筋線維束れん縮  2.筋緊張亢進  3.深部反射亢進  4.病的反射陽性  (解答1)  (第29回 問題38) 問題242 運動麻痺の症候でないのはどれか。  1.下垂手  2.太鼓ばち指  3.猿手  4.尖足  (解答2)  (第7回 問題67) 問題243 運動麻痺で、誤っているのはどれか。  1.片麻痺 ーー 一側の上下肢の麻痺である。  2.対麻痺 ーー 一側上肢と反対側下肢の麻痺である。  3.単麻痺 ーー 四肢のうちの一肢の麻痺である。  4.四肢麻痺 ーー 両側上下肢の麻痺である。  (解答2)  (第4回 問題75) 問題244 運動麻痺について誤っている組合せはどれか。  1.単麻痺 ーー 四肢のうちの1肢  2.対麻痺 ーー 両側の上肢  3.片麻痺 ーー 一側の上下肢  4.四肢麻痺 ーー 両側の上下肢  (解答2)  (第16回 問題65) 問題245 大腿四頭筋麻痺はどの神経の障害で起こるか。  1.肋間神経  2.腰神経  3.坐骨神経  4.尾骨神経  (解答2)  (第2回 問題72) 問題246 主に四肢近位に筋萎縮がみられる疾患はどれか。  1.筋萎縮性側索硬化症  2.多発性神経炎  3.筋ジストロフィー  4.脳卒中後遺症  (解答3)  (第3回 問題74) 第11章 身体計測 問題247 下肢長について正しいのはどれか。  1.上前腸骨棘から脛骨内果部まで  2.下前腸骨棘から脛骨内果部まで  3.大腿骨大転子部から脛骨内果部まで  4.大腿骨骨頭から脛骨内果部まで  (解答1)  (第1回 問題69) 問題248 測定部位で、誤っているのはどれか。  1.上肢長 ーー 肩峰と橈骨茎状突起との間  2.下肢長 ーー 上前腸骨棘と内果との間  3.大腿周径 ーー 膝関節裂隙の位置  4.下腿周径 ーー 下腿の最大部位  (解答3)  (第4回 問題74) 問題249 四肢周径の測定部位で誤っている組合せはどれか。  1.上腕 ーー 上腕の最も太い部位  2.前腕 ーー 前腕の最も太い部位  3.大腿 ーー 膝関節外側裂隙から左右同じ距離  4.下腿 ーー 膝関節と足関節の中央  (解答4)  (第9回 問題71) 問題250 四肢の計測について正しいのはどれか。  1.上肢長は肩鎖関節から橈骨茎状突起を計測する。  2.下肢長は上前腸骨棘から脛骨内果を計測する。  3.上腕周径は最大径で計測する。  4.大腿周径は最大径で計測する。  (解答2)  (第26回 問題47) 問題251 MMTにおいて「抵抗には打ち勝てないが、重力に抗して運動域を完全に動かせる。」のはどれか。  1.MMT1  2.MMT2  3.MMT3  4.MMT4  (解答3)  (第27回 問題51) 第12章 臨床検査 問題252 疾患と検査との組合せで正しいのはどれか。  1.腰部脊柱管狭窄症 ーー 関節鏡検査  2.骨粗鬆症 ーー 骨塩定量検査  3.手根管症候群 ーー 血管造影検査  4.骨髄炎 ーー 筋電図検査  (解答2)  (第21回 問題67) 問題253 多尿の原因とならない嗜好品はどれか。  1.タバコ  2.お茶  3.お酒  4.コーヒー  (解答1)  (第2回 問題67) 問題254 多尿の原因とならないのはどれか。  1.浮腫消退期  2.心因性多飲  3.尿崩症  4.心不全  (解答4)  (解説 心不全では昼間尿量は減少し、夜間多尿となる。)  (第3回 問題68) 問題255 乏尿の原因疾患はどれか。  1.急性腎不全  2.糖尿病  3.膀胱炎  4.尿崩症  (解答1)  (第5回 問題66) 問題256 腎前性の乏尿がみられるのはどれか。  1.急性心不全  2.急性糸球体腎炎  3.ネフローゼ症候群  4.前立腺肥大症  (解答1)  (第24回 問題46) 問題257 慢性腎不全の血液検査所見で上昇するのはどれか。  1.コレステロール  2.