静岡県立焼津水産高等学校
 
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令和2年8月6日(木) 海水魚の種苗の様子
  梅雨が明けて、30℃を超える暑い日が続いています。今年度、栽培漁業科では、ヒラメ、マダイ、イサキの3魚種の種苗生産を行っています。ヒラメは約10㎝、マダイは約8㎝、イサキは約5㎝にまで成長しました。気温の上昇に伴い水温も上がっていますが、自動給餌器から落ちる餌に群がっていました。8月から9月にかけての高水温期が、年間を通して最も飼育管理が難しい時期になります。

 
 

令和2年8月4日(火) 朝の露地池
  4月23日に生産を開始したワキンはすっかり大きくなり、コアカとして出荷できるサイズに成長した魚もいます。しかし、今年はコロナウイルスの影響でお祭りやイベントが無くなってしまい、コアカの流通が少なくなっています。魚を早く大きくすることに技術が必要ですが、こういう場合、給餌量を調整して魚を大きくしない技術も求められます。

  今年、栽培漁業科では、ワキン以外にもピンポンパールの生産も行っています。人影を見ると餌をもらえると思って寄ってきます。

  6月2日に植えた稲も順調に成長しています。やはり、魚の排泄物によって土壌の栄養塩が豊富に含まれているのでしょうか。収穫が待ち遠しいです。

  

令和2年7月28日(火) アユの取上・選別
  栽培漁業科の3年生が、令和2年度産のアユの取上・選別を行いました。取り上げた魚は大きさ毎や雌雄に選別し、大きな雄の一部は地元の市場に鮮魚(締めて氷に漬けている状態)で出荷をする予定です。雌はこの後秋まで養成し、子持ちアユに仕上げていきます。

  大きさの選別には、底面に幅が一定のパイプを通した選別専用の箱を使います。その後、外部形態を観察して雌雄の選別をしていきます。


  

令和2年7月15日(水) マダイの移槽
  栽培漁業科の2年生が、平成30年度産のマダイの移槽を行いました。ヒラメやトラフグと比べて遊泳力の高いマダイは、扱いが難しく追い込む作業や網ですくう作業に苦戦していました。2年生にとっては初めて行う作業なので、上手く出来なくて当たり前です。しかし、マダイにとって、2年生がこの作業が初めてかどうかは関係ありません。初めて行う作業でも、できる限り魚にストレスを掛けないように心掛けることが大切です。

  

令和2年7月14日(火) トラフグの歯切り
  栽培漁業科の3年生が、平成31年度産トラフグの歯切りを行いました。トラフグは癒合切歯と呼ばれる鋭い歯を持っており、ストレスなどを感じると噛み合いをしてお互いを傷つけてしまいます。噛み合いによる怪我を防ぐために、ニッパーを使って定期的に歯を切る必要があります。

  歯切りは、毎年3年生が担当をしており、今年度の3年生にとっては初めての歯切りになりました。2月に昨年の3年生に教えてもらった時以来の歯切りでしたが、意外と上手に歯を切れていました。ただし、上手く歯が切れていたかどうかはすぐに分かる訳ではなく、数か月後のトラフグの生残率によって答えが出ます。

  

令和2年7月2日(木) カッター漕艇実習
  普段は魚の養殖に取り組んでいるイメージが強い栽培漁業科ですが、1年次は他の学科の学習内容も学びます。1学期はカッターに乗船し、漕艇実習を行っています。協力して船を漕ぐことでクラスの団結力が高まれば、きっと魚を育てる際にも役に立つはずです。

  

令和2年6月23日(火)、24日(水) 池当番の様子
  栽培漁業科の「核」となる実習、それが通称「池当番」と呼ばれる魚の飼育当番になります。朝は7時から、放課後は15時50分からの1日2回、担当する魚に給餌し、水温の観測や池の底面の掃除などを行います。3年生はニホンウナギが、2年生はマダイ、ヒラメ、トラフグの海水魚が担当になります。これらの当番は5人1組で、1週間(土日を除く)毎に交代します。だいたい1ヶ月半に1回当番が回ってきます。

