令和5年度静岡県西部高等学校写真連盟 写真コンテスト 第二回
〇課題部門 最優秀1 「一筋の光」 大城統梧 課題2000点中1位
優秀 0
金賞 1 「常夏」 鈴木怜奈
銀賞 6
銅賞 2
〇自由部門 金賞 1 「No。1」 鈴木志歩 自由2500点
銀賞 2
銅賞 4
〇総合 23校中5位 17点(6名)入賞
総評 東京工芸大学 芸術学部 写真学科
最優秀賞の《一筋の光》は、撮影先で出会った一瞬の美しさを見事にとらえることができている点で、多数の作品の中でもとりわけ目を引きました。暗く湿り気のある全体感と対比を成すようにして、主役である暖かな太陽(もしくは月かもしれません)が黄色い光の輪に包まれて画面の中心に配されています。
しかしこの主役は声高に自らを主張するのではなく、むしろ黒々とした木々のシルエットや雨粒、そしてゆっくりとたゆたう薄雲の向こう側で控えめに輝いています。黒と白、無彩色と有彩色、静と動、疎と密といった対比が幾重にもめぐらされ、いつまでも眺めていたくなる奥行きのある作品です。