クレアチニン  3.γ-GTP  4.CRP  (解答2)  (第28回 問題48) 問題258 慢性腎不全の血液検査所見で上昇するのはどれか。  1.ビリルビン  2.AST  3.クレアチニン  4.CRP  (解答3)  (第27回 問題48) 問題259 頻尿の原因として誤っているのはどれか。  1.尿路結石症  2.ネフローゼ症候群  3.膀胱炎  4.尿道炎  (解答2)  (第1回 問題65) 問題260 頻尿の原因とならない疾患はどれか。  1.尿崩症  2.前立腺肥大症  3.脱水症  4.糖尿病  (解答3)  (第4回 問題71) 問題261 尿閉の原因となるのはどれか。  1.循環虚脱  2.脱水  3.急性腎不全  4.前立腺肥大  (解答4)  (第27回 問題47) 問題262 尿に蛋白が出る原因で誤っているのはどれか。  1.発熱  2.腎下垂  3.過激な運動  4.食事  (解答4)  (第1回 問題68) 問題263 蛋白尿が認められない疾患はどれか。  1.前立腺肥大  2.急性糸球体腎炎  3.ネフローゼ症候群  4.糖尿病性腎症  (解答1)  (第6回 問題73) 問題264 血尿をきたしにくい疾患はどれか。  1.急性糸球体腎炎  2.前立腺肥大症  3.尿路結石症  4.膀胱腫瘍  (解答2)  (第3回 問題67) 問題265 低比重尿をきたすのはどれか。  1.発熱  2.うっ血性心不全  3.脱水症  4.尿崩症  (解答4)  (第14回 問題69) 問題266 白血球数が減少する疾患はどれか。  1.悪性貧血  2.甲状腺機能亢進症  3.再生不良性貧血  4.糖尿病  (解答3)  (第18回 問題65) 問題267 易感染性をきたすのはどれか。  1.鉄欠乏性貧血  2.溶血性貧血  3.腎性貧血  4.再生不良性貧血  (解答4)  (第23回 問題46) 問題268 多能性幹細胞の障害によるのはどれか。  1.鉄欠乏性貧血  2.溶血性貧血  3.腎性貧血  4.再生不良性貧血  (解答4)  (第24回 問題45) 問題269 血中の白血球数が増加する疾患はどれか。  1.悪性貧血  2.急性白血病  3.全身性エリテマトーデス  4.血友病  (解答2)  (第19回 問題63) 問題270 出血傾向の原因となるのはどれか。  1.総蛋白の減少  2.白血球の減少  3.血小板の減少  4.血糖の減少  (解答3)  (第21回 問題60) 問題271 出血傾向の原因でないのはどれか。  1.血糖値の異常  2.血小板の異常  3.血液凝固因子の異常  4.血管壁の異常  (解答1)  (第15回 問題66) 問題272 出血傾向をきたさないのはどれか。  1.再生不良性貧血  2.悪性貧血  3.紫斑病  4.血友病  (解答2)  (第17回 問題64) 問題273 血小板が減少する疾患はどれか。  1.血友病  2.巨赤芽球性貧血  3.再生不良性貧血  4.悪性リンパ腫  (解答3)  (第20回 問題63) 問題274 高血糖がみられるのはどれか。  1.尿崩症  2.粘液水腫  3.アジソン病  4.褐色細胞腫  (解答4)  (第13回 問題67) 問題275 高血糖をきたす疾患はどれか。  1.原発性副甲状腺機能亢進症  2.クッシング症候群  3.アジソン病  4.痛風  (解答2)  (第20回 問題61) 問題276 低血糖の症状はどれか。  1.口渇  2.多飲  3.多尿  4.冷汗  (解答4)  (第12回 問題68) 問題277 低蛋白血症がみられるのはどれか。  1.甲状腺機能低下症  2.多発性骨髄腫  3.肝硬変  4.クインケ浮腫  (解答3)  (第16回 問題76) 問題278 浮腫の分類で血中アルブミン値が正常なのはどれか。  1.肝性浮腫  2.腎性浮腫  3.栄養性浮腫  4.