  他にも3年生には、アユの飼育管理を行う「アユ当番」、スッポンの飼育管理を行う「スッポン当番」。海水魚の種苗生産を行う「海水当番」があります。3年生の中には課題研究で魚を飼育している生徒もおり、毎日のように実習場に来ている生徒もいます。


  2日間の朝の様子を写真で紹介します。


  

  2年生の池当番の様子です。左の写真はトラフグに給餌する渡邊吏君(牧之原市立相良中学校出身)、真ん中の写真はヒラメに給餌する田中久智君(藤枝市立広幡中学校出身)、右の写真はヒラメの飼育池の底面掃除をする森光生君(岐阜県岐阜市立藍川中学校出身:寮生)です。


   


  3年生の海水当番の様子です。左の写真はヒラメ種苗に給餌する山田翔君(静岡市立長田西中学校出身)、真ん中の写真は同じくヒラメ種苗に給餌をする青木友哉君(静岡市立清水興津中学校出身)、この週は生物餌料(シオミズツボワムシなどの生きている餌)から配合飼料への切り替えという給餌に技術が必要な状況でしたが、2人とも上手く給餌をしていました。右の写真は、シオミズツボワムシにクロレラを給餌する浦田颯馬君(神奈川県横浜市立すすき野中学校出身:寮生)です。


  作業の内容も多彩ですが、生徒の出身中学校も多様です。県外から入学し寮生活を行っている生徒、始発に乗って1時間以上掛けて通学している生徒、地元出身の生徒、色々な地域から集まった生徒が在学しています。

令和2年6月24日(水) ヒラメの移槽・ワキンの選別
  今日は、栽培漁業科の2年生が2班に分かれて、それぞれ淡水の作業と海水の作業を行いました。淡水の作業は、出荷をするためにワキンを選別しました。生徒は、暑さ対策でこまめに給水するようにしていますが、ワキンも暑さ対策のため、流水環境で氷を浮かべて作業をしています。

  ヒラメの移槽は、今回、作業を行った生徒たちにとっては2回目の経験になります。前回の作業は約1ヶ月前になるので、作業の流れを忘れている生徒がたくさんいました。魚を育てることを通して、「仕事を覚える」ということも学んでほしいと思っています。栽培漁業科では、社会で活躍できる人材の育成を目指しています。


  

令和2年6月19日(金) 課題研究紹介① イサキの種苗生産
  栽培漁業科3年生の原尚輝君(富士市立須津中学校出身)は、実習場で養殖をしていない種の種苗生産に挑戦したいとのことで、イサキの種苗生産に取り組んでいます。幸い、本校生物部の水槽に、4年前に釣りで採集されたイサキが10尾飼育されていたので、生物部からレンタルをし、親魚として用いました。

  タイミングが良かったのか採卵用の水槽に移槽してすぐに産卵を始め、1週間以内に受精卵を採卵することができました。今日はふ化2日目になります。イサキは生物部の水槽へとレンタルバックされました。


  原君は富士市在住のため、登校前に飼育管理を行うには始発の電車に乗る必要があります。種苗がある程度の大きさに育つまでは、毎朝、始発に乗って実習場に来る予定ですので、覚悟を持って課題研究に取り組んでいます。


  より深く学びたい生徒には、とことんまで学べる場を提供する、栽培漁業科は楽しいだけではなく「魚を育てるスペシャリスト」を育成するためのストイックさも併せ持っています。


  

令和2年6月16日(火) 令和2年度産マダイ種苗の移槽
  今年度産のマダイが順調に成長しているので、500Lダイライト水槽では手狭になってきました。ヒラメの移槽の時と同様、バケツで水ごと楕円型のFRP水槽に動かしました。動かした日の午後から、アルテミア(甲殻類の仲間で水温29℃24時間でふ化する)のノ―プリウス幼生(甲殻類がふ化した直後の幼生のこと)をしっかりと食べていました。今のところ種苗生産は順調に進んでいます。

  

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