アレルギー性浮腫  (解答4)  (第11回 問題67) 問題279 栄養状態の指標となる血清生化学検査項目はどれか。  1.AST(GOT)  2.アミラーゼ  3.アルブミン  4.アルカリフォスファターゼ  (解答3)  (第17回 問題60) 問題280 血清アミラーゼが上昇する疾患はどれか。  1.耳下腺炎  2.肝硬変  3.心筋梗塞  4.大腸癌  (解答1)  (第18回 問題62) 問題281 筋疾患の診断に有用な血液生化学検査項目はどれか。  1.トリグリセリド  2.クレアチンキナーゼ  3.アミラーゼ  4.アルカリホスファターゼ  (解答2)  (第26回 問題54) 問題282 血液生化学検査のうち炎症のマーカーはどれか。  1.LDH  2.血小板数  3.尿素窒素  4.CRP  (解答4)  (第26回 問題51) 問題283 糖尿病の治療効果判定に用いるのはどれか。  1.アミラーゼ  2.膵リパーゼ  3.HbA1c  4.クレアチニン  (解答3)  (第31回 問題40) 問題284 血液検査所見で炎症の指標となるのはどれか。  1.CRP  2.LDH  3.γ―GTP  4.アルブミン  (解答1)  (第29回 問題39) 問題285 CRP値の上昇が高度かつ高頻度にみられるのはどれか。  1.胃炎  2.肺炎  3.肩関節周囲炎  4.アレルギー性鼻炎  (解答2)  (第22回 問題65) 問題286 疾患と腫瘍マーカーの組合せで最も適切なのはどれか。  1.肺癌 ーー CA125  2.肝臓癌 ーー AFP  3.卵巣癌 ーー PSA  4.前立腺癌 ーー SCC抗原  (解答2)  (第30回 問題39) 問題287 I型アレルギー反応でない疾患はどれか。  1.じんま疹  2.接触性皮膚炎  3.花粉症  4.気管支喘息  (解答2)  (解説 接触性皮膚炎は遅延型アレルギーが多い。)  (第8回 問題69) 問題288 難聴の程度を検査する方法はどれか。  1.耳鏡検査  2.オージオメーター検査  3.エックス線検査  4.深部脳波検査  (解答2)  (第1回 問題72) 問題289 心電図検査が診断上特に重要な疾患はどれか。  1.心臓神経症  2.低血圧症  3.スポーツ心臓  4.狭心症  (解答4)  (第3回 問題66) 問題290 筋電図検査が診断に有用な疾患はどれか。  1.捻挫  2.神経線維の断裂  3.腱組織の断裂  4.骨折  (解答2)  (解説 骨格筋は神経支配を失うと活動できない。)  (第1回 問題71) 問題291 検査と診断との組合せで誤っているのはどれか。  1.心電図 ーー 不整脈  2.レントゲン ーー 心拡大  3.脳波 ーー てんかん  4.筋電図 ーー 心筋症  (解答4)  (第2回 問題68) 問題292 脳波検査により診断可能な疾患はどれか。  1.認知症  2.てんかん  3.統合失調症  4.アスペルガー症候群  (解答2)  (解説 脳波に異常が現れるのはてんかんのみである。) (第29回 問題40) 問題293 放射性同位元素を用いた検査法はどれか。  1.スパイロメトリー  2.シンチグラフィ  3.サーモグラフィ  4.MRI  (解答2)  (第20回 問題62) 問題294 被曝を伴う検査はどれか。  1.超音波検査  2.内視鏡検査  3.MRI検査  4.PET検査  (解答4)  (第23回 問題52) 問題295 被曝を伴う検査はどれか。  1.脳MRI検査  2.胸部CT検査  3.腹部超音波検査  4.上部消化管内視鏡検査  (解答2)  (第25回 問題47) 問題296 臨床検査について誤っているのはどれか。  1.筋電図検査は神経・筋疾患の診断に有用である。  2.超音波検査は関節疾患の病態把握に有用である。  3.MRIではエックス線に曝露される。  4.シンチグラムは放射性同位元素を用いる。  (解答3)  (第22回 問題61) 第2章 治療法の実際 問題297 ビタミンとその欠乏症との組合せで正しいのはどれか。  1.ビタミンA ーー くる病  2.ビタミンB1 ーー 脚気  3.ビタミンD ーー 壊血病  4.ビタミンE ーー 夜盲症  (解答2)  (第6回 問題76) 問題298 肥満について誤っている記述はどれか。  1.単純性肥満が大部分を占める。  2.単純性肥満では食事療法を行う。  3.症候性肥満では内分泌検査を行う。  4.症候性肥満では運動療法を行う。  (解答4)  (第3回 問題69) 問題299 飲酒に起因する健康障害はどれか。  1.肝硬変  2.白血病  3.膠原病  4.メニエール病  (解答1)  (第17回 問題61) 問題300 視床下部から分泌されるホルモンはどれか。  1.ゴナドトロピン放出ホルモン  2.プロゲステロン  3.卵胞刺激ホルモン  4.黄体形成ホルモン  (解答1)  (第8回 問題66) 問題301 ネブライザー療法の適応疾患はどれか。  1.気管支喘息  2.自然気胸  3.肺結核  4.肺線維症  (解答1)  (解説 ネブライザーとは、気道に湿気あるいは薬液を供給する目的でよく用いられるもので、霧吹きの原理、すなわちベンチュリー効果で吸い上げた水を障害物に衝突させて霧状にするものと、超音波で水に振動を加えて霧を発生させるものなどがある。)  (第13回 問題74) 問題302 対症療法はどれか。  1.糖尿病に対する食事療法  2.腰痛に対する鎮痛薬の投与  3.虫垂炎に対する外科手術  4.肝不全に対する生体肝移植  (解答2)  (第27回 問題53) 問題303 捻挫局所の初期治療で適切でないのはどれか。  1.挙上  2.固定  3.冷却  4.マッサージ  (解答4)  (第13回 問題69) 問題304 悪性腫瘍の治療法でないのはどれか。  1.紫外線療法  2.薬物療法  3.放射線療法  4.手術療法  (解答1)  (第8回 問題74) 問題305 子宮頸癌について正しいのはどれか。  1.閉経後に多い。  2.ヒト乳頭腫ウイルスとの関連がある。  3.腺癌が多い。  4.CEAが腫瘍マーカーとして適している。  (解答2)  (第24回 問題56) 問題306 大腸がん検診で最初に行うのはどれか。  1.腹部エックス線検査  2.下部消化管内視鏡検査  3.便潜血検査  4.腫瘍マーカー検査  (解答3)  (第23回 問題45) 問題307 心肺蘇生術で、最初に行うべき処置はどれか。  1.気道確保  2.除細動  3.心マッサージ  4.人工呼吸  (解答1)  (第4回 問題76) 問題308 心肺蘇生法の手順として最初に行うのはどれか。  1.心マッサージ  2.気道確保  3.血管確保  4.人工呼吸  (解答2)  (第14回 問題72) 問題309 成人の心肺蘇生で適切な記述はどれか。  1.心臓マッサージは60回/分で行う。  2.心臓圧迫部位は胸骨左縁である。  3.圧迫は胸骨が2cm程度沈むようにする。  4.人工呼吸は心臓マッサージ30回に2回行う。  (解答4)  (第20回 問題68) 問題310 熱傷局所の特徴で誤っている記述はどれか。  1.第1度は表皮のみの傷害である。  2.第2度は水疱を生じる。  3.第3度は疼痛が強い。  4.低温熱傷は難治性潰瘍となりやすい。  (解答3)  (第12回 問題71) 問題311 褥瘡の発生に関係ないのはどれか。  1.化学療法  2.栄養失調  3.長期臥床  4.片麻痺  (解答1)  (第6回 問題74) 問題312 長期臥床で起こりにくいのはどれか。  1.筋萎縮  2.沈下性肺炎  3.肝機能障害  4.関節拘縮  (解答3)  (解説 沈下性肺炎とは、衰弱の著しい重症臥床患者、開腹術後の患者、長期間意識消失患者で、喀痰の排泄が不十分なため、気管支分泌物貯留が起こったとき、これに細菌感染が重なって起こる肺炎。)  (第11回 問題73) 問題313 一次救命処置はどれか。  1.気管挿管  2.酸素吸入  3.静脈路の確保  4.AEDによる除細動  (解答4)  (第32回 問題37) 問題314 成人の気道異物除去を目的とするのはどれか。  1.胸骨圧迫  2.人工呼吸  3.頭部後屈あご先挙上法  4.腹部突き上げ法(ハイムリック法)  (解答4)  (第32回 問題38)   問題315 集中治療の適応でない病態はどれか。  1.重症熱傷  2.心筋梗塞  3.重症呼吸不全  4.末期癌  (解答4)  (第11回 問題74) 問題316 血液量減少性ショックの原因となるのはどれか。  1.急性心筋梗塞  2.敗血症  3.肺塞栓  4.骨盤骨折  (解答4)  (第27回 問題54) 第4編 臨床心理 問題317 神経症として適切でないのはどれか。  1.恐怖症  2.心気症  3.心身症  4.ヒステリー  (解答3)  (第8回 問題75) 問題318 高齢者の睡眠の特徴でないのはどれか。  1.早い時刻に寝る。  2.寝つきがよい。  3.夜間に何度も起きる。  4.朝早く起きる。  (解答2)  (第12回 問題74) 問題319 疾患と検査との組合せで適切でないのはどれか。  1.てんかん ーー 脳波検査  2.神経症 ーー 心理検査  3.精神分裂病 ーー MRI検査  4.知的障害 ーー 知能検査  (解答3)  (第7回 問題75) 問題320 疾患と検査との組合せで適切でないのはどれか。  1.アルツハイマー病 ーー 髄液検査  2.多発神経炎 ーー 筋電図  3.脳腫瘍 ーー MRI  4.てんかん ーー 脳波  (解答1)  (第10回 問題70) 問題321 副腎皮質ホルモンの長期投与と関係ないのはどれか。  1.胃潰瘍  2.糖尿病  3.精神症状  4.仮面様顔貌  (解答4)  (第26回 問題49) 問題322 精神発達遅滞の原因で誤っているのはどれか。  1.代謝異常  2.妊娠中の異常  3.アルツハイマー病  4.脳炎  (解答3)  (第5回 問題73) 問題323 知能低下をきたす疾患はどれか。  1.神経症  2.うつ病  3.アルツハイマー病  4.精神分裂病  (解答3)  (第6回 問題66) 問題324 精神療法で面接を主体とするのはどれか。  1.自律訓練  2.行動療法  3.カウンセリング  4.作業療法  (解答3)  (第5回 問題74) 問題325 うつ病患者との面接で適切でないのはどれか。  1.傾聴する。  2.励ます。  3.共感する。  4.要約する。  (解答2)  (第18回 問題58)  第5編 主な症状の診察法 問題326 発作前に視野がチカチカしたり、暗くなったりする頭痛はどれか。  1.片頭痛  2.緊張型頭痛  3.群発頭痛  4.くも膜下出血に伴う頭痛  (解答1)  (第32回 問題44) 問題327 安静時腰痛を特徴とするのはどれか。  1.脊椎骨の先天奇形  2.骨粗鬆症  3.悪性腫瘍の脊椎転移  4.変形性脊椎症  (解答3)  (第6回 問題72) 問題328 腰痛の原因とならない疾患はどれか。  1.骨粗鬆症  2.オスグッド・シュラッター病  3.腰部椎間板ヘルニア  4.脊椎カリエス  (解答2)  (解説 オスグッド・シュラッター病は脛骨粗面が四頭筋腱により引き延ばされる疾患で成長期の激しい運動により発症する。)  (第8回 問題72) 問題329 腰椎椎間板ヘルニアについて誤っている記述はどれか。  1.下肢の感覚障害がある。  2.ラセーグテストが陽性となる。  3.病変は下部腰椎に多い。  4.髄核は前方に脱出し発症する。  (解答4)  (第19回 問題57) 問題330 第4−5腰椎椎間板ヘルニアの所見として正しいのはどれか。  1.アキレス腱反射の亢進  2.膝蓋腱反射の消失  3.下腿内側の感覚障害  4.母趾背屈力の低下  (解答4)  (第22回 問題67) 問題331 胸痛を起こす疾患で、適切な記述はどれか。  1.自然気胸の痛みは、突然に起こる。  2.心筋梗塞の痛みは、数分で治まる。  3.狭心症の痛みは、右肩に放散する。  4.解離性大動脈瘤は、胸全体に鈍痛が起こる。  (解答1)  (解説 解離性大動脈瘤では胸全体の激痛となる。)  (第4回 問題69) 問題332 ウイルスにより胸痛をきたす疾患はどれか。  1.気胸  2.心筋梗塞  3.肺血栓塞栓症  4.帯状疱疹  (解答4)  (第26回 問題48) 問題333 急激な疼痛を伴わない疾患はどれか。  1.急性膵炎  2.胃穿孔  3.急性肝炎  4.尿管結石  (解答3)  (第4回 問題70) 問題334 腹痛の原因で適切でないのはどれか。  1.腸閉塞  2.尿管結石  3.急性虫垂炎  4.急性気管支炎  (解答4)  (第5回 問題68) 問題335 腹痛の原因で適切でないのはどれか。  1.腸閉塞  2.尿路結石  3.急性虫垂炎  4.糖尿病  (解答4)  (第6回 問題68) 問題336 呼吸器症状について正しいのはどれか。  1.感冒は咳の原因となる。  2.間質性肺炎では湿性咳嗽が特徴である。  3.細菌性肺炎では白色痰が特徴である。  4.気管支喘息では昼間の咳が特徴である。  (解答1)  (第29回 問題41) 問題337 十二指腸潰瘍の腹痛の特徴はどれか。  1.食後の心窩部痛  2.食後の右季肋部痛  3.空腹時の左季肋部痛  4.空腹時の心窩部痛  (解答4)  (第21回 問題59) 問題338 胃潰瘍の発症因子となりにくいのはどれか。  1.胃酸  2.胆汁  3.ヘリコバクター・ピロリ  4.消炎鎮痛薬  (解答2)  (第16回 問題70) 問題339 急性虫垂炎の初期にみられるのはどれか。  1.心窩部痛  2.左下腹部痛  3.右上背部痛  4.右季肋部痛  (解答1)  (第16回 問題71) 問題340 腹部症状について正しいのはどれか。  1.便秘は嘔吐の原因にならない。  2.急性虫垂炎は左季肋部痛が特徴である。  3.腹痛の原因の一つに心筋梗塞がある。  4.鮮血便の場合、上部消化管からの出血を疑う。  (解答3)  (解説 心筋梗塞は心窩部に腹痛が現れることがある。便秘では、吐き気や嘔吐が現れることがある。) (第29回 問題42) 問題341 安静時痛を特徴とする疾患はどれか。  1.脊椎先天奇形  2.変形性脊椎症  3.骨粗鬆症  4.脊髄腫瘍  (解答4)  (第12回 問題70) 問題342 関節痛がよくみられる疾患はどれか。  1.気管支喘息  2.全身性エリテマトーデス  3.アトピー性皮膚炎  4.ギラン・バレー症候群  (解答2)  (第20回 問題64) 問題343 神経痛の起こらない神経はどれか。  1.三叉神経  2.副神経  3.坐骨神経  4.肋間神経  (解答2)  (第6回 問題75 問題344 めまいの原因で誤っているのはどれか。  1.迷路の障害  2.前庭神経の障害  3.小脳疾患  4.三叉神経痛  (解答4)  (第1回 問題76) 問題345 めまいの原因疾患でないのはどれか。  1.中耳炎  2.脳動脈硬化症  3.メニエール病  4.慢性鼻炎  (解答4)  (第6回 問題67) 問題346 回転性めまいがみられないのはどれか。  1.メニエール病  2.大動脈弁狭窄症  3.小脳橋角部腫瘍  4.前庭神経炎  (解答2)  (第15回 問題60)  その他 問題347 視野狭窄を起こさない疾患はどれか。  1.網膜色素変性症  2.白内障  3.緑内障  4.網膜剥離  (解答2)  (第10回 問題65) 問題348 複視をきたしやすいのはどれか。  1.重症筋無力症  2.筋萎縮性側索硬化症  3.ホルネル症候群  4.ベル麻痺  (解答1)  (第16回 問題64) 問題349 一般的に眼圧上昇がみられないのはどれか。  1.ブドウ膜炎  2.緑内障  3.網膜色素変性症  4.長期のステロイド点眼  (解答3)  (第14回 問題71) 問題350 眼振をきたさないのはどれか。  1.メニエール病  2.突発性難聴  3.中耳炎  4.前庭神経炎  (解答3)  (第20回 問題59) 問題351 耳鳴りの原因で適切でないのはどれか。  1.外耳道異物  2.外耳道湿疹  3.中耳炎  4.メニエール病  (解答2)  (第6回 問題69) 問題352 感音性難聴がみられるのはどれか。  1.聴神経鞘腫  2.耳硬化症  3.耳管狭窄症  4.乳様突起炎  (解答1)  (第16回 問題63) 問題353 伝音難聴を生じる障害部位はどれか。  1.耳石器  2.耳小骨  3.蝸牛神経  4.コルチ器  (解答2)  (第20回 問題67) 問題354 骨折の症状で誤っているのはどれか。  1.限局性圧痛  2.異常可動性  3.ばね様固定  4.機能障害  (解答3)  (第5回 問題70) 問題355 骨折の症状でないのはどれか。  1.局所の疼痛  2.異常可動性  3.あつれき音  4.ばね様固定  (解答4)  (第10回 問題73) 問題356 骨折とその説明で誤っている記述はどれか。  1.疲労骨折は小さな外力が連続的に作用して起こる。  2.病的骨折は治癒が早期に起こる。  3.不完全骨折は骨の連続性が保たれている。  4.開放骨折は骨折部と外界との交通がある。  (解答2)  (第18回 問題60) 問題357 病的骨折の原因となるのはどれか。  1.クレチン病  2.クッシング病  3.アジソン病  4.バセドウ病  (解答2、4)  (第13回 問題66) 問題358 脳腫瘍の症状はどれか。  1.発熱  2.けいれん  3.冷や汗  4.頻脈  (解答2)  (解説 脳腫瘍の身体症状としては  脳圧亢進症状: 頭痛・嘔吐(悪心を伴わないことが多い)・欝血乳頭・徐脈  痙攣発作: 真性癲癇は20歳前に発症するのでこれ以後の初発する癲癇発作は脳器性疾患が疑われる。  がある。また自律神経症状としてひやあせもかんがえられるので、この問題は症状でないものはどれかの間違いかもしれない。)  (第7回 問題75) 問題359 心臓について誤っているのはどれか。  1.右心房には静脈血が流入する。  2.右心室には静脈血が流入する。  3.肺動脈には動脈血が流れる。  4.大動脈には動脈血が流れる。  (解答3)  (第1回 問題74) 問題360 心房細動の合併症はどれか。  1.脳塞栓  2.脳血栓  3.脳出血  4.脳腫瘍  (解答1)  (解説 心房細動では、心房内に渦が生じ血栓を作りやすい。これが脳に飛び脳塞栓となる。)  (第14回 問題70) 問題361 便秘の原因として適切でないのはどれか。  1.生活様式の変化  2.内臓下垂  3.腸管癒着  4.食品アレルギー  (解答4)  (第5回 問題69) 問題362 便秘をきたす疾患はどれか。  1.潰瘍性大腸炎  2.過敏性腸症候群  3.細菌性腸炎  4.吸収不良症候群  (解答2)  (第16回 問題57) 問題363 弛緩性便秘の原因はどれか。  1.喫煙  2.不眠  3.ビタミン不足  4.運動不足  (解答4)  (第17回 問題67) 問題364 甲状腺機能亢進症の症状でないのはどれか。  1.四肢麻痺  2.便秘  3.頻脈  4.発汗過多  (解答2)  (第15回 問題69) 問題365 経皮的に感染する疾患はどれか。  1.日本脳炎  2.猩紅熱  3.風疹  4.麻疹  (解答1)  (第5回 問題67) 問題366 細菌が原因の感染症はどれか。  1.ジフテリア  2.エイズ  3.麻疹  4.流行性耳下腺炎  (解答1)  (第13回 問題75) 問題367 ウイルス感染症はどれか。  1.ジフテリア  2.破傷風  3.パラチフス  4.流行性耳下腺炎  (解答4)  (第16回 問題69) 問題368 ウイルス感染性疾患はどれか。  1.梅毒  2.破傷風  3.小児麻痺  4.脊椎カリエス  (解答3)  (解説 ポリオ(急性灰白髄炎)とは、ポリオウイルスの中枢神経感染により生ずる四肢の急性弛緩性麻痺を典型的な症状とする疾患であり、かつては小児に多発したところから小児麻痺ともよばれていた。病原となるポリオウイルスはエンテロウイルス属に分類され、抗原性の異なる1型、2型、3型の3種類がある。)  (第25回 問題56) 問題369 特発性側弯について正しい記述はどれか。  1.椎体奇形が原因である。  2.生後すぐ気づかれることが多い。  3.肺活量が低下する。  4.治療は成人後に開始する。  (解答3)  (第19回 問題58) 問題370 原発性副甲状腺機能亢進症でみられるのはどれか。  1.色素沈着  2.テタニー  3.筋力低下  4.白内障  (解答3)  (第15回 問題70) 問題371 勃起障害(ED)をきたすのはどれか。  1.高血圧症  2.糖尿病  3.脂質異常症  4.痛風  (解答2)  (第17回 問題65) 問題372 腎盂腎炎の感染経路とならないのはどれか。  1.経口感染  2.血行性感染  3.リンパ行性感染  4.逆行性感染  (解答1)  (第9回 問題66) 問題373 高齢になると発症頻度が増加するのはどれか。  1.急性虫垂炎  2.クローン病  3.十二指腸潰瘍  4.逆流性食道炎  (解答4)  (第17回 問題66) 問題374 月経異常について正しいのはどれか。  1.続発性無月経は思春期が過ぎても月経が発来しない状態である。  2.原発性無月経の原因の一つに運動過多がある。  3.過多月経は月経周期が短い状態である。  4.月経困難症の原因の一つに子宮頸癌がある。  (解答2)  (解説 原発性無月経とは18歳を過ぎても月経のないものをいう。原因には、ターナー症候群(卵巣形成障害)や腟の形成不全、運動過多がある。エネルギー不足と「無月経、骨粗鬆症の3つを「女性アスリートの三主徴」とよぶ。) (第29回 問題37) 問題375 月経異常について正しいのはどれか。  1.原発性無月経の原因として子宮の形態異常がある。  2.続発性無月経の原因として子宮頸癌がある。  3.過多月経は月経周期が長い状態である。  4.原発性月経困難症の症状として胸痛がある。  (解答1)  (解説 月経異常のまとめ  ア.原発性無月経:18歳になっても初経がない、ターナー症候群など。  イ.続発性無月経:月経周期が3カ月以上、無月経になること。視床下部、下垂体、卵巣、子宮内膜の障害。  ウ.月経周期の異常  希発月経:月経周期が39〜90日。  頻発月経:25日以内。  エ.月経血量の異常:過少月経、過多月経。  オ.月経持続期間の異常  過短月経:月経の持続が2日以内。  過長月経:8日以上。  オ.月経開始時期の異常  早発月経(早発初経):10歳未満に初経。早発思春期の原因。  遅発月経(晩発初経):15歳以後に初経。  カ.月経閉止期の異常  早発閉経:43歳未満で閉経。骨粗鬆症の発症が早い。  遅発閉経(晩発閉経):56歳以後に閉経。子宮体癌や乳癌のリスク増加。)  (第30回 問題37) 問題376 ターミナルケアについて最も適切なのはどれか。  1.病状の告知は行わない。  2.苦痛緩和を最大限検討する。  3.治療の選択は医師と患者の家族で行う。  4.原疾患の根治を目標とする。  (解答2)  (第29回 問